英文法

英会話の基本的な語順!基本5文型をマスターしよう!【基礎英語】

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英会話をする際に、相手に正確な情報を伝える場合は、英語では語順を意識して話す必要があります。この語順のルールは、動詞によって決まっており、「主語+動詞」の後に、5つの文型になるのが基本となっています。

基本の型が異なるだけで、伝わる意味が変わってしまうこともあります。難しいと考える方も多いのですが、基本的な5つの型を覚えるだけでこれからの英会話がぐーんと楽になります。

基本の型がどのような情報を伝える時に使われているかを1つずつ押さえていきましょう。

第1文型 「主語+動詞」S+Vのみ

基礎文型の1つ目は、「彼は走る」のように、「主語は何をするのか」ということを相手に伝える型です。

主語は(S)〜する(V)

He runs.
彼は走る

とても簡単な文型ですね。また主語(S)になるのは(代)名詞だけで、動詞(V)になるのは、動詞だけです。

ただ、主語と動詞だけの文だと、意味が詳しく伝わりづらいです。主に副詞の動きをする「前置詞+名詞」やその他の副詞などを付け加えて、情報を正確に伝える文にするのが英会話の基本です。

He runs in the park every morning.
彼は毎朝公園を走る。

“He”が主語、”runs”が動詞でS+Vが成り立ち、”in the park”が前置詞+名詞となり、副詞のevery monrningで修飾をしています。

第2文型 「主語+動詞+補語」S+V+C

basis-501

第2文型は、主語は何であるのかや主語がどのような状態であるのかのような情報を伝える場合に使われる形です。

主語は(S)〜である(V)何/状態(C)

第1文型に補語が加わることで、より詳細に情報を伝えれる文になります。補語は英語で”complement”と言われるためS+V+Cという文型になります。

He is my brother.
彼は私の兄です。

She is a very beautiful girl.
彼女はとても美しい少女です。

S+V+Cは「何もしくは状態」を表し、文章を補足説明をしてくれている関係なので主語とイコールの関係になります。例文で見ると”He = my brother”、”She =a very beautiful girl.”の関係になります。

状態を表す場合の文章は全て補語が形容詞になるので覚えておくと便利でしょう。

第3文型 「主語+動詞+目的語」S+V+O

第3文型とは、主語を他の人・物に何をするのかなどのような情報を伝える場合に使われる型です。

主語は(S)〜する(V)誰/何に[を](O)

この「誰・何」に該当するのが目的語で、英語で”object”となります。目的語は主語とは異なる名詞が置かれるのあ基本で、目的語になるのは名詞だけなので覚えておきましょう。

I have a car.
私は車を持っている。

Ken speaks English.
ケンは英語を話します。

“a car”は目的語となり、”English”も目的語となります。

第4文型 「主語+動詞+目的語+目的語」S+V+O+O

basis-502

第4文型は、「主語は他の人・物に、何をどうするのか」のような情報を伝える場合に使う型です。

主語は(S)〜する(V)誰/何に[を](O)何を(O)

少しややこしく聞こえますが、例えば「私は彼女にプレゼントをあげました。」などの文のことを言います。

I gave her a present.
私は彼女にプレゼントをあげました。

この最後に付く「何を」も目的語で、前に出てきた2つの名詞である主語と目的語とは異なる3つ目の名詞が置かれます。

例文で見ると、”I”である主語と”her”である目的語に加えて、”present”という目的語が加えてこの型になっています。

第5文型 「主語+動詞+目的語+補語」S+V+O+C

第5文型は、「主語は他の人・物を何にするのか」や「主語は他の人・物をどのような状態にするのか」のような情報を伝える際に使われます。

例えば、「委員会は彼を委員長に選んだ」「彼女は部屋をきれいにしています。」のような文章が第5文型の形をとります。

The commitee elected him the chair.
委員会は彼を委員長に選んだ。

She keeps her room clean.
彼女は部屋をきれいにしています。

補語「何/状態(C)」は、目的語「誰/何に(O)」とイコールの関係が成りたっています、目的語を補足説明してくれます。

例文で見ると”her = the chair”、”her room = clean”のイコールの関係に成り立っています。

S・V・O・Cになれる品詞

主語(S)は(代)名詞のみ、動詞(V)は動詞のみ、目的語(O)は(代)名詞のみ、補語(C)は、名詞もしくは形容詞となり、基本文型を作り出しています。

主語(S):(代)名詞
動詞(V):動詞
目的語(O):(代)名詞
補語(C):名詞もしくは形容詞

品詞の基礎知識を知りたい人は、「英文法の基礎となる4大品詞を覚えよう!【基礎英語】」を参考にしてみて下さい。

まとめ

基本5文型は、今回ご紹介した5つの型になっています。

第1文型:S + V
第2文型:S + V + C(S = C)
第3文型:S + V + O(S ≠ C)
第4文型:S + V + O + O(S ≠ O)
第5文型:S + V + O + C(S ≠ O = C)

英会話学習の際に、例題などを口頭で繰り返し練習する際やリーディングをする際に、基本5文型を意識して練習すると学習の効果がアップします。

ある程度英文に慣れてくるまでは、語順を意識することで基本的な型を使いこなすことができ、英会話の際やTOEICなどの英語試験にもそのスキルを活かすことができます。文法と聞くと難しく聞こえますが、英会話の際に意識してマスターしていきましょう!

執筆者
吉田 和史
LISH株式会社代表取締役CEO。留学カウンセラー・語学カウンセラーとして500名以上のカウンセリングを経験。また、オンライン英会話・英語コーチングサービスの事業責任者として英語教育業界で経験を積み、LISH株式会社創業。コンテンツ責任者としてメディア全体の運営を行っています。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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