オンライン上で情報収集をするのが簡単な時代になり、学習アプリやウェブサービスでいろんな学習がネットを通じて出来るようになりました。
高等教育機関である大学も日本ではソフトバンクグループが提供するサイバーユニバーシティや経営コンサルタントや「ボーダレス経済論と地域国家論」の著者で幅広い活躍をしている大前研一が学長を務めるBBT大学(ビジネス・ブレークスルー大学)など新しい学問の学び方を提示する大学も増えてきています。
そんな中、アメリカには無料でアメリカの学位が取得出来るオンライン大学が存在します。
世界初!世界へ学問を提供するUniversity of the People
UoP(University of the People)は、世界初の恵まれない貧困層や世界各国から高等教育(大学)を受けたい学生を募り提供している世界最初の無料オンライン大学です。
理念は、”Tuition-Free Online University”・学びたくても学べなかった学生のための無料のオンライン大学という新しいタイプの大学です。
オンライン大学なのでアメリカに渡航する必要はなく、日本国内でアメリカの学位を取得することが可能です。
創業者は、学長を務めるイスラエル人の起業家であるシャイ・レシェフ(Shai Reshef)が2009年から運営を開始し、現在は180以上の国から学生が在籍しています。
UoPは、Microsoftやアメリカのニューヨーク大学(New York University)やカリフォルニア大学バークレー校(UCBerkeley)とも支援やパートナーシップを結び、クオリティの高い講義が受講できる無料の大学として注目を浴びています。
UoPで大学の学位を取得できる開講コース
世界で活躍・自立出来る存在になるために必要な3つのコースをUoPでは提供しています。
・経営学 – BUSINESS ADMINISTRATION DEGREES
・コンピューターサイエンス – COMUPUTER SCIENCE DEGREES
・健康学 – HEALTH STUDIES
※短期大学(2 年生)、大学(4 年生)、経営学はMBAも受講可能です。
経営学やコンピューターサイエンスの知識は、世界で市場価値の高い能力であり、健康学は貧困の地域に向けたコースになっています。
本当にUoPって無料で大学の学位が取れるの?
無料で学位が取れるのは驚きですが、厳密に言うと無料で学位を取ることが出来ません。授業履修費と試験料が国ごとに定められており、運営に必要な最低限のコストは支払う必要があります。
- 授業履修費:$15-$50
- 試験料:$10-$100
先進国の日本は、入学時に授業履修費50ドルを支払う必要があり、一科目ごとの試験料として100ドルを支払う必要があります。
学士課程(大学4年間)を受講した場合は卒業にかかる費用は総額3650ドル・約40 万円で日本の私立大学4年間に掛かる費用は目安で450万円ぐらいと言われていますので、10分の1以下のの授業費で限りなくコストを下げてアメリカの大学の学位を取得が可能ということになります。
UoPへの大学入学資格
日本の大学と同じで、入学資格は18歳以上かつ高等学校卒業が入学の条件となっており、入学の際は、高校の卒業証明書の原本と日本語と英語に翻訳された証書が必要となります。
また、アメリカの学位を取得するわけなので大学の授業は全て英語で行われるため、英語力の証明が必要となります。
英語試験 | 大学入学条件 |
---|---|
TOEFL(PBT) | 500 |
TOEFL(iBT) | 61 |
IELTS | 6.0 |
PTE Academia | 44 |
英検 | 準1級 |
ACT | Level3 |
CEFR | B-2 |
英語能力を証明できない人も聴講生(=special non-degree student)や大学入学を前提とした英語コース(English Composition)からスタートすることも可能なので英語学習と合わせて様々な分野の知識を習得したい人にはおすすめです。
最後に
アメリカの大学に行きたいけど、コストが高い、働きながら学位を取りたいけど経済的に難しいなんて考えていた方は、ほぼ無料で学位の取得が可能なオンライン大学University of the Peopleに入学して新たなるチャレンジするのはいかがでしょうか。
※創業者・学長のシャイ・レシェフのTEDでのスピーチです。日本語版の字幕もついています。
限りなくコストを抑えて英語力と大学の学位習得が可能なUniversity of the Peopleです。
大学ホームページはこちらから