今回は、スピーキング特化型の英語コーチング「Mission Command English(MCE)」の連載記事第二弾として「MCEは料金に見合ったプログラムか?」というテーマを元に記事をまとめていきます。
以前の記事はこちら!
MCEでは、2ヶ月目に入ると「Main Session」と呼ばれる本格的なスピーキングプログラムが始まり、1ヶ月目と課題内容も異なっていきます。
1ヶ月目では会話で必要な英文法をしっかりマスター出来ている状態ですので、2ヶ月目からは、学んだ内容をスムーズに口から出せるようにするトレーニングを行います。
また、ここからは自分の好きなトピックに関連する文章を書いてそれに対して講師(教官)とディスカッションを行う段階になるので、より実践的な英会話力が身につく大事な期間です。
ここでは、2ヶ月目ではどんなプログラム内容を受講できるのかお伝えしていき「料金に見合ったプログラムなのか?」を正直にレビューしていきますので、ぜひご覧いただければと思います。
目次
MCE(Mission Command English)と他英語コーチングスクールを比較【5社】
MCEの2ヶ月目のプログラム内容を見る前に、受講料金について簡単に他社英語コーチングと比較してみましょう。
受講料金が予算と見合わないのであれば再考する必要もあるかと思うので、コスパの良さやプログラムの詳細を比較してから考えてみることをおすすめします。
以下の表ではMCEを軸に、他の有名な英語コーチングとの比較をしています。チェックしてみましょう!
※料金は全て税込です。
入会金 | 55,000円 |
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受講料金 | 613,800円(3ヶ月プラン) ※205,600円/月 |
マンツーマンレッスンの時間 | 20時間/月 |
グループレッスン | 土日受け放題(最大8時間) |
コーチングセッション | 4回/月 |
入会金 | 55,000円 |
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受講料金 | 514,800円(3ヶ月プラン) ※171,600円/月 |
マンツーマンレッスンの時間 | なし |
グループレッスン | なし |
コーチングセッション | 4回/月 |
入会金 | 55,000円 |
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受講料金 | 580,800円(3ヶ月プラン) ※193,600円/月 |
マンツーマンレッスンの時間 | 8時間/月 |
グループレッスン | なし |
コーチングセッション | 8回/月 |
入会金 | 55,000円 |
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受講料金 | 539,000円(3ヶ月プラン) ※179,666円/月 |
マンツーマンレッスンの時間 | 6時間/月 |
グループレッスン | 受け放題 |
コーチングセッション | 2回/月 |
入会金 | 55,000円 |
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受講料金 | 1,334,100円(12ヶ月プラン) ※111,175円/月 |
マンツーマンレッスンの時間 | 1時間/月 |
グループレッスン | なし 1時間(受講スタイルによる) |
コーチングセッション | 4回/月 |
MCEの料金は他社の英語コーチングと比べて若干高い印象がありますね。
ただ、プログラム内容を見てみると他よりも「マンツーマンレッスンの時間」や「グループレッスンを提供している」点で充実しており、スピーキングトレーニングをするには大きなメリットがあるかと思います。
僕も数ある英語コーチングプログラムを受講したり取材を行っていますが、英語学習にしっかりと浸かれる環境を用意しているのはMCEが一番です。
また、他の英語コーチングでは「自己学習力を身につけること」を目的にしているスクールも多いですが、MCEの場合は「実践で使えるスピーキング力」を受講期間中に身につけることを第一にしています。
そのため、多くの学習時間を教官とのマンツーマンレッスンやグループレッスンで確保できるようにしているのです。
MCE(Mission Command English)の受講レビュー【2ヶ月目】
ここからは、僕が実際に受講したMCEのプログラム2ヶ月目の内容をお伝えしていこうと思います。
おさらいになりますが、MCEが提供するプログラム内容は以下の通り。
※3ヶ月プランの場合
1ヶ月目 | Preparatory Session(準備セッション) 目的:基礎単語・文法を使用し、英会話に必要となる文章構成を身につ ける。 |
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2ヶ月目 (今回の記事で話す内容!) |
前半:Preparatory Session(準備セッション)の続き 後半:Main Session(メインセッション) 目的:Preparatory Sessionで学習した文法・単語を使い、自身で文 章を構築しその内容に関するスピーキングを行い自分に関係のある 物事を英語で話せるようにする。 |
3ヶ月目 | Main Session(メインセッション) 2ヶ月目後半の続きで自身で作成した英文を使ってスピーキングを行な う。教官が関連するトピックに関しての質問や使われている単語やフレ ーズを使うように投げかけてくるので瞬発的に対応できるようにトレー ニング行います。 |
それでは、2ヶ月目のプログラムを基にしたレッスン内容をチェックしていきましょう!
2ヶ月目のプログラム内容
MCEでは、2ヶ月目の前半まで「Preparatory Session(準備セッション)」を行い、英文法の強化をしていきます。
その内容は前回の連載記事①に書いているのでそちらを見ていただければと思います。
後半に入るとMCEの「Main Session(メインセッション)」に入り、課題や取り組む内容が前半のPreparatory Sessionとは大きく変わります。
英語で話せるようになりたい過去の経験、趣味、スキル等についてMCEで用意しているドキュメントにライティングを行い、時系列で5つのParagraph(段落)に分ける(1つのParagraphは3〜5文で作成)。
- 前回学んだ内容の復習:前回のレッスンで学んだ内容と同一の質問が教官から出題されます。シャドーイングや暗唱といったトレーニングを事前学習として行い、当日のレッスンで答えられるように準備をしておきます。
- 単語に関する質問:教官が前日の課題に対するライティング添削確認の際にピックアップした単語やフレーズを使って回答させる質問を行います。
- 課題内容に対するトレーニング:事前の課題(ライティング)で書き出した文章を教官が既に確認しているので、それに対する質問が出題されます。
上記のサイクルを基に毎日レッスンを行っていくのがメインセッションの流れになります。
事前課題は自分の好きなテーマに沿った内容をライティングを行うので、初日のテーマとして僕は「Parenting(子育て)」について文章を書きました。
今回、レッスンを担当してくれたMimi教官は、発音のプロフェッショナルで、元アナウンサーといった異色の経歴を持っている方でした。
Mimi教官プロフィール
アメリカ生まれのフィリピン人。大学では発音について研究。その後、アナウンサー、ラジオDJなど声を武器にした仕事を経験し、教育者に転身。英語教育全般のスキルは当然ながら、発音矯正のスペシャリストでもある。初級者から上級者まで幅広いレベルのトレーニングを担当できる。受講者をやる気にさせる教育テクニックは一流。大人気教官の一人。
書いた文章に対しては教官が細かく添削をしてくれて、レッスン中に文章の音読を行います。それを教官がスムーズに言えているかチェックし発音に間違いがあれば矯正してくれるといった形になります。
※赤色の部分が修正、追加した方が良い部分
RとLの発音やTHの日本人が苦手とする音を集中的に自分が作成した文章を使ってトレーニングしてもらい、綺麗な発音でライティングした内容を発話することができました。
そして、文章のチェック、発音矯正のトレーニングが終わると次は「単語に関する質問」になります。
ここでは、ライティングをしている中で「今後も意識して使いたい単語」をレッスンの中で使用し実践でアウトプットしていくくトレーニング。
教官が、ピックアップした単語に関する質問をどんどんしてくれるので1ヶ月目で学んだ英文法を意識しながらその単語を交えて答えていきます。
例えば「be able to(~ができる)」というフレーズを使える様になるために、教官は「What are you not able to do because of the Coronavirus?(コロナ禍であなたが出来ないことは何ですか?)」という質問をしてくれます。
こんな風に「be able to~」をマスターするように教官が質問をいくつか投げかけるようにして実践型のトレーニングを行います。
最後は「課題内容に対するトレーニング」で、事前課題でライティングした内容の発話とそれに関する内容に関しての質問に答えていき、スピーキングを流暢にしていきます。
同じ文章を何度も繰り返し使うので一見「同じことばかりして意味があるのか?」と思われるかもしれませんが、繰り返し同じ文章を多方面のアプローチから学ぶことでしっかりと身についていきます。
その役割は全て教官がレッスンの中で行ってくれるので、ライティングで書いた文章を事なる文法表現を使って答えていくことができるのです。
しっかりと課題をこなしていないと、スムーズに答えることができないハードなレッスンですが、やればやるだけスピーキング力が身に付きます。
ここで、2ヶ月目のメインセッションの内容が終了し次回の課題に向けて学習を進めていきます。
実際に受講してみて感じたMCEプログラムのすごいところは、自分がライティングした文章を教官が添削してくれるだけでなく、全てを音声化し共有してくれるということ。
録音音声を聞いてシャドーイングを行うこともできますし、教官の綺麗な発音を聞いてリスニングのトレーニングとして復習に当てることが可能です。
自身がライティングした内容の「ライティングの添削」「録音音声」が毎日届くので、復習もかなり効率的に行うことができますね。
MCE(Mission Command English)プログラム2ヶ月目の感想【料金に見合った効果はあるか?】
MCEプログラムの2ヶ月目のレッスンを受講してみて「自分が話したい内容がかなりブラッシュアップされている」と感じました。
1ヶ月目は英文法を学びながらレッスンでスピーキングトレーニングを行うことがメインで、どちらかというと「英語の基礎作り」をメインにしていましたが、2ヶ月目からは「自分が話したいテーマに関するスピーキング」をどんどん行っていきます。
そのため、ビジネスシーンの会話であればそれに関してのトピック、日常英会話であれば日々生活する中で気になるトピックなど、話したい内容を深掘りしてトレーニングをすることでしっかりと話せるようになります。
これを2ヶ月目から行い伸ばしていくので、MCEのプログラムは短期間で「使える英会話力」が身につけることが可能なのだと再確認することができました。
教官の質問力が素晴らしいのはもちろんのこと、カリキュラムとレッスンの連動性もきちんとしているので、自然な形で受講生は学びたい英語をマスターすることが可能ですね。
料金面では他コーチングスクールに比べて若干高いものの、レッスンできる回数や濃密なトレーングを毎日行えるという点では、MCEは満足度の高いカリキュラムとなっています。
最後に:MCE(Mission Command English)は料金以上の結果が期待できる英語コーチング!
今回は、連載記事第二弾として「Mission Command English(MCE)」の2ヶ月目の報告をしてきました!
他の英語コーチングと料金やプログラム内容を比較してみて皆さんはどう思われましたか?
僕自身は「スピーキング力を上達させたい!」と思っている方であれば、MCEは料金に見合った結果が得られる英語コーチングだと受講してみて感じました。
「MCE以外でも英語コーチングを検討したい!」という方は、今回紹介した英語コーチングスクールを含めて比較検討してみてはいかがでしょうか。
いかに、MCEがスピーキング特化のプログラムであることが理解できるかと思います。
次回の記事では「MCEプログラム3ヶ月目」についての受講内容を書いていく予定です。最後の連載記事になるので、ぜひ読んでいただければと思います!
その他、MCEに関する記事はこちら!