今回は、医療に特化した英語が学べる「めどはぶ 医療英語学習プログラム」について、特徴やカリキュラム内容などを詳しくまとめていきます。
医療英語学習プログラムは「めどはぶ」という、英語を通じて国内外で活躍する医療従事者を育成することを目的としたグループが運営している英語学習プログラム。
このプログラムは海外で活躍する医師・薬剤師・看護師が監修した本格的な内容で、医療現場や学会発表で使える英語を学べます。
そこで、この記事ではEnglish With編集部で「医療英語学習プログラム」を取材した内容を細かくお伝えしていきます。
目次
めどはぶ「医療英語学習プログラム」とは?【基本情報】
出典:https://ncjglobal.net/medhub/
プログラム名 | 医療英語学習プログラム |
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入会金 | なし |
参加費 | 275,000円(税込) オンラインサロンメンバーは220,000円(税込) ※3ヶ月受講 |
レッスン体系 | オンライン |
受講回数 | 全12コマ(各回約120分) |
備考 | 欠席した場合の振替対応あり |
プログラム内容 | ネイティブ講師によるスピーキングレベルチェック 医療英語表現のインプット 模擬診療形式のトレーニング 論文リーディング方法のレクチャー 基礎文法の強化 グループディスカッション プレゼンテーションの実践 など |
「医療英語学習プログラム」とは、医療英語を学びたい医療従事者や学生を育成することを目的に作られたグループの「Medical English Hub(めどはぶ)」が提供する学習プログラムです。
「めどはぶ」では、医療分野における英語学習プログラムの提供をはじめ、海外の医療情報を供給するオンラインサロンの運営を行っています。
そのため「海外の医療現場で働きたい」「医療英語の知識を増やしたい」「将来的に英語が使える医療従事者を目指したい」と考える方にとって、非常に有益な英語学習プログラムです。
また、先ほどもお伝えしましたが、運営メンバーはグローバルに活躍する医師・薬剤師・看護師、そして英会話スクールを運営する英語学習のプロから構成。
プログラムの受講期間は3ヶ月で全てオンラインでの受講。また、レッスンに出席ができなくても全て後から動画を視聴してで学ぶことができます。日々忙しく過ごす医療現場の方でも安心して学び続けることができる英語学習プログラムですね。
定員に達した時点で申込みもできなくなってしまうので、少しでも気になった方は公式サイトをチェックしてくださいね。
めどはぶ「医療英語学習プログラム」の3つの特徴
「医療英語学習プログラム」についてなんとなくご理解いただけたかと思いますが、ここからはプログラム内容の中でも特にお伝えしたい「3つの特徴」を紹介していきます。
順にチェックしていきましょう!
- 3ヶ月の短期集中型で成功体験を身につける
- チームラーニングで効果的に学習ができる
- 動画視聴学習でフレキシブルな受講ができる
特徴1. 3ヶ月の短期集中型で成功体験を身につける
医療英語学習プログラムでは、毎回の講義とレッスンはグループで行う形になり決まった曜日、時間帯への参加が推奨されています。
しかし、医療現場で働く方は夜勤勤務するケースもあったり、医者の方であれば定期的な休みは作りづらいものですので、そういった場合のサポートも充実しています。
医療英語学習プログラムでは、やむを得ず授業に参加できない場合「講義当日の授業録画」を後日視聴して学習することが可能になっており、さらに課題ディスカッションの部分は、ネイティブ講師とのマンツーマンレッスン(50分)を別途振替受講できます。
「医療現場のどのようなシチュエーションの英会話を学んだのか?」「他の受講生はどのように講義を受けていたのか?」など、動画視聴をすることができます。さらに、復習する際にも動画コンテンツを活用できるため効率的に英語学習が進められますね。
また、動画視聴に加え、欠席の場合でも別途マンツーマンレッスンでスピーキングの機会をたっぷり得られることから、仕事で欠席せざるを得ない場合でも学習進捗が遅れることなく学び続けられるプログラムとなっています。
特徴2. チームラーニングで効果的に学習ができる
英語学習において最も大切なことは「継続して学び続けること」です。
自分1人での学習では、自身の気分やモチベーションによって続けられるかどうか不安になることもありますが、医療英語学習プログラムの場合は「グループ学習」がメインになります。
グループで同じ課題に取り組む「チームラーニング」を行うことで、レッスン外の環境下でも学習仲間との交流を通じて学習共有をしていきます。同じ医療現場の人間がたくさん集まって英会話を学んでいるので、同じ学習目的同士で、互いを高め合うことが可能です。
周りの環境の後押しもありますので、これであれば学習を継続できそうですよね。
また、チームラーニングでは、少人数の学習チームを組んでお互いの目標を共有し、レッスン後に振り返る時間を設け、自己学習を促進していく形で進みます。
例えば、レッスン内でのプログラム受講の感想を共有し合ったり、Facebookのメッセンジャー機能を通じてグループワークの進捗報告を行ったりと、他受講生との関わりをオンライン上でも持つことができます。
参考までに、医療英語学習プログラムの説明会でお話があった内容ですが、学習の定着率は以下の行動を起こすことで高まるということがアメリカの研究でわかっています。
このピラミッドからわかることは「討論する」「体験する」「他者に教える」といった行動を取ることで記憶の定着率が上がるということです。
そのため、医療英語学習プログラムでは他の受講生と関わる機会を多く作り、話し合いができる場を提供することでより効果のある学習になるようにカリキュラムをデザインしているのですね。
特徴3. 動画視聴学習でフレキシブルな受講ができる
医療英語学習プログラムは、医療関係で働く(働く予定)の方にとって最も効率的に学べる内容になっています。
そのため、受講期間は「3ヶ月」と短期集中です。
3ヶ月の中で「講義・レッスンへの参加」「自己学習」「グループ報告」など、医療英語を学ぶ上で必要なカリキュラムをこなしていく必要があります。
これを1年間続けるとなると、時間が取れずに離脱するケースもありますが、3ヶ月という期間であればほとんどの方がしっかりと継続的に学習を行うことができるのではないでしょうか。
また、3ヶ月という期間でも「やり切った」という達成感は、今後英語と向き合う上でも大きな自信へとと繋がりますので将来的な学習効果としても良い影響を与えてくれるでしょう。
3ヶ月間のプログラム内容に関しては、事項で詳しくまとめているのでチェックしてみてください。
めどはぶ「医療英語学習プログラム」の詳細【3ヶ月】
医療英語学習プログラムでは、第1回から始まり、12回で完結する内容になっています。
初回の「第1回:ファーストトライアル」以外では基本的に「日曜日の開催」になります。募集が始まる時期は毎回異なります。
今回は、2021年の4月からスタートしたゼロ期のプログラムのスケジュールを参考にまとめているので、カリキュラム内容をはじめ、一度どのようなレッスンを受講できるのかみてみましょう。
第1回 | ファーストトライアル |
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第2回 | キックオフ |
第3回 | スピーキングワークショップ |
第4回 | 模擬診療1 |
第5回 | 模擬診療2 |
第6回 | 文法講義 |
第7回 | リーディングワークショップ(一般) |
第8回 | リーディングワークショップ(医療系) |
第9回 | プレゼンのコツ講義・実践(1回目) |
第10回 | プレゼン実践(2回目) |
第11回 | プレゼン実践(最終回) |
第12回 | 最終グループディスカッション |
第1回:ファーストトライアル
- ネイティブ講師による個別マンツーマンレッスン(約30分 レベルチェックを含む)
- 学習アドバイザーによるカウンセリング(約30分 目的・目標の把握、個々の課題の確認とアドバイス)
- 事前課題の配布(スピーキングワークショップの原稿作成内容を指示)
ファーストトライアルに関しては、個別に事前予約を行う必要があります。
第2回:キックオフ
- 効果的な自主学習方法の指南
- チーム学習の説明
- 医療英語の概要と学習方法についての講義
- ネイティブ講師との課題ディスカッション
- チームでの学習振り返り①
第3回:スピーキングワークショップ
- スピーキングのコツについて講義
- ネイティブ講師を交えたスピーキングワークショップ
- ネイティブ講師による質疑応答
- チームでの学習振り返り②
第4回:模擬診療1
- 模擬診療形式(ロールプレイ)にてフレーズを習得
- チームでの学習振り返り③
第5回:模擬診療2
- 模擬診療形式(ロールプレイ)にてフレーズを習得
- チームでの学習振り返り④
第6回:文法講義
- 5文型
- 前置詞
第7回:リーディングワークショップ(一般)
- リーディング学習のコツについて講義
- ワークショップの方法の指南
- リーディングワークショップ実施
- チームでの学習の振り返り⑤
第8回:リーディングワークショップ(医療系)
- 医療系論文の読み方について講義
- リーディングワークショップ実施
- 課題のディスカッション
- チームでの学習の振り返り⑥
第9回:プレゼン実践(1回目)
- プレゼンの仕方を講義
- プレゼン準備、実践、評価
- チームでの学習の振り返り⑦
- 次回プレゼンの課題発表
第10回:プレゼン実践(2回目)
- プレゼンの実践、評価
- 医療分野に関するプレゼン練習
- 一般人(オーディエンス)を意識したプレゼン作成
- 講師からの総評と振り返り
- チームでの学習の振り返り⑧
第11回:プレゼン実践(最終回)
- プレゼン実践、評価
- 第9、10回での実施テーマから一つ選び再チャレンジ
- 講師からの総評と振り返り
- チームでの学習の振り返り⑨
第12回:最終グループディスカッション
- ネイティブ講師とのクラスディスカッション
- チームでの学習の振り返り⑩
- チームでの発表
- 講師からの総評
※各回講義の内容は変更される場合があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
めどはぶ「医療英語学習プログラム」のレッスンの様子【レビュー】
ここからは、医療英語学習プログラムの実際に行われているレッスンの様子について、その内容を簡単にお伝えしていきたいと思います。
オンライン完結のプログラムになり、レッスンはZOOMを使ったグループ受講になります。
今回はプログラムの取材ということで特別に受講生へ限定公開をしているデータをお借りしました。
そのため、画面の様子などはお伝えできませんのでご了承ください。
レッスンは基本的に「事前に設定されたテーマに基づいた内容」に沿って行われます。
例えば「模擬診療形式のレッスン」であれば、まず海外で活躍されている医師の方から医療面接のコツをレクチャーしてもらい、その後デモンストレーションを見た後、各受講生が実践するという流れです。
こんなフレーズをデモンストレーションの中では学びます。
- What medical problems do you have?(あなたは病気を持っていますか?)
- Have you had any surgeries?(今まで手術を行ったことはありますか?)
- Do you have any allergies?(アレルギーなどはありませんか?)
- Do you take any medications?(今飲んでいる薬はありますか?)
- Could you spell that for me?(薬のスペルを教えてもらえますか?)
- Is there anyone in your family who has medical problems?(ご家族の中に持病を持っている方はいますか?)
このように、医療面接をする際に使われるフレーズを学び、各受講生がロールプレイをしながら実際に使ってみるというトレーニングを行います。
グループレッスンということもあり、受講生一人ひとりが医療面接を英語で行うので、様々なケースを学ぶことができますね。
一通り、ロールプレイが終了したら各受講生同士で感想やフィードバックをシェアしていきます。
「私は〇〇が話せなかった」「〇〇を伝えるのが難しく感じた」など、各々がロールプレイで感じた内容を共有します。そうすることで、自分では気づけなかった部分や他の受講生の話を参考にブラッシュアップすることが可能です。
このように、毎回のレッスンでは「お手本となる医師や講師の講義・デモンストレーション」→「各受講生のロールプレイ・実践」→「感想・フィードバック」を行うことで、知識のインプットからアウトプット、そして復習までが1サイクルとして受講することができるのです。
めどはぶ「医療英語学習プログラム」のコース・料金情報まとめ
ここからは、医療英語学習プログラムのコース・料金情報を詳しくお伝えしていきます。
料金はシンプルに2種類に分かれており「一般料金」と「オンラインサロンメンバーの特別料金」になっています。
一般 | 275,000円(税込) |
オンラインサロンメンバー | 220,000円(税込) |
備考欄 | 受講期間3ヶ月 |
※オンラインサロンメンバーとは、めどはぶ(Medical English Hub)オンラインサロンの月額会員になることで適応される料金プランのこと。
オンラインサロンでは「医療英語について」「英語学習全般について」「海外留学について」「現場での成功・失敗談について」「海外渡航情報について」などの情報を発信しており、医療従事者はじめ、今後海外の医療現場で活躍したいと思う方にとっても有益な情報を発信しています。
現在アメリカやヨーロッパ、アジアなど、海外で実際に医師や薬剤師、看護師として活躍しているメンバーから、資格取得についてや就職活動、渡航準備についてなどの情報を直接聞くことができます。
一般 | 1,650円(税込)/月 |
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学生 | 無料 |
医療英語学習プログラムは、グループでのレッスンということをはじめ、現在活躍中の医師の方、英語講師の方のスケジュールを調整しながら開催しています。
年に2~3回程度の開講を予定しておりますが、より詳しいスケジュールは随時公式サイトにアップされるので興味のある方は適宜チェックしておきましょう。
現在、めどはぶでは2023年1月開講の5期生を募集しています。
定員に達した時点で締め切りとなるため、気になる方は早めに申込みすることをおすすめします。
最後に:めどはぶ「医療英語学習プログラム」は医療英語を真剣に学びたい方におすすめ!
今回は、医療英語学習プログラムのカリキュラム内容をはじめ、レッスンの様子をまとめていきました。
医療従事者に特化した英語学習プログラムは、他のスクールを探してもそう多くはなく、かつ医療英語学習プログラムの場合は実際に海外で活躍されている医師の方から直接教えてもらえると言った内容ですのでそのクオリティは間違いありません。
僕自身、レッスン内容を動画で視聴してみて「医療英語にかなり特化している」と思ったので、必要な英会話表現を無駄なく学べるのではないかと感じました。
3ヶ月という短い期間で集中的に医療英語が学べる「医療英語学習プログラム」は、他を探しても類を見ない内容ですので、非常におすすめできるのではないかと思います。
受講開始できるタイミングが時期によって変わるので、「医療業界で使う英語力を身につけておきたい」と思う方はぜひ公式サイトをチェックして申し込めるかどうかみてみましょう!
自分にあった学習方法や英会話スクール選びができるように、English Withではあなたの英語学習を応援しています。