フィリピン留学

フィリピン人の英語力が注目されている理由とは?【英語教育の違い】



※記事内にプロモーションを含みます。

フィリピン留学が注目され、日本からの留学生も年々増えているフィリピン。

日本からも直行便が出ており、好アクセスの東南アジアに位置するフィリピンですが、まだまだ発展途上国の国でもあります。

そんなフィリピンでの英語留学が人気になっている背景ですが、比較的安い留学費用でリゾートも楽しみながら英語学習ができる他に、英語力の高いフィリピン人講師とのマンツーマンレッスンが人気の要因の1つでもあります。

そんなフィリピン人の英語力が高いと注目をされている理由とされている英語教育事情についてのぞいてみましょう!

歴史から見るフィリピンの英語教育事情

フィリピンは、アメリカ・イギリスに続き世界で3番目に英語を話す人口が多いと言われているフィリピン。

フィリピンの母国語はタガログ語なのですが、歴史を見てみるとスペインとアメリカの植民地時代の影響を受けて発展している背景もあり、現地語にはスペイン語と近しい言語が使われたり、英語を使っていた歴史があります。

英語教育のルーツは、1898年にアメリカがフィリピンを植民地とした際に、学校教育に英語を組む込み普及をさせていきました。

その後、日本の植民地時代には日本語が国語として普及されていったわけですが、フィリピンが独立をしたことをきっかけに1974年にフィリピン語(タガログ語)と英語による二言語併用教育政策が制定されます。

そこから英語教育が国として行われ、英語力が高い要因の1つとなります。

それでは、フィリピン人の英語力が高いと言われている3つの理由から見ていきましょう!

1.フィリピンの英語教育

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フィリピンでは、英語が公用語として制定されてから小学校から大学まで英語教育が行われています。

日本の英語教育は、教科の中に英語という科目があるのに対して、フィリピンは小学校から大学卒業まで国語と歴史の授業以外の科目を全て英語で学んでいます。

日常生活は、フィリピン語のため幼少期の頃は英語を全く話せないフィリピン人がほとんどですが、小学校入学とともに英語で授業を受け始めるため英語を聞き取り、英語で意見や発言をする授業で実践的な英語力を身に付けていきます。

日本人が、週に数時間しか英語の科目がないのに対して、毎日英語で授業を受けているフィリピン人と英語力を比較すると明らかにフィリピン人の英語力が高い理由というのが想像できるでしょう。

2.日常生活でも英語が使われるのがほとんど

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日常生活で目にする看板や広告などは、ほぼ英語が使われています。カフェやレストランに入った際もメニューはフィリピン料理を除き、英語で記載がされています。

また、フィリピンでは英語が公用語化されているため映画館で上映される映画は、日本のように吹き替えや字幕などはなしに英語のみで上映されています。

英語を理解できないとハリウッドなどのアメリカ映画なども理解できないような環境になっています。

3.英語力が高くないと就職先がない

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フィリピンでは日本よりも学歴社会で、大学卒業後の進路は英語力が重要視されると言っても過言ではありません。

フィリピンの大学卒業者の大半がBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の業界に就職します。

フィリピンの場合のBPOとは、アメリカを中心とした海外起業からのコールセンター業務をフィリピン人が請け負っていることを意味します。

アメリカやイギリスなど英語ネイティブの国からのカスタマーサービスなどでフィリピン人が電話を受けて対応する仕事が主になります。

ネイティブスピーカーの国のカスタマーサービスなので、ビジネスレベルの英語力が必須条件となるので、就職の際には英語力が必須になってくるのです。

それ以外にもフィリピン留学で注目を集めている英語講師や、もともと海外に出稼ぎにでてGDP(国内総生産)を上げてきた国であるフィリピンでは看護師なんかも人気の高い職種になっています。

語学講師は英語力がもちろん高いことが条件で、看護師の場合は、海外での就労を目的としてフィリピンの病院で経験を積んでいるためその後のキャリアアップでアメリカ、カナダなどの国で看護師として出稼ぎにでていくため高い英語力が求められます。

こうした背景から英語力を身につけることで、安定した高給与の職種に付けるフィリピン人ですが、家族思いの強い国でもあり、兄弟の学費を稼ぐために良い職につきたいという思いの強い国でもあります。

世界的に認められているフィリピン人の英語力

フィリピン人の英語力が高いと言われている3つの理由から、2012年に行われたアメリカの企業であるGlobal English社の調査によると、フィリピン人のビジネス英語運用能力はアメリカを抜いて第1位となっています!

この調査では、78ヵ国137,000人の様々な職種で働く従業員の職場で使用する英語力を計ったもので、日本はアジア最下位の50位となっています。

英語教育の背景もあり、世界的にも高い英語力を認められているフィリピンです。

まとめ

フィリピンを訪れると英語が当たり前のように通じるので英語を話せれば、安心して生活を送ることができます。

もちろん、低所得者やタクシーの運転手など高等教育を受けていないフィリピン人の場合は、訛りのある英語が目立ちますが、英語での会話はもちろん通じます。

大学卒業をしているフィリピン人は、訛りのあるフィリピン人もいますが比較的綺麗な英語で話してくれるため聞き取りやすく、英会話も楽しくできます。

フィリピン人は、第2言語として英語を学んできているので英語上達のコツなども理解しています。特に英語学習の初心者に対しては、フィリピン人との英語レッスンは効果的です。

フィリピン留学やフィリピン人とのオンライン英会話を検討されている方は、是非参考にしてみて下さい。

執筆者
吉田 和史
LISH株式会社代表取締役CEO。留学カウンセラー・語学カウンセラーとして500名以上のカウンセリングを経験。また、オンライン英会話・英語コーチングサービスの事業責任者として英語教育業界で経験を積み、LISH株式会社創業。コンテンツ責任者としてメディア全体の運営を行っています。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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