この記事では、札幌国際大学 国際教養学科の「多文化言語コース」について、教員の方へのインタビュー内容を含めて詳しい情報をまとめています。
札幌国際大学は、様々な学部のある札幌市にある4年制大学です。
今回は、そんな札幌国際大学で2022年4月に誕生した国際教養学科の「多文化言語コース」にフォーカスした内容を記事にして紹介していこうと思います。
また、English Withのメディア編集者である僕が教員の方にインタビューを行い、公式サイトには載っていないようなご回答をいただきましたのでその内容もしっかりと発信していこうと思います。
「札幌国際大学ってどんな大学なのかな?」「国際教養学科や多文化言語コースに興味がある」といった方はこの記事が参考になるかと思うので、ぜひチェックしてみてください。
目次
札幌国際大学 国際教養学科のコース情報
まず最初に、札幌国際大学 国際教養学科で学べるコースについて簡単に紹介していきます。
コースは以下の3種類でそれぞれに特徴があります。
- 多文化言語コース
- 文化共創コース
- 国際コミュニケーションコース
今回フォーカスしている「多文化言語コース」では、英語をベースに「中国」「韓国」などの文化や言語を学ぶことができます。英語をただ学ぶのではなく「英語で学ぶ」ため、海外大学の授業のような環境の元で単位の取得が可能です。
※詳しくは次項で紹介します。
「文化共創コース」では、歴史や北海道の文化や地域について学びながら、課題解決能力を身につけていくことができるコースです。
「国際コミュニケーションコース」では、マネジメントやマーケティング全般を学びながら知識を通じてコミュニケーション能力を高めていくことが可能なコースになります。
それぞれのコースだけを一見するだけでは、詳しい学習内容など理解するのは難しいですが、上記3つのコースは相互に関係していてそれぞれを学ぶことで「国際社会で活躍できる人物」になることができます。
札幌国際大学 国際教養学科の「多文化言語コース」ではどんなことが学べるの?【3つの特徴】
それでは、今回紹介する「多文化言語コース」ではどんなことが学べるのでしょうか?
詳しく解説していきますので、順に特徴をチェックしてみてください。
- 英語を使って幅広い分野の学問が学べる
- 海外留学を通じて語学が学べる
- 異文化を理解するためのコミュニケーション能力が身に付く
特徴1.英語を使って幅広い分野の学問が学べる
まず1つ目の特徴としては「英語を使って幅広い分野の学問が学べる」ということです。
多文化言語コースでは、英語を学ぶのはもちろんのこと、科目と英語学習を結び付けた学習「CLIL(Content and Language Integrated Learning)というメソッドを用いて、中国語、韓国語などのアジア文化を学んでいきます。
「英語を学ぶ」ことと「英語で学ぶ」ことでは、圧倒的に難易度は上がりますが、英語を英語で学ぶ学習は日本の大学ではそう多くないでしょう。
海外の大学留学では、英語で様々な学問の授業を受けますが、それに近い環境で「英語×他科目」が学べるのは、かなりおすすめですね。
参考までに、英語、中国語、韓国語では以下のようなテーマを学習することができます。
- Introduction to Literature(文学)
- English Communication(コミュニケーション論)
- Introduction to Linguistics(言語学)
- Reading Skills I〜Ⅲ(リーディングスキル)
- English Communication I〜Ⅲ(イングリッシュコミュニケーション)
- Academic Skills(アカデミックスキル)
- Academic Writing(アカデミッライティング)
- Gender Studies(ジェンダースタディーズ)
- Language and Culture(言語と文化)など
特徴2.海外留学を通じて語学が学べる
次の特徴としては、1年次の海外留学を通じて実践的な英語力が学習できるということが挙げられます。
多文化言語コースでは、1年次の春学期を2つに分けて「短期学外学修」という約10週間の海外留学体験を必修で用意。基礎語学力となる英語を学びながら、海外でしか体験できないことを吸収することで、有意義な学生生活を過ごせます。
多文化言語コースは、留学率100%(2022年度)と全員留学に行っていう実績があるので、在学中に海外の語学学校、大学で学びたい方にもおすすめですね。
※留学期間は6月中旬から8月下旬になります。
渡航先の例としては「カナダ」「オーストラリア」「ニュージーランド」。現地の大学生が通う学校へ留学し、滞在中は現地の家庭でホームステイをすることができます。
- カナダ:ビクトリア大学、カルガリー大学
- オーストラリア:サザンクロス大学
- ニュージーランド:オタゴ大学
※現在は、コロナ禍のためバンクーバーの語学学校にホームステイを行うプログラムとなっています。
また、留学中に取得した単位は卒業単位としてカウントできるので、渡航期間を無駄にすることなく、4年間での卒業が可能です。
ただ、留学をして学ぶだけでなく「しっかりと現地の授業を受けて単位を取る」ということを目的に留学生活を送れるので、英語力以外のコミュニケーションスキルの向上などにも繋がるでしょう。
海外留学費用は研修費として55~60万程度かかりますが、大学側が最大50万円補助してくれるため、10週間の渡航期間でも支払わなければならない費用はわずかで済みます。
生活費などは自費でかかりますが、それらを考慮しても多文化言語コースを選択するだけでもかなり格安で海外留学を実現できますね。
特徴3.異文化を理解するためのコミュニケーション能力が身に付く
3つ目の特徴としては、異文化コミュニケーションが多文化言語コースでしっかりと身に付くということです。
例えば、中国の人とビジネスの現場でコミュニケーションをうまく取るにはどうしたら良いでしょうか?どんなトークをした方が良い・してはならないのでしょうか?
このような知見は、教科書や英会話スクールでは教えてくれないものです。
多文化言語コースであれば、先ほどお伝えしたように「英語で中国や韓国の文化や言語を学ぶ」ことが可能です。その過程の中で、それぞれ異なる文化の人たちと上手くコミュニケーションを取る方法を学ぶことができます。
文化背景や基礎的なマナーをしっかりと学ぶことで、将来的にアジア圏でも英語圏でも現地の人々と会話する際にきっと役立つでしょう。
札幌国際大学「多文化言語コース」の教員にインタビュー!詳しくコース内容を聞いてみた
ここまで、多文化言語コースの特徴に関して紹介してきましたが、これはあくまで学校の情報を簡単にまとめたものに過ぎません。
そこで今回は特別に人文学部国際教養学科多文化言語コース教員の「中津川氏」にEnglish With編集部が取材を行い、コース内容に関して色々と質問をしてきました。
コースの魅力やどんな英語の授業が展開されているのか?将来のキャリアパスなど、これから入学する予定の学生や、コースに興味のある方々はぜひチェックしてみてくださいね。
中津川 雅宣
人文学部国際教養学科 多文化言語コース教員
Q1.多文化言語コースの魅力は何ですか?
Q2.多文化言語コースではどのような英語授業を行っているのですか?
会話と読解を集中的に行うことで、話す・読むのスキルをしっかりと習得してもらうのが狙いです。また、2年次では、上級の英語や、3年次以降では、英語で他の学問を学ぶ授業もあります。
Q3.多文化言語コースを受講することでどのようなスキルが身につきますか?
それではこのコースを受講するメリットとしてどんなスキルが学生には身につくのでしょうか?教えてください。
Q4.多文化言語コースにある「短期学外学修(海外留学)」について教えてください。
ホームステイをしながら、現地の大学で英語学習することで、文化や言語について学ぶことができます。
でも、何か事情があって留学ができない…となってしまった場合はどうなるでしょうか?
Q5.国際教養学科の多文化言語コースを通じてどのようなキャリアパスが得られますか?
2022年に誕生した学科ということもありますが、多文化言語コースを通じてどのようなキャリアパスが実現可能ですか?
また、在学中に日本語教師の資格も取ることができますので、海外で日本語を教えるというキャリアもありますね。
Q6.国際教養学科の多文化言語コースを通じてどのような資格取得ができますか?
Q7.最後に入学を検討されている方へメッセージをお願いします。
また、海外留学が必須ですので「留学に興味があるけど、一歩踏み出せないという人」には、良い環境が整っています。
あとは、英語を集中して学べ、その上で中国語や韓国語を学ぶといった学習も可能です。言葉や文化に興味のある人は、ぜひ進学を検討してみてくださいね。
以上がインタビュー内容となります。
2022年に誕生した国際教養学科 多文化言語コースでは、英語をテーマに中国語や韓国語が学べたり、異国の文化について深く知ることができます。
中津川氏がおっしゃっていたように、言語や歴史、文化に興味のある方はぜひ以下のサイトから「多文化言語コース」について調べてみてはいかがでしょうか。
札幌国際大学 国際教養学科の入試情報
ここでは簡単にですが、札幌国際大学 国際教養学科の入試情報をお伝えしていきます。
※2022年4月入学の場合の入試情報ですのであくまで参考までにしてください。
- 総合推薦先発(指定校推薦/公募推薦)10名
- 学校推薦型先発(指定校推薦/公募推薦)14名
- 学校推薦型選抜(公募推薦特待生型) 6名
- 一般選抜 10名
- 大学入学共通テスト利用選抜 15名
- 特別選抜 3名
まとめ:札幌国際大学 国際教養学科 多文化言語コースで「英語力+α」の知識を身につけよう!
今回は、札幌国際大学 国際教養学科「多文化言語コース」に関する情報をまとめてみました。
多文化言語コースは、英語を学ぶことに加えてプラスαの付加価値をつけてくれるコースであることがわかりました。
英語知識をただインプットするだけでなく、1年次からの海外留学を通じたり、異文化学習を英語で行うことで、将来的に世界のフィールドで活躍できる人物になれるのではないでし
ょうか。
キャリアパスも充実していて、英語関係の仕事や日本語講師として活躍できる資格取得のサポートなども学校側で用意してくれます。
「英語力を磨いて世界で活躍したい」「諸外国の文化や歴史を学びたい」「海外留学を在学中に経験したい」など、興味のある方は、札幌国際大学 国際教養学科 多文化言語コースをチェックしてみましょう!