この記事では編集部が厳選した「科学雑誌・ニュースサイト」6選をご紹介します。
科学に関する英文は一見すると難しそうに思われますが、事実を簡潔に伝えている文章が多いので、意外と読みやすいと言われています。単語も専門家や研究者が取り扱っている専門的なものではなく、遺伝子組み換え(gene recombination)など、一般の生活の中に出てくるキーワードを学ぶことが可能です。
また、科学雑誌は写真と短い文章がセットになったページも多く、「英文リーディングを始めたばかり」という初心者の方にもおすすめできるのもポイント。
ぜひ、この記事を参考にして科学に関する英語を学んでいきましょう。
目次
英語学習におすすめできる科学雑誌【3選】
ここでは、英語学習に活用できる3つの「科学雑誌」をまとめました。
オンラインで購入が可能なので、ぜひチェックしてみてください。
- National Geographic Kids (ナショナル・ジオグラフィック・キッズ)
- Discover(ディスカバー)
- Scientific American (サイエンティフィック・アメリカン)
1.National Geographic Kids (ナショナル・ジオグラフィック・キッズ)
出典:https://kids.nationalgeographic.com/
最初に英語雑誌リーディング初心者の方におすすめなのが、ナショナル・ジオグラフィックの子供向け雑誌「National Geographic Kids (ナショナル・ジオグラフィック・キッズ)」です。
日本でも日本語版が人気ですが、英語では子供版も発売されています。
実際に私自身も英語のリーディングをカナダで始めた当初、学校の先生からこの雑誌の数ページを読むという宿題が出ました。初心者にやさしい語彙で表現されているので、とても読みやすいです。
また内容は動物の生態や宇宙、科学の話をメインに短い文章でまとめられている箇所もあるので、興味がありそうなページからスタートすることをおすすめします。
2.Discover(ディスカバー)
出典:https://www.discovermagazine.com/
科学雑誌「Discover(ディスカバー)」は、アメリカ合衆国で刊行された科学雑誌。
アメリカのニュース雑誌「Time(タイム)」から派生した雑誌で、内容はニュース雑誌のように簡潔にまとめられているのが特徴です。
科学の内容はもちろん、他にもコンピューターの技術や環境問題、地球、ライフスタイルなどいろいろなジャンルを取り扱っているので英単語も幅広く学ぶことができます。
おすすめの勉強方法は、1ページくらいのコラムを読み、1分間の間でどれくらい理解することができるかチェックする方法。その後、単語をチェックしたり読み返しているうちにだんだん読むスピードが早くなっていきます。時間が限られる英検やTOEICのリーディングに役立てることができるでしょう。
さらに子供向けの科学雑誌「Kids Discover (キッズ・ディスカバー)」は、アメリカの小学校の教科書として使用されていたりするので、親子で英語のリーディングを進めたいと言う人にもおすすめです。
3.Scientific American (サイエンティフィック・アメリカン)
出典:https://www.scientificamerican.com/
Scientific Americanは、1845年にアメリカで創刊した科学雑誌で、科学雑誌としては世界最古とされている歴史ある雑誌です。アルベルト・アインシュタインなどが執筆していたりと、上級者向けの内容になります。
最近では雑誌とウェブサイトのトピックの中に「Coronavirus(新型コロナウイルス)」という項目が追加されているので、医療の最新情報を知ることができます。
加えてウェブサイトでは、科学に関するビデオも多数公開されているので、リーディングだけでなくリスニングのスキルを鍛えることが可能。
科学系の単語は普段使わないため、発音が難しい場合があります。今まで学んだこと・単語を確認する意味でも、定期的にチェックしてみてください。
英語学習におすすめできる科学関連のニュースサイト【3選】
次に紹介するのは、英語の学習に活用できる「科学関連のニュースサイト」です。
初心者向けから上級者まであるので、レベル別に活用してみてください!
- NHKワールド JAPAN
- LOE(Living on Earth)
- Science Podcast
1.NHKワールド JAPAN
出典:https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/category/23/?type=tvEpisode&
まず最初におすすめしたいのが「NHKワールド JAPAN」。日本の公共メディア、NHKの国際サービスで、テレビ、ラジオ、インターネットを通じて、世界に向けて多言語で情報を発信しています。
特に「サイエンス&ネイチャー」のカテゴリーでは、科学ニュースの内容を簡単な英文と動画で確認できるので、長文が苦手な人でも始めやすい内容になっています。
また、内容は主に日本のことが紹介されているので難しい単語が少なく、理解しやすいのも特徴です。
2.LOE(Living on Earth)
LOE(Living on Earth)は、アメリカのWorld Media Foundationが運営しており、環境問題やその歴史、今旬な科学ニュースのトピックを学ぶことができるサイトです。
内容は科学の専門家のインタビューが多いので、少し上級者向けといえます。
このサイトが英語学習におすすめの理由は、インタビュー内容をリスニングとリーディングで学べると言うこと。まず何も知識がないところからリスニングを行います。
その後、掲載されている会話の内容をTranscript(内容の写し)から確認。こうすることで、どれくらいリスニング力があるのかと言うことを確認が可能。
さらに、わからなかった単語や聞き取れなかった語彙をピックアップしておくと、その後の勉強に役立てられます。
3.Science Podcast
出典:https://www.science.org/podcasts
Science Podcastは、より専門的な科学英語を学びたい人におすすめのサイトです。この科学ニュースサイトでは、科学系雑誌「Science」で掲載された内容や編集者やライターが最新の科学的発見を掘り下げる内容が学べるので、上級者向けとなっています。
このWebサイトは、実際に私が英語の学校に通っていた際、上級クラスの先生におすすめされました。そのくらい認知度があり学校でも使われているのほど学習に効果的です。
特にポッドキャストは、一語一句全てが載ったPDFを確認することができるので、スクリプトを見ながら英語のリスニングの理解に役立ちます。
やり方としては、一つのポッドキャストが約20分になるので、毎日1つ選び、電車の中などの移動時間に聞きます。その後は内容を確認し、聞き取れなかった箇所にマーカーで線を引き再度、そのPDFを読みながら、わからなかった箇所を音でも再確認する流れ。
この方法だと、音で覚え直すことができるので、長く記憶に残せることができます。皆さんもぜひ、試してみてください。
まとめ:科学英語を雑誌とニュースを活用して、楽しく学ぼう!
この記事では、英語学習におすすめできる科学雑誌とニュースサイトを紹介しました。
科学と言っても、自然や生物、環境など様々なボキャブラリーが出てくるので、日常でも使いやすいフレーズや単語を学ぶことができます。
さらに紹介した科学ニュースのサイトは、動画やポッドキャストを展開しているので、英語読解だけでなくリスニングなどのスキルアップをすることも可能です。
科学の面白さを楽しみながら、ぜひ雑誌を使って英語学習のレベルアップにつなげてみてくださいね!
その他、English Withでは科学雑誌以外の用意もいくつか用意。好きなテーマ・ジャンルがあればチェックして学習の際に使ってみましょう。
また、雑誌を使って英語学習するとリーディング力が身につきますが、話す練習はオンライン英会話などでスピーキングの練習をするのが大事。オンライン英会話スクールの多くでは、無料体験を受けることができるので気軽に一度使ってみることをおすすめします!