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有名人の英語スピーチの中から短い演説を紹介!無理なく英語を学ぼう!

有名な短い英語スピーチ
※記事内にプロモーションを含みます。
有名人の英語の演説を見て、英語学習の参考にしたい!短いスピーチから無理なく始めたいな。参考になるスピーチを教えて!
トモカ
トモカ
こんにちは!TOEIC990点を取得し、海外留学&就職経験があるEnglish Withライターのトモカです。より多くの人が世界で活躍するお手伝いをするために、英語学習の記事を執筆しています。

この記事では、有名な英語スピーチの中から特に短いものを厳選して紹介します。

英語スピーチやプレゼンを控えていて、効果的な話し方や話の構成の仕方を学びたい、と思う方も多いですよね。

そんな時は、有名な英語スピーチを参考にするのがおすすめ。最近は動画サイトで様々なスピーチを無料で視聴することができるので、ぜひ活用してみましょう。

今回は、有名な英語スピーチの中から特に3−7分程度の短いものをまとめました。気軽に視聴できるので、ぜひ記事と共に動画もチェックしてみてくださいね!

有名人による短い英語スピーチ集【7選】

それでは早速、有名な短い英語スピーチを紹介します。

スピーチの内容のまとめだけではなく、印象的なフレーズも解説するので、ぜひ読んでみてくださいね!

有名な短い英語スピーチ
  1. スティーブ・ジョブス
  2. バラク・オバマ
  3. ラリー・ペイジ
  4. レオナルド・ディカプリオ
  5. チャールズ・チャップリン
  6. アブラハム・リンカーン
  7. キング牧師

1.スティーブ・ジョブス

スティーブ・ジョブズは、iPhoneの生みの親として知られるApple社の創業者。このジョブズ氏のスタンフォード大学での祝辞は、伝説のスピーチとしてとても有名です。

スピーチの中でジョブズ氏は、自らの人生経験を基とした3つのメッセージを伝えています。

1つ目のメッセージは「点が点が繋がると信じること」です。

スティーブ・ジョブズのスピーチ

“Because believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart even when it leads you off the well worn path.”
(将来点が点が繋がると信じることで、自分の心に従う勇気が持てます。例えそれが他の人とは違う道であったとしても。)

将来を見越して点と点を繋げようとすることは困難であるとジョブズ氏は語ります。しかし後ろを振り返ってみると、点と点が繋がって今に至っていることに気づくのです。

2つ目のメッセージは「愛と喪失」についてです。

スティーブ・ジョブズのスピーチ

“Your work is gonna fill a large part of your life and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work. And the only way to do great work is to love what you do.”
(仕事が人生の大半を占めるでしょう。そのため、本当に人生に満足するための唯一の方法は素晴らしい仕事だと思えることをやることです。そして素晴らしい仕事をするための唯一の方法は、仕事を愛することなのです。)

ジョブズ氏は自分が創業したApple社から、一度追い出されるという経験をしています。しかしそれでも彼が自分の道を進み続け、Apple社に戻り、偉大な起業家として名を馳せることができたのは彼が常に自分の仕事を愛していたからでしょう。

そして最後のメッセージは、「死」についてです。

スティーブ・ジョブズのスピーチ

“Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.”
(あなたの時間は限られています。だから、他の誰かの人生を生きて時間を無駄にしないでください。)

ジョブズ氏は一度がん宣告をされて、死を覚悟しました。そこから奇跡的に回復しますが、それ以来、常に今日が最期の日であるかのように、日々を生きることを心がけていたと言います。

ジョブズ氏のスピーチは、今の自分の仕事や生活を見直す良い刺激になるのではないでしょうか。ぜひ動画もチェックして見てくださいね。

2.バラク・オバマ

バラク・オバマは、第44代アメリカ合衆国大統領であり、アメリカ史上初のアフリカ系大統領として有名。このスピーチは、彼が大統領に当選する前の大統領候補の一人であった時のものです。

この短いスピーチの中で、オバマ氏は自分の政治家としてのルーツについて語りました。彼が大学1年生のときに、南アフリカでアパルトヘイト(南アフリカにおける非白人に対する人種差別政策)を経験して乗り越えた人の演説を聞き、それが彼の政治家人生の始まりであったと言います。

アパルトヘイトを乗り越えた経験を語ったその人は、自分と大して年齢が離れているわけでもなく、特別な学位を持っていたり、輝かしいキャリアがあるわけでもない、いわゆる「普通」の人でした。

その様子から、オバマ氏は以下のように感じたといいます。

バラク・オバマのスピーチ

“Ordinary people can do extraordinary things when they’re given an opportunity.”
(普通の人でも、機会を与えられれば並外れたことを成し遂げることができる。)

特別な存在な人だけが偉業を成し遂げられる訳ではなく、凡人でも機会さえあれば偉業を成し遂げることが可能であると、大学1年生のオバマ氏は学んだのです。

そして会場にいる人々にオバマ氏は語りかけました。

バラク・オバマのスピーチ

“All of you represent enormous potential, enormous possibility for change.”
(あなた達全員が、変化への莫大な資質であり、巨大な可能性です。)

社会に変化をもたらすのは、特別な権力者だけではなく、会場にいる一人ひとりであるとオバマ氏は伝えます。普通の人でも機会が与えられ、行動を起こせば、変化は起こるのです。

アフリカ系アメリカ人初の大統領となり、アメリカの歴史に変化を起こしたオバマ氏のスピーチは、短いながらも説得力がありますよね。

変化をもたらすには、自分ひとりの力だけではなく、周りを動かす力も大切です。何かを変えるためのスピーチがしたい方や、何かを変えるリーダーになりたい方は、ぜひこの英語スピーチを参考にしてみてくださいね。

3.ラリー・ペイジ

ラリー・ペイジは、Googleの共同創業者として世界的に有名なコンピューター科学者です。この2009年のミシガン大学卒業式でのスピーチでは、卒業生に向けて夢を叶えるための道筋を探すこと、人生で大切だと思うことについて語りました。

ペイジ氏は、23歳の時に夢から覚めると同時に検索エンジンの元となるアイデアが頭に浮かんできたといいます。

そのアイデアを実現するための具体的な作業には膨大な時間がかかりますが、ペイジ氏は若さゆえの楽観主義により行動に移すことができたと語ります。

ラリー・ペイジのスピーチ

“When a really great dream shows up, grab it.”
(本当に素晴らしい夢が現れたら、それを掴み取ってください。)

夢を見続けるだけでは、それは掴めません。夢を見ることを辞めて、その夢に向かって行動することが大切なのです。

また、ページ氏は小さな夢を叶えるよりもむしろ大きな夢を叶える方が簡単だと主張します。

ラリー・ペイジのスピーチ

“I think it is often easier to make progress on mega-ambitious dreams.”
(大きく野心的な夢を叶えていく方が実は簡単であると思います。)

馬鹿らしくなる程大きな夢は、その夢を叶えようとする競争者が少ないため叶えやすく、誰もが叶えられそうな小さな夢は競争率が高すぎて、逆に叶えることが難しいというペイジ氏の持論です。

確かに、大きな夢は「そんなの不可能だ」と大半の人が取り組む前から諦めてしまうことが多いので、ペイジ氏の持論は的を得ていますよね。

こうして大きな夢を叶え、Googleという世界で最も利用されている検索エンジンを開発したペイジ氏ですが、彼のスピーチは最後以下の言葉で締めくくられています。

ラリー・ペイジのスピーチ

“Just like me, your families brought you here, and you brought them here. Please keep them close, and remember they are what really matters in life.”
(私と同様に、皆さんの家族があなたをここに導き、あなたが家族をここに連れてきました。家族と離れず、覚えておいてください。家族こそが人生で本当に大切なものです。)

Googleという世界的に有名な大企業を創業し、世界中の人が利用する検索エンジンを作ったペイジ氏が最も大切だと訴えるのは「家族」でした。仕事で忙しく、家族との時間が失われがちな多くの日本人の心にも響くスピーチではないでしょうか。

4.レオナルド・ディカプリオ

レオナルド・ディカプリオは映画「タイタニック」などの主演で有名なアメリカ人俳優。この約4分間の短いスピーチは、ディカプリオ氏が国連ピース・メッセンジャーを務めていた時のものです。

彼は気候変動への対策の必要性を国連で強く訴えかけました。自分は普段、架空の役を演じ、架空の問題を解決しているが、気候変動はフィクションではなく現実のものであると強調します。

ディカプリオ氏は、米軍海軍司令長官の以下の言葉を紹介しました。

レオナルド・ディカプリオのスピーチ

“The climate change is our single, greatest security threat.”
(気候変動は我々にとって唯一で最大の安全保障上の脅威である。)

敵国と戦う立場にある米軍でさえ、「気候変動」が唯一かつ最大の安全保障上の脅威であると認識しているのです。

そしてディカプリオ氏は、気候変動はすでに個人レベルで対処できるレベルの脅威ではなく、国や世界が一丸となって取り組むべき課題であると主張します。

そしてスピーチの最後を、以下の言葉で締めくくりました。

レオナルド・ディカプリオのスピーチ

“Solving this crisis is not a question of politics, it is a question of our own survival.”
(この危機(気候変動)の解決は政治的問題ではありません。私たち自身の生存の問題なのです。)

気候変動によって人類の存続が脅かされているという強いメッセージは、多くの人の心に響くものでしょう。

このスピーチは短いながら、伝えたいポイントが簡潔にまとめられています。3−4分程の短い英語スピーチを予定している方は、スピーチの始まり方や終り方、構成などをぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

5.チャールズ・チャップリン

チャールズ・チャップリンはイギリスの映画俳優で、サイレント映画への出演で有名です。このスピーチは、チャップリン氏が監督・製作・脚本・主演を務めた映画「独裁者」の中の一節。

「独裁者」は、当時のドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーを批判する内容となっていて、チャップリン氏の強いメッセージが映画を通して発信されました。

このスピーチでも後半にいくに連れて徐々に感情の昂りが見られ、チャップリン氏の強い思いとメッセージに惹きつけられます。

映画の中でチャップリン氏は、独裁者に支配されている民衆にこう訴えかけました。

チャールズ・チャップリンのスピーチ

“Don’t give yourself to these unnatural men, machine men, with machine minds and machine hearts. You are not machines. You are not cattle. You are men.”
(機械的な心を持つ機械的な人間、人の心を持たない人間に支配されてはいけない。あなたは機械ではない。あなたは家畜でもない。あなたは人間なのだから。)

支配され、家畜のように扱われ、機械のように独裁者に従うようになってしまった人々の目を覚まさせる言葉です。

そしてさらにチャップリン氏は以下の言葉で、人々を勇気づけます。

チャールズ・チャップリンのスピーチ

“You the people have the power. The power to create the machines, the power to create the happiness. You the people have the power to make this life free and beautiful, to make this life a wonderful adventure.”
(あなた達には力がある。機械を創り、幸福を創る力。あなた達にはこの人生を自由にかつ美しくする力がある。この人生を素晴らしき冒険にする力が。)

人生を変える力は、独裁者ではなく自分達が持っているのだと気づかせるスピーチです。チャップリン氏の感情がこもったメッセージに、心が動かされた人も多いのではないでしょうか。人の心に訴えかける英語スピーチがしたい方は、ぜひ参考にしてみましょう。

また、このスピーチでは同じフレーズを何度も繰り返して伝えたいメッセージを印象付ける手法をとっています。短いスピーチでも重要なフレーズを繰り返すことで強い印象を残すことができるので、真似してみてくださいね。

6.アブラハム・リンカーン

アブラハム・リンカーンは「奴隷解放の父」とも呼ばれ、アメリカで最も尊敬される歴代大統領の一人。彼のゲティスバーグ演説は、約2分間と非常に短いですが、アメリカ史上最も有名なスピーチの一つとして知られてます。この動画は、映画「Saving Lincoln」での一節です。

ゲティスバーグ演説は、アメリカ南北戦争の決戦となったゲティスバーグの戦いによる戦没者の埋葬式典で行われました。そこでリンカーン大統領は戦没者の死を悼むとともに、民衆に対して以下のように訴えかけます。

アブラハム・リンカーンのスピーチ

“It is for us the living, rather, to be dedicated here to the unfinished work which they who fought here have thus far so nobly advanced.“
(ここで戦った人々が気高くもここまで勇敢に推し進めてきた未完の事業にここで捧げるべきは、むしろ生きている我々なのである。)

戦争で亡くなった人々の意思を継ぎ、生きている人間が新しい自由を実現していくことこそが最大の弔いであるとリンカーン大統領は主張しました。

そして、ゲティスバーグ演説で最も有名な一節が以下です。

アブラハム・リンカーンのスピーチ

“The government of the people, by the people, for the people shall not perish from the Earth.”
(人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させてはいけない。)

このフレーズを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。この有名な一節が、実はたった2分程度の短い演説の一部だというのは意外ですよね。ぜひ、スピーチ全文を聞いてみてください。

7.キング牧師

マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、アメリカの牧師でありアフリカ系アメリカ人の人種差別に対する運動の指導者。彼のスピーチ「I have a dream」は、日本の英語の教科書でもしばしば取り上げられるほど有名です。

当時のアメリカでは、アフリカ系アメリカ人に対する人種差別が色濃く残っていました。その現状を変えるべく、キング牧師は立ち上がりこの有名なスピーチを遺したのです。

キング牧師のスピーチ

“I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.”
(私には夢がある。それはいつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格によって評価される国に暮らす夢である。)

これは、「I have a dream」と彼が平等な社会を求めて語った夢の一つです。そして、彼自身を含むアフリカ系アメリカ人が平等な権利を得られるように、みんなで立ち上がろうと民衆を鼓舞しました。

キング牧師のスピーチ

“With this faith, we will be able to work together, to pray together, to struggle together, to go to jail together, to stand up for freedom together, knowing that we will be free one day.”
(この信念があれば、我々はいつの日か自由になると信じて、共に働き、共に祈り、共に闘い、共に牢獄に入り、共に自由のために立ち上がることができるだろう。)

キング牧師のスピーチでは、強調したいフレーズの繰り返しにより、メッセージを印象づけています。また、難しい単語や文法は基本的に使用せず、とても分かりやすくて直接的な内容なので、英語初心者の英語学習にもおすすめ。ぜひ動画をチェックしてみてくださいね。

まとめ:有名人による短い英語スピーチを活用して英語を学ぼう!

この記事では、有名人による短い英語スピーチを紹介しました。

短いスピーチでも、重要な言葉を印象付けるテクニックや簡潔にメッセージを伝える手法など、学べることはたくさんありますね。

また有名なスピーチで英語学習をすれば、英語力だけでなく教養も養うことができて一石二鳥!ぜひ、上記で紹介した動画をチェックして学習に役立ててください。

また、スピーチやプレゼンを控えている場合は、プレゼン対策ができる英会話スクールで学ぶのが効果的。講師と一緒に練習したり、アドバイスをもらうことでより印象的なプレゼンができるようになります。

以下で紹介するスクールでは気軽に無料体験ができるので、ぜひ一度試してみましょう!

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執筆者
トモカ
高校卒業後、アメリカの大学に正規留学し、海外ボランティアや海外就職の経験があります。30歳で海外の大学院に留学し、平和とメディアについて研究していました。TOEIC990取得。語学が大好きで、英語の他に3ヶ国の外国語を話せます。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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