英文法

頻度・場所・時・様態などを伝える副詞の英会話での役割【基礎英語】



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英会話を習得するにあたり、詳しく意味を相手に伝えたい時に副詞の働きを覚えることで英語の表現力が抜群に上がります。英会話だけでなく、今後TOEICなどの英語試験の受講をする予定であれば、副詞の働きと英文法の中での文章の位置を押さえることで攻略できる問題も多くあります。

今回は、副詞の英会話での役割を見ていきましょう。

英会話での副詞での役割

副詞とは「速く走る」、「ときどき行く」などのような文の「速く」、「ときどき」のことを指し、名詞以外の動詞や形容詞、文全体などの意味を補完・説明してくれる役割をしてくれます。日常英会話のみならず、ビジネスシーンにおいても詳細な情報を伝えるために不可欠です。

副詞は、英文法の中で文頭・文中・文末など、さまざまな位置に使われることがありますが、基本的な位置は決まっています。英文法中でシチュエーション毎に副詞が使われる例を見ていきながら覚えていきましょう!

英文法で「頻度」を表す副詞

副詞の中には、行動の頻度を表す副詞があります。まずは例文を見てみましょう。

I sometimes wake at night.
私はときどき夜に目が覚める。

例文のsometimes(ときどき)などの頻度を表現する副詞は動詞(一般動詞)の意味を詳細に説明し、英文法中で動詞の前に置くのが基本です。be動詞や”can”、”may”、”will”などの助動詞の場合は、be動詞や助動詞の後に副詞が置かれます。

He is always laughing. 【be動詞の後】
彼はいつも笑っている。

I can hardly wait.【can動詞の後】
私は、もう待てない。

頻度を表す副詞の代表例

頻度を表す副詞の代表例を覚えておくことで、英会話の幅が広がります。是非、覚えておきましょう。

never:決して…ない。
usually:たいてい
hardly:ほとんど…ない。
often:頻繁
sometimes:ときどき
occasionally:たまに
always:いつも

英文法で「場所」を表す副詞

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I bought it at this shop.
私はおみやげをあの店で購入した。

this shopは「この」という意味を持ちますが、例文の中でthis shopがないと、どこでおみやげを購入したか分かりません。場所の副詞を加えることで詳細な情報を伝えることができます。

場所を表す副詞は動詞を説明し、英文の最後に位置するのが基本です。

頻度を表す副詞の代表例

場所を表す副詞の場合は、here(ここ)やthere(そこ)などの表現もあれば、home(家)やthis shop(あの店)、Tokyo(東京)などの地名も場所を表す副詞も文中で、例文のように動詞を説明しているため副詞含まれます。

主に動詞を修飾して場所を表す副詞を覚えておくと便利でしょう!

above:上方に
below:下に
there:そこに
here:ここに
near:近くに
far:遠くに
somewhere:どこかに
away:向こうに
upstair:上の階へ
downstair:下の階へ

 

英文法で「時」を表す副詞

I read a book yesterday.
昨日、本を読んだ。

yesterday(昨日)のような時を表す副詞は、例文の本を読んだ時がいつなのかを詳しく説明しています。このような時を表す副詞は文中の最後に置かれます。

時を表す副詞の場合は、前項で説明した場所を表す副詞と一緒に使われることがありますが、その場合は「場所」の副詞のあとに時が置かれます。例文の場合は、there(そこに)が場所を表し、soon(すぐ)という意味のため時の副詞ということがわかります。

I’ll be there soon.
すぐ(そこへ)行きます。

また、時の副詞は同じ時の副詞が英文法中に複数使われることがあります。その場合は、時の単位が小さな単位から大きな単位の順に置かれます。

We have a meeting at nine every Monday.
私たちは、毎週月曜日の9時に会議がある。

時を表す副詞の代表例

時を表す副詞は数多くあるので、英会話を学習する中で1つずつ使いながら覚えておきましょう。

yesterday:昨日
tomorrow:明日
today:今日
once:かつて
yet:まだ
before:前に
after:後に

英文法で「様態」を表す副詞

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様態は、動作の状態や様子を表すときに使われる副詞です。

The injury will heal quickly.
傷が早く治る。

quickly(早く)のような、様態を表す副詞は動詞を修飾し、基本は英文法の最後に置かれます。

「様態」を表す副詞の代表例

様態の場合も多く存在するため英文法を読む際に、「様態」を表す副詞か考えながら覚えておくと英会話の表現を増やすことができます。

carefully:注意深く
easily:簡単に
fast:急いで
well:上手に
slowly:ゆっくり

英文法で「形容詞や他の副詞」を修飾する副詞

That is quite common.
それはよくありますね。

例文中にあるquite(非常に)は、commonは普通のという意味を持つ形容詞を修飾しています。形容詞や他の副詞を修飾する英文の場合は、修飾する単語の直前に置くのが基本です。

間違いやすいポイント

文中に冠詞(a / an / the)がある場合は、冠詞の後に名詞が置かれるのが基本です、副詞が入る場合は冠詞の直後に名詞が置かれるとは限りません。名詞の前に、名詞を修飾する形容詞、形容詞の前には名詞以外を修飾する副詞が入る英文もあります。

例文の形を覚えておくと、英会話やTOEICなどの英語試験に役立つでしょう。

I met a very nice person.
私はとてもいい人に出会った。

冠詞が”a”、副詞の”Very”、形容詞の”nice”、名詞の”person”という流れになっています。

冠詞+副詞+形容詞+名詞の流れを覚えておきましょう!

まとめ

英文法で副詞が置かれる位置は理解できましたでしょうか。まずは、基礎をしっかりと固めることで英会話をする上でも頭の中で英文法を組み立てることができるようになります。

基礎を覚えていきながら、英会話に必要な英文法を覚えておきましょう!

執筆者
吉田 和史
LISH株式会社代表取締役CEO。留学カウンセラー・語学カウンセラーとして500名以上のカウンセリングを経験。また、オンライン英会話・英語コーチングサービスの事業責任者として英語教育業界で経験を積み、LISH株式会社創業。コンテンツ責任者としてメディア全体の運営を行っています。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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