日常生活でカタカナ英語を日本語として会話の中で使っていることはありませんか。そのカタカナ英語の使い方は要注意です。何の疑問を持たずにカタカナ英語を使って会話をしていますが、実際にネイティブとの英会話で使ってみたら意味が通じないなんてことも。
カタカナ英語の本当の英語の意味を覚えることで、英会話力にも繋がりますので、日常でよく使われる10の英単語の意味をおさらいしてみよう。
目次
1. fix(フィックス)
“fix”が、日本語の会話でも「修正する」という意味で使われ、この意味自体には間違えありませんがそれ以外の意味で表現されることもあります。
例文1「修正するの意味で使われる例文」
A:Did you solve the problem?
(問題は解決しましたか?)
B:It’s already fixed.
(もう既に解決したよ。)
例文2「決めることの意味で使われる例文」
Let’s fix when we will start.
(いつ出発するか決めよう。)
“fix”には何かを「決めること」を英語で表現することがあるので、覚えておくと便利です。「取り付ける」などの意味も持ちます。
2. agenda(アジェンダ)
“agenda”という英単語は、仕事をしている方であれば良く耳にする単語ではないでしょうか。「議題」という意味でカタカナ英語としてよく使われます。
例文
The agenda for the meeting has been distributed.
(会議の議題が配布された。)
“agenda for the meeting“が「会議の議題」、”meeting agenda“という英語で「会議の議題」「打ち合わせ内容」とも使われるので、この表現を覚えておくと実際の英会話の幅が広がります。
3. commitment(コミットメント)
「結果にコミット」で短期間でダイエットが出来るRIZAPが英会話スクールRIZAP ENGLISHとして、最近ウェブでも広告を出していますが、この「コミット」という単語が日本語での会話でもカタカナ英語として使われていますが、意味を知らないで使用している人は要注意です。
「コミット」という表現は英語としては存在せず、英語の”commitment”という英単語から作られた日本語です。
例文
I make a commitment to study TOEIC hard. My aim is to reach TOEIC 900.
(私はTOEICの勉強を熱心に頑張ると約束します。私の目標はTOEIC900点です。)
「コミット」と外国人と英会話で話しても伝わらないので恥を欠かないように”commitment”でしっかり覚えておきましょう。
普段、私達がコミットと使っているのは、「約束」や「責任」という意味で使われていますが、「委託」「委任」という意味でも使われることがあります。
4. spec(スペック)
パソコンやスマートフォンなどのデバイス関連の性能に対して、「スペック」という単語は日々耳にしますね。男性の魅力度・能力度に対しても「スペック」が日本では使われていたりもしますが、英語の意味としては「仕様」です。
“spec”という単語は実は、英語の”specification” 略語で「仕様」以外にも「仕様書」「明細書」「設計書」と使われることもあります。
例文
This articles compares the specs of 20 of the best-bikes.
(この記事は、最高の20台のバイクの仕様(スペック)を比較しています。)
“on spec”で「ヤマを張って」「駄目元で」という意味でも使われるので覚えておくと便利です。
5. evidence(エビデンス)
“evidence”は、「証拠」という意味でカタカナ英語として表現されていますね。英語の意味では名詞で「証拠」「証言」とも使われますが、他動詞として「〜の証人になる」「〜を証言する」などともよく使われます。
例文
We have to find an evidence to convince them.
(彼らを説得するには証拠を探さなければ行けない。)
6. activate(アクティベート)
「アクティベートさせる」で何かを「作動させる」という意味でよく使われますが、それ以外の英語での意味として「活動的にする」という異なる表現がされることがあります。この2つを覚えておけばとりあえず完璧です。
例文
You can activate the system by buttons.
(このシステムをボタンで作動させることが出来ます。)
7. modify(モディファイ)
“modify”は、「修正する」「(一部を)変更する」「改造する」などで使われる単語です。
例文
I will modify a part of the meeting agenda for this time.
(私は、今回の打ち合わせの内容の一部を変更します。)
”fix”と同じように「修正する」という意味を持ちますが、目的に合わせて一部変更するという表現されることもあるのでニュアンスも覚えておきましょう。オフィスワーク等ではよく頻出する単語です。
8. pending(ペンディング)
「あの件、ペンディングにしといて」なんとオフィスで使われることがある”pending”ですが、「保留にする」と覚えている人が多いんじゃないでしょうか?そのカタカナ英語は、要注意です。
ニュアンス的には間違っていませんが、厳密に言うと「未決定のままである」という意味で”pend”の現在進行形が”pending”です。
例文
What are the matters pending?
まだ未解決の問題はどれですか?
おまけ
「保留」として使いたい場合は、「予約する」という意味を持っている”reserve” や「延期する」という意味を持つ”defer“を使います。
I will defer this matter.
(この件は保留にします。)
9. assign(アサイン)
「アサインする」で「選任する」「配置する」という意味を持っています。英語でも同じような意味が使われます。
例文
She was assigned to the Human Resource Department.
(彼女は、人事部勤務を命じられた。)
“assign”の名詞である”assignment”は、「宿題」や「研究課題」という意味で”Homework”の同義語としてよく使われるので覚えておくと便利です。
“give an assignment”(宿題を出す。)
まとめ:カタカナ英語が本当に英語として使えるか調べておこう!
いかがでしたか?
日常で使用しているカタカナ英語ですが、英語と同じ意味や似た意味で使われる単語もありますが、異なる意味で表現される場合もあります。カタカナ英語ではなく、正しい意味の英語で覚えておくと実際の英会話に役立ちます。