この記事はリーディングなど、普段の英語学習に活用できる「海外のファッション雑誌」を調査してまとめました。
洋書や英字新聞など読むことは読解力を上げることでチャレンジする人も多いですが、なかなかハードルも高いのが現状です。
そこで今回は、英語学習におすすめの「ファッション雑誌」をピックアップ。美しいファッションモデルの写真だけでなく、海外セレブのライフスタイルやスポーツ、料理などいろいろなトピックがあるので、ジャンルを超えた語彙力が身につくこと間違いなしです。
ぜひ、この記事を参考にファッション誌を英語で読んでみましょう!
目次
英語学習におすすめのファッション雑誌【5選】
それでは早速、英語学習にすぐ活用できる、おすすめのファッション雑誌を5つを紹介します。
物によってはオンラインでも洋雑誌は簡単に買えるので、ぜひチェックしてみてください。
- ELLE
- Teen VOGUE
- VOGUE
- COSMOPOLITAN
- GQ
1.ELLE
ELLEは、女性向けファッション誌として、フランス・パリにおいて創刊されました雑誌です。ELLEはフランス語で「彼女」を意味します。今では世界60ヶ国以上で発行されていて、日本版「ELLE Japon」も人気です。
特に面白いのが、英語でもイギリス版・アメリカ版が発行されていること。イギリス版は社会情勢やインタビューなどが半分以上で読み応えがあり、アメリカ版はセレブの生活など、カジュアルなコンテンツが特徴です。
使われている単語もイギリス英語とアメリカ英語ではかなり違ってくるので、読み比べてみるのも面白いでしょう。
ファッションの他にも美容・文化・恋愛・占いなど、ボキャブラリーも豊富に学ぶことができます。
2.Teen VOGUE
Teen VOGUEは、はその名の通り、10代向けのヴォーグのスピンオフとして2003年に設立されました。現在ではウェブマガジンとしてアメリカのティーンネイジャーに人気です。
10代向けの雑誌ですがファッションだけでなく、Politics(政治)のコンテンツがたくさん含まれているので、ファッション以外の単語を学ぶことができます。ファッションで使われる単語やフレーズをベースに他のコンテンツも読んでみたいという方におすすめですね。
特に、ウェブマガジンでは、ビデオコンテンツが充実。私自身もこのビデオを見て、毎回新しい単語や旬のワードを学ぶことにしています。
アメリカの10代がどんな生きた英語を話しているのか、気になる方はぜひビデオもチェックしてみてください。
3.VOGUE
アメリカで1892年に刊行された雑誌「VOGUE」は、アメリカ人女性の10人に一人が読んでいるとされる、人気ファッション雑誌。SATC(セックス・アンド・ザ・シティ)の主人公キャリーが憧れる雑誌としても、日本で認知されているのではないでしょうか?
1999年に創刊された日本版では、海外のトップフォトグラファーを起用し、インターナショナルなファッション雑誌としてスタイルを確立しています。
実際に私も「VOGUE」雑誌の中で、エディターが実際に愛用しているアイテムやお気に入りのレストランの情報を英語でチェックしています。ファッションショーなどよりも、より身近な単語が使われているので、英作文などのライティングの見本として活用しましょう。
4.COSMOPOLITAN
出典:https://www.cosmopolitan.com/
1886年にニューヨークでスタートした「コスモポリタン」は、世界約80ヶ国で展開されている女性向けファッション雑誌。ファッションやビューティなどのトピックだけではなく、社会的なトピックにも関心が高い点が特徴です。
最近はフェミニストについてやエイジハラスメント、LGBTQ+など、世界で話題になった社会派ニュースを数多く取り上げているので、英語学習だけでなく世界で話題になっているニュースをチェックする場所としても活用できます。また、セレブの生活を伝えるコンテンツなど、カジュアルな内容では堅苦しくない英文を使用しています。
例えば「Wanna feel old on this fine Monday morning?(この晴れた月曜日の朝に年を取りたいですか?)」といった単語の使い方など、生きた英語を学ぶことが可能です。そのためコスモポリタンは日常会話を学ぶツールとしてとても重宝する雑誌と言えます。
5.GQ
欧米で大人の男性バイブルとして人気なのが男性ファッション雑誌の「GQ」です。ニューヨークに拠点を置き、主に内容は男性のファッション、スタイル、文化、映画、セックス、音楽など多岐にわたります。
ラグジュアリーなファッションの中でも、車や時計など専用のコンテンツも充実しているので、自分の好きな記事から読み始めてみるのもおすすめです。
さらに、GQは雑誌の他にもWebサイトが充実しています。
日本語版「GQ JAPAN」のWebサイトでも同様のコンテンツを確認できるので、最初に英語でリーディングし、その後に日本語でどれくらい理解できたのかを確認するという方法も良いでしょう。
ファッション雑誌によく出る英語表現・単語まとめ
ここまでおすすめの英語ファッション雑誌を紹介しましたが、次はファッション雑誌によく出る英語表現をお伝えします。
あらかじめチェックしておけば、さらにスムーズに英文を読み進めることができます。
- eco-friendly(環境にやさしい)
- must have(必ず持つべきアイテム)
- trendy(流行の)
- intrigue(興味を引きつける、好奇心をそそる)
- unique(他には存在しない、唯一無二の)
1.eco-friendly(環境にやさしい)
「eco-friendly」は、環境に考慮したサスティナブルなブランドで見かけるフレーズ。
- 意味:eco-friendly(環境にやさしい)
- 例文:I am choosing shoes that are eco-friendly.
(私は環境にやさしい靴を選んでいます)
ファッションだけでなく、環境問題にも重点を置く外国の雑誌では、ECO(エコ)などのワードがよく目につきます。
他にもSDGsの普及や環境問題への意識の高まりから「sustainable(持続可能な)」といった単語も多く使われています。
2.must have(必ず持つべきアイテム)
「must have」は、表紙などでよくみるフレーズです。
- 意味:must have(必ず持つべきアイテム)
- 例文:10 must-have hats for summer(夏に持っておくべき10の帽子)
このフレーズは、女性ファッション誌の表紙でよく使われるフレーズです。
形容詞として用いて、「must-have seasonal cosmetics (絶対買いたい旬のコスメ)」のように名詞を修飾することもできます。
3.Trendy(流行の)
「Trendy」は、ファッションウィークによくみるフレーズです。
- 意味:Trendy(流行の、流行の先端をゆく)
- 例文:a person who starts a trendy fashion, called a trend-setter(最先端のファッションを打ち出す人)
このフレーズはファッション誌で季節が変わる前に、流行を伝える場面で使われる言葉です。
雑誌のコスモポリタンでは、「so Trendy!」写真と一緒に毎回旬のファッションが紹介されています。
4.intrigue(興味を引きつける、好奇心をそそる)
「intrigue」は、トレンドやブランドの紹介文で見かける単語です。
- 意味:intrigue(興味を引きつける、好奇心をそそる)
- 例文:He was intrigued by the story(彼はその話に好奇心をそそられました。)
新しいブランドの紹介などで注目のアイテムを紹介するときに、この単語を目にします。
5.unique(他には存在しない、唯一無二の)
「unique」は、注目の限定アイテムやブランドを紹介するときに使われます。
- 意味:unique(他には存在しない、唯一無二の)
- 例文:A unique artist(類まれな芸術家)
ブランド紹介のインタビューで編集者がブランドを説明する際に、度々出てくるのがこの「unique」。
日本だと個性的なという意味で使われることが多いかもしれないのですが、英語の訳ニュアンスは、もっと(世界に一つ・他には存在しない)と言ったようにさらに強いイメージです。
まとめ:好きな「ファッション雑誌」から生きた英語を学ぼう!
今回はおすすめの英語のファッション雑誌をご紹介しました。
ファッション雑誌の中から、興味のあるジャンルや記事を探せば、自然にボキャブラリーも増やすことができます。
さらに「teen VOGUE」などの雑誌からは、カジュアルな「生きた英語」を学ぶことができます。ファッションが好きな人はこれを機に英語を学び始めるのも良いかもしれませんね。
ぜひ、楽しみながらファッション雑誌を使った英語学習に挑戦してみてください。
その他、English Withでは英語学習におすすめのコンテンツを用意。ファッション雑誌以外でも学習してみたい!という方はぜひチェックしてみましょう。
また、ファッション雑誌を通じて英語をインプットしたらオンライン英会話でファッションに関する内容を講師と話してみるのも良い練習になります。オンライン英会話スクールの多くでは、無料体験ができるのでまずは気軽に受けてみることをおすすめします!