独学で日常英会話を学びたい場合は、学習本を使った勉強法が効果的です。使う学習本をしっかり選べれば、独学でも十分に英語力を上達させることができます。
そこで今回の記事では、日常英会話が学べるおすすめの学習本を14冊紹介していきます。
レベル別に紹介するので、ぜひ学習本を購入する際の参考にしてみてください。
目次
日常英会話が学べる学習本を選ぶ際に意識したい3つのポイント
ここでは、日常英会話が学べる学習本を選ぶ際に意識したいポイントを3つ紹介します。
- 自分のレベルに合っているかを確認する
- 音源がついているかを確認する
- 実用的な英語フレーズが多く掲載しているかを確認する
順にチェックをして自分に必要な本を選べるようにしておきましょう!
1.自分がレベルに合っているかを確認する
学習本を選ぶ上で、自分のレベルに合っているかどうかは最も重要なポイントの1つとなります。理由としては、学習本の内容が簡単すぎたり、難しすぎたりすると、モチベーションだけでなく学習の効率も下がってしまうからです。
「そもそも、自分の英語のレベルがわからない…」という方は、力試しとしてTOEICを受けてみるのもおすすめ。
できるだけ費用を抑えて学習したい場合は、英語の問題集などを使うことである程度のレベルを確認することができます。
2.音源がついているかを確認する
学習本を選ぶときは、音源がついているかどうか確認しましょう。日常英会話スキルを上げるためには、リスニング力とスピーキング力が必要です。
どれだけ英単語や文法を覚えても、相手に伝わらなければ意味がありません。音源がついている本では、ネイティブスピーカーの発音を繰り返し聞くことができます。
リスニング練習だけでなく、正しい発音の練習もできるため、より実践的な英語力を身につけられるでしょう。
3.実用的な英語フレーズが多く掲載しているかを確認する
日常英会話を学びたい場合は、実用的な英語フレーズが多くのっている学習本がおすすめです。英会話においては「英単語や文法を覚えても、実際の会話で出てこない」と悩む方は少なくありません。
英語のフレーズを多くインプットすることで、日常英会話がよりスムーズにできるようになります。
「学習本を使って英会話力も身につけたい…」というのであれば、英語フレーズを覚えて繰り返し使うのが効率的な英会話習得方法です。
日常英会話が学べる学習本【初心者向け5選】
ここまで、日常英会話の学習本を選ぶ際のポイントをお伝えしました。ここからは、おすすめできる学習本を、初心者・中級者・上級者向けに紹介します。
まずは、初心者向けの学習本をチェックしてみましょう。
1.英会話なるほどフレーズ100
「英語なるほどフレーズ100」は、ネイティブが幼少期から使っている超定番の日常英会話フレーズが載っている学習本です。
国際コミュニケーション博士兼英会話コーチのスティーブ・ソレイシィ氏による著書で、日本でベストセラーにもなりました。
「もっと簡単な英語で話そう!」をポリシーとしているため、初心者でも覚えやすい簡単な英語フレーズが多く載っています。応用範囲を広げた発展フレーズも一緒に学べるので、実践的な英語を学びたい方におすすめ。
また、英会話なるほどフレーズ100は「BABY」「KID」「CHILD」「PRETEEN」「TEENAGER」の5つのステージに分かれており、ステージが上がるに従って英語力を伸ばすことができます。
1つのフレーズに対して見開き1ページでしっかり解説してくれるので、より深く理解できる点もおすすめできるポイント。イラスト付きでイメージがしやすく、記憶も定着しやすいです。
CD音源もついているので、音声のみでの学習も可能。通勤や通学のすきま時間を有効活用して英語力を身につけられますよ。
2.しゃべって覚える小学生の英会話 Talking Time 1
「しゃべって覚える小学生の英会話」は、よく使う英単語と簡単な会話表現がマスターできる学習本です。
小学校1〜6年生を対象にしていますが、日常英会話の基礎を固めたい方にもおすすめ。図や色を多く使っているため、内容も理解しやすいです。
CD音源では、単語やフレーズを繰り返し聞くことができます。リスニングや正しい発音練習を行う際に教材を音声を照らし合わせながら使うことで効果的に学習することができるでしょう。
シリーズ版でTalking Time 3まであるため、自分のレベルに合わせて徐々にステップアップさせることも可能ですす。
3.中学校レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本
「中学校レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本」は発売以来、英語初心者から「わかりやすい」「役に立った」などの高評価を得ている学習本です。
英語講師やタレントなど幅広く分野で活躍しているニック・ウィリアムソン氏による著書で、累計14刷のロングセラーを誇っています。
この学習本の特徴として、日本人の英語にありがちな間違いに焦点を当てていることが挙げられます。時制による表現の違いなどが簡単に解説されていて、英語初心者でも理解しやすいです。
4つのチャプターに分かれており、1語置き換えて新しい文を作る方法や複雑な文をシンプルにする方法などを学ぶことができます。
そのため、基礎的な英語力がすでにある方でもこの本を使うことで新しい表現を学べるでしょう。表現の幅が広がり、日常英会話で活かせるようになります。
CD音源もついているので、しっかり発音練習もできますよ。
4.どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、日常英会話でスラスラ英語が出てくるようになる学習本です。
瞬間英作文とは、中学レベルの簡単な英語を使い、スピーディーに声に出して英文を大量に作るというものです。3〜5秒以内で日本語を英語にするため、スピード感が重要となります。
日本語だけ見ると簡単なように思えますが、それをすぐに英訳するとなると、予想以上に難しいと感じる方は多いです。この本を使えば、すぐ正解の英文が流れてくるので、わからない部分や間違えた部分はその場で確認できます。
「簡単な英文なのにすぐ出てこない」「相手が話している内容は理解できるのに、自分はうまく話せない」と悩んでいる方に効果的なトレーニング方法です。
トレーニングを継続することで、英語がスムーズに出てくるようになります。文法力や会話での瞬発力を上げたい方は、チェックしてみてくださいね。
5.難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」は、TOEIC320点の英語素人さんとネイティブ英会話コーチのスティーブ・ソレイシィ氏との対話形式で学習していく本です。
対話形式なので、座学が苦手という方でも無理なく読むことができます。使用例もイラストと一緒に多く紹介されているため、初心者でも簡単に覚えやすいです。
日本人は英語を難しく考えすぎてしまう傾向がありますが、この本を読むことによって今までの考え方が覆されるでしょう。日常英会話をもっと楽に話せるようになります。
「aかtheで迷ったら『ん』と言え」「とにかく短く発音すればネイティブっぽく聞こえる」など、英語のハードルが下がる英会話メソッドを学ぶことができます。
日常英会話が学べる学習本【中心者向け5選】
ここでは、日常英会話が学べる学習本を中級者向けに5冊紹介します。
「基礎はすでに身についている!」という方であれば、中級者向けの学習本からスタートするのがおすすめです。中級者向けの本では、基礎を活かした応用フレーズも学ぶことができます。
1.英会話きちんとフレーズ100
「英会話きちんとフレーズ100」は、初心者におすすめの学習本として紹介した英会話なるほどフレーズ100の続編です。
ステージ1〜6まであり、徐々にレベルアップを図れます。「英会話なるほどフレーズ」が覚えられたら、本書を購入するのがおすすめ。
日本人が子どもの頃から使い慣れている日本語表現を英語でわかりやすく解説しています。「いただきます」や「ごちそうさま」など、簡単なフレーズでも英語で表現できないという方は多いです。
「日常生活よくで使う表現だけど、英語だとなんて言えばいいの?」という疑問を解決してくれるはずです。「英会話なるほどフレーズ100」と「英会話きちんとフレーズ10」にのっているフレーズを覚えることができれば、日常英会話で困ることがなくなるでしょう。
CD音源がついており、身支度の最中や通勤・通学など、音声のみの学習も可能です。シンプルな表現を多く聞けるので、もっと簡単に英語で伝えたいという方はぜひ読んでみてくださいね。
2.英会話フレーズブック-リアルな日常表現2900-
「英会話フレーズブック-リアルな日常表現2900-」は、初級から中級にステップアップしたい方におすすめできる学習本です。
日常生活で使う表現なのに学校では習ったことないフレーズも多く紹介されているため、より実践的な英語力を身につけられます。TOEICはハイスコアだけど、日常英会話は苦手という方にも役立つでしょう。
フレーズは場面ごとに紹介されており、英語と和訳の文章が交互にのっているシンプルなデザインです。無駄がなく読みやすいため、効率良く学習できます。
CD音源も同様、英語→日本語の順で繰り返していきます。CDは3枚ついているため、耳で英語を覚えたい方にぴったりです。
3.中学英語を一瞬でネイティブ英語に変える法
「中学英語を一瞬でネイティブ英語に変える法」は、中学校英語をネイティブ英語に変える方法を50個ほど詳しく解説している学習本です。
例えば、趣味を話す際に「My hobby is〜」よりも「I like〜」の方が自然、「have」よりも「have got」の方が良いなど、日本人がよく使いがちな表現を厳選して紹介しています。
中学英語をしっかり身につけることは大事ですが、日本で習う英語の中には、日常英会話で使わないものも多く含まれています。ネイティブの耳には少し幼く聞こえたり、不自然に聞こえたりするのも事実。
中学校で習った英語をベースに、プラスアルファの単語や言い回しを付け加えるだけで、実用的な英語に生まれ変わります。50のコツを覚えられれば、短期間で英語力を向上させることもできますよ。
4.その英語、本当にあってる?ネイティブならこう答えます
「その英語、本当にあってる?ネイティブならこう答えます」は、TikTokで76万人のフォロワー、YouTubeで17万人のチャンネル登録者数を誇るKevin’s English Roomが学校では絶対に教えてくれない日常会話を紹介しています。
※2022年6月時点のフォロワー・登録者数
日本人が学校で習う英語とネイティブの違いや日常会話で使えるスラングなども紹介してくれるので、より生きた英語を学ぶことができます。
読みやすく面白いと評判で、YouTubeの雰囲気もそのまま楽しめるという口コミも多いです。事前にyoutubeを見ておくと、より楽しんで本を読めますよ。
5.会話する英文法Q&Aわかる!使える!
「会話する英文法Q&Aわかる!使える!」は、日本語英語に多い間違いや勘違い、ネイティブが使う自然なフレーズなどをクイズ形式の対話文を例に解説している学習本です。
クイズ形式なので、遊び感覚で英文法を勉強できます。そのため、すでに習った英語を日常英会話で使える英語に変えたい方におすすめ。
CD音源もついており、音声データのダウンロードも可能です。朝の身支度をしながら、お風呂に入りながら、通勤・通学しながら、家事をしながらなど、ながら作業で英語のリスニングスキルを身につけられますよ。
日常英会話が学べる学習本【上心者向け4選】
さらなるステップアップを目指したい方は、上級者向けの学習本にもチャレンジしてみましょう。上級者向けの本では、より多くの英語フレーズを学ぶことができます。
ビジネス英語を学んでいる方でも、新しい発見があるはずです。ここでは、上級者向けの学習本を4冊紹介します。
1.ネイティブ英会話フレーズ集3240
「ネイティブ英会話フレーズ集3240」は、日常英会話で使えるフレーズをより多く覚えたい方におすすめできる本です。
日本語で頭に思い浮かんでも英語では言えないフレーズが多くのっています。少し難しい単語もトピックによっては使われているので、より高い英語力を身につけられるでしょう。
フレーズは話題別や場面別に紹介されており、しっかり覚えられたか穴埋めテストで確認することもできます。インプットだけでなく、アウトプットもしっかりすることで、記憶も定着しやすいです。
学習本についているCD音源は1.5倍〜2.0倍速で聞くことも可能。通勤や通学などのすきま時間にフレーズを聞き流せるので、日常英会話に欠かせないリスニング力を上げたい方は挑戦してみると良いでしょう。
2.一億人の英会話
「一億人の英会話」は、スピーキング力を高めるのに効果的な学習本です。
本書の基本例文は、最も合理的でかつ応用が聞く形で形成されており、日常英会話で使えるものだけを厳選して紹介しています。一般的な英文は5つの基本文型とその派生・変形で作られていて、全64の文型があります。
計64回のレッスンを通して、一つひとつの文型を学んでいくので、ただ単にフレーズを覚えるよりも理解を深めながら覚えたい方におすすめ。
音声で学習したい場合は、3通りの方法があります。音声データのダウンロード、QRコードでストリーミング再生、アプリを使う方法です。
自分に合った方法を選び、例文を暗唱できるレベルになるまで、何度も音声を聞いて音読を繰り返しましょう。
3.ついつい出ちゃう!日本人のかんちがい英語
「ついつい出ちゃう!日本人のかんちがい英語」は、日本人が言ってしまいがちな英語を紹介している学習本です。
「What’s your name?」「How much?」「What time is it now?」など、日常英会話でよく出てくる簡単な英文でも、日本人とネイティブスピーカーの捉え方は異なります。
「DAILY」「BUSINESS」「TRAVEL」「ROMANCE」のシーン別に、勘違いされやすい文章や正しい言い方を具体的に紹介してくれます。
基礎英語が身についている方でも、「このときは、こう言えばよかったのか!」と思えるようなフレーズが多いです。
ネイティブと話せる英語を学びたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
4.英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集
「英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集」は、カジュアルな表現だけでなく、丁寧な表現も学びたい方におすすめできる学習本です。
英語にも礼儀正しく伝えるための敬語がありますが、日本の学校では学ぶ機会が少ないため、「この言い方で合ってる?」と不安に思う方も多いでしょう。
この本では、同じ意味の文章を「とても丁寧」「やや丁寧」「カジュアル」の3段階に分けて表現してくれます。
敬語は日常英会話の中で使うことは少ないですが、学校の先生や初対面の人に対して使うこともあります。留学やワーキングホリデーをする予定がある方やよりネイティブに近づきたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
自分のレベルに合った学習本で日常英会話を学ぼう!
今回は、日常英会話を学べる学習本をレベル別にまとめて紹介しました。
学習本を使って独学する場合、自分のレベルに合っているかどうかが重要となります。正しい発音も一緒に学びたい方は、CD音源付きの学習本がおすすめです。
CD音源付きであれば、通勤や通学などのすきま時間に学習できます。英語を聞き流すだけでも耳が慣れてくるので、聞き取れる単語が徐々に増えてくるはずです。
ぜひ今回紹介した学習本の中から、自分が使いやすいと感じる本を選んでみてくださいね。
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