今回は、皆さんのご家庭で気軽に視聴可能な「英語教育に特化した子供向けテレビ番組」をいくつか紹介していきます。
テレビは多くのご家庭にあると思いますが、地上波をはじめケーブルテレビなど様々なテレビ番組が用意されていますよね。
子供の教育テレビで有名な「NHK」や、その他のチャンネルでもクイズ番組や学習を促すような内容のものが昔に比べると増えている印象があります。
普段から馴染みのある「テレビ」を通じて英語学習することは、始めやすく続けやすい方法なのでおすすめ。
この記事では、English With編集部の子育て中のメンバーと共に「英語を効果的に学べる子供向けテレビ番組」を徹底的にリサーチしました。
- 「子供が英語のテレビ番組を観て効果があるのかを知りたい」
- 「どんな英語教育系のテレビ番組があるのか教えて欲しい」
- 「おすすめのテレビ局やその他サービスを知りたい」
目次
子供向けテレビを使った英語学習は効果があるのか?【3つのメリット】
テレビ番組を観せる英語学習は子供にとって始めやすくおすすめであるとお伝えしましたが、実際にはどのような効果があるのでしょうか?
以下で簡単にまとめてみたので順に確認してみましょう!
- メリット①:映像や音を通じて英語を目で耳で覚えられる
- メリット②:放送時間が短く飽きずに観ていられる
- メリット③:親子のコミュニケーションツールになる
メリット①:映像や音を通じて英語を目や耳で覚えられる
テレビ番組というものは「映像や音」を通じて情報を発信しているため、内容を頭で理解できなくても流れてくる映像を目で追っていくうちに意味合いがわかるものが多くあります。
また、音を使った英語学習は子供にはかなり効果的で、なんでも真似ることが得意な時期に「ネイティブの発音」などを聞かせてあげることで、リスニング・スピーキングスキルの向上にも後々繋がっていくのです。
さらに、勉強嫌いで机にも集中して座っていられない子供が、テレビ番組を観せるとじっと集中していられる。といったことを聞いたことがあるかもしれませんが、テレビ番組がきっかけで英語好きになる可能性もあるのです。
英語学習は「参考書で英文法や英単語」を学ぶ方法もありますが、スピーキングやコミュニケーション能力を身につけるという点では「テレビ番組」を通じて、映像や音楽から学ぶ方が効果はあります。
知らぬ間に学びが楽しくなっていく学習方法は子供にとってもストレスなく行えるので、知識をインプットする教材としてテレビ番組を使用するのはおすすめです。
メリット②:放送時間が短く飽きずに観ていられる
子育て中の方は良くご存知かと思いますが、子供向けに作られているテレビ番組は「15分~30分前後」のものが多く、ストーリーの流れが遅く調整されていたり、途中で違うトピックの話に移ったりと子供が飽きないように制作されています。
様々なものに興味のある子供の時期は、番組の内容自体が面白くても視聴時間が長ければ子供も集中できなくなり、途中で見飽きる可能性は大いにあるでしょう。
その分、テレビ番組は「比較的子供が飽きずに観てられる時間内」で放送してくれるので使いやすいいうメリットがあります。
メリット③:人とのコミュニケーションツールになる
テレビ番組を観せてあげることは、例えば学校内などで英語番組を観ているお友達がいれば「子供同士の会話のきっかけ」になったり、共通認識であるキャラクターがいればその話で盛り上げることもできます。
親子関係でも同じく「共通して知っているテレビ番組」が1つでもあることで、話をするきっかけになったり、子供も親が好きな英語番組について質問することで喜んで答えてくれたりします。
子供に「今のお話を観てどう思った?」「ママはね、、、」などと会話をしてあげることは、お子さまの想像力や聞く力を育てることができるでしょう。
また、英語番組を通じることで知識や教養が身につくのは言うまでもありません。
海外の映像や人の映像を通じてみることで「自分が住んでいる国との違い」が理解でき、それがきっかけになり英語に興味が湧いてくるのではないかと思います。
英語学習に使える子供向けテレビ番組【10選】
「子供の英語学習のためにどんな番組を見せれば良いのか?」考えている方に向けて、おすすめできるテレビ番組を10選ピックアップしました。
教育関連の番組を多く放送している「NHK」の作品がほとんどですが、どれも英語を学ぶ際には使えるものばかりですので、1つずつチェックしていきましょう!
※おすすめ度・対象年齢はEnglish With独自で判断したものも含まれますのでご了承ください。
えいごであそぼ
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 0~6歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
えいごであそぼは、0~6歳までが対象の英語でお子様が学びやすく英語に触れる最初の番組としてもおすすめ。
大きなクジラの背中の上にある町「オートンタウン」を舞台に、毎回異なる内容のストーリーで番組が進み、新鮮な気持ちで英語を学ぶことが可能です。
ネイティブの英語発音が学べる「フォニックス学習」を取り入れたアクティビティが取り入れられ本格的な英語の音とリズムを学べる番組です。お笑い芸人の厚切りジェイソンさんなども出演しているので面白く話が進んでいきます。
ミッフィーのぼうけん
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 0~6歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
誰もが知っているうさぎの「ミッフィー」が繰り広げる日常生活で使われる英語表現を学べる番組です。
話の内容がわからなくても、可愛いミッフィーが動くだけで映像を目で追って自然に学習ができるかと思います。1話5分で完結するので、小さな子供でも飽きずに観れますね。
また、音声切り替えもNHK番組では可能ですので「英語→日本語字幕」を使いながら、両言語を一緒に学ばさせるのもおすすめ。
きかんしゃトーマスとなかまたち
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 3~6歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
きかんしゃトーマスとなかまたちは、世界的人気を誇る「きかんしゃトーマス」が主人公のテレビ番組です。今でも新作が作られており、NHKでは2019年から新シリーズがスタート。
世界各国へ飛び出して仲間たちと様々なハプニングを解決していきます。子供が好きになりそうなキャラクターも多く印象的ですので、楽しみながら英語を学べるのではないでしょうか。
おさるのジョージ
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 2~6歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
おさるのジョージはミッフィーと同じく日本でも非常に有名なアニメで、NHKの番組でも放送されており「2歳以降のお子様」から楽しめ内容かと思います。
何にでも好奇心を持つ「おさるのジョージ」は、日常生活の中で見たものなんでも触ってみたり使ってみたりとわんぱく。そのため、子供たちは英語を学ぶだけではなく、ジョージの動きを見ながら様々なことに興味を持てるような内容になっています。
絵本や人形なども日本では販売されているので、使いながら番組を観せてあげるのも良い相乗効果になりそうですね。
ディズニージュニア
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 4~6歳程度 |
視聴可能な番組 | ケーブルテレビ・YouTubeチャンネル |
ディズニージュニアは、日本のケーブルテレビなどを通じて視聴可能なディズニーの子ども向けテレビ番組。ケーブルテレビでは2カ国放送がされています。
YouTubeチャンネルも開設しており、こちらは無料で視聴可能。ただし、英語音声のみになります。
ディズニーキャラクターが歌を歌いながらケーキを作ったり、牧場で働いてみたりと、様々なシーンで使う英会話表現を学べるので映像を観るだけでも楽しい内容になっているのが特徴的です。
エイゴビート
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 9~10歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
エイゴビートは、学校が舞台になっている番組で、リズムに乗って英語の文章や単語を覚えていく内容です。
学校生活でよくある内容で実際の小学生がショートドラマを演じたり、遊びのコーナーも用意されています。リズミカルに英語を発音したり、歌ったりする場面が多いのが特徴的です。
「Is it a monkey?(それは猿ですか?)」「No, It’s not.(違います)」「It’s an elephant.(それはゾウです)」など、簡単な英語の質問にテンポよく答えていくという流れであったり、学校生活で普通に行う会話なども学べます。
先生役としてモデルの「栗原類さん」、遊びのコーナーでは「小嶋よしおさん」や「ゆりあんレトリィバァさん」なども出演しており子供たちにも馴染みのある方々と一緒に英語を学べる番組です。
プレキソ英語
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 11~12歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
プレキソ英語は、日本の伝統的な食文化としても有名な「お寿司」を擬人化したキャラクター主人公で「SUSHIタウン」という場所に住み生活をしています。そこで、彼らが生活の中で使う英語を学ぶという番組です。
対象年齢は「11~12歳程度」ですので、英語に慣れているお子様が効果的に学習できます。
先ほど紹介した「エイゴビート」は、短文をリズミカルに繰り返し覚えていく内容でしたが、プレキソ英語はより長文にチャレンジするため少しレベルは高い目です。
残念ながら現在はリアルタイムでの放送はされていませんが、「プレキソ 英語」と調べるとWebサイトから過去のアーカイブを閲覧できます。1回15分完結ですので、小学生であれば集中できる時間の長さかと思います。
世界エイゴミッション
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 11~12歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
世界エイゴミッションもエイゴビートと同様に対象年齢が「11~12歳程度」で、英語基礎を理解しているレベルのお子様におすすめの番組です。
英語を使いながら、与えられたミッションをクリアするという番組構成で、ゲーム感覚で学べます。1回10分完結ですので気軽に使えるのも特徴的ですね。
また、出演している男の子は「全く英語がわからずに現在学んでいる」という設定ですので、これから英語を学ぶような感覚で一緒に学習できるのではないかなと思います。
英語を学ぶだけではなく、海外の様々な場所も紹介されており海外への興味を持つきっかけにもなってくれそうですね。
知りたガールと学ボーイ
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 13~14歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
知りたガールと学ボーイは、英語を通じて外国人とコミュニケーションを取りながらその日のお題を元に英語で伝える内容の番組です。
英語が話せる、お笑い芸人の「ゆりやんレトリィバァさん」や兄弟漫才師の「ミキさん」がレギュラー出演しており「バラエティ×英語教育」を掛け合わせたような感覚で楽しく視聴できます。
他の英語番組と比べても、大人でも楽しめるような内容構成と英語レベルですので「13~14歳程度」のお子様が観るにはちょうど良いかなと思います。1回15分の番組です。
リトル・チャロ
おすすめ度 | |
---|---|
対象年齢 | 13~14歳程度 |
視聴可能な番組 | NHK |
リトル・チャロは、可愛い犬の「チャロ」が主人公の英語番組で、ネイティブが使うような英語がよく出てくるので内容としてはレベル高めです。
僕もアメリカ留学前に観ていたことのある番組で大人でも楽しめる他、英語力の高いお子様でも海外を舞台にしたストーリーなども用意されているのでおすすめ。実戦で使える英会話表現が身につく作品です。
どんなテレビ番組やサービスを使えば子供の英語学習に効果的か?
ここまで紹介したほとんどのテレビ番組が「HNKで視聴可能」なものでしたが、その他でも様々なメディアやサービスを使うことで観れる番組数も増えていきます。
多くの番組からお子様に適したものをチョイスした方が、英語学習にも効果的ですし、継続して学び続けられます。
そこで、ここでは国営放送や民放放送以外で「おすすめできるサービス」を簡単にご紹介していきますので、気になる方は見てみましょう!
- ビデオ・オン・デマンド(VOD)
- YouTube
ビデオ・オン・デマンド(VOD)
ご存知の方も多いかと思いますが、最近ではレンタルショップでビデオやDVDなどを借りずに、ビデオ・オン・デマンド(VOD)のサービスを使うことで、様々な番組を視聴できるようになっています。
”Video On Demand”の訳で「動画定額配信サービス」のことを指す。国内外で有名な会社はAmazonプライムビデオ・Hulu・Netflix(ネットフリックス)など。
これらのVODサービスは全て有料にはなりますが、コンテンツの量や家族で一緒に楽しめる作品数などを考慮すると、子供の英語教育を行う際には「VOD」を使うのもかなりおすすめです。
以下で各サービスで視聴できる番組をまとめた記事があるので、興味があれば参考に!
YouTube
YouTubeは、今や全世界中で利用されている最大の動画サービスとなりましたが、こちらは無料で視聴でき、かつ様々なコンテンツや機能が用意されています。
最近のお子様はYouTubeを観ていることも多く非常に馴染みのあることから「YouTubeを使った英語学習」もおすすめ。
YouTubeではテレビ番組ではなく「チャンネル」という言い方をしますが、意味合いはどちらも同じです。テレビ放送の番組と並行して気になるチャンネルがあれば使ってみるのも良いですね。
こちらも以下に「YouTubeで英語学習におすすめの子供向け動画」をいくつか紹介しているのでチェックしてみましょう!
最後に:テレビ以外の媒体を使うことも子供の英語学習にはおすすめ!
今回は「英語学習のテレビ番組を子供に観せるメリット」をはじめ「英語を効果的に学べる子供向けテレビ番組」などをいくつか紹介いたしました。
その他、簡単にではありますが「VODサービス」や「YouTube」などの番組(チャンネル)を使った学習もおすすめですので、ぜひ検討してみてくださいね。
英語学習は早いうちから行うのが効果的ですので、今のうちから子供の好きな番組を知っておいたり、いくつか使ってみて興味の示すものを集中的に使ってみるのも良いでしょう。
また、本格的にお子様に英語学習を考えているのであれば、テレビ番組を見せる他にも「英語教材」や「オンライン英会話」を並行して利用するのが効果的です。
以下の記事で詳しく「子供の英語学習教材」や「オンライン英会話スクール」についてまとめているので、こちらも参考にしていただけばと思います。