「小さい」や「少ない」という意味で良く混乱する2つの”few”と”little”という単語ですが、これらの正しい使い分けのポイントはご存知ですか?英語には正しい使い方とは間違われて使われる紛らわしい単語が多くあります。今回は、”few”と”little”の正しい使い分けを覚えていきましょう!
“few”と”little”の使い方は分かるけど、比較級の”fewer” と”less”が分からないよって言う人は、この記事を参考にして下さい。
では、さっそく見てみましょう。
“few”と”little”の英語の意味とは?
今日は、”fewer”と”less”の違いを覚えていきましょう!
単語
few:ほとんどない、少数しかない
little:小さい、少量の、若い、年少の
単語だけ見るとほぼ似た意味で使われますね。単語を見て違いとして分かるのは、”little”は「若い」という意味をもつため”little boy”「小さい(若い)男の子」と使われますが、”few boy”とは言いませんよね。
“few”と”little”の使われ方の違いとは?
これら2つの単語の違いは、【数えられる名詞(可算名詞)】か【数えられない名詞(不可算名詞)】のどちらかに使われるかです。
“few”は、数えられる名詞(可算名詞)
“little”は数えられない名詞(不可算名詞)
例文
There are few persons.
人数が少ない。
He drank little of the water.
彼は、水を少しも飲んでいない。
これらの例文の通り、”person”は数えることができ、”water”は量なので数えることが出来ません。
また、”few”は時間などにもよく使われます。
“a few seconds”「数秒」”few minutes”「数分」”few hours”「数時間」”few days”「数日」”few weeks”「数週間」”a few months”「数ヶ月」と表現することが出来ます。
“few”と”little”に「a」がつくと意味が変わる?
few / little:少しもない
a few / a little:少しだけある
実は、「a」がこれらの単語につくと肯定的な意味に変わり、「少しもない」状態から「a」が付いただけで「少しだけある」と変化しているのがわかります。
“few”と”a few”の例文
I have few friend.
私は、友達が少しもいない。
I have a few friends.
私は、友達が少しだけいる。
“a few”で肯定的な意味に変わっていますね。
“little”と”a little”の例文
I have little money.
私は、お金がすこしもない。
I have a little money.
私はお金がすこしだけある。
“a little”で肯定的な意味に変わっていることがわかりますね。
“fewと””little”の使い方が分かったところで、比較級である”fewer”と”less”の使い方も見てみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。これらの単語は、「a」の冠詞 が付いただけで、意味が異なってきますのでしっかりと覚えておく必要がありますね。使い分けにも気をつけて、英会話に生かしていきましょう。