フィリピン留学やフィリピンと日本を繋いだSkypeなどで英会話レッスンなど、フィリピン人の英語の講師との英会話学習などが近年注目を集めています。
注目を集めている理由は、フィリピン人の英語力。アジアなので低価格で留学や英語を学べるメリットもありますが、クオリティが高くなければここまで注目を集めることはありません。今回そのフィリピン人の英語力が注目を集めている理由を5つのポイントをもとに説明していきたいと思います。
目次
1.フィリピンの公用語は英語
島国国家のフィリピンは、島や地域・民族ごとに言語があり、フィリピンにはなんと80前後の言語があると言われています。
その中で、母国語はタガログ語となり、公用語は英語で話されています。元々、アメリカの統治下であったフィリピンは、その当時の影響から英語が国として使われているため公用語となっています。
アジアの発展途上国であるフィリピンは、国として英語力の底上げをすることで世界的に流通している英語を向上させることで経済を発展させようという背景から英語が日常的に使用されている言語となります。
2.フィリピン人は小学生の時から英語を話すことが出来る。
フィリピンは約50年の間アメリカの植民地だった影響もあり、教育制度はアメリカの影響を強く受けています。
フィリピン人は、小学校から大学卒業までのほとんどの教育を英語で学習をしています。日常的に使われる言語は、タガログ語や島々の言語ではあるのですが、幼い頃から英語で授業を学ぶということをしてきています。
日本でも英語の授業が行われていますが、英語という科目の中で言語を学んでいるのに対して、フィリピンは英語を使って社会や数学、他の学問を学ぶということを教育の中で受けているので、日本人や他の英語非ネイティブ国と比べて、英語力が高い理由は納得できます。
3.街中の見かける文字は英語がほとんど。
フィリピンでの生活シーンでは、町中の看板や広告・レストランのメニューなどは英語で記載されていることがほとんどです。ビジネスシーンでも契約書や社内資料などは英語で記載がされているので、英語が当たり前の国になっています。
そして、一般的なフィリピン人は英語が流暢なためハリウッドなどの英語で収録された海外英語は、もちろん英語のみで上映されています。日本の場合は、字幕版もしくは日本語で吹き替えされて上映されていますがフィリピン人にはそれは不要です。
字幕や吹き替えが必要ない分、フィリピンでは日本よりも一足早く、ハリウッドとほぼ同じタイミングで最新映画を観ることができます。映画に限ったことではなく、海外の最新情報も英語ができるフィリピン人は、一足早く情報を獲得できるといえます。
4.ビジネスの世界で英語は必須のフィリピン
フィリピン人が大学を卒業した後、その大半がBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の職に就き、フィリピンの就業人口のうち5割以上がBPOで働いていると言われています。
フィリピンでのBPOとは、代表的な例を挙げるとコールセンターやカスタマーサービスの事を言います。アメリカやイギリス・カナダなどの英語ネイティブ国向けの英語でのコールセンターは実はフィリピンに設置されていることがほとんどです。
日本でも有名な企業でAppleやIBM、JPMorganなどの世界的に有名な企業のコールセンターは実はフィリピンにあり、ネイティブのカスタマーケアなどをしています。
それはつまり、アメリカ国内に住む人が、商品やサービスへのお問い合わせダイヤルとして設定されている電話に電話を書けると、その国ではなくフィリピンに電話が繋がり、カスタマーサービスをしているということです。
ネイティブと同等の英語力が求められるカスタマーサービスですが、それをフィリピンに設置されているということは英語力がアメリカ・カナダ・イギリスなどから認められているということが言えます。
5.フィリピン人の英語は綺麗
平均的なフィリピン人の英語は、訛りが多いです。日常生活で英語を使用するタクシーやレストラン、ショッピングでの会話ではフィリピン人の英語訛りが気になることはよくあります。
英会話レッスンを提供してくれるフィリピン人の場合だと、大学卒業をしている学歴のあるフィリピン人で英語講師としてトレーニングを受けた講師がほとんどなので、比較的アメリカよりの綺麗な英語を話します。
もちろん中には、フィリピン訛りの講師もいますが、ネイティブと同等の英語力を持ち合わせているのは間違いありません。
フィリピン以外でもアメリカ、イギリス、カナダやオーストラリアを比べてイントネーションの違いなどはあり、フィリピン人が話す英語も多少の違いがありますが、重要なのはしっかりと伝わる英語力と発音であれば問題ありません。
そういった意味でフィリピン人の英語力は綺麗と言えるでしょう。
まとめ
フィリピン人は、英語ネイティブスピーカーと遜色ない英語力を持っています。そして、生まれたときから英語環境で自然と話せるようになった英語ネイティブとは異なり第2言語として英語力を習得しているため英語力習得を自ら体験しているという利点もあります。
フィリピンでは、英語を使用しないと生活できない環境なので、このような環境に身をおいて留学するのはとても良いチャンスなので、留学などで訪れてみてはいかがでしょうか。
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