英語プレゼンのスライドを作成する時、「目次はどのように作成したらいいんだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
プレゼンの目次には、聞き手に内容の全体像をイメージさせ、これから話すことに興味を持たせる役割があります。プレゼンを成功させるためには、中身はもちろん、目次スライドも実は重要な要素です。
今回の記事では、そんな英語プレゼンのスライド目次で意識したいポイントをまとめました。記事の後半では目次で使える英語表現も紹介していくので、ぜひ英語プレゼン作りの参考にしてみてくださいね。
目次
英語プレゼンのスライド目次で意識したいポイント【5選】
早速、英語プレゼンのスライド目次を作る際のポイントをお伝えしていきます。
プレゼンの目次を作る際に、ぜひ以下の5つの点を意識してみてくださいね。
- 簡潔さ
- 見やすさ
- 分かりやすさ
- 統一感
- 正確さ
1.簡潔さ
まず、スライド目次は簡潔であることが望ましいです。
聞き手がプレゼンの大まかな流れや内容を把握することが目次の役割なので、複雑な表現はせずにシンプルにまとめます。
長い文章は避け、各項目の単語数は8語以内を目安に作成しましょう。
また、目次の項目が多すぎるのも聞き手に複雑な印象を与えます。項目の数は最大でも6〜7個までにまとめるのがベター。そうすることで、シンプルで分かりやすいスライド目次になります。
- Current Situation Analysis(企業の現状分析)
- Proposed Strategy(戦略の提案)
- Summary of key points and next steps(要点のまとめと次のステップ)
2.見やすさ
次に、スライドの見やすさもとても重要なポイントです。
読みにくいフォントは避け、文字の大きさは読みやすい大きめのサイズに設定しましょう。フォントサイズの目安は、24以上がおすすめです。
大きな会場でプレゼンを行う場合は、後ろの席の人でも無理なく読むことができるフォントサイズを選びましょう。
3.分かりやすさ
分かりやすさもスライド目次を作成する上で大切なポイントです。
複雑な表現や、分かりにくい言い回しでは、目次の役割を果たせません。
「聞き手の立場に立った時に、スムーズに理解できる目次になっているか?」を基準に作成しましょう。
4.統一感
プレゼンで使用する表現を統一することも重要です。
例えば、目次では「Strategy Proposal(戦略提案)」となっているのに、後のスライドでは「Proposed Strategy(戦略提案)」となっているなど、同じ意味の単語でも表記が統一されていないと、聞き手側の混乱を招きます。
また、項目を完全な文章にするのであれば完全な文章で、不完全な文章を使うなら不完全な文章で統一することも大切です。
完全な文章とは、例えば「We’ll examine the challenges present in the market(市場の課題調査を行う)」のように、主語と動詞が入った通常の文のことを指します。
一方、不完全な文とは「Examining the challenges present in the market(市場の課題調査)」のような主語や動詞が入らない文のことです。
どちらを使用しても良いですが、混同せずにどちらかに統一して書くことが大切です。
5.正確さ
最後に、正確な表現になっているか、誤字や文法ミスはないかを確認しましょう。
目次の段階で誤字脱字があると、聞き手側の信頼や関心を失う可能性があります。
相手に信頼感を与え、スムーズにプレゼンを行うために、まずはスライド目次を正確に作成することが大切です。
英語プレゼンのスライド目次をわかりやすく説明する方法
プレゼンの導入部では、目次のスライドを使ってプレゼン内容をおおまかに説明します。
ここからは、作成したスライド目次を分かりやすく説明する方法について見ていきましょう。
- 構成を説明する
- 主要な項目を強調する
- 関連性を説明する
1.構成を説明する
最初に、プレゼン全体が何部構成なのかを説明すると分かりやすいです。
「The presentation is divided into 5 parts.(このプレゼンは5部構成です。)」など、最初にプレゼンの構成について説明することで、聞き手側が理解しやすくなります。
その後、各項目の説明をしましょう。
2.主要な項目を強調する
プレゼン内で特に重要な項目は、強調して伝えましょう。
「ここが大事です」とあらかじめ伝えることで、聞き手側の興味や関心を惹きつけます。
強調する際は以下のようなフレーズが使えます。
- One section I’d like to highlight is…(特に強調したいセクションは〜です。)
- Of particular importance is the section on…(特に重要なのは〜に関するセクションです。)
- One of the key sections is…(特に焦重要なセクションの一つは〜です。)
3.関連性を説明する
目次の各項目について、どのような関連性があるのかも明確にする必要があります。
それぞれの項目がバラバラでまとまりがないように見えてしまうと、説得力のあるプレゼンにはなりません。
関連性について説明する場合は、以下のようなフレーズが使えます。
- Building upon the previous point…(前のポイントに基づいて〜)
- Complementing the preceding point…(前のポイントを補完する〜)
- In conjunction with the previous section…(前のセクションと連動して〜)
英語プレゼンのスライド目次で使える英語表現・単語【5選】
最後に、英語プレゼンのスライド目次で使える英語表現を紹介していきます。
ぜひ目次を作成する際の参考にしてみてくださいね。
- table of contents(目次)
- First,(最初に)
- Next,(次に)
- Finally,(最後に)
- I’ll talk about…(〜について話します)
1.table of contents(目次)
目次は英語で「table of contents」と言います。
本や雑誌の目次の場合は「content(s)」のみで表すことも多いです。
2.First,(最初に)
目次を項目ごとに説明する際、「最初に…、次に…、最後に…」と、時系列に沿って説明すると、聞き手側がプレゼンの構成を理解しやすくなります。
「最初に」と言いたい時は、「First,」や「Firstly,」を使います。
3.Next,(次に)
「次に」と言いたい時に使える表現が、「Next,」や「Then,」、「Secondです。
他にも、「Following that…(その後は〜です)といった表現もあります。
4.Finally,(最後に)
「最後に」と言いたい時には、「Finally,」を使います。
「Lastly,(最後に)」や「To summarize,(まとめると)」と言い換えることも可能です。
こちらの記事では、英語プレゼンの締めくくりの言葉を多数紹介しています。より多くのバリエーションを学びたい方は参考にしてください。
5.I’ll talk about…(〜について話します)
「この項目では〜について話します」と言いたい時は、「I’ll talk about…」と説明します。
例えば、「First, I’ll talk about …(最初に、〜について話します。)」のように使います。
他にも同じ意味で、「I’ll describe…(〜について話します)」「I’ll speak about…(〜について話します)」のような表現が可能です。
英語のプレゼンを学ぶには英語コーチングがおすすめ!
英語プレゼンを成功させるためには、スライド目次はもちろん、プレゼンの内容や話し方なども重要です。
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こちらの記事では、「英語コーチングの効果」を通常の英会話スクールやオンライン英会話と比較しながら詳しく解説しています。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ:英語プレゼン成功にはスライド目次が重要!ポイントを押さえて説得力のあるプレゼンにしよう
今回の記事では、英語プレゼンのスライド目次の作り方について詳しく説明しました。
プレゼンのスライド目次を作る際のポイントは、「聞き手側にとって分かりやすいか」という点です。シンプルで見やすく、聞き手側が理解しやすいかを意識して作ると良いでしょう。
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