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社会人の海外大学院への進学はおすすめ?その後の進路などを紹介

社会人の海外大学院への進学はおすすめ?その後の進路などを紹介
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社会人
社会人
社会人から海外大学院への進学をしようと考えている。その後のキャリアなどを詳しく知りたい。
ショーン
ショーン
こんにちは!アメリカの大学へ進学した経験のあるショーンです。English Withを運営しながら、語学留学、英語学習情報に関する発信やスクールの取材・体験記事を書いています。

今回は、社会人向けの海外大学院への進学について詳しくまとめました。

海外大学院への挑戦は学生だけではなく、社会人にとっても様々なメリットがあり選択するケースも少なくありません。

ただ、現在の仕事を退職して海外の大学院へ進学となると、キャリアに間ができて不安になってしまうこともあるでしょう。

そこで、この記事では社会人が海外大学院進学をするメリット・デメリットをはじめ、その後のキャリアについて例を交えて解説していきます。海外の大学院を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

社会人が海外大学院へ進学する3つのメリット

まず最初に、社会人が海外大学院へ進学するメリットを3つ紹介していきます。

大学院へ進学することでどんな利点があるのか、イメージしながら読み進めてみてください。

3つのメリット
  1. キャリアアップにつながる
  2. 自身の市場価値が高まる
  3. 稼ぎ方がドル円の両軸にできる

1.キャリアアップにつながる

キャリアアップにつながる

海外大学院を卒業することで学位をもらえるだけでなく、その分野の専門性やTOEFLやIELTSなどをはじめとした英語力も十分にあるということになるので、転職活動を有利に進めることができます。

English With編集部の僕も正規留学経験があり、英語ができるというだけでも大手企業をはじめ外資系の企業からオファーをもらえるほど待遇されていました。

また、社会人の大学院留学は留学中にどんなことにチャレンジしたかも重要です。大学院になるので基本は研究やレポートがメインになりますが、その中からどんな繋がりを作ってキャリアに活かせるかを考えておくと良いでしょう。

2.自身の市場価値が高まる

自身の市場価値が高まる

キャリアアップに繋がる内容ですが、大学院への留学は自分の市場価値を大きく高めることが可能です。

年収で比較すると、国内大学院と海外大学院を卒業した場合以下の通り違いがあります。

年収比較
  • 国内大学院卒業:553万円
  • 海外大学院卒業:792万円

※参照:大学・大学院留学経験がもたらす金銭的・非金銭的便益:留学未経験者との比較分析に基づく一考察

おおよそ、海外大学院卒業の方が240万円と多く年収を得ていることがわかりますが、その理由はやはり英語で全てを学ぶという厳しい環境のもとで生きてきた経験があるからでしょう。

そもそも、海外大学院にチャレンジする人も多くはないので、そこで卒業できたというのであれば、貴重な人材になるのは当たり前かもしれません。

3.稼ぎ方がドル円の両軸にできる

3.稼ぎ方がドル円の両軸にできる

海外大学院への留学を通して、高い英語レベルと専門性が身につきます。

そのため、今後のキャリアを海外にするケースも少なくありません。また、日本に住んでいても海外からの仕事を受注することも難しくはないでしょう。その場合、報酬の支払いは現地の通貨になります。

円安であれば、海外の仕事を増やして円高の場面では日本市場での仕事を増やすなど、効率的に仕事を増やすことが可能です。

私の友人も日本に住みながらオンラインで海外から仕事の案件をもらい、ドル建てで報酬を得ていました。円安の状況が多いので、日本に住んでいる場合はお得ですよね。

このようなドル円の稼ぎ方ができるのは、海外院へ進学して得た英語力のおかげだと言えます。

社会人が海外大学院で学ぶ2つのデメリット

社会人が海外大学で学ぶ際のメリットをお伝えしてきましたが、デメリットも存在します。

以下も確認してリスクを知った上で判断しましょう。

2つのデメリット
  1. キャリアに空白ができる
  2. 金銭的な負担がある

1.キャリアに空白ができる

キャリアに空白ができる

海外大学院への留学をする場合は、1~2年ほど長期間の留学を視野に入れることになります。

そのため、現在働いている仕事を一旦辞めた上で留学に臨むかと思うので、その期間中はキャリアに空白が出てしまうことは知っておきましょう。

自分や将来的に考えるキャリアに空白の期間ができてしまうことをまずは理解した上で、海外大学院への進学をどうするか考えておくのがおすすめです。

2.金銭的な負担がある

金銭的な負担がある

社会人が大学院留学をする際に大きな負担となるのが金銭面です。

学生とは違い、親御さんが援助するケースはそう多くはないので、学費や生活費はご自身で賄う必要があるでしょう。

主に、大学院留学で主要な国では以下の通り費用がかかります。

大学院留学でかかる費用(1年)
  • アメリカ:約370万円〜
  • イギリス:約390万円〜
  • カナダ:約320万円〜
  • オーストラリア:約350万円~

また、海外大学院への進学となると研究やレポート提出などに時間が追われることが多いので、現地で仕事をするなどの選択肢も難しいでしょう。

そのため、あらかじめまとまった費用を用意した上で渡航できるように準備を進めるのがおすすめです。

社会人が海外大学院進学をしたその後は?例をいくつか紹介

社会人が海外大学院進学をしたその後はどうなるの?と考える方も多いでしょう。

主に海外大学院を卒業した方は、以下の分野で活躍するケースが多く国内外の企業で活躍しています。

卒業後の進路
  • 国際ビジネス関係
  • 教育関係
  • 観光・ホスピタリティ関係
  • 政府や外交関係
  • 研究関係など…

どんな仕事をしているのかを以下の3つに分けて紹介していくので、卒業後に活躍している先輩を参考にしてみてください。

3つのキャリアップ先
  1. 国内の企業に転職
  2. 海外の企業に転職
  3. 起業

1.国内の企業に転職

国内の企業に転職

ワーキングホリデーでシドニーへ。ブリスベンのクイーンズランド大学大学院で公衆衛生を学ぶ。現在は日系大手製薬メーカーで働く。

日本の高校を卒業後、ワーキングホリデーを利用しパースへ。エディスコーワン大学TAFEを経て会計学を専攻。卒業後はセールスフォース・ドットコムのインサイドセールスとして働く。

※参照:留学後、どうしてる?

専門性+英語力があることで、転職後も即戦力となって活躍できることでしょう。また、現在のキャリアと掛け合わせることで、キャリアアップするスピードも早くなるかもしれませんね。

国内企業の転職の場合、TOEFLやIELTS、TOEICなどのスコアも必要になるケースがあるので、最低限のスコアは取っておきましょう。

2.海外の企業に転職

海外の企業に転職

アデレードへ社会人留学、TAFEと南オーストラリア大学でVFXを学び、卒業後はバイロンベイの制作会社に就職。現地で映像づくりに携わる。

高校卒業後、シドニーの語学学校、TAFEを経てサンシャインコースト大学で観光学とイベントマネジメントを学ぶ。日本でホテル勤務やカスタマーサービス職を経て、MSCクルーズの乗船スタッフへ。

※参照:留学後、どうしてる?

海外企業に転職する場合は、国内企業よりも難易度が高いので上記のように、映像の専門性、ホスピタリティなどを磨き働けるようになっている印象です。

僕も一時期、ホスピタリティの学科にいたのでホテルや旅行代理店でインターンをしていた経験があります。そして、そのまま同じ職種で海外就職するケースも多いです。

3.起業

起業

中学卒業後、サンシャインコーストへ高校留学。ディプロマ経由でゴールドコーストのグリフィス大学に進学しビジネスを学ぶ。ホテルに就職後、自営業を経て、現在は会社員としてWebマーケティングに携わりながら複数の副業を営む。

立命館アジア太平洋大学在学中、メルボルンへ。経営者へ弟子入りし現地のカフェで営業などを経験。日本へ帰国後、映像制作会社を立ち上げる。

※参照:留学後、どうしてる?

大学院への進学を通じて、起業を考える人は少なくないようです。海外では起業をすることに対してネガティブに考える人よりも応援してくれる人の方が多いことからも、積極的に起業することができるでしょう。

社会人の海外大学院進学でおすすめの4つの国

ここでは、社会人の海外大学院進学でおすすめの国を4つ紹介していきます。

費用から特徴などを詳しくまとめたので気になる国があればチェックしてみましょう。

おすすめの国【4つ】
  1. アメリカ
  2. カナダ
  3. イギリス
  4. オーストラリア

1.アメリカ

1.アメリカ
費用 約370万円〜/年
学習環境 良い
生活環境 場所によりさまざま
特徴 ・2,700もの大学に大学院課程がある
・学べる分野が700以上ある

アメリカは、社会人の海外大学院の進学先として非常に人気が高い国の1つです。

大学生よりも大学院生の方が多い大学もあり、博士号を取得することが1つのスタンダードになっているところもあるほど。全国2,700校で大学院のプログラムを提供していて、世界一多い700分野以上の中から自分の学びたい内容が学べます。

また、州によって人種や環境が変わるので、新しいビジネスがたくさん生み出されているカリフォルニア州のシリコンバレー近くの学校を選んでみたり、ニューヨーク州では映画や音楽などのカルチャーも盛んで人種もさまざまです。

多くの選択肢から自分にあった学校を選べるでしょう。

2.カナダ

2.カナダ
費用 約320万円〜/年
学習環境 良い
生活環境 天候によるが自然が多く住みやすい
特徴 ・学費がアメリカの2/3を安い
・在学中・卒業後も最大3年間カナダで働く事が可能

カナダもアメリカと同様に、社会人の海外大学院で人気のある国の1つです。

治安が良い地域も多く、多種多様な人種が住んでいることからも住みやすさは非常によく、物価もアメリカやイギリスなどと比べると安いことからもコスパ高く大学院進学が可能です。

また、場所によっては、英語だけでなくフランス語も学べるので、2言語を並行して学ぶこともできる点も特徴的。

大学院卒業後は、永住権を取得できることからも将来海外で仕事をして暮らしたいという方にとってもおすすめです。

3.イギリス

3.イギリス
費用 約390万円〜/年
学習環境 良い
生活環境 天候はあまり良くないが、気候が日本と似ているので比較的過ごしやすい
特徴 ・1年で博士号の取得が可能
・全国平均で70%がイギリス人

イギリスの大学院進学も社会人に人気があります。

教育水準が高く、2024年度のQS世界大学ランキングでは、10位以内にイギリスの大学が4校もランクインされているほどです。

※参照:QS世界大学ランキング

特に、博士号を取得する際は、日本では通常2年かかりますが、イギリスでは1年間で集中的に学び卒業することが可能。短い期間で大学院を卒業することで、留学費用を抑えることもできます。

また、大学の学生のほとんどがイギリス人ですので、洗練されたブリティッシュイングリッシュを学ぶにはイギリスの大学院進学はおすすめです。

4.オーストラリア

4.オーストラリア
費用 約350万円~/年
学習環境 良い
生活環境 場所によって四季や乾季・雨季などがある
特徴 ・学生の年齢層の幅も広い
・比較的短期間(1~2年)で卒業することが可能

オーストラリアは、日本との時差が少なく治安も良いので、快適に大学院生活を送ることができる国の1つです。

学生の年齢層の幅が広く20代〜リタイアメントした方など様々。自然に囲まれた環境の中で住んでいるオーストラリアの人々はおおらかで、優しく接してくれることでしょう。

また、大学院卒業後は「Temporary Graduate Viza(卒業ビザ)」の申請資格を得ることができます。大学院卒業後に最大4年間のオーストラリアでの滞在延長が可能です。

社会人が海外大学院の進学を成功する3つのポイント

ここでは、社会人が海外大学院の進学を成功させる上で抑えておきたいポイントを3つ紹介します。

事前準備が大事ですが、どんな形で大学院生活を過ごしたいかをイメージしておくと良いでしょう。

3つのポイント
  1. 目的や目標を定めておく
  2. 将来を見据えた計画を立てておく
  3. 留学前に英語力を身につけておく

1.目的や目標を定めておく

目的や目標を定めておく

社会人の大学院進学を成功させるためにはまず目的や目標を言語化できるようにするのが大事です。

「何のために留学するのか?」「どんな目標達成がしたいのか?」を、自分に落とし込んだ上で逆算して何をすべきかを洗い出しましょう。

大学院を卒業することは目標の1つであってその先にどんなキャリアを作りたいかをイメージしてみるのがおすすめです。

2.将来を見据えた計画を立てておく

将来を見据えた計画を立てておく

社会人の大学院進学では、計画的に行うことで描いたキャリアに近づけることが可能です。

大学院生になると研究やレポート提出で忙しくなります。想定通りに進まないこともあるかもしれませんが、事前に将来を見据えた計画をわかりやすくしておくことで、その道からそれずに留学生活を送れるでしょう。

また、先輩の声を参考にするのもおすすめです。自分一人で考えるのではなく、大学院への進学に強い留学カウンセラーなどに相談するのも良いです。

3.留学前に英語力を身につけておく

留学前に英語力を身につけておく

海外の大学院に通うことで自ずと英語力は自然と伸びていきますが、授業にスムーズについていけるようにするには、留学前に十分な英語力を身につけておくのが必須。

エッセイやレポートの作成でライティングスキルが必要であったり、リサーチする際に文献をスラスラ読めるようにリーディングスキルを伸ばすなど、やることは多いです。

何とか授業についていけるレベルでは、心身ともに疲れてしまい、留学を満足させることは難しくなるでしょう。そうならないためにも、渡航前に大学院進学に強いスクールや塾などで、十分な英語力を身につけておくのがおすすめです。

English Withでは、海外進学に強いLiberty English Academyというスクールをおすすめしています。実績も十分で海外でも有名な大学院への進学をした卒業生も多くいるのが特徴的。

Liberty English Academy

多くの受講生が4~5ヶ月で目標スコアを達成していて、オンラインでの受講も可能です。

TOEFLやIELTSなどのスコアアップだけでなく、大学の授業に参加しても難なく
こなせるレベルにまで英語力を押し上げてくれるためかなりおすすめできます。

無料カウンセリングを行っているので、渡航前の英語力アップを考えている方は体験してみてください。

まとめ:社会人の海外大学院への進学は事前準備が大事。情報収集を進めて英語力アップに努めよう!

この記事では、社会人の海外大学院の特徴をはじめ、その後の進路や就職先についてお伝えしていきました。また、留学でおすすめできる国も紹介したので、この記事を参考にして情報収集いただければと思います。

社会人の海外大学院進学は、学生とは違い費用面や時間面で気軽にいくことが難しいものです。そのため、事前に準備を行い英語力を伸ばしながら半年〜1年を目処に用意ができると余裕を持って渡航ができるでしょう。

また、社会人の場合は、キャリアアップや転職などで無駄を作らないように、渡航後の進路もある程度、決めた上で準備しておくのが大事です。

そのためにも、ここで紹介したLiberty English Academyなどの海外の大学院進学に強いスクールのカウンセリングを通じて、卒業生の進路先や渡航先の情報を集めながら英語力を伸ばすのが良いでしょう。

無料カウンセリングから始めてみて、自分にあっているかどうかを確かめてみてくださいね。

そのほか、海外大学進学に関する記事も用意しているので、情報収集のためにこちらもチェックしてみましょう。

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執筆者
sean
高校卒業後、アメリカの大学に正規入学し4年間留学していました。 日本帰国後はフリーランスでプロ野球選手の通訳などを経て、2019年からEnglish Withを運営、ライターとして記事執筆、英会話講師などもたまに行なっています。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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