日本語で話している会話でも英語の意味からそのまま使われている英単語をよく耳にします。その英単語のなかでも日本が独自に生み出した「和製英語」がたくさんあるので要注意です。「和製英語」は英語として実際に英会話で使おうと思っても英語には存在しない表現なので相手には意味が伝わりません。
皆さんがあっていると思って使っている英単語はほんとうに合っていますか?よく間違えられる和製英語を正しい英語で覚えましょう。
1.クレーム
クレームという意味は、要求するや主張するという意味を持つので、日本語として使っている「苦情」という意味でネイティヴスピーカーに伝えようとしても伝わりません。
[名詞]Complaint 苦情・不平
2.サラリーマン
サラリーマンは、Salary(給与)とマン(男)が合わさった日本語の造語から出来た単語です。ただ、ネイティヴスピーカーは会社員のことをサラリーマンとは呼びません。例のようにいろんな言い方がありますが、スーツを着ている人をホワイトカラー”white collar worker”、肉体労働などの作業着を着ている人を”blue collar worker”と呼ぶこともあります。
3.アルバイト・フリーター
日本では、正規雇用でなく時間単位で働いているワーカーのことをアルバイトやフリーターで呼びますが、ネイティブには意味はまったく伝わりません。
アルバイトはパートタイムで仕事をするので「バイトをする」を”work at a part time job”と言います。
4.フロント
受付のことなどをフロントと日本人は良く呼びますが、英語ではフロントは「正面」という意味です。
英語では、”reception desk” や “information desk”などと呼ばれます。
5.コンセント
日常で、コンセントでは使っていますが海外でコンセントはどこですか?と聞いてもネイティブスピーカーには理解されません。
コンセント(consent)の英語での意味は「同意」という意味なのでネイティブからしたら「なんのことだろう?」と理解出来ません。コンセントを探しているときは、以下の例文を覚えておきましょう。
6.オーダーメイド
海外で、オーダーメイドのアクセサリーや思い出になるものを買いたい!って時にオーダーメイドという言葉じゃ伝わりません。
オーダーメイドは和製英語の為、”made-to-order”や”custom made”と覚えておきましょう。「目的にぴったりの」という意味で”tailor-made”と呼ばれることはあります。
7.アパート・マンション
賃貸物件のことをアパートやマンションと呼びますが、英語のニュアンスを覚えておかないと誤解を招くことも!?
貸しマンション=a rented apartment
分譲マンション=condominium
マンションはアメリカでは高級住宅・お金持ちが住む場所というニュアンスがあるので「マンションに住んでいるよ!」と伝えると勘違いされることがあるので気をつけましょう。
8.ペットボトル
ペットボトルは、和製英語です。
ペットボトルはプラスチックで出来ているので、”plastic bottle”と呼ばれます。実は、ビニール袋も英語ではないのでコンビニでビニール袋が欲しいときは、”plastic bag”と言わないともらうことが出来ません。
9.フライドポテト
これは多くの人があっていると思って間違う単語です。”fried potato”は英語としてはあっている単語ですが、「揚げたイモ」として伝わってしまいます。海外のマクドナルドで頑張って伝えても理解してくれません。
一般的には、”french fries”(フレンチフライ)といいます。イギリスでは、”chips”と呼ばれることも。
10.フリーサイズ
フリーサイズ(free size)は和製英語なので、海外の洋服屋で買い物するときのために正しい言葉を覚えておきましょう。
フリーという意味は、日本人感覚で言うと「制限されない」という意味でとらえがちですが、英語圏で衣服のサイズに対しては使わない表現になるので覚えておきましょう。
まとめ
日常でよく使われる単語の多くが和製英語で、本当の英語ではないことがわかりましたね。正しい表現を覚えて、英会話に生かせるようにしましょう。