中学校や高校で習った基礎的な単語でも意外と使い方や違いがわからない単語は多くありませんか?英単語の意味を分かっていても使い方がよく間違われる英単語は多くあります。
今回は使い方をよく間違われる”among”と”between”について見ていきましょう。「…の中で、…の間に」なんて意味で中学校や高校で学習した英単語ですが、2つの場合は、”between”を使い、”among”は3つの場合で英語で使用されるなんて習ったのはないでしょうか。
英語の”among”と”between”の意味の違いと正しい用法を覚えて、完璧に使いこなせるようになりましょう。
単語の意味と用法を見て、”among”と”between”をマスターしよう!
単語
among:…間で、…の中に
between:…の間に、…の中間で (2者間の関係を示す)
例文を見て、AとBどちらの用法が正しいか見てみましょう。
日本語訳:三カ国間での貿易
A:“trade between third countries”
B:“trade among third countries”
答えはAとBのどちらでしょうか。
答えはAです。“between”は2つ以上の「…の間、…の中に」という意味の場合に使われると言われましたが実は例外があります。
Betweenは2つ以上の数の表現でも使われる。
解説
“between”は3つの数のときでもその中の2者ずつの関係について意味が言い表されていれば用いられることがあります。
三カ国の貿易が例えばA・B・Cで行われていたとした場合、AとB・AとC・BとCの関係が分かるので”between”で言い表されているということになります。
正しい使い方
He is popular among the company.
(彼はみんなの中で人気者だ。)
This problem is between you and me.
(これは、あなたとわたしの問題だ。)
「これはここだけの話だよ(秘密だよ)」は、3人以上の会話でも相互の関係がわかるので、”between”を使うこともでき、皆の中ではなされていることなので”among”も使うことが出来ます。
Let us keep this between ourselves.
Let us keep this among ourselves.
ちょっとした違いなのですが、正しい用法で使わないと外国人との英会話で少し不自然な会話になってしまいます。正しい用法を覚えながら英語を学習していきましょう。