今回の記事では、カナダ留学をすると英語とフランス語の2つの言語が学べるのかをお伝えし、両言語を学習する際のメリットについて紹介していきます。
英語を学びたいからカナダに留学するという方は多いですよね。しかし「カナダでフランス語も学べるの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
あまり知られていませんが、カナダでは英語に加えフランス語も公用語に設定されています。しかし、全てのカナダ人が両言語を流暢に話せるわけではないのです。
どれくらいのカナダ人が英語とフランス語の両方を話せるのか、どの州に留学すれば良いのか、気になりますよね。
この記事を参考に、カナダ留学についての知識を深めた上で留学を検討しましょう。
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目次
カナダ留学では英語とフランス語が学べる!公用語について
冒頭でもお話した通り、カナダでは英語とフランス語の2つの言語が公用語として採用されています。カナダは英語というイメージの方が強く、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カナダでフランス語が公用語となった背景には諸説ありますが、昔、フランスはアメリカ大陸を「新しいフランス」と称して植民地の開拓を進めました。その結果、東部のケベック州を中心に多くのフランス人が移住。
そのため、カナダのケベック州にはフランス語を使用する人が数多く住んでいます。
また、現在ではケベック州以外の地域でもフランス語を母国語とする人がいるのが特徴。カナダではこういった背景を考慮して、英語とフランス語が公用語に定められています。
カナダ留学で英語とフランス語を話す割合と地域
カナダでは英語とフランス語の両方が使われていると前項目でお話しましたが、カナダの全人口が両言語を話せるわけではありません。
2011年の調査によればフランス語を主に話すカナダ人は人口の約22%。これは全人口の約1/5程度で、英語を母国語として話す人が圧倒的に多いことが分かりますね。
カナダ国内で最もフランス語が話されている地域は、東部に位置するケベック州です。ケベック州はカナダで唯一公用語がフランス語のみに設定されているのが特徴。州内のほぼ全ての人がフランス語を第一言語として話しているのです。
ケベック州の最大都市であるモントリオールは観光地としても人気があるため、英語も多用されていますが、郊外に行くとほとんどフランス語での会話となるでしょう。
また、このように、カナダでは英語話者が過半数を占める州でもお菓子や生活用品などほとんどのもののパッケージは英語とフランス語、両言語での記載となっています。
このように、カナダでは全員ではないものの約5人に1人がフランス語を話すことが可能です。中でもカナダ東部のケベック州では、ほとんどの住人がフランス語を話します。
参照:French and the francophonie in Canada|Statistics Canada
カナダ留学で英語を学ぶメリット
前項で解説した通り、カナダでは英語とフランス語の両方を話す方がいます。
留学を検討している方の中には、英語力の向上を目指しているケースも多いでしょう。私もカナダに英語を学びに来た内の1人です。
そこで、ここからは私が現地で実際に英語を学ぶ中で感じたことも含めつつ、カナダで英語を学ぶメリットを3つ紹介していきます。
- 訛りのないクリアな英語を身につけられる
- 英語初心者でもどんどんチャレンジしていける環境が整っている
- 多様な英語のアクセントも学べる
1.訛りのないクリアな英語を身につけられる
カナダで英語を学ぶメリット1つ目はカナダ英語の綺麗さです。
世界的に見てもカナダの英語は訛りが少なく、クリアな英語だと言われています。
基本的に習得する英語のアクセントは留学先の地域に大きく影響されます。訛りがあれば自分の英語にも訛りがついて来ることも少なくありません。訛りのある独特な英語もそれはそれでとても素敵なのですが、せっかく身につけるなら「ニュートラルな英語を習得したい」と考えている方も中にはいらっしゃるかと思います。
そんな方にはカナダでの英語留学がおすすめ。
私自身、カナダに来た当初は英語がとてもクリアで聞き取りやすいことに驚きを隠せなかったです。これまでに様々な英語を耳にしてきましたが、カナダ英語は日本人が慣れているアメリカ英語に発音やイントネーション、語彙などがとても近く癖が少ないと感じています。
2.英語初心者でもどんどんチャレンジしていける環境が整っている
2つ目のメリットは、カナダの英語を学ぶ環境の良さが挙げられます。
カナダは移民を積極的に受け入れている国で、白人、アジア人、ヒスパニック、黒人など多種多様な民族が居住しています。移民が多いということは英語を母語としない人が多いということ。
そのため、カナダ人は移民の完璧でない英語も聞きなれているのが特徴。つたない英語を話す方に対しても寛容です。私もカナダで生活する上で英語力や英語のアクセントを馬鹿にされたという経験はありません。むしろ、なるべく英語を聞き取ろうとしてくれる姿勢の方が多いように感じます。
ですので、英語初心者でも、怖がることなくどんどん英会話に挑戦していけるでしょう。英語は積極的に使うことで上達するので、こういった留学生にも寛容な学習環境というのは英語力を向上させるのにぴったりだと言えますね。
3.多様な英語のアクセントも学べる
3つ目のカナダで英語を学ぶメリットは、多種多様な英語のアクセントを耳にすることができるという点です。
前述でカナダには移民が多いとお伝えしました。そのため、実は母国語のアクセントを残した英語を話す人も多いです。中国やインド訛りの英語など、様々なアクセントを耳にすることができるでしょう。
また、カナダではクリアで聞き取りやすいカナダ英語のみならず、色々なアクセントに慣れることができるのも良さだと言えます。
今や第二言語、第三言語として英語を話す人が世界的に見ても多いため、癖の少ない綺麗な英語を聞き取れるだけでは足りません。世界各国の人と会話できるためにも、アクセントのある英語を理解できる力を身につけることは、様々な人と交流する上で大きく役立つでしょう。
カナダ留学でフランス語を学ぶメリット
前項ではカナダで英語を学ぶメリットを見てきました。
ここからはフランス語をカナダで習得するメリットは何なのかを詳しく見ていきましょう。英語と同様に、3つメリットをご紹介します。
- フランス語初心者でも学習しやすい
- 留学費を抑えられる
- 英語とフランス語の両方を学べる
1.フランス語初心者でも学習しやすい
1つ目に挙げられるメリットはフランス語初心者でも学習しやすいということです。
前述のとおりカナダではフランス語と英語の両方が使われているため、フランス語を第一言語とするカナダ人でも大半が英語も話します。
そのため、フランス語をまだ学び始めたばかりで単語が中々出てこない、といった場合でも英語を使って教えてもらうといったことがカナダでは可能なのです。一方、フランスなどのフランス語を話す他の国では英語を知らない国民も多く、初心者にとっては会話を続けることが難しいでしょう。
その点、カナダでフランス語を学べば、英語の助けを借りながらフランス語力をどんどん伸ばしていくことが可能ですよ。
2.留学費を抑えられる
2つ目のメリットはコストを抑えられることです。
カナダ留学の魅力はなんと言っても留学費の安さ。カナダの物価はヨーロッパ圏と比較して安いため、フランスなどの国でフランス語を学ぶ場合と比べても生活費は約1/2程度で済みます。
留学に際して費用は大きな懸念点の1つですよね。留学費を抑えられるなら抑えたいと思っている方は多いはず。本場フランスでフランス語を学ぶことも良いですが、費用面からカナダに留学するのも1つの手段だと言えます。
3.英語とフランス語の両方を学べる
カナダでフランス語を学ぶ3つ目のメリットはフランス語だけでなく、英語も同時に学べるということです。
カナダのフランス語圏にある多くの語学学校ではフランス語と英語の両方を学習できるプログラムを提供しています。また1都市でフランス語を学び、その後他都市に移動して英語を学ぶ、2都市間留学ができるのもカナダに留学する魅力の1つです。
2つの言語を1か国で学べる国というのは中々ありません。フランス語だけでなく英語もどちらも学びたいという欲張りな方にカナダ留学はおすすめです。
カナダ留学でおすすめの都市【英語・フランス語を学ぶ際】
カナダは東西に広い国でたくさんの州、都市が存在します。
英語、もしくはフランス語を学びたければどの地域に留学するのがおすすめなのかをこの項目では解説していきたいと思います。
英語を学ぶ際におすすめの地域
英語力向上のためにカナダに留学するのであれば、西部のバンクーバーまたは東部のトロントがおすすめです。
バンクーバーもトロントも留学に人気なので、日本人だけでなく世界各国からの学生と交流することができますよ。また、語学学校数も多く様々なプログラムの中から自分に合ったものを選ぶことができるのも留学をおすすめする理由の1つです。
加えて、バンクーバーとトロントには留学生に慣れている人が多く、外国人に対して偏見や差別がほとんど見られないというのも安心できますよね。
様々な人と交流して、英語力を着実に伸ばせる環境が整っている都市だと言えるでしょう。
フランス語を学ぶ際におすすめの地域
反対にフランス語を学ぶのであればケベック州に留学しましょう。
ケベック州はフランス語のみが公用語となっており、住民の大半がフランス語を第一言語としています。
ケベック州最大の都市であるモントリオールは街の美しさからも留学生にとても人気。また英語も通じるので、フランス語初心者には特におすすめですね。
もし英語に頼らずフランス語のみで生活したいという方は、ケベック州の中でもケベックシティへの留学が良いでしょう。
ケベックシティはモントリオールほど英語が浸透していないため、基本的に会話は全てフランス語となります。フランス語しか話せない環境で語学力を伸ばしていきたいという方には、ケベックシティが最適ですね。
まとめ:カナダでは英語に加えてフランス語を学べる地域もある!
今回の記事では、カナダ留学をすると英語とフランス語の両言語が学べるのかを解説してきました。
カナダでは英語とフランス語が公用語に指定されており、特にカナダ東部のケベック州ではフランス語を第一言語とする国民が多く暮らしています。
そのため、カナダではフランス語と英語の両方を学ぶことが可能です。
基本的にはカナダの様々な地域で両言語を学べますが、全ての都市で両言語が使われているとは限りません。英語を学ぶならバンクーバーやトロントに、フランス語を勉強したいのであればケベック州への留学がおすすめです。
どの言語を習得したいのかによって留学する都市を吟味することが大切ですね。
その他、English Withではカナダ留学のメリットや費用に関する記事を多数用意。カナダへ留学して英語やフランス語を学んでみたい方は、方は合わせて読んでみてください。
また、English Withではカナダ留学におすすめの留学エージェントについても紹介。フランス語が学べるケベック州への渡航も案内している留学エージェントからしっかりとサポートを受けたい人は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。