英単語には似たスペル・音の単語や同じ意味を持つ単語が数多くあります。その中でも、多くの人が”further”と”farther”という単語は「さらに遠く」という似た意味を持つため、同じ意味と用法で使われると勘違いしています。スペルや発音も意味が似ているので間違われやすい単語で、実はネイティブスピーカーでも意外と間違えている人がいるほどです。
今回は、”further”と”farther”の正しい使い方を覚えていきましょう。
“further”の違いと”farther”正しい用法
単語
further:(距離・空間・時間が)さらに遠く、もっと先に
farther:(距離・空間・時間が)さらに遠く、もっと先に
辞書を引いても意味は同じような内容で出てくるので、これだと同じ意味だと混乱してしまいますよね。
問題・例文を見てAとBどちらが正しいか考えてみましょう。
日本語訳:私はあなたより遠くに住んでいます。
A:I live further than you do.
B:I live farther than you do.
答え
答えは、Bです。
“further”と”farther”の違いを理解するポイントは「距離に対して使われている」か「それ以外の時間や長さ、程度」に使われているかを文章から読み取ることです。
“further”は、「時間や長さ、程度」に使われることが多く、”farther”は「距離」に対して使われます。
“farther”の”far”は「遠く」という意味を持つ”distance”「距離」に対して使われる単語なので、”farther”は「距離」に対しての表現で使われます。
英語での正しい用法
We need to discuss this further.
私たちは、もっと先までさらに話し合いを重ねる必要がある。
“discuss further“で「さらに話し合いを重ねる 」という意味があります。この”further”は距離ではなく、「程度」について表現されています。
I can go no farther.
私はもうこれ以上先まで行けない。
この例文では、「距離」という意味で使われています。
まとめ
“further”と”father”の使い方の違いとポイントは理解できたでしょうか。微妙なニュアンスの違いを理解することで英会話には役立ちます。頑張って覚えていきましょう。