英会話を始める時に一番大切なのは英語での挨拶です。会話はどんな場面であっても挨拶から始まります。
英語での挨拶をスムーズにできることで、相手に好印象を与えてその後の英会話もスムーズに進みます。
今回は、英会話でよく使われる挨拶と挨拶に対する返答例を以下の項目に分けてご紹介していきます。
・日常英会話で使われる挨拶
・ビジネス英会話で使われる挨拶
・長い間会っていなかった相手との挨拶
・挨拶への便利な返答フレーズ
日常英会話で使われる挨拶
日常英会話で使われる英語での挨拶を紹介していきます。友人や知人などの親しい仲の挨拶としてよく英会話で使われる表現です。基礎的な表現もありますが、覚えておくと便利です。
Hi(やあ、こんにちは)
日常での会話の中で使われる表現ですね。”Hello”よりもくだけた表現で使われます。
Hey(やあ!)
注意などを引く時にも使われます。Hey の後に、後述する挨拶を組み合わせたりします。
What’s up?(最近、どう?)
“What’s up?”が”What are you up to?”の略語表現です。親しい仲の友人に対して英会話では、「最近、どう?」などと変わったことがないかや挨拶などで用いられる英語フレーズです。
What’s going on?(調子どう?)
挨拶として”What’s going on?”を使う時は、「調子どう?」「元気?」などの意味で使われます。
挨拶以外のシーンでも「どうしたの?」、「何があったの」何かしらの出来事に対して英会話中に使われたりもします。
How’s it going?(調子はどう?)
直訳すると「うまくいっていますか」という意味の”How’s it going?”ですが、「調子はどう?」とフランクに聞くときによく使われます。
How are things?(状況はどうですか?)
いろんなシチュエーションの中での状況や様子を聞く際によく使われ、英語での挨拶のシーンでもよく用いられます。
意味としては、話の流れから近況や仕事、学校のことなんかの全体のことを聞いているイメージです。
How have you been?(元気にしてますか?)
“How have you been?”もよく英会話中に使われ、「調子はどうですか?」、「元気にしてますか?」などと聞く際に使われます。
What’s new?(変わりはないかい?)
英会話中の挨拶によく使われる英語フレーズで、「何か変わったことはありますか?」、「どうですか?」と近況を聞く際に使われます。
How’s your day?(今日の調子はどう ?)
気軽な挨拶でよく使われます。
How’s your day going?(今日はどう?)
頻繁に会う人によく使われる挨拶で、「今日はどう?」という意味でよく使われる表現です。
Good to see you.(会えてうれしいよ?)
“Hey, good to see you.”「やあ、会えてうれしいよ。」や「お目にかかれて嬉しかったです。」というような表現で使われる英語フレーズです。
ビジネス英会話で使われる挨拶
日常英会話で使われる英語表現の他にもビジネスの場やフォーマルなシーンで英語で挨拶をすることも出てきます。
英語でのフォーマルな挨拶で使われるフレーズも覚えていきましょう。
Hello(こんにちは!やあ!)
挨拶の際に、「やあ!」「よお!」といようなカジュアルシーンでも使いますが、フォーマルなシーンでも「こんにちは」や電話での「もしもし」などの意味でも使われます。
Good morning / Good afternoon / Good evening
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」などで使われます。
時間に合わせて使われる表現が異なるので英語の基礎ですが、しっかり覚えておきましょう。
How are you?(はじめまして / お変わりはないですか)
“How are you?”は、英会話のいろんなシチュエーションで使われる基礎英語です。
日常のシーンでもよく使われるのですが、ビジネスシーンでは、「お元気ですか?」、「お変わりはないですか?」などというような意味で使われます。
How are you doing?(お元気ですか?)
日常英会話では、「最近、どう?」などとフランクな表現でも使われますが、「お元気ですか?」と丁寧な表現としても使われます。
ビジネスでの英文メールの挨拶としても使われることがあります。
Nice to meet you.(お会いできて嬉しいです。)
主にはじめてお会いした人に対して使われる表現で、「はじめまして」や「お会いできて嬉しいです」などのような意味で使われます。
以下のように使われることもあり、より丁寧なので覚えておきましょう。
It’s nice to meet you.
Pleased to meet you.(あなたにお目にかかれてうれしいです。)
“Nice to meey you”よりも丁寧に表現をしたいときに、”Pleased to meet you”を英会話では使われます。
より丁寧に伝えたい時は、以下の表現を使いましょう。
I’m pleased to meet you.
お会いできてうれしく思います。
I am pleased to meet you.
お会いできてうれしく存じます。
短縮形ではなくつたえることで、より丁寧に伝えることができます。
Pleasure to meet you.(はじめまして)
“Nice to mee you”と”Pleased to meet you”と比較すると上品な「はじめまして」のイメージを与える英語フレーズです。
It’s a pleasure to meet you.
お目にかかれて嬉しいです。
I’m glad to see you.(あなたにお会いできて嬉しいです。)
“I’m glad to see you.”は以前会ったことある人に対して、よく使われる英語表現です。
初対面の人に対しては、”I’m glad to meet you”を使うので、覚えておくと便利でしょう。
How do you do?(はじめまして / こんにちは)
丁寧な初対面の挨拶として”How do you do?”をよく使われます。”How do you do?”は英語学習者にとって少し奇妙な表現に聞こえるかもしれませんが、”Nice to mee you”や”I’m glad to meet you”と同じように使われます。
初対面の相手に対して、”How do you do?”と挨拶をし、挨拶をされた方も”How do you do?”で返答します。
A:How do you do?(はじめまして)
B:How do you do?(はじめまして)
例文のように、”How do you do?”は固定表現で、”How are you?”などの疑問文ではないので気をつけて覚えておくと便利でしょう。
長い間会っていなかった相手との挨拶
長い間会っていなかった相手との挨拶で使われる表現です。いつも使われている挨拶とは異なるので覚えておくと英会話の場面で、スムーズに挨拶ができます。
似た表現もあるので、シチュエーションに合わせて自分の使いやすいフレーズを覚えておきましょう。
Long time no see.(久しぶり)
久しぶりに会う相手の気軽な挨拶でよく英会話で使われます。日常英会話のカジュアルな表現のため仲のいい間柄に対して使いましょう。
It’s been a while.(お久しぶりです)
一般的に「お久しぶりです」を表現する際に使われます。最後に会ったときからしばらくぶりですね。というような意味が含まれており、ビジネス・シーンや目上の人に関しては”It’s been a while.”を使いましょう。
It’s been a long time.(お久しぶりです)
意味合いとしては、”It’s been a while.”と同じようなシチュエーションで使われます。
勘違いされやすいのですが、”It’s been ~ “は、”It has”の短縮形なので間違わずに覚えておきましょう。
It’s been such a long time.(久しぶりです)
他の英語表現の「久しぶり」と比較するとかなり長い間会っていなかった相手に対して使われるのが”It’s been such a long time.”です。
“It’s been a long time”とも使われます。
I’m so happy to see you again.(またあなたに会えて嬉しいです。)
なかなか会う機会がない相手に対して、使われる表現です。1年以上会っていない相手に対して、会えて嬉しいことを伝える時に主に使われたりします。
It’s good to see you again!(また会えて嬉しいです。)
英会話中では、”It’s”が省略されて”Good to see you.”だけで使われることもあります。
会えて嬉しいということをもっと表現する際は”so”を加えて、”It’s so good to see you again” という言い方もよくします。
What have you been up to?(元気でしたか?)
“What have you been up to?”が友人や知人に久しぶりに会ったときに使われます。
「今まで何をしてた?」という意味も含まれるので、返答としては最近していたことを応えるのが一般的です。
挨拶への便利な返答フレーズ
挨拶から始まる英会話ですが、相手の挨拶に対して返答するための便利な英語表現も複数覚えておきましょう。
会話の始まりなので、覚えておくと英会話もズムーズに進みます。
I’m doing well, thank you. And you?(元気にしてるよ。あなたは?)
挨拶から始まる英会話でよく”I’m doing well”で「元気にしてるよ」と伝え、相手のことも聞く際に、”And you?”が使われます。
「元気にしてるよ」も状況によって、”I’m doing very well”や”I’m doing really well”とも言い換えることができます。
I’m fine, thank you.(おかげさまで元気です。)
中学英語でも覚えた”How are you?”に対して、”I’m fine, thank you.”で返答したります。
ただ、ネイティブスピーカーからすると機会的な返答に聞こえたりもするので、”thank you”を取り、相手のことも聞くと友好的にフランクに返答することができます。
I’m fine. And you?
I’m good.(いい感じです。)
“I’m fine”と似た意味を持ちます。”Good”は日本語では「良い」という意味ですが、ここでの”I’m good”は可もなく不可もなくというような意味合いで使われます。
I’m OK.(まあまあです。)
可もなく不可もなくまあまあな状態の時は、”I’m Okay”が使われます。どちらかと言うとネガティブよりの表現で英会話では使われます。
Great, thanks. How are you?(とてもいいよ。あなたは?)
ポジティブな表現では、”Great”を使います。調子が良い時の返答で使われます。
Wonderful, thank you.(非常にいいよ!ありがとう。)
かなりご機嫌なときの、ポジティブな返答です。
Not bad. (悪くないよ)
良くも悪くもない時によく使われます。
Couldn’t be better.(最高だよ)
「最高だよ」という意味で使われる”Couldn’t be better”。「これ以上良い状態になる可能性がない」という意味のため「最高の状態だよ!」ということから「最高だよ」という意味になります。
まとめ
英会話では今回紹介したように、数多くの挨拶の仕方があります。使うフレーズによっても相手に与える印象や意味も異なります。
まずは、代表的な例を覚えながら英会話のシーンで使い、ニュアンスなども含めて覚えておくといいでしょう!