海外で生活をしていると知っている単語なのに意味が全く分からない会話に遭遇したことがありませんか?日本で英語学習をしている人でも海外映画やドラマを観ている時に、簡単な単語が出てきているのに意味が理解できないなんてことはありませんか?
2つ以上の単語が合わさって異なる意味となるイディオムを覚えることで、英会話の幅がぐーんと広がりますよ!今回は、日常でもよく使われる「Have」が付くイディオムを覚えていきましょう。
目次
- 1. Have a heart of gold 「〜とても優しい、思いやりがある」
- 2. Have a close call 「九死一生を得る」
- 3. Have a big mouth. 「おしゃべり、口が軽い」
- 4. Have a good head on one’s shoulders. 「賢い、気が利く」
- 5. Have a green thumb. 「園芸の才がある」
- 6. Have one’s head in the clouds. 「空想的にふけっている」
- 7. Have get hands full. 「手一杯である」
- 8. Have eyes in the back of one’s head. 「なんでもお見通しである」
- 9. Have a word with. 「少し話をする」
- 10. Have a sweet tooth. 「甘党」
- まとめ
1. Have a heart of gold 「〜とても優しい、思いやりがある」
文字通りの意味となると「黄金の心を持っている」となりますが、「とても優しい」という意味でよく使われます。同義語として”kind”という単語がありますが、”heart of gold”は普通の優しさではなく、「親切で気前の良い」や文面によっては「心の美しい」として表現されます。
例文
Amy has a heart of gold.
エイミーは優しい人だ。
2. Have a close call 「九死一生を得る」
“close call“で、「危機一髪」という意味を持っていて、「危ないところだった!」を”Close call!!!”で言い表すときがあります。それに、”Have”が入ることで、「九死一生を得る・危ういところ助かる」と表現されます。
例文
John had a close call yesterday.
ジョンは、昨日九死一生(危ういところ助かった)を得た。
3. Have a big mouth. 「おしゃべり、口が軽い」
文字通りの意味だと「大きな口を持っている」となりますが、これもhave + big mouth”で「おしゃべりな、口が軽い」として異なる意味として使われます。
気をつけてほしいのが、ビッグマウスは日本で「大口を叩く、自信があって物事を話す人」のことをいいますが、英語の”big mouth”は、「おしゃべり・口が軽い・よく喋る」として使われるので使い方を間違えると違う意味で伝わってしまいます。
例文
You have a big mouth! I don’t wanna talk to you anymore.
あなたは本当に口が軽いわ!あなたとはもう話したくない。
4. Have a good head on one’s shoulders. 「賢い、気が利く」
「両肩の上に良い頭を持っている」つまり、「頭がいい・賢い・気が利く」という意味で表現されます。いい意味での褒め言葉としても使われるので、覚えておくと便利でしょう。
例文
Lucas have a good head on his shoulders.
ルーカスは頭が良い(気が利く)。
5. Have a green thumb. 「園芸の才がある」
“thumb”は「親指」という意味なので文字通りの意味だと「緑色の親指」となりますが、で、”green thumb”だと「植物を育てる特別な能力」という異なる意味に変わります。
例文
It’s a beautiful garden. Jake have a green thumb.
この庭は美しい。ジャックは園芸が得意だ。
6. Have one’s head in the clouds. 「空想的にふけっている」
“Have one’s head in the clouds.”で非現実的なことというニュアンスで表現されるので「空想にふけっている」という意味になります。
例文
He’s not right for this role, he has his head in the clouds.
彼は、この役割に相応しくない。彼(の考え)は非現実的だ。
7. Have get hands full. 「手一杯である」
“have get hands full”はイメージしやすいイディオムですが、「手が一杯である」として表現されます。
例文
I have my hands full with my job.
今、自分の仕事で手がいっぱいだ。
She has her hands full taking care of her baby.
彼女は、赤ちゃんの世話で手一杯だ。
8. Have eyes in the back of one’s head. 「なんでもお見通しである」
“have eyes in the back of one’s head”で、「頭の後ろにある眼」となりますが、イディオムで「洞察力・眼識」という意味になり、「なんでもお見通し」として良く表現されます。
例文
You must have eyes in the back of your head.
あなたは何でもお見通しだ。
※mustで〜に違いないという意味で使われます。
9. Have a word with. 「少し話をする」
少し会話をしたい時によく使われる表現なので覚えておくと便利でしょう。
例文
Can I have a word with you?
あなたと少しお話できますか?
10. Have a sweet tooth. 「甘党」
甘いものが好きな人のことを”have a sweet tooth”と英語で表します。この表現を使う時は、”tooth”は単数形の歯という意味になり、複数形の”teeth”ではないので注意しましょう。
例文
Kathy has a sweet tooth.
キャシーは、甘党です。
—
A:Can we get some sweets after school?
夕食の後に甘いもの食べに行っていい?
B:You really have a sweet tooth.
あなたは、本当に甘党だね。
まとめ
普段日常でも良く使われる「have」でもイディオムで使われる時は異なる意味になりますね。1語ずつでもいいので覚えていきましょう!そして、実際に英会話で使ってみましょう!