今回は、実践的なビジネス英語力やIT業界に関連した英語力を身につけることができる学習アプリ「HiNative Trek」についての使用レビューと開発者の方へ直接インタビューできましたのでお答えいただいた内容を書いていきます。
HiNative Trekは、ビジネスにまつわるスピーキングやライティング力を向上させることを目的に作られた英語学習アプリで、ネイティブの添削者があなたが作成した英文内容をチェックしてくれます。
ビジネスシーンで使われる英語表現が多く網羅されており、すぐに使える英語表現を学んでいくことが可能です。
すでに多くのユーザーが使っており効果が期待できるアプリではありますが、HiNative Trekでは「無料体験」を提供しておらず、自分自身で確かめてみることができません。
そこで、この記事ではEnglish With編集長の僕が実際にHiNative Trekのサービスを利用してみた上での使用感などの感想をお伝えしていこうと思います。
HiNative Trekの利用検討している方は、実際のカリキュラム内容の一部を把握できるのでぜひ参考にしてみてください。
目次
HiNative Trek(ハイネイティブトレック)とは?【基本情報】
スクール名 | HiNative Trek(ハイネイティブトレック) |
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料金 | 月謝:19,600円(税込) 一括:196,000円(年間プラン) 月単価で表した場合16,333円(税込)/月 |
サービス内容 | 専用のスマホアプリを用意 毎日(平日)異なる課題を提供 学習に関する質問はチャット内でできる オリジナル教材を用意 英文内容や音声をチェックしてくれる アメリカ人講師が添削 |
HiNative Trek(ハイネイティブ トレック)は、講師が受講生の英文を添削しアドバイスをするために誕生した「株式会社Lang-8」が運営する英語学習アプリです。
Lang-8では元々「HiNative」という語学添削をQ&Aという形で自由に行えるサービスを運営。世界中で言語学習を行いたい方が登録している有名な学習アプリですが「HiNative Trek」はより本格的に英語学習をしたい方向けに作られました。
サービス自体は2016年ごろにスタートし着々と利用者を増やし続けている学習アプリです。
HiNative Trekでは、毎日アプリに送られてくる課題内容を「自由英作文」という形で英文作成をし、それを声に出して音声を録音。英文と音声をチャットに送る事で、アメリカ人講師がその内容をチェックし添削・フィードバックをしてくれます。
従来の英会学習でよくあるレッスンスタイルとは異なり、課題に答えていくスタイルのため自分の好きな時間で学習を進めることができます。利便性が高くスマホならではの気軽さもあるのが特徴的です。
HiNative Trekが選ばれる理由とは?【3つの特徴】
ここでは、HiNative Trekが多くの方に選ばれている理由として考えられる3つの特徴をお伝えします。
他の英語学習アプリとは異なる特徴があるので、理解を深めるためにもぜひチェックしてみてください。
- 丁寧な添削が毎日受けられる
- 予約不要でいつでも課題に取り組める
- スピーキング・ライティング力を同時に鍛えられる
1. 丁寧な添削が毎日受けられる
HiNative Trekでは、ビジネス経験のあるアメリカ人講師が毎回課題のチェックを行ってくれます。
英語ネイティブによる添削ですのでフィードバックで送られてくる内容も英語で書かれていますが、その添削文やアドバイスが非常に丁寧で毎回大きな学びを得ることが可能です。
上記の写真のように1つの英文に対して「単語のチョイス」や「正しい英文法」を確認してそれぞれ丁寧にフィードバックがされています。
僕自身、添削内容が長すぎて1つひとつ理解するのに時間がかかったことがありますが、それだけ多方面からの修正・アドバイスをもらうことができるというわけです。
さらに、添削内容の説明だけでなく「講師による模範回答」を音声付きで送ってくれます。これを繰り返し聞くことで「正しい発音やイントネーション」までも理解することができ、英文力に加えて発音力も磨かれます。
2. 予約不要でいつでも課題に取り組める
HiNative Trekでは、従来のレッスンのように講師を選択して事前に予約をするなどの手間はかからず、自分の好きなタイミングで課題に取り組むことができます。
例えば、通勤中であれば電車内で課題に対する英文作成を行い、自宅に戻ったら音声録音をするために作成した英文をスピーキング行うなどの学習の仕方も可能。
さらに、忙しい日があって課題を提出できなかったとしても「後日まとめて課題を送信する」事もできます。まとめて課題提出をしても全てに対しての添削内容がしっかり届くのでまとめて学習できる点も利便性が高くメリットです。
3. 実践的な課題内容ですぐに使える英語表現が多い
HiNative Trekでは「ビジネス英語」と「IT関連の英語」が学べるコースが用意されおり、どちらも実践的な課題内容を用意しています。
従来の英語アプリでは「この表現自分は使わないなぁ」と思うような英文も学ばなければならないことが多くありましたが、HiNative Trekは実際に海外のビジネス・ITの現場で働いている方が使うシチュエーションをピックアップ。
例えば、「利益率を上げるためにはどうしたら良いか?」「昨年比と比べてどんな商品開発をすべきか?」「MAUを上げるための施策」などといった、リアルにある事例を元に課題内容が作られています。
また、課題に対して自分なりの英文を作成し添削してもらうことで、自分が話せる英語を完璧な英文に直して添削してくれるのもHiNative Trekが選ばれるポイント。
自分が組み立てた文章であれば手直しする範囲も多くないですし、記憶にも残りやすいのでしっかりとアウトプットできますね。
HiNative Trekの使い方や学習効果【実際の使用レビュー】
ここからは、 HiNative Trekの登録方法から使い方まで詳しく解説していきます。
見やすさを重視したアプリ画面で、操作面ではどなたでも問題なく使いこなすことができるのではないかと思います。
また、HiNative Trekはスマホアプリで全て学習可能ですが、パソコンでも受講可能。僕は、ライターとして毎日パソコン操作をしているので、パソコンからHiNative Trekの課題を提出していました。
HiNative Trekは以下の流れを沿って使っていくのが良いでしょう。
- 公式サイトから登録
- 課題をチェック
- 課題に取り組む
- 講師からの添削をみて復習する
ちなみに、僕の使用感を元に日々の課題に対しての学習時間をお伝えすると約30分程度で「英文作成」→「音声録音」→「添削を元に復習」という1サイクルを完了できていました。
毎日30分であれば仕事をしながらでもスキマ時間などを確保して行える時間だと思うので無理なく続けられるかと思います。
それではまず、登録方法から課題の取り組み方法までを解説していきますね。
1. 公式サイトから登録
まず、HiNative Trekを始めるには公式サイトから「会員登録」を行います。
次に「コース選択」を行うので、ご自身が学びたい方を選びます。
※どちらのコースも料金は同じです。
もしここで、各コースの課題内容の一部を確認したい時は以下の「〇〇コースの全テーマはこちら」をクリックし、例として挙げられている題材内容をチェックしましょう。
事前に、どんな内容の課題に対して取り組むのか良くわかります。
本会員の登録を引き続き行う場合は「新規登録」からメールアドレス、名前、母国語の選択などを行い次へと進めます。
その後は、登録したメールアドレスにHiNative Trekから、アカウント情報の登録メールが送られてくるので「登録を完了する」をクリック。
その後、クレジットカード情報を登録する画面に移るので入力し完了です。
登録が完了したらすぐに課題内容に取り組むことができるので早速試してみましょう。
2.課題をチェック
会員登録が完了したらHiNative Trekのメイン画面が見れるようになるので本日の課題を確認します。
この日の課題は「would like+不定詞句」と「would like+名詞句」を使って課題内容に対しての答えを作るという内容でした。
課題内容は2つあり「誰かが会社に電話をかけた理由を同僚に説明するのに使えるような文」を作成すること。もう一つは「クライアントが何かを求めて電話をかけてきたことを同僚に説明する時に使えるような文」を作ることでした。
両方ともかなりビジネスシーンで起こりそうなシチュエーションですよね。
HiNative Trekではこのようなリアルな現場で使うビジネス英会話を毎日学んでいきます。
3. 課題に取り組む
課題内容を確認できたら早速課題に取り組みます。
すでにお伝えしていますが、Hinative Trekは「ライティング・スピーキング力」を身に付けるための学習アプリです。
そのため、課題内容は以下の2つを行います。
- ライティング:課題内容を読み適切な構文や単語を使い文章を作成する
- スピーキング:作成し英文を発話して録音する
ライティングとスピーキング音声はそのままアプリ内のボックスに入力できるので完了次第送信。その後すぐに模範解答の英文と音声を送られてきます。
このように、Hinative Trekでは課題を提出したと同時に模範の答えを確認できるので、自分が作成した英文と照らし合わせることもできますし、音声を聞いて自分が使える英語知識としてインプットすることも可能です。
※この時はアメリカ人講師の添削・フィードバックはまだもらっていません。
4. 講師から届いた添削をみて復習する
課題内容への答えを送り模範解答をチェックしたら、次はアメリカ人講師からの添削内容を待ちます。
基本的には当日の12時までに課題の送信が完了していればその日に添削・フィードバックをもらえます。
僕が答えた今回の課題内容に対しての返信は1~2時間後には添削してくれて迅速な対応でした。以下のような添削・フィードバックになります。
かなり丁寧ですよね。ここで紹介するのは添削内容のほんの一部ですが、講師からの返信内容を項目にしてまとめると以下の通りです。
- 課題の指示に対して適切に答えていたかチェック
- 英文に対しての文法ミスや語彙の訂正
- 作成した英文をアレンジした講師の模範解答
- 自分の発音音声に対してのアドバイス
- 講師が作成した模範の音声
HiNative Trekでは毎課題に対して上記のように丁寧な添削・フィードバックをしてくれるので日々、復習して実践的に使える英文や語彙を増やしていきます。
また、添削内容に関しての質問に関しても数回行えるので不完全燃焼せずにしっかりと理解を深めた上で学習できます。
HiNative Trekはどんな人に向いている英語学習サービス?
HiNative Trekのサービスを実際に使ってみて感じたことは「講師の添削内容が思った以上に丁寧でかなり勉強になった」ということです。
課題を変えて毎日添削してもらえるHiNative Trekを1ヶ月だけでも続けることができれば様々なシチュエーションで使える英語力が身につくかと思います。
ただ、HiNative Trekは現場で使われている題材を元に英文作成を行います。自分で考えて英文を作ることをはじめ、講師からもらう英語のアドバイスを読み取るために「最低限の英文作成力や読解力」は必須ではないかと思います。
英語初心者の方でもHiNative Trekは使うことができますが、課題内容を理解することができなければ効率的に学習を進めることができないでしょう。
そのため、僕が今回受講してみて感じたHiNative Trekが向いている人は「英語力の基礎」がある方を前提に以下のように判断しました。
- パッと英語が出てこないのでスピーキング力を向上させたい
- 英語のライティング力を伸ばしたい
- 英語学習経験者で挫折した過去がある
- 英会話スクールに通う手間を省き、空き時間を効率的に使いたい
- ネイティブの発音の元で英語学習を行いたい
- 実際のビジネスシーンで使える英語を学びたい
HiNative Trekの口コミや評判について【利用者の声】
ここでは、HiNative Trekを利用している方の口コミや評判についてまとめてみました。
利用者の声を集めているのでぜひ参考にしてみましょう。
今週月曜からHiNative Trekをはじめました。1か月1万円近く、無料体験もないので、入会ハールドルは高いのですが、3日やって、なかなか良いですね。毎日短い英作文とそれの発音を送り、フィードバックが返ってくるのですが、作文ミスも発音の注意も私への細かい指摘なので、100%耳に痛い話で勉強になる
— リバ英語780 (@eigobozu) April 2, 2020
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Hinative Trekの課題、たった1文の作文でも文法と発音の添削が毎日山のように届いていて、これまで英語でビジネスしてたのが不思議なレベルだ〜〜〜
なんだか恥ずかしくなってきちゃったんだけど、実はなにも伝わってなかったのでは、、— あやも (@aaayaaam) February 15, 2020
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ぼくはここ最近、HiNative Trekをめちゃくちゃ頑張ってます。
今日で2週間目に突入するんだけど、アウトプット+添削+質問のサイクルがうまく回るようになってきて、格段にライティング力が伸びました!
それと、自分の作文力も確かに伸びてます。
最近では、添削なしの模範解答も作れるようになった!— すぐる/趣味垢 (@sugueigo_com) May 19, 2020
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この他、様々な口コミがありましたが総合的に良い評判のものが多く「講師の添削内容が丁寧」であることが利用者の声の中で最も多かったです。
HiNative Trekのスクール情報【似たサービスとの比較】
ここからはHiNative Trekのコース内容・料金等に関してお伝えしていきます。
すでにお伝えしていますが、HiNative Trekでは2つのコースを用意しており「ビジネス英語コース」「IT英語コース」共に料金は同じです。
【ビジネス英語コース・IT英語コース】
月額プラン | 19,600円/月 |
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年額プラン | 196,000円 月単価で表した場合16,333円/月(16,333円/月) |
料金を確認したところで、他の似たようなサービスと比較してみましょう。
HiNative Trek | 16,333円/月 |
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トーキングマラソン | 3,980円/月 |
正直、HiNative Trekは値段の安さで勝負している訳ではないので高めに設定されています。
また、トーキングマラソンは添削者なしの自己学習アプリですので比較的値段は安いですね。
僕も様々な学習アプリを試してきましたが、HiNative Trekと全く同じサービスを提供しているアプリは他にありません。一概に料金で比較することはできませんが、課題内容の質や講師の添削の丁寧さを考慮するとコスパの良いサービスではないかなと思います。
HiNative Trekのマーケティング担当者にインタビュー【サービスの本音】
ここでは、HiNative Trekのマーケティング担当の方にサービスの内容などを詳しくインタビューいたしました。
サービスや内容に関してまだ気になる点があればチェックしてみましょう。
Q1:HiNative Trekをスタートした経緯は何ですか?
例えば、知らない人と添削することに抵抗がある方や英語力に自信がない方などです。
そのような方向けにアプローチできるサービスとして、自分で英文を用意しなくてもこちら側が課題内容を提供してそれに答える「受動的に学習ができるサービス」が必要だという経緯からHiNative Trekを始めました。
Q2:ビジネス英語コースとIT英語コースはどちらが人気ですか?
ビジネスのリアルなシチュエーションに関する問題内容が毎日送られてくるのでビジネス英語を網羅的に学べるコースとしておすすめですね。
また「IT英語コース」はIT業界に勤めている方、特にスタートアップで使われる課題をテーマにしている内容が多いので、今まさにその業界にいる方、今後考えている方におすすめのコースです。
Q3:どのような講師が日々の英文添削をしてくれるのですか?
また、サービス開始時に担当した講師を専属として毎回添削してもらうことも可能で「担当制」の制度も設けています。ただのチャットで回答を見て復習するだけでなく、疑問に思った部分などは積極的に質問できるので有効的に使えますね。
Q4:HiNative Trekの課題内容はどのように作られているのですか?
そのため、実践的な英語表現だけでなく正しい英文・発音を習得できるような課題内容を受講生に行なってもらい講師が随時チェックしていくという流れの中で学習を進めてもらいます。
以上で今回のインタビューは終わりになります。個人的にもHiNative Trekについて詳しく知ることができたので勉強になりました。
最後に:HiNative Trekは唯一無二の英語学習サービスでスピーキング・ライティング力を大きく伸ばせる
今回は、英語のライティング・スピーキング力を向上できる英語学習アプリ「HiNative Trek」を使ってみたレビューや開発者のインタビュー内容を含めてお伝えしました。
僕自身、HiNative Trekのサービスを使ってみてここまで徹底して添削してくれるとは思っていなかったのでびっくりしたのと同時に「続けて利用すれば必ず英語力は上がるな」と確信を持ちました。
英語課題やて添削内容が英語ということで、ある程度の英語力は持っておく必要がありますが、ビジネス英語・IT英語関連でここまで実践的に学べるサービスは中々ありません。
また、月額で始めることができる始めやすさもあり、HiNative Trekはおすすめできる英語学習アプリです。
無料体験受講ができない分、この記事の内容を参考にご自身の英語学習のツールとして使うかどうかの判断をしてみましょう。
自分にあった学習方法や英会話スクール選びができるように、English Withではあなたの英語学習を応援しています。
その他、HiNative Trekの関連記事は以下からどうぞ。