今回の記事では、日商ビジネス英語検定の試験内容と、日商ビジネス英語検定の取得級は履歴書に書けるかについて解説します。
履歴書で英語力を証明するには、保有している英語資格を記載する必要がありますよね。英検、TOEIC、TOEFLなどはよく履歴書に書かれる代表的な英語資格ですが、他にも英語の資格試験はたくさんあります。
今回紹介する日商ビジネス英語検定は、商工会議所が行っているビジネス英語に特化した民間試験。主にビジネスの書類作成やメール、英語での取引に必要な用語や表現に関する問題が出題されます。
3級から1級があり、3~2級は会場によって年に複数回実施がありますが、1級は年に2回の実施です。日商ビジネス英語検定は英検やTOEICと比べると少し知名度が低い試験なので、履歴書に書けるのか気になりますよね。
そこで今回は、日商ビジネス英語検定は履歴書で有効な検定かを詳しく解説します。また、日商ビジネス英語検定が役立つ職業も紹介しますので、検定に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
日商ビジネス英語検定は履歴書に書けるか?【結論】
ここからは、日商ビジネス英語検定の級ごと(3級〜1級)の特徴と共に、履歴書に書けるかどうかを解説していきます。
日商ビジネス英語検定の受験を検討している方、取得級が履歴書に書けるか知りたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。
日商ビジネス英語検定3級
日商ビジネス英語検定3級では、ビジネスコミュニケーションの基礎的な力が問われます。試験時間は30分で、問題形式は選択や穴埋めなどがメインです。
合格するためには、ビジネスレターやメールに使われる基本的な表現及び英単語を知っておく必要があります。
3級は、就職前に身につけておいたほうが良い英語力が求められるレベルなので、就職前の学生もチャレンジできる出題内容です。英語を仕事でまだ使ったことがない社会人にとっても、勉強しておくべき内容が出題されます。
しかし、日商ビジネス英語検定3級は履歴書に書いてもあまり英語力のアピールにはなりません。出題内容が基礎的という理由で、ビジネスの場で実践的に使える英語力をまだ持ち合わせていないと判断される可能性があります。
履歴書に書くことはおすすめしませんが、これから英語力を活かした仕事を考えている人は、まず力試しとして受験してみるのも良いでしょう。
日商ビジネス英語検定2級
日商ビジネス英語検定2級では、海外企業や外資系企業の企画書や契約書で実際に使われている英語を基にした問題などが出題されます。試験時間は40分で、選択問題に加え和訳・英訳などの記述式問題もあります。
プレゼンなどで使われる英語だけでなく、金融や法律などの専門用語が問われることも。合格するには、様々なビジネスの場面に対応できる英語力が必要になりますね。
日商ビジネス英語検定2級は、履歴書に書くことができます。2級の出題範囲は、就職前から就職後1~2年以内で習得すべき英語レベルと言われており、ビジネスシーンで英語が使えることを想定して作成されている試験です。
そのため、2級を取得していれば、就職や転職において実践的に英語を使う能力があるとアピールできます。
ビジネスで使える英語力がある証明として履歴書に日商ビジネス英語検定の取得級を書きたい方は、まず2級を受験してみましょう。
日商ビジネス英語検定1級
日商ビジネス英語検定1級は、豊富なビジネス知識やビジネスコミュニケーションの能力が問われます。試験時間は70分で、問題は記述式がほとんどです。
出題分野は、契約書の作成、レポートを基にした分析、交渉など多岐に渡ります。英語力だけでなく、ビジネスの知識も問われるため実務経験がある方にとっては有利ですね。
1級では、実際に文書を作成する問題が出題されます。出題される特定の条件に従って文章を書く必要があるので、単純な英語力だけでは合格できない試験内容になっています。
日商ビジネス英語検定1級は、もちろん履歴書に書くことが可能です。実際にビジネスを経験していなければ難しい問題も多く出題されるため、ビジネスで英語を使ったことがある方は実務経験を証明することができるでしょう。英語でのビジネス経験がない方でも、合格すればビジネス英語力のアピールになります。
ビジネスで実践的に読み書きできる英語力を履歴書で証明したい方は、日商ビジネス英語検定1級を受験すると良いでしょう。
日商ビジネス英語検定ありの履歴書が役立つ業種
ここからは、日商ビジネス英語検定ありの履歴書が役立つ職業を紹介します。
日商ビジネス英語検定では主に英語のリーディング力とライティング力が問われるので、英文を扱う仕事に有利。英語を使った仕事に興味のある方は必見です!
- 貿易会社
- 商社
- 外資系企業
1.貿易会社
貿易会社では、主に貿易事務の担当者が英文の作成や確認に携わります。
海外企業とのビジネスメールや輸出入に関わる文書作成では、貿易に関する専門的な英語を知っておく必要がありますよね。日商ビジネス英語検定では、貿易関係の英語や取引に関する問題も出題されるので、貿易事務で活かせる英語力や知識を証明することが可能です。
また、未経験であっても貿易事務の仕事を目指したい方であれば、日商ビジネス英語検定の勉強をすることで、貿易事務の知識や英語表現を学ぶことができますね。
貿易事務の仕事に興味がある方や経験を証明したい方は、日商ビジネス英語検定を受けてみましょう。
2.商社
商社には、総合商社と専門商社がありますが、特に総合商社であれば海外と取引をしていたり事業を展開している場合があるので、英語力が必要な業種と言えます。
英語のメールや文書のやり取りを行う商社に入る場合は、英文の読み書きの能力の証明があると有利ですね。
日商ビジネス英語検定1級は、長い文章の読解や英語文書の作成が出題されるので、ビジネス英語の読み書きができるアピールになります。
商社では読み書き以外にも、海外出張や会議などで会話力が求められる場面も多いため、日商ビジネス英語検定と一緒に、会話力も証明できる資格を持っておくとより有利に働くでしょう。
3.外資系企業
外資系企業では、本社とのメールが英語であったり、会議資料が英語である場合が多いですよね。上司や部下が日本人ではないこともあります。
メールをはじめとして社内でも英語でやり取りする機会が多いため、英語での読み書きが早くできると業務もスムーズにこなすことができ、効率よく仕事ができます。
日商ビジネス英語検定では、様々なビジネスシーンで使われる英語の読み書きができる力が問われるので、ビジネスで必要な英語力の証明が可能です。
外資系企業では読み書きの力に加えて、英語でプレゼンや交渉ができる力も求められます。日商ビジネス英語検定でビジネス英語の読み書きの力をアピールしながら、会話などの実践的な英語力もアピールできるように準備しておくと良いでしょう。
まとめ:日商ビジネス英語検定を履歴書に書いてアピールしよう!
今回は日商ビジネス英語検定の試験内容や、取得級が履歴書に書けるかどうかを解説しました。
日商ビジネス英語検定は、英語の資格試験の中でもあまり認知度は高くありませんが、2級からであれば履歴書に書くことが可能です。
特に、実際にビジネスで使われる英語の読み書きの力を問われる試験なので、英文メールや文書を扱う仕事では英語力の証明をすることもできます。
日商ビジネス英語検定を受けて、履歴書で英語力をアピールしましょう!
その他、English Withでは英語資格に関する記事を多数用意しています!興味があれば以下も参考にしてみてくださいね。
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