ディクテーションとは聞こえた音声を書き取るトレーニングで、語彙や表現、文法、正しい発音を学べる学習法です。
自分の聞き取れていない英語が明確に分かるので効率良くTOEIC対策ができ、繰り返し取り組むことでスコアアップに繋がる英語力を養えます。
しかし、ディクテーションをするためには良質な英語音声と確認用の英文スクリプトが必要なため、「なかなかディクテーションに最適な教材が見つからない…」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなTOEIC対策に効果的なディクテーションができる英語学習アプリのおすすめを紹介していきます。
どれも効果的にディクテーションに取り組める機能を搭載したアプリなので、ぜひ比較しながら自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
▼English Withがまとめた「TOEIC対策ができるおすすめディクテーションアプリ」を紹介!公式サイトで先にアプリ情報をチェックしたい方は以下を参考にしてください!
- 模擬試験を使ってディクテーションするなら!スタディサプリENGLISH
- ネイティブからフォードバックをもらいながら学ぶなら!HiNative Trek
目次
TOEIC対策のためにチェック!ディクテーションができる英語学習アプリの選び方
まず、ディクテーションができる英語学習アプリの選び方について解説していきます。
TOEICスコアアップに繋がる効果的なトレーニングを行うためにも、ぜひアプリを選ぶ際は以下の3つのポイントを意識して選んでみてください。
- 自分のレベルに合わせて学べるか
- 内容がカジュアルすぎないか
- 広告が多くないか
1.自分のレベルに合わせて学べるか
最初のチェックポイントは、自分のレベルに合わせて学べるかという点です。
英語音声には簡単なものから難しいものまで、多様なものがあります。難しい教材を選んで「全く分からない」「知らない単語ばかり」となってしまうと、十分な学習効果が得られません。
教材に使う音声を選ぶ際は、「文章で読んだら意味が分かるけど、リスニングだと聞き逃しをしてしまう」くらいのの難易度を選ぶことがおすすめです。
アプリによっては英文スクリプトの他に日本語訳がついているものもあるので、最初のうちはそうしたアプリを利用するのも良いでしょう。
2.内容がカジュアルすぎないか
次のポイントは、英語音声の内容がカジュアルすぎないものを選ぶことです。
TOEICでは会社の同僚との日常会話やビジネスシーンを想定した英会話が主な題材になっており、親しい友人同士のくだけた会話などは出題されません。
そのため、洋画やドラマで頻繁に使われるスラング表現や、文章を省略する話し方が多い音声よりも、ニュース記事やビジネス英会話、TOEICリスニングの模擬問題などを使った音声でディクテーションをするのがTOEIC対策には効果的です。
アプリを選ぶ際は、どのような教材を使ってディクテーションをするのか、TOEIC対策に効果がありそうかという点を踏まえて選んでみてくださいね。
3.広告が多くないか
最後に、広告がない、もしくは少ないアプリを選ぶこともポイントです。
広告が多く入ってしまうと、学習が中断されてしまい集中力が途切れてしまいます。
集中してディクテーションに取り組むためにも、なるべく無駄な広告が入らないものを選ぶことが大切です。
無料アプリだと広告が入ることが多いので、できれば有料のもの、もしくは無料でも広告の量が少ないものや邪魔にならないものを選ぶと良いでしょう。
TOEIC対策に効果的!ディクテーションができる英語学習アプリ【7選】
ここからは、ディクテーションができるおすすめの英語学習アプリを紹介していきます。
ぜひ前項で解説したアプリ選びのコツを踏まえながら、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
スタディサプリENGLISH | HiNative Trek | ディクトレ | レシピー | Real英会話 | TEDICT | TOEIC公式コンテンツ by IIBC |
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/人気度 | |||||||
対応OS | iPhone/Android | iPhone/Android | iPhone/Android | iPhone/Android | iPhone | iPhone/Android | iPhone/Android |
値段 | 3,278円(税込)/月 |
19,600円(税込)~/月 ※年間プランは16,333円(税込)/月 |
無料 |
無料版あり 有料版は480円(税込)~/月 |
1,200円(税込) |
800円(税込) |
無料 |
特徴 | 総合的なTOEIC対策が可能 | ネイティブ講師から フィードバックがもらえる |
TOEIC模擬問題を使って ディクテーションができる |
・ニュース記事を使って学べる ・多様なトレーニング機能搭載 |
ネイティブが使う英語表現を学べる | TEDトークを使って ディクテーションができる |
・TOEIC公式の学習アプリ ・日本語訳つきのリスニング音声で ディクテーションができる |
1.スタディサプリENGLISH|総合的なTOEIC対策ができる
「スタディサプリENGLISH」は、リクルートが提供する人気英会話アプリです。
このアプリには学習目的に合わせて3種類のコースがあり、TOEIC対策を希望する方には「TOEIC L&R TEST対策コース」がおすすめ。TOEIC20回相当分の演習問題が搭載されており、実践的な問題を解きながらスコアアップに必要な知識を養えます。
音声を聞いて文字を打ち込むディクテーショントレーニング機能もついており、繰り返し取り組むことでリスニング力はもちろん、文法力や語彙力も伸ばせるでしょう。
他にも、TOEIC参考書を多数執筆しているカリスマ塾講師、関先生の特別講義動画を視聴できたり、レベル別単語クイズ機能があったりと、総合的にTOEIC対策ができるのが魅力です。
「スタディサプリENGLISH」は7日間の無料体験期間もあるので、興味のある方は一度お試し利用をしてみることをおすすめします。「ディクテーショントレーニングを含む総合的なTOEIC対策で英語力を伸ばしたい」という方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
こちらの記事では、ステディサプリENGLISHの口コミを詳しくまとめています。ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
2.HiNative Trek|ネイティブ講師からフィードバックがもらえる
HiNative Trekは、課題を通してビジネス英語を学べる英会話アプリです。
このアプリでは、毎朝届く課題に取り組み、ネイティブによるフィードバックを受けられます。
課題の内容は、テーマに合わせた英作文と音声の提出です。課題を提出すると、文章と音声の模範解答が確認でき、その後ネイティブ講師からの個別フィードバックが届きます。
ディクテーションに特化したアプリではありませんが、模範解答やネイティブ講師からのフィードバック音声を使ってディクテーションに取り組めば、即戦力として使える英語表現が身についていきます。
ビジネス英語に特化しているので、TOEIC対策やビジネス英語力アップに効果的です。分からない点があれば講師に質問ができるので、疑問点をそのままにせず理解を深めながら取り組むことできます。
また、課題は好きな時間に取り組むことができ、週末にまとめて提出することも可能です。「英会話スクールに通う時間がない」という方も、HiNative Trekであれば自分の好きな時間での学習で英会話スクール同等の効果を得ることができます。
「スキマ時間を使って効果的にビジネス英語力を身につけたい」「TOEICでハイスコアをとりたい」という方は、ぜひHiNative Trekの公式サイトをチェックしてみてください。
こちらの記事でHiNative Trekのレビューを詳しくまとめているので、興味のある方はあわせて読んでみてくださいね。
3.ディクトレ|TOEICのリスニング模擬試験で学べる
ディクトレは、ディクテーション特化型の英語学習アプリです。
このアプリでは、TOEICのリスニング模擬問題を使ってディクテーションができます。数秒程度の短い会話文とTOEICパート1・パート2形式の問題が計500問収録されており、TOEIC対策にピッタリ。
またシンプルかつ使いやすいデザインになっており、「音声を再生→入力→答え合わせ」とディクテーションに取り組みやすいのもポイントです。再生速度が選べたりループ再生ができたりと、レベルや学習スタイルに合わせてトレーニングできます。
ディクトレは完全無料で全機能の利用が可能です。ダウンロードするだけですぐに使えるので、ぜひチェックしてみてください。
4.レシピー|ニュース記事でディクテーションできる
レシピーは、多様なトレーニング機能を搭載したマルチ英語学習アプリです。ニュース記事を使って英語学習の6大要素(話す・聞く・読む・聞く・英単語・文法)を総合的に鍛えられます。
多様な学習機能の中でも、TOEIC対策に特におすすめなのがニュース記事を使ったディクテーション練習です。自分の興味のある記事を選んで、ネイティブが読み上げる英語音声を聞きながらディクテーションができます。
英語音声のスピードは自由に調整可能なので、初心者の方でも取り組みやすいのも嬉しいポイント。記事は毎日更新されるので、飽きずに続けられるのも魅力です。
レシピーは、使える機能に応じて料金が異なります。ディクテーションに使えるリスニング機能は月額490円の「Entryプラン」で利用できるので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
5.Real英会話|自然なネイティブ英語が学べる
値段 | 1,200円(税込) |
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対応OS | iPhone |
「Real英会話」は、ネイティブが使う3,200以上のフレーズを学べる英会話アプリです。フレーズは毎日新しいものが更新されており、自分が知りたいフレーズを質問したりリクエストしたりすることもできます。
全フレーズに例文・解説・音声がついており、クイズ形式のトレーニング機能も搭載。リスニングやスピーキング練習ができる他、ディクテーション機能もついており、ゲーム感覚で学んだフレーズをしっかり定着させることが可能です。
「スキマ時間を使って気軽にディクテーション練習に取り組みたい」「リーズナブルなアプリを探している」という方におすすめのアプリなので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
6.TEDICT|TEDでディクテーションができる
「TEDICT」は、世界中の著名人によるスピーチ「TED Talks」を使ってディクテーションができるアプリです。
TED(Technology Entertainment Design)は様々な専門家による講演会を運営するNPO団体です。「TED Talks」は、TED主催の講演会でのプレゼンテーションを無料配信しているプロジェクトで、公開されている動画は公式HPやYouTube、アプリを通して視聴できます。
TEDの質の高いプレゼンテーションでディクテーションができるのがこのアプリの魅力です。プレゼンテーションのテーマは多岐に渡るので、自分の興味のあるトピックやビジネスに活かせる動画を教材に、英語力を伸ばすことができます。
動画の再生速度の調節や字幕機能もついているので、速度を落としてじっくり発音を確認したり、新しい表現をチェックしたりでき、使い勝手が良いアプリです。
繰り返し取り組むことで、TOEICスコアアップに必要な英語力を着実に身につけることができるでしょう。
「TEDICT」の簡易版で無料で使える「TEDICT LITE」もあるので、「まずは無料で使ってみたい」という方はそちらから試してみるのもおすすめです。
7.TOEIC公式コンテンツ by IIBC|TOEIC公式アプリで学べる
「TOEIC公式コンテンツ by IIBC」は、TOEIC公式の学習アプリです。
このアプリには10分程度の英語音声が収録されており、音声を聞きながらディクテーションができます。
英語音声は「同僚からの留守電を聞く」「クライアントへのプレゼン」など、TOEICリスニング対策にピッタリなテーマばかり。全ての音声には英語と日本語のスクリプトがついているので、聞き取った音の正誤の確認はもちろん、意味が分からない部分は日本語訳を確認して理解を深められます。
また、音声で出てくるポイントとなるフレーズも一覧でチェックできるようになっており、効率良くTOEIC対策に役立つ英語表現を学べるのも嬉しいポイントです。
アプリは無料で利用でき、TOEICの受験情報なども閲覧可能なので、TOEIC受験予定の方はぜひチェックしてみてください。
まとめ:TOEIC対策におすすめのディクテーションアプリで英語力アップを目指そう!
今回の記事では、TOEIC対策におすすめのディクテーションアプリをご紹介しました。
スタディサプリENGLISH | HiNative Trek | ディクトレ | レシピー | Real英会話 | TEDICT | TOEIC公式コンテンツ by IIBC |
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/人気度 | |||||||
対応OS | iPhone/Android | iPhone/Android | iPhone/Android | iPhone/Android | iPhone | iPhone/Android | iPhone/Android |
値段 | 3,278円(税込)/月 |
19,600円(税込)~/月 ※年間プランは16,333円(税込)/月 |
無料 |
無料版あり 有料版は480円(税込)~/月 |
1,200円(税込) |
800円(税込) |
無料 |
特徴 | 総合的なTOEIC対策が可能 | ネイティブ講師から フィードバックがもらえる |
TOEIC模擬問題を使って ディクテーションができる |
・ニュース記事を使って学べる ・多様なトレーニング機能搭載 |
ネイティブが使う英語表現を学べる | TEDトークを使って ディクテーションができる |
・TOEIC公式の学習アプリ ・日本語訳つきのリスニング音声で ディクテーションができる |
今回紹介した中でも、特におすすめなのが「スタディサプリENGLISH TOEIC」です。
TOEIC対策に特化した学習機能が充実しており、模擬問題を使ったディクテーションも可能。効果的にスコアアップに繋がる英語力を身につけられます。
スタディサプリENGLISHは7日間の無料体験期間を設けているので、まずは一度お試し利用してみるのがおすすめです。
また、より効果的に学習したい方はオンライン英会話を並行して活用するのもおすすめ。English Withでは他にも英語学習やオンライン英会話に関する記事を多数ご用意しているので、ぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね。