今回の記事では、TOEICの問題用紙に書き込みをしていいのかを解説します。
TOEICは、日常生活やビジネスシーンにおける英会話や文章の理解度を測る英語試験です。リスニングとリーディングの力を測る「TOEIC Listening&Readingテスト」と、スピーキングとライティングの力を測る「TOEIC Speaking&Writingテスト」があります。Listening&Readingテストはマークシート式のテストですが、Speaking&Writingテストはパソコンで受験をするテストです。
中でも、Listening&Readingテストでは、リスニング問題中にメモを取りたくなったり、リーディング問題では重要な箇所に印をつけたくなることがあります。
そこで今回は「TOEICの問題用紙に書き込みをするのはルールとしてNGなのかどうか?」をテーマに解説します。他にTOEICで禁止されていることについても紹介するので、これからTOEICを受ける方はぜひ参考にしてみてくださいね!
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目次
TOEICでは書き込みをしてはいけないのか?
TOEICでは、問題用紙や解答用紙の所定の欄以外に書き込みをすることは禁止されています。
リスニング問題で内容を覚えておくためのメモや、リーディング問題で文章に線を引いたりチェックや丸をつけるなど、全ての書き込みが禁止です。テストによっては、メモ欄が用意されていることがありますが、TOEICではメモ欄もありません。
また、Speaking&Writingテストで試験前に受験者情報を記入した後は、筆記用具をしまうよう求められるので、試験中にメモを取ることは一切不可です。
TOEICで書き込みが禁止されている理由
TOEICで書き込みが禁止されている理由は、受験者の真の英語力を測るためです。
実際の生活では、話を聞きながらメモを取ったり、文章を読みながら印をつけることはしないですよね。
そのため、TOEICでは書き込みなしで試験を受けて、日常生活やビジネスシーンで通用する実際の英語力を正確に測ります。
TOEICで書き込みが発覚したらどうなる?【実際のところ】
TOEICで書き込みが発覚した場合は、巡回している試験監督者に注意を受けます。注意された後に消しゴムで書き込みを消すなど、しっかりと指示に従った場合はそのまま試験を受け続けることが可能です。
しかし、指示に従わない場合や書き込みを繰り返して再度注意を受けた場合は、退場となってしまうこともあります。テストスコアが無効になるなどの措置が取られる場合もあり、最悪の場合はTOEICの受験資格を剥奪されてしまうことも。
TOEICでは、試験終了後に問題用紙は回収されます。もし書き込みしていることが試験官に見つからなかったとしても、問題用紙には受験番号を記入するため、どの受験者が書き込みをしたのかがすぐに判別可能です。テストが採点されない可能性があるので注意しましょう。
TOEICを受験する際は必ずルールに従って、問題用紙や解答用紙に不要な書き込みはしないでください。誤って書き込みをしてしまった場合は、消しゴムで消しましょう。
TOEICで書き込みをせずに問題を解くための3つの勉強法
ここでは、TOEICの問題用紙に書き込みをしないで問題を解けるようになる勉強法を紹介します。
「書き込みたいけど禁止事項なのでできない…」という方はこの方法を参考に勉強をしましょう。
- リスニングは会話の内容を覚えながら聞く
- 長文はどこに何の情報が書かれているか先に確認する
- 回答時は番号があっているか指差しで確認する
1.リスニングは会話の内容を覚えながら聞く
TOEICで書き込みをせずにリスニング問題を解けるようになるには、メモを取らなくても会話の内容が覚えられるようにリスニングの練習問題をたくさん解いて対策しましょう。
リスニング問題のPart1と2では読まれる文が短いため、聞こえる内容を覚えておきやすいです。しかし、Part3と4では長めの会話が出題されるため、練習時には何について話しているかなど状況を把握しながら聞くことを心がけましょう。
会話の内容を覚えていれば、書き込みなしでも正答を選ぶことができます。
2.長文はどこに何の情報が書かれているか先に確認する
リーディング問題では、問題文を確認する前に長文の内容にざっと目を通しておきましょう。
どこにどんな情報が書かれているかを把握しておくと、文章中に線を引いたり印をつけなくても答えを見つけやすくなります。
どうしても線を引きたいと思った場合は、指で文をなぞったり、答えが書かれている箇所を指で抑えておくのもおすすめです。
3.回答時は番号があっているか指差しで確認する
TOEICはマークシートで回答をしますが、回答番号がずれないように選択肢の番号に印をつけたくなることがありますよね。
小さな書き込みであってもTOEICでは禁止されています。回答する際は、指差しで確認して番号がずれないようにしましょう。
受験者情報をマークする箇所もありますが、そこでもマークの位置がずれることがないように、しっかりチェックすると良いですね。
TOEICの書き込み以外で知っておきたい禁止事項まとめ【リスニングなど】
次に、TOEICの書き込み以外で気をつけるべき禁止事項を紹介します。
せっかくの受験が無駄にならないようにルールを守って受験をしましょう。
- 携帯電話や電子機器を鳴らすこと
- 試験開始前や終了後に問題を見ること・解くこと
- リスニング試験中にリーディングの問題を解くこと
- 撮影や録画をすること
- 問題を漏洩すること
1.携帯電話や電子機器を鳴らすこと
TOEICを受ける際は、携帯電話や電子機器などの音が鳴らないように電源を落としておきましょう。
試験中にアラーム音や着信音が鳴ってしまうと、その場で退場となります。特にアラーム音は、機種によっては電源オフの状態でも鳴ってしまうこともあるので注意が必要です。
試験中の騒音は他の受験者の妨げになるので、試験前に携帯電話の電源を切っておくと良いですね。
2.試験開始前や終了後に問題を見ること・解くこと
問題用紙が配られ試験が始まる前にこっそり問題を見たり、試験時間が終了しても問題を解き続けることはやめましょう。ルールを無視するとテストが無効となり採点されない場合があるので、必ず試験開始と終了の合図には従う必要があります。
特に、TOEICのリーディング問題は時間内に解き終わることが難しい方もいますよね。その場合でも、受験が無駄にならないよう試験官の目を盗んで問題を解き続けることは決してしないようにしましょう。
3.リスニング試験中にリーディングの問題を解くこと
試験が始まると、全ての問題を見ることができるのでリスニング問題だけでなく、後半のリーディング問題も確認できてしまいます。
しかし、リスニング試験中にリーディング問題を解くことはできません。リスニング試験中は集中してリスニング問題のみを解きましょう。
リスニング問題であれば、先に内容を確認してもOKです。早く解けたら、次のリスニングの設問を確認しておくことに時間を使いましょう。
4.撮影や録画をすること
TOEICでは撮影や録画をすることはできません。問題用紙やマークシートを写真で撮って後から見返したい方もいるかもしれませんが、問題の漏洩などに繋がりルール違反となるのでやめましょう。
試験中はもちろん、試験前の試験会場の様子やあらかじめ配られているマークシートなども撮影や録画は禁止されてるので、注意してください。
5.問題を漏洩すること
TOEIC終了後に気をつけたいのが問題の漏洩です。TOEICでは、問題用紙の持ち帰りはできませんが、出題内容を覚えておいて第三者に情報提供することも禁じられています。
特に、気をつけたいのがSNSへの投稿です。TOEICの試験内容をSNSを通じて他の人に知らせることは禁止とされているので、試験問題を漏洩することのないよう心がけましょう。
まとめ:TOEICでは不要な書き込み禁止!ルールを守って受験しよう!
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今回は、TOEICで問題用紙に書き込みができるかについて解説しました。
TOEICでは、問題用紙及び解答用紙への不要な書き込みは一切禁止です。真の英語力を測ることができるように、ルールを守って受験しましょう。
また、書き込み以外にも試験に関する注意事項を紹介しました。試験中に携帯電話を鳴らしたり、定められた時間以外に問題を見たり解いたりすることはできません。
万が一試験官に注意を受けた場合は、素直に指示に従いましょう。従わない場合は退場となったり、試験資格を剥奪される場合があります。
ルールを守って最後までしっかりテストを受けられるようにしたいですね。
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