TOEICは、日常生活やビジネスシーンにおける英会話や英文の理解度を測る試験として、学生から社会人まで多くの方々に知られています。
試験の種類は、読む力と聞く力を測るListening&Readingテストと話す力と書く力を測るSpeaking&Writingテストの2つです。また、TOEICには個人で申し込んで受験する公開テストと企業や学校が団体で実施するIPテストがあります。
受験する際は、申し込みを行いして日に試験会場に行くのですが、はじめてTOEICを受験する方は「試験会場に何を持っていったらよいのか…」と気になりますよね。
そこで今回は、TOEICの受験当日に必要な物やあれば役に立つ物を紹介し、持ち物に関するよくある質問にもお答えします。これからTOEICの受験を控えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
TOEICで必要な持ち物【7選】
ここでは、TOEICで必要な持ち物を解説します。
受験の前日には準備しておくようにしましょう。
- 受験票
- 証明写真
- 本人確認書(写真付き)
- 鉛筆/シャープペンシル
- 消しゴム
- 腕時計
- 温度調節がしやすい服装
1.受験票
TOEICの受験にあたって、絶対に忘れてはいけない持ち物が受験票です。
受験票は試験日の約2週間前に発送されます。自宅に届いているか必ず確認するようにしましょう。TOEICの受験票には受験番号や試験会場への案内など、重要な情報が書かれているので必ず持参してくださいね。
万が一受験票が届いていない場合は、TOEICの公式サイトで受験に必要な情報を確認することができます。受験票詳細情報というページをチェックしましょう。
受験票が届かない場合や紛失してしまった場合は、当日試験会場で申し出ることで仮の受験票をもらうことが可能です。その際、証明写真と顔写真付きの本人確認書が必要となるので、これらも会場に持参しましょう。
2.証明写真
証明写真は、あらかじめ受験票に貼っておく必要があります。TOEIC受験前日までには用意しておいてください。
公開テストを受験する方は、試験結果が記載される公式認定証用に証明写真が求められます。IPテストの場合は公式認定証の発行がないので、証明写真は不要です。
証明写真はカラー・モノクロは問われませんが、縦4cm×横3cmのサイズ規定があります。サイズの確認をしっかりしておきましょう。
また、受験票が届いていない場合や紛失した場合は会場で受験票を作成してもらえますが、証明写真がない場合は作成ができず、試験を受けることができません。受験票が手元にない場合でも、必ずTOEICの試験会場には証明写真を持参してくださいね。
3.本人確認書(写真付き)
TOEICの試験会場で受験票と一緒に提示を求められるのが、写真付きの本人確認書です。
本人確認書として認められているのは、運転免許証、学生証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書、障害者手帳など。
社員証は顔写真付きであっても本人確認書としては認められていないので注意しましょう。また、本人確認書はコピーや写真を持参することは不可です。必ず原本を持っていきましょう。
受験票や証明写真があっても、本人確認書がない場合は受験することができません。前日に必ず用意できているかを確認してくださいね。
4.鉛筆/シャープペンシル
TOEICでは、HBの鉛筆またはシャープペンシルでの受験以外は認められていません。
TOEICはマーク式で回答をしますので、ボールペンや消せるペンなどは機械で正しく読み取ることができないからです。
鉛筆を忘れた場合の貸し出しはしていないので、試験会場に行く前にも再度確認をしましょう。
5.消しゴム
TOEICはマーク式のテストなので、間違えて記入した際に消しゴムは必須です。
鉛筆やシャープペンと同様、忘れた時の貸し出しはありませんので、必ず持参しましょう。
マークした箇所を消すときは、新しい消しゴムだと消しにくい場合があります。普段から使い慣れている物を持っていくのがおすすめです。
6.腕時計
TOEICでは、試験会場に時計がない場合があります。試験時間を確認するために、腕時計を持参しましょう。
気をつけたいのが、スマホやスマートウォッチなどです。TOEICでは試験中の電子機器の使用が認められていないので、普段からスマホやスマートウォッチを時計代わりにしている方は、試験前に腕時計を準備しておいてくださいね。
また、音がなる腕時計を試験中に鳴らした場合は退場となります。試験中は必ず音が出ない設定にしておきましょう。
7.温度調整がしやすい服装
TOEICの試験会場は広いことが多く、教室全体の空調が快適でない場合があります。
試験に集中するために、温度調整がしやすい服装で行きましょう。
特に冬場に体が冷えやすい方は、ひざ掛けなどを持参するのも良いですね。
TOEICであれば役立つ持ち物【3選】
次に、TOEICに持参すると役に立つ持ち物を紹介します。
使用する場合は、試験官に必ず申し出るようにしましょう。
- 耳栓
- イヤホン
- 飲み物
1.耳栓
周囲の音が気になって集中できない方におすすめなのが耳栓です。
リスニング試験中は音が聞こえなくなってしまうのでおすすめしませんが、リーディング試験を集中して解きたい方は耳栓を使ってみましょう。
耳栓を使用したい場合は、試験官に使用したい旨を伝えておくのが良いですね。
2.イヤホン
イヤホンは、試験前にTOEICのリスニング問題を聞いて耳を慣らしておきたい方におすすめの持ち物。
他の受験者の集中の妨げとならないように、試験前にリスニング問題を聞きたい方は、イヤホンを持参して音声を聞くようにしましょう。ただし、試験開始後のイヤホンの使用は不可です。
例外として聴覚に障害がある方は、事前に「プライオリティサポート」に申し込んでおくと、イヤホンをつけてリスニング問題を受験することが可能です。その場合、持ち込めるイヤホンに規定があるので、試験前に確認してくださいね。
3.飲み物
TOEICの試験教室内では水分補給が可能です。
試験前はもちろん、試験中に水分を取りたい方は飲み物を持参しましょう。
飲み物をこぼしたり、においで周囲の受験者に迷惑とならないように、蓋つきのペットボトルや水筒を持ち込むようにしたいですね。
TOEICの持ち物に関する質問【Q&A】
ここでは、TOEICの持ち物にまつわる質問にお答えします。
- 座布団やクッションを持って行っても良い?
- ティッシュやハンカチは机に置いておいても良い?
- 時計を忘れたら時間を教えてもらえる?
- 試験教室に飴を持って行っても良い?
- TOEICの参考書は試験教室内に持ち込んでも良い?
1.座布団やクッションを持って行っても良い?
TOEICの試験教室内に座布団やクッションを持っていくことは可能です。
特に、長時間椅子に座るのが辛い方は、座布団やクッションなどを持参するのをおすすめします。
試験開始前に、座布団やクッションを使用することを試験官に伝えるようにしましょう。
2.ティッシュやハンカチは机に置いておいても良い?
TOEIC試験中、ティッシュやハンカチは机に置いておくことができます。
鼻水が出やすい方や汗を拭きたい方は、ティッシュやハンカチを持ち物リストに追加しておくと良いですね。
ティッシュとハンカチを机の上に出しておくことは、試験前に試験官に伝えておきましょう。
3.時計を忘れたら時間を教えてもらえる?
TOEICでは、時計を忘れた場合に時間を教えてもらうことはできません。
TOEICは常に時間との戦いです。時計なしで受験するのはおすすめできないので、必ず腕時計を持参するようにしましょう。
4.試験教室に飴などのお菓子を持って行っても良い?
TOEICの試験教室内では、食べ物や飲み物を持ち込むことは可能ですが、飴やガムを含めて一切の食事を禁止しています。
試験前にお腹が空く場合は、必ず試験教室の外で食べてくださいね。
5.TOEICの参考書は試験教室内に持ち込んでも良い?
TOEICの参考書は試験教室に持ち込むことができます。
試験官が試験に関する説明をする前までであれば、参考書を読むことが可能。
試験の説明は開始時間の30分ほど前にスタートしますので、時間になったら参考書を鞄にしまうようにしましょう。
TOEICスコアを伸ばすには対策スクールで学習するのがおすすめ
TOEICを独学で勉強していると、伸び悩んだり分からないところを解決できずに悩んでしまうことがありますよね。
そこでおすすめなのが、TOEICの対策ができるスクールでレッスンを受講することです。TOEIC対策のコースでは、TOEICのスコアアップに向けた適切な勉強法を知ることができ、講師に質問ができるのが大きなメリット。
ここからは、通学型英会話スクール、オンライン英会話スクール、英語コーチングスクールそれぞれの特徴を紹介します。
ぜひ以下で紹介しているスクールの中からいくつかピックアップして無料体験レッスンを受けてみてくださいね。独学よりも効果的にTOEICスコアを上げることができるでしょう!
通学型英会話スクール
通学型英会話スクールは会話メインのコースが多いイメージですが、TOEICの対策コースを用意しているスクールもあります。英会話スクールでは、TOEICの指導経験が豊富な講師からレッスンを受けられるので心強いですよね。
TOEIC対策ができる通学型英会話スクールについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
オンライン英会話スクール
オンライン英会話スクールは、自宅でTOEIC対策のレッスンを受けられるのが魅力です。特に、スクールに通う時間が確保しづらい方におすすめ。リーズナブルな料金体系もオンライン英会話スクールの強みです。
TOEIC対策のレッスンが受講できるオンライン英会話スクールに興味がある方は、以下の記事をチェックしてみましょう。
英語コーチングスクール
英語コーチングスクールは、通学型とオンラインがありますが、どちらのスタイルでも短期間で効率よくTOEICのスコアアップができるカリキュラムが特徴です。専属コーチと共に、一人ひとりに合わせた学習プランで目標に近づくことができます。
英語コーチングスクールでのTOEIC対策についてさらに知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
まとめ:持ち物を確認してTOEICを受験しよう!
今回は、TOEICに必要な物やあると便利な持ち物を紹介しました。
TOEICで必要な持ち物7点を、前日までに必ず準備しておきましょう。また、持参しても良いか迷うものがあれば、試験前にTOEIC協会に確認することをおすすめします。
持ち込んで良いものであっても、他の受験者が使わないようなものであれば試験前に試験官に伝えてくださいね。
万全の準備でTOEICを受験できるようにしましょう!
その他、EnglishWithでは、TOEIC試験対策に関する記事を用意しています。こちらの記事も参考にTOEIC対策の学習を進めてくださいね。