今回の記事では、日常会話で使われるスラングをまとめました。
スラングは教科書に載ったり英会話レッスンで積極的に教えられるものではありません。そのため、スラングという言葉は聞いたことがあっても、実際スラングとは何かよく知らない英語学習者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日常会話でネイティブスピーカーがよく使うスラングをシチュエーション別に分けて紹介していきます。
ドラマや映画の日常会話で出てくるようなかっこいいスラングを使えるようになりたい方必見です!
目次
スラングとは?
スラングを見る前に、まずスラングとは何かをご紹介します。
スラングは、国や言語、年齢などのある特定のグループの中で使われる言葉で、俗語とも言われる言葉です。
日本語にも略語、インターネットで使われる言葉や若者の間で流行っている言葉などのスラングがあります。スラングを覚えると日常会話がより理解しやすくなり、使うことで友達との距離感が近くなるというメリットがあります。
以下で紹介するスラングを覚えておくことで、日常英会話で話せる内容が増し、スムーズに会話ができるようになるので、チェックしてみましょう。
日常英会話で使われるスラング【全15フレーズ】
ではここから、日常会話で使われるスラングをご紹介します。
今回は日常会話の中でも特によくスラングが使われるシチュエーションとして、「人と会う時」、「相槌を打つ時」、「謝る時」、「人と別れる時」の4つに分けて、スラングをまとめていきます。
- 人と会う時
- 相槌を打つ時
- 謝る時
- 人と別れる時
1.人と会う時
ここでは、人と会った時に使えるスラングをご紹介。
いつも挨拶で「こんにちは、元気ですか?」の「Hello, how are you?」ばかり使ってしまう方は、ぜひ挨拶のスラングを取り入れてみてくださいね。
What’s up?
「What’s up?」は「調子どう?」「やあ」という意味のスラング。挨拶の「Hello!」のように使うことができます。特に若い人の間では「What’s up?」を「Wassup?」や「Sup?」のようにさらにくだけた言い方をすることが多いです。
Howdy!
「Howdy!」はもともと「お元気ですか?」の「How do you do?」が由来と言われているスラングで、「元気?」「こんにちは」という意味を持ちます。
アメリカ南西部辺りでカウボーイが使っているイメージのスラングですので、言う時は少しおどけて言ってみると良いでしょう。
Hiya!
「Hiya!」は主にイギリスで使われる挨拶のスラングです。「Hiya」は「やあ、元気?」の「Hi, How are you?」が短縮してできたスラングと言われています。
「Hiya!」と言われた場合、英語では相手とは違う返事をすることが良しとされるので「Hello!」や「Hi!」と返してみましょう。
Yo!
「Yo!」は日本語で「よっ!」と友達同士で挨拶するのと同じで「よっ!」という意味で使うことができるスラングです。
「Yo!」は挨拶だけでなく、相手に「ねぇ」や「ちょっと」という呼びかけに使うこともできますよ。
2.相槌を打つ時
英語は、日本語に比べると相手が言ったことに対してのリアクションの表現が多彩です。
ここでは教科書ではあまり紹介されない、相手に相槌を打ったりリアクションをする時のスラングを見ていきましょう。
Right.
「Right.」は「その通り」や「そうですね」という意味の相槌として使われます。
スラングとしての「Right.」は「Right,right.」のように繰り返されたり「ラーイト」のように伸ばして発音することで「うんうん」や「ねー」などの相槌になります。
Totally.
直訳だと「totally」は「まったく、すっかり」という意味ですが、スラングでは「本当にね」や「分かる」という意味になります。
また、「I totally hate spiders.」で「マジでクモ嫌いなの」のように「本当に、とても」という使い方も可能です。
For real?
「本当に?」は「Really?」という表現がよく使われますが、スラングの「For real?」は「まじで?」というイメージです。
特に若い人の間で使われるスラングで、ネットスラングでは「FR?」のように略されることもあります。
Duh.
「Duh.」は「当たり前でしょ」という意味のスラングで、主に若い人の間で使われています。
友達からのお礼などに対して「当然だよ」と言う時は明るく言えば問題ないですが、言われなくても分かっていることに対して友達からつっこまれた時など「当然分かってるよ」と言う時はぞんざいな響きになるので注意して使ってみてくださいね。
3.謝る時
ここからは謝る時に使えるスラングの紹介です。
「ごめんなさい」は「I’m sorry.」が一般的ですが、それ以外にもよく使われるスラングがあります。ただし謝る時のスラングの使用は、親しい友達との間で、問題があまり大きくない時に留めましょう。
soz
「soz」は「ごめんね」の「Sorry.」の省略形です。
これは口語よりかネットスラングとしてよく使われますので、SNS上やテキストメッセージで使ってみましょう。他に「sry」や「srry」という省略の仕方もあります。
My bad
「I’m sorry.」は「ごめんなさい」というイメージですが、「My bad.」は「悪い」や「ごめんごめん」という意味のスラングです。
友達から「My bad.」と謝られた時はカジュアルに「大丈夫だよ!」の「No worries!」で返してみましょう。「It’s my bad」とすれば少し丁寧な響きにすることもできます。
Oops!
「Oops!」は「しまった!」や「おっと!」を意味するスラングです。
「ごめんなさい」の「I’m sorry.」は本当に心から謝りたい時に使われますが、「Oops!」はうっかり小さなミスをしでかした時に、親しい間柄においてよく使われます。
4.人と別れる時
ここでは人と別れる時に使える挨拶のスラングを見ていきましょう。
「See you.」以外の「またね」を意味するスラングを使って、ネイティブスピーカーのようにかっこよく挨拶してみてくださいね!
Later!
「さようなら!」の「See you later!」は聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
「See you later!」の「later」は「後で」と訳されることが多いですが、「また今度」という意味も含んでいますので、「Later!」とすると「またね!」ととてもカジュアルな言い回しにできます。
I gotta get going.
「I’ve got to get going.」で「行かなくてはいけません」という意味の文章になりますが、「~しなくてはならない」の「I’ve got to~」はスラングでは「I gotta」と書かれます。さらにくだけて言いたい時は「Gotta get going.」と「I」を省略して言ってみましょう。
Take it easy.
「Take it easy.」は普通「落ち着いて」や「楽にやろう」という意味で使いますが、別れ際に使われる場合は「気をつけてね」や「またね」を表します。
もう少し丁寧に「気を付けてね」と表現したい場合は「Take care.」を使いましょう。
I’m off.
「off」は「休み」の意味の他に「行く」という意味もありますので「I’m off.」は「行くね」という意味で使うことができるスラングです。
急に「I’m off.」とだけ言うと「行くわ」とそっけなく聞こえるので、「じゃあ」を意味する「all right」や「それでは」の「so」などを言ってから「I’m off.」と言いましょう。
まとめ:日常英会話でかっこよくスラングを使ってみよう!
今回の記事では日常会話で使えるスラングをご紹介しましたが、ご自身が日常会話で使ってみたいスラングは見つかりましたか?
スラングは、親しい友達との会話ではもちろん、SNSやテキストメッセージなどのオンライン上でも使うことができます。
今回の記事で紹介したスラングをぜひ参考にして英語でのコミュニケーションを楽しんでくださいね!
スラングを使えるようになるのはオンライン英会話などで実際に講師とレッスンを行うのがおすすめです。以下で日常英会話でおすすめのスクールをまとめているので、気になる方はチェックしてみましょう!