英語力を評価する試験として世界各国で実施されている「TOEFL」は、英語圏の大学や大学院の入学条件として設定されていることが多く、学生の受験者が特に多い英語資格試験です。
大学レベルの英語力を測定する試験であるという特性から、「留学のためにTOEFL対策をしている」「アメリカの大学入学にTOEFLスコアが必要」といった高校生の方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなTOEFL受験における高校生の平均スコアについて詳しく解説していきます。記事の後半ではおすすめの学習方法などもお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
高校生のTOEFLスコア平均点はいくつ?
2021年のTOEFL公式レポートによると、高校生のTOEFLスコアの世界平均は83点です。
全受験者の平均点が88点なので、全体平均よりは少し低い結果となっています。
日本人受験者の平均点は73点であり、高校生の世界平均および全受験者の平均よりも10点以上低いです。日本人高校生の平均点は残念ながら公表されていませんが、世界平均より低いことが予想されます。
参考:Test and Score Data Summary for the TOEFL
国内の大学入試に使えるTOEFLスコアの目安は60点以上、海外の大学への進学や留学を目指す場合の目安スコアは70点以上と言われています。
TOEFLスコアの難易度とレベルについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
高校生向けTOEFLテストには「TOEFL Junior」もおすすめ
「TOEFLは難易度が高い…」と感じる高校生の方におすすめなのが、「TOEFL Junior」です。
「TOEFL Junior」とは、中高生を対象にした英語試験で、海外の中学・高校の授業や友達との日常会話をテーマにリーディング力とリスニング力の2技能を測ります。
TOEFLよりも難易度が低めに設定されているのが特徴で、中級レベルの受験者にピッタリな試験です。TOEFL iBTのレベルがCEFRでB1〜C2であるのに対し、TOEFL JuniorはA1〜B2レベルに設定されています。
CERFとは外国語能力を6段階のレベルで表す国際標準規格で、英語に限らずあらゆる言語の習得度を世界共通の基準で図ることができる指標です。
TOEFLでは自然科学や芸術など幅広い専門分野から問題が出題されますが、TOEFL Jouniorでは学生生活をテーマにした問題が出題されるのがポイント。そのため「学習段階に合った試験を受けたい」「自分の英語力を適切に測りたい」という高校生の方におすすめです。
高校生がTOEFL受験をする際のおすすめ学習法【3つ】
ここからは、高校生がTOEFL受験をする際におすすめの学習方法について詳しく解説していきます。
「どのようにTOEFL対策をすればいいか分からない」「効率的な学習法を知りたい」という高校生の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- 頻出単語を学ぶ
- 文法の基礎固めを行う
- 模擬問題を解く
1.頻出単語を学ぶ
まず最初に挙げられるのが、TOEFLの頻出単語を学ぶことです。
高校生のTOEFLスコア世界平均である83点を取得するには、8,000語〜10,000語が必要とされています。単語の意味が分からなければ解けない問題も多いので、単語学習は特に力を入れて取り組んでおくことが大切です。
単語学習をする際のポイントは、頻出頻度の高い語彙から優先順位をつけながら学ぶこと。TOEFLでよく出る重要な単語から身につけていくことで、効果的にスコアに繋がる語彙力を身につけられます。
単語帳を選ぶ際は、頻出単語順に並んでいるものやレベル別に学べるものがおすすめです。また、ゲーム感覚で学べるアプリなどの活用も語彙力アップに効果的。毎日少しずつでも新しい単語に触れる機会を作ることで、効果的に語彙力を増やすことができるでしょう。
こちらの記事ではTOEFL対策に使える学習アプリを目的別に紹介しています。「スマホを使って効率よくTOEFL対策がしたい」という方はぜひチェックしてみてくださいね。
2.文法の基礎固めを行う
次に、文法の基礎固めを行うことが挙げられます。
英文法を学ぶメリットは、英語4技能(読む・書く・話す・聞く)をまんべんなく伸ばせる点です。
TOEFL iBTでは文法力を直接問う問題は出題されませんが、文法知識があれば読解問題で文章の意味を素早く正確に読み解けるようになりますし、正しい文章を自分で構成できるようにもなるのでライティングセクション・スピーキングセクションのスコアアップに繋がります。
また、リスニングの際も英文の構成が分かっていることでキーワードや要点を掴みやすくなるため、得点アップが期待できるでしょう。
文法学習に効果的なのが、中学・高校で学習した文法事項を丁寧に復習することや演習問題に取り組む際は文の構成に着目する習慣をつけることです。
TOEFLでは日本の大学入試で出るような難解な文構造の問題はほとんど出題されないため、中学・高校で習う基礎的な文法を理解していれば十分に得点源に繋がります。「なんとなく曖昧…」といった部分を丁寧に復習し、基礎を固めておきましょう。
3.模擬問題を解く
最後に、模擬問題でトレーニングをしておくことがスコアアップに効果的です。
TOEFLで高スコアを取るためには、語彙や文法など必要な知識を身につけておく他にTOEFLの出題形式に慣れておくことが必要不可欠です。
過去問や模擬問題などに取り組んで、出題形式や問題の傾向に慣れておきましょう。
模擬問題を解く際は、時間を測って取り組むことをおすすめします。本番で「思ったより時間がない…」と焦ってしまわないように、普段から回答ペースを意識しておくと良いでしょう。
TOEFLの対策ができる参考書や問題集についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
高校生のTOEFL対策はスクールに通うのがおすすめ!スクール2選
「なかなかTOEFL対策が進まない…」「高校生向けのTOEFL対策はどうすればいい?」とお悩みの方には、英会話スクールの活用がおすすめです。
TOEFL対策に特化したレッスンを受けることで、無駄なく効率的に目標スコア達成を目指せます。
数ある英会話スクールの中でも、高校生向けのTOEFL対策におすすめなのがLiberty English Academyとバークレーハウスというスクールです。
Liberty English Academyは、高い英語力習得を目指す方向けの英会話スクールになります。
東京都内の後者に通う通学クラスとオンライン受講のクラスを提供しており、オンラインクラスであれば24時間自分の好きな時間にレッスンを受講可能です。
このスクールのTOEFL対策コースでは、「グラマーテーブル」と呼ばれる独自のメソッドで英語の根幹を体系的に学ぶのが特徴です。丁寧に英語の基礎固めを行うことで、試験にも英会話にも通用する高い英語力を身につけます。
また、TOEFL対策コースの他にも高校生や既卒生を対象にした大学受験コースもあるので、難関大学の入試準備にもおすすめです。
Liberty English Academyでは無料カウンセリングも実施しているので、「TOEFLで高スコアをとりたい」「留学のためにTOEFL対策をしている」という方は、まずは一度学習相談をしてみると良いでしょう。
Liberty English Academyについて詳しく知りたい方向けにこちらの記事を用意しています。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
もうひとつのおすすめが、バークレーハウスです。
出典:https://berkeleyhouse.co.jp/
バークレーハウスは、マンツーマンでTOEFL対策ができる英会話スクールです。東京都内に通学可能な校舎がある他、オンラインレッスンも提供しています。住んでいる場所に限らずレッスンを受講することが可能です。
このスクールのTOEFL対策コースは、TOEFL対策を熟知した講師から指導を受けられる点が特徴的。英語知識を学べるのはもちろん、解答テクニックやセクションごとの攻略法についてなどもアドバイスがもらえるため、効率良く得点力をつけられます。
また、マンツーマンなので自分のレベルや目標スコアに合わせてTOEFL対策を進められるのも嬉しいポイントです。
「英会話スクールのTOEFL対策は社会人の受講者が多くて緊張してしまう」「グループレッスンだと質問がしづらい」という高校生の方も、講師と1対1のレッスンなのでリラックスしながら自分のペースで学習できます。
バークレーハウスでは無料体験レッスンを実施しているので、興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
バークレーハウスのレッスンについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ:高校生のTOEFL平均スコアは80点以上!対策にはオンライン英会話がおすすめ
今回の記事では、高校生のTOEFL平均スコアについて詳しく解説をしました。
高校生のTOEFLスコアの世界平均は83点と高く、日本人受験者の平均73点を上回るスコアです。
残念ながら日本人の高校生の平均スコアに関するデータはありませんが、海外の大学への進学などを考えている場合であれば70点以上が必要とされるでしょう。
また、中高生を対象にした「TOEFL Junior」も実施されているので、「TOEFLは難易度が高いけれど、自分の英語力を試したい」「自分のレベルに合った難易度でTOEFL試験に挑戦したい」という方にはそちらの受験がおすすめです。
また、記事の後半ではおすすめの対策方法とオンライン英会話スクールを紹介しました。
TOEFLでスコアを伸ばすためには、単語・文法学習と模擬問題に取り組むことが効果的です。「独学だとなかなかTOEFL対策が進まない…」という方は、オンライン英会話を活用してみると良いでしょう。
Liberty English AcademyとバークレーハウスはTOEFL対策コースを提供しており、TOEFL対策に詳しい講師から学べるのが特徴。スコアアップに必要な英語知識を身につけられるので、忙しい高校生の方でも効率良くTOEFL対策を進められます。
どちらのスクールも無料カウンセリングや体験レッスンを実施しているので、興味のある方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
English Withでは他にもTOEFL対策に関する記事を多数ご用意しています。ぜひこちらもあわせて参考になれば幸いです。