TOEFLスコアは海外の大学・大学院や日本国内の大学を受験する際に、提示を求められることがあります。そのため、提出期限までに効率的に学習を進めることが必要です。
しかし、TOEFLを受験する人の中には「TOEFL対策に向けた効果的な勉強法がわからない…」「TOEFL関連の参考書がたくさんあって、どれを購入すればいいのか…」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、目標TOEFLスコア獲得を目指すための効率的な勉強方法を各セクションごとに分けて紹介します。また、TOEFL対策におすすめの参考書やタイムパフォーマンス良く学習を進める方法も解説するので、TOEFLの勉強を始める方はぜひ参考にしてください。
目次
TOEFLの効果的な勉強法【リーディング編】
TOEFLのリーディングセクションでは問題文3〜4問に対し、それぞれ10問程度ずつ出題されます。問題文のジャンルは、経済・教育・宇宙・化学・医学などアカデミックなものから抽出されるので、幅広い分野にわたる単語力が必要です。
そのため、まずはアカデミックな語彙力を充実させ、文脈から問題文全体を理解できるようにしましょう。
またTOEFLリーディングセクションの問題を解く際は「アクティブリーディング」と呼ばれるリーディングテクニックを用いることが重要。これは、主題や論点を把握し、キーワードやアイデアに注意を払いながら読み進めるリーディングテクニックです。
そのほかに、問題文全体を詳細に読む前にスキミング(ざっと目を通すこと)とスキャニング(特定の情報を探す)といったテクニックを使い、情報を素早く特定する練習も欠かせません。練習問題や模擬試験で、試験のタイムマネジメントとテクニックを磨いておきましょう。
TOEFLの効果的な勉強法【リスニング編】
TOEFLのリスニングセクションでは、講義文・会話文の2パターンから出題されます。アメリカ英語だけではなく、イギリス英語やオーストラリア英語など多様なアクセントを持つスピーカーから出題されることもあるので、さまざまな英語の音声を聴く練習が必要です。
また、TOEFLリスニングは比較的速いテンポで進行します。スピードに慣れるために、速い音声を聴くトレーニングを行いましょう。
「ディクテーション」と呼ばれる聞こえた音声を文字に書き起こすトレーニング。「シャドーイング」という英語音声を聞いた直後に、声に出してリピートするといったトレーニングは、リスニング能力を高めるのに役立ちます。
ディクテーションやシャドーイングに取り組むことが難しいうちは、音声スクリプトを見ながら内容理解を深めることがおすすめ。
TOEFLリスニングセクションの対策においては、実際の試験時間と同じ条件で練習問題や模擬試験などに取り組み、アクティブなリスニング能力を発展させることが重要です。
TOEFLの効果的な勉強法【スピーキング編】
TOEFLのスピーキングセクションでは、制限時間内にIndependent taskとIntegrated taskの2つに分けられた問題にマイクを通して答えます。
Independent taskでは、出題されたトピックに対してロジカルに自分の意見を述べなければなりません。また、Integrated taskでは与えられた情報を総合的に理解し、要約した内容を発表します。
試験では発音のキレイさよりも、聞き取りやすさが重視されます。そのため、スピーキング練習の際には自分の音声を録音し、聞き返すことで発音・流暢さ・文法の問題を特定し、改善に取り組みましょう。
ただし、スピーキングセクションに関しては客観的に自己評価することが難しいため、オンラインレッスンなどを受講してアウトプットできる環境を整えることが大切です。
TOEFLの効果的な勉強法【ライティング編】
TOEFLのライティングセクションは、スピーキングセクションと同様にIndependent writingとIntegrated writingの2つに分けて構成されています。Independent writingでは30分以内に出題に対する自分の意見を記述。Integrated writingでは問題文を読んだ後に、音声が流れ、2つの内容を理解し20分間でエッセイ形式の要約文を記述します。
タイムマネジメントしながら、ロジカルな文章を組み立てるためには、ライティングセクションで使えるテンプレートに沿って記述する練習を行いましょう。ライティングセクションでは明確な文章構成力が求められます。
イントロダクション・ボディ・コンクルージョンのテンプレートに沿って、自分の意見を整理して書く練習が大切です。
- イントロダクション:導入文(賛成・反対など)
- ボディ1:(賛成・反対などの)理由1
- ボディ2:(賛成・反対などの)理由2
- ボディ3:(賛成・反対などの)理由3
- コンクルージョン:結論・結び
また、TOEFLライティングのトピックに慣れるために、様々なトピックに対するエッセイを練習することもおすすめです。さまざまなテーマに対して意見を整理しやすくなります。
TOEFLライティングセクションの対策には、計画的な練習と構造的なアプローチが不可欠です。独学で学習を進めることが難しい場合は、オンライン英会話スクールを利用して他者からのフィードバックを受けてスコアアップを目指しましょう。
TOEFLで効果的な参考書の3つの選び方
TOEFL対策に効果的な参考書を選ぶ際には、以下の3つの選び方を考慮することが重要です。自分の利用目的と英語学習レベルに適した参考書を選び、自主学習と演習に役立つものを選びましょう。
- 最新版の参考書を選ぶ
- 複数の練習問題を含む参考書を選ぶ
- 補足資料とオンラインリソースを提供する参考書を選ぶ
1.最新版の参考書を選ぶ
TOEFL試験は新しい形式が導入されることがあり、それに従って定期的に内容が変更されます。
そのため、最新バージョンの試験形式に合致した参考書を選ぶことが重要です。参考書を購入する際には、出版年を必ず確認し、試験に最も適したバージョンの参考書を選びましょう。
2.複数の練習問題を含む参考書を選ぶ
TOEFL対策に向けた複数の練習問題を含む参考書は、自己学習やトレーニングに役立ちます。また、過去の試験問題や模擬試験、練習問題などをセットで提供する参考書は、試験形式や難易度を効果的に理解し、スキルを向上させることが利点です。
自分の苦手なセクションだけがピックアップされた参考書であるか、各セクションから広範囲に出題されている参考書であるかの見極めておくことも忘れないようにしましょう。
3.補足資料とオンラインリソースを提供する参考書を選ぶ
効果的なTOEFL対策のためには、参考書だけではなく、オンラインリソースや補足資料も役立ちます。
参考書によっては、オンライン練習問題や模擬試験、解説動画、追加コンテンツなども提供しているので購入前にチェックしておくことがおすすめです。
オンラインで提供される追加コンテンツの中には、TOEFL対策学習アプリと組み合わせて使用できるものもあるので購入前にチェックしておくとよいでしょう。
TOEFLの勉強法がわかる参考書【6選】
ここからは、TOEFLの勉強法がわかる参考書6選を紹介していきます。
それぞれの持つ特徴や対応レベルについてまとめているので、比較しながら自分の目標にあった参考書を選んでみてくださいね。
TOEFLテスト 英単語3800 |
TOEFLテスト リーディング問題 270 |
iBT対応 TOEFLテスト 完全攻略 リスニング |
TOEFLテスト 集中攻略 スピーキング |
TOEFLテスト 集中攻略 ライティング |
はじめての TOEFLテスト 完全対策 |
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おすすめ度 | ||||||
書籍代 | 2,530円(税込) | 2,310円(税込) | 6,780円(税込) | 2,860円(税込) | 2,750円(税込) | 2,530円(税込) |
特徴 | 頻繁英単語3800語を収録 | リーディングセクション 関連問題を270問掲載 |
リスニングセクション の攻略方法について徹底解説 |
スピーキングセクション に焦点を当てた攻略本 |
ライティングセクション に焦点を当てた攻略本 |
初挑戦の受験者を 対象とした対策書 |
商品リンク |
1.TOEFLテスト英単語3800
英語学習レベル:初級〜中上級者
「TOEFLテスト英単語3800」は、TOEFL試験に頻繁に出題される英単語3800語を収録しています。TOEFL試験で特にリーディングおよびライティングセクションでの語彙力を向上させたい受験者に適しています。また、目標スコアを60〜100とする学生や自己学習者に向いている参考書です。
単語リスト・例文・発音・練習問題で構成されており、アカデミックな分野について解説した別冊も付録としてついています。音声は付属CDまたはwebサイトからMP3版をダウンロードすることも可能です。
2.TOEFLテストリーディング問題270
英語学習レベル:初級〜中上級者
「TOEFLテストリーディング問題270」は、TOEFL試験のリーディングセクションに特化した練習問題集です。TOEFL試験のリーディングセクションに関連する270の練習問題が掲載されています。
そのため、リーディングスキルの向上を目指す学生、自己学習者、あるいはリーディングのスコアを向上させたい受験者に役立つ参考書です。
TOEFLリーディングの全体像の把握・基礎学習・実践問題・模擬試験の4つのチャプターで構成されているので、段階的に学習を進めることが可能。科学、歴史、文学、社会学などさまざまな分野から、TOEFL試験で出題される可能性のあるトピックに焦点を当てて出題されています。
3.iBT対応 TOEFLテスト完全攻略リスニング
英語学習レベル:中級〜上級者
「iBT対応 TOEFLテスト完全攻略リスニング」は、TOEFL iBT(Internet-based Test)のリスニングセクションに焦点を当てた攻略本です。リスニングセクションに苦手意識を持つ受験者や、TOEFL iBTに慣れていない学生や自己学習者に役立ちます。
TOEFL iBTのリスニングセクションにおける予想問題をさまざまな音声パッセージで収録。これらのパッセージは、日常会話・講義・学生同士の会話・アカデミックな講義・インタビューなど、さまざまなシチュエーションから抜粋されています。リスニングセクションでのメモを取る技法や英会話の構造などについても徹底解説され、豊富な練習問題でリスニングスキルの向上を目指すことができます。
4.TOEFLテスト集中攻略スピーキング
英語学習レベル:中級〜上級者
「TOEFLテスト集中攻略スピーキング」は、TOEFL試験のスピーキングセクションに焦点を当てた攻略本です。スピーキングに不安を抱える受験生、スピーキングのスコアを向上させたい学生や自己学習者に役立ちます。
TOEFLスピーキングセクションの異なるタイプの課題に対するガイダンスが記載され、各タイプのスピーキング課題に対するアプローチと戦略が詳細に説明されています。TOEFLスピーキングセクションの模擬試験が含まれているので、試験のフォーマットに慣れ、タイムマネジメントの感覚を身につけることが可能です。
5.TOEFLテスト集中攻略ライティング
英語学習レベル:中級〜上級者
「TOEFLテスト集中攻略ライティング」は、TOEFL試験のライティングセクションに焦点を当てた攻略本です。ライティングスキルを向上させたい学生、自己学習者、あるいはライティングに自信のない受験生に役立ちます。
Integrated Task・ Independent Task・表現方法の研究の3部編成。実際の回答例と細かく添削指導した内容、著者のサンプル解答も掲載されています。これにより、受験者は理想的なライティングの形式や内容を学び、参考にすることができます。
6.はじめてのTOEFLテスト完全対策
英語学習レベル:初級〜中級者
「はじめてのTOEFLテスト完全対策」は、TOEFL試験に初めて挑戦する受験者を対象とした包括的な対策書です。TOEFL試験に初めて挑戦する受験者や英語力を総合的に向上させたい学生に適しています。
TOEFL試験の概要やセクションごとのフォーマット、スコアレポートなどについて詳細に説明されており、初めて受験する人にも試験の内容を理解しやすい構成です。語彙や文法の理解と強化にも焦点を当てており、語彙や文法の練習問題も含まれています。
TOEFL対策の参考書を使いながらオンライン英会話の受講も検討しよう!
TOEFL対策の参考書を使いながら独学で学習を進めることもスコアアップに有効ですが、時間効率を考えるならオンライン英会話スクールの受講も検討しませんか?
English With編集部ではLiberty English Academyとバークレーハウスをおすすめします。
ここからは、それぞれのスクールの特徴について解説していきます。
Liberty English Academyは、東京都港区にスクールを構えるTOEFL試験対策に特化した英会話スクールです。
スクール独自に考案した「グラマーテーブル」という学習メソッドを用いて、TOEFLスコアアップへと導きます。
受講生の中には、半年で「TOEFL iBT 58点/ IELTS 5.0」から「TOEFL iBT 105点/IELTS 7.5」を達成し、オックスフォードとロンドン大学のW入学許可を得た人もいるほど。
Liberty English Academyについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの公式サイトをチェックしてください!
Liberty English Academyのオンラインコースについて、詳しい内容は以下の記事で確認できますよ。
また、バークレーハウスは、東京都市ヶ谷で1973年に創業されたTOEFL試験対策に特化したスクールです。
長年の指導経験とオリジナルメソッドを使い、TOEFL試験対策で圧倒的な実績を持っています。受講生の多くは3〜4ヶ月ほどレッスンを受けることで、大幅なスコアアップを達成しています。
バークレーハウスについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの公式サイトをチェックしてください!
バークレーハウスのTOEFL対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
まとめ:TOEFLの効果的な勉強法を身につけて参考書を使った学習を進めよう!
この記事では、TOEFL試験の効果的な勉強法やTOEFLの勉強法がわかる参考書、おすすめTOEFL対策スクールについて解説しました。
TOEFLスコアは海外の大学・大学院や日本国内の大学を受験する際に、提出を求められることがあります。そのため、願書提出期限までに効果的な勉強法とおすすめの参考書を使って対策学習を進めましょう。
また、タイムパフォーマンス良く学習を進めたい人には、Liberty English Academyとバークレーハウスで効率的にTOEFLスコアアップを目指すことがおすすめです。
どちらのスクールもTOEFLスコアアップの実績を多くもち、オンラインで日本全国から受講できます。本気でスコアアップをしたかったり、すでに目標にしているスコアがある方はまず「無料体験レッスン」からはじめてみましょう。
English Withでは、他にもTOEFL対策に役立つ記事を多数ご用意しています。ぜひその他の記事もあわせて読んでみてくださいね。