英語力を測る試験として世界中で受験されているTOEFLは、英語圏の大学の入学要件として設定されていたり、移住権の申請に活用できたりと、留学や海外移住に役立つ英語試験です。
世界的に認知度が高く、外資系や海外企業への就職、MBA留学のために受験を検討しているという社会人の方も多いのではないでしょうか。
しかし、TOEFLは難易度の高い試験のため「効果的な学習方法がわからない」「どのくらいの勉強時間が必要?」と学習方法に悩んでしまいますよね。
そこで今回の記事では、社会人のTOEFL留学で必要な学習法や学習時間について詳しく解説していきます。後半ではTOEFL対策におすすめの英会話スクールも紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
社会人のTOEFLスコア平均点
最初に、TOEFLの平均スコアについてお伝えしていきます。
TOEFLの全受験者の平均スコアは88点、日本人の平均スコアは73点です。
社会人のみの平均スコアのデータはありませんが、75点前後であることが予想されます。
参考:TOEFL iB Test and Score Date Summary 2022
TOEFL70~80点は、TOEICであれば780点以上、英検であれば準1級に相当する中上級者レベルです。
日常会話であれば問題なく意思疎通できる語彙力・理解力があり、英語圏で生活できるレベルの英語力とされています。
社会人が目標にすべきTOEFLスコア
社会人が目標にすべきTOEFLスコアは、日本人平均より上である75点以上が目安です。
75点以上であれば一般企業への就職や転職の際に、履歴書にスコアを書いて英語力の高さをアピールできます。
外資系や海外企業への就職を考えている場合は、最低でも80点以上、できれば世界平均である88点以上の取得が望ましいです。80点以上を取得できる英語力があれば、ビジネスシーンやアカデミックな場でも問題なくコミュニケーションを取れるでしょう。
ビジネスで使えるTOEFLレベルについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
社会人がTOEFL受験をする際のおすすめ学習法【3つ】
ここからは、社会人がTOEFL受験をする際のおすすめの学習法を紹介していきます。
限られた時間の中で効率的にスコアアップするには、対策方法を明確にすることが大切です。
「どのようにTOEFL対策をすれば良いか分からない…」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 語彙力・文法力を上げる
- セクション別に対策をする
- 過去問や模試を解く
1.語彙力・文法力を上げる
まず、語彙力と文法力を上げることです。
語彙力を身につけ、文法を正しく理解できれば、4セクション全てのスコアを底上げできます。
TOEFL70点以上に必要な語彙数は8,000語が目安です。TOEFLの頻出単語に絞って、優先順位をつけながら語彙数を増やしていくと、効率的にスコアを伸ばすことができます。
TOEFLでは日常会話で使う基本単語の他に、経済・教育・化学・医学などアカデミックな単語も多く出題されるのが特徴。幅広い分野の単語力が求められるため、対策の際はTOEFLに特化した単語帳を使うのがおすすめです。
TOEFL対策におすすめの単語帳についてはこちらの記事でまとめているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
また、TOEFLの文法対策に役立つ参考書はこちらでまとめているので、おすすめを知りたいという方はチェックしてみてくださいね。
セクション別に対策をする
次に、セクションごとに対策することが挙げられます。
TOEFLではセクションごとに出題形式が決まっているので、それぞれどのような問題が出るのか予めチェックしておきましょう。
リーディング対策におすすめなのが、精読トレーニングです。精読とは、文の構成や品詞、語彙、表現などに細かく着目しながら読む方法のこと。精読トレーニングを行うことで文章構造が理解できるようになり、読解力が上がります。
リスニング対策には、ディクテーションとシャドーイングがおすすめです。
ディクテーションは、聞こえた音声の文字起こしをするトレーニング方法で、自分が聞き取れていない音を明確にできることがメリットです。
「文字で読んだら分かるけれど、リスニングだと聞き逃してしまう」という方は、特定の音や音声変化が聞き取れていない可能性があります。ディクテーションを行うことで、自分の苦手な音を見つけ出し、ピンポイントで正しい発音を身に付けられるので、着実に聞き取れる音を増やすことができます。
また、シャドーイングとは、聞こえた音声を影のように追いかけて音読するトレーニング方法です。シャドーイングを繰り返すことで、英語の音声変化やイントネーションを覚えることができ、リスニング力アップに繋がります。
ディクテーションとシャドーイングの方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
スピーキングとライティング対策には、オンライン英会話の活用がおすすめです。スピーキングとライティングは、自分が作った文章を添削をしてもらうことがスコアを上げる一番の近道。書いて終わり、話して終わりではなく、文法や表現の正誤を確認し、フィードバックをもらうことで、効率的に英語力を伸ばせます。
記事の後半でTOEFL対策におすすめのスクールを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
3.過去問や模試を解く
最後に、TOEFLの過去問や模試を解くこともスコアアップに効果的です。
過去問や模擬問題に取り組むことで、問題の傾向や時間配分の感覚を掴むことができ、TOEFLの解答形式に慣れることができます。
問題は一度解いて終わりではなく、解説をしっかり読み込むこと、そして同じ問題集に繰り返し取り組むことがポイントです。解説を読むことで理解度が上がりますし、繰り返し同じ問題を解くことで知識が定着していきます。
TOEFL対策におすすめの問題集・過去問集はこちらの記事でまとめているので、「どの問題集が良いんだろう?」と迷っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
社会人がTOEFLスコアアップを目指す際に必要な期間や学習時間は?
TOEFLスコアアップに必要な期間や学習時間は、現状の英語レベルと目標スコアによって異なります。
ここからは、TOEFLスコアアップに必要な期間と時間について詳しく解説していくので、参考にしてみてください。
TOEFLスコアアップに必要な期間
TOEFLのスコアアップに必要な期間の目安は、10点アップで3ヶ月〜半年です。
ただし、これは1日1時間半〜3時間勉強した場合の目安であり、1日の学習時間や学習効率によって必要な期間は前後します。
また、現在の英語力や目指すスコアによっても異なるので、あくまでも目安として参考にしてみてください。
TOEFLスコアアップに必要な時間
続いて、TOEFLスコアアップに必要な時間について解説していきます。
TOEFLでスコアを10点上げるためには、200〜300時間の学習時間が必要です。
ただし、現状のスコアによって10点アップに必要な学習時間は異なります。以下は、TOEFL10点アップに必要となる学習目安時間をまとめた表です。
60点→70点 | 200時間 |
70点→80点 | 200時間 |
80点→90点 | 300時間 |
90点→100点 | 300時間 |
100点→110点 | 150時間 |
60点〜70点からの10点アップに必要な時間は200時間、80点〜90点からの10点アップに必要な時間は300時間が目安です。
TOEFLでは90点以上になるとより取得の難易度が上がるため、しばしば「90点の壁」と呼ばれています。必要語彙数は10,000以上、上級者が伸び悩みを感じやすい点数でもあり、達成には数百時間の学習が必要です。
社会人がTOEFL対策を行うには効率性が重要!おすすめスクール2選を紹介
社会人がTOEFL対策を行うには、限られた時間の中で効率良く学習を進めることが重要です。無駄を省き必要な学習に絞って対策をすることで、短期間でもしっかり成果を出すことができるでしょう。
しかし、独学でのTOEFL対策に難しさを感じている方や、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなTOEFL対策に悩みや不安を抱えている方におすすめなのが、TOEFL対策スクールの活用です。TOEFL対策に特化したレッスンを受けることで、スコアアップに必要な知識を効率的に学び、独学よりも早いスピードで目標スコア達成を叶えられます。
英会話スクールは様々ありますが、TOEFL対策におすすめなのがLiberty English Academyとバークレーハウスです。
Liberty English Academyは、TOEFLでハイスコア取得を目指す方におすすめの英会話スクールです。
東京都内にある校舎への通学の他にオンラインレッスンも提供しているので、居住地に関係なく受講が可能です。また、授業動画は24時間視聴可能なので、忙しい社会人の方でも自分のスケジュールに合わせてレッスンを受講できます。
このスクールのTOEFL対策コースでは、グラマーテーブルと呼ばれる独自メソッドで、英語の基礎を丁寧に学ぶのが特徴。試験対策の知識を学ぶのではなく、英語の根幹を理解することで、TOEFLにも英会話にも応用できる高い英語力を身につけます。
実際に多くの卒業生がTOEFL100点突破や大幅スコアアップを叶えており、確かな実績があるスクールです。もし目標スコアに到達できなかった場合、無料で受講期間を延長できるスコア保証制度が用意されているので、初心者の方も安心して学習をスタートできます。
「質の高いレッスンで英語力を伸ばしたい」「TOEFLで高得点を目指したい」という方におすすめです。無料でカウンセリングを行っているので、まずは一度学習相談をしてみると良いでしょう。
Liberty English Academyについて詳しく知りたい方向けに、こちらの記事で口コミや評判を詳しくまとめています。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
バークレーハウスは、マンツーマンレッスンでTOEFL対策ができる英会話スクールです。東京都内には複数の通学可能な校舎があり、さらにオンラインでの受講も可能です。
このスクールの特徴は、TOEFL対策に精通した講師が授業を行う点。TOEFLのスコアアップに必要な英語知識を学べるのはもちろん、解答テクニックや苦手対策などのアドバイスをもらえるので、効率良く得点率を上げられます。
また、マンツーマンなので受講者に合わせた指導が受けられるのも魅力です。自分のレベルや目標スコア、苦手分野に合わせたレッスンなので無駄がなく、限られた時間の中でスコアアップに必要な英語力を養えます。
バークレーハウスでは無料で体験レッスンを受講できるので、「個別指導でTOEFL対策がしたい」「TOEFLに詳しい講師から指導を受けたい」という方は、ぜひ一度バークレーハウスでレッスンを体験してみましょう。
バークレーハウスのTOEFL対策については、こちらの記事で詳しくレビューしています。興味のある方はぜひあわせて読んでみてくださいね。
まとめ:社会人のTOEFL受験には英会話スクールの活用がおすすめ!
今回の記事では、TOEFL受験予定の社会人の方向けに、学習方法や必要な学習時間について解説しました。
限られた時間の中で効率よく目標スコア達成を目指すためには、無駄を省いた学習法と、毎日の継続が必須です。
TOEFLでスコアを10点上げるには200〜300時間ほどが必要と言われており、毎日1時間半〜3時間の学習で3ヶ月〜半年ほどの期間がかかります。
「短期間でTOEFLスコアを上げたい」「効率重視でTOEFL対策がしたい」という方には、TOEFL対策スクールの活用がおすすめです。
今回の記事で紹介したLiberty English Academyとバークレーハウスは、質の高いTOEFL対策レッスンを提供しており、効率的にTOEFL対策に取り組みたい社会人の方にピッタリのスクールです。
TOEFL対策に詳しい講師から適切な指導を受けることで、独学よりも早いスピードでスコアアップを目指せるのが魅力で、実際に多くの卒業生が両スクールでTOEFLスコアアップを叶えています。
どちらのスクールも無料カウンセリングや体験レッスンを実施しているので、興味のある方は一度お試し受講をしてみると良いでしょう。
English Withでは他にもTOEFL対策に関する記事を多数ご用意しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
また、TOEFL対策と同時に、実践的な会話力も身に付けていきたいと考えている方には、便利なオンライン英会話の活用がおすすめです。オンライン英会話に興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。