今回の記事では、TOEIC試験のルールについて徹底解説をしていきます。
英語力を測る試験として国内で高い認知度を誇るTOEIC。自分の英語力を測るため、または就活や昇進のため、「今回初めてTOEICを受験する」という方も多いのではないでしょうか。
そんなTOEIC試験では、公正かつ適切な試験運営のために独自のルールが設けられており、受験前に知っておくべきルールがいくつもあるのが特徴です。
この記事では、TOEIC試験で実際にあった失格の事例や、特に気をつけたいルールについても紹介していくので、受験ルールを知りたい方、初めて受験する方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
TOEIC試験でルールを破るとどうなる?
まず初めに、TOEIC試験でルールを破るとどうなるのかを解説していきます。
TOEIC試験でルールを破った場合、試験官による注意・警告が行われるのが一般的です。また、カンニングなどをしてしまうと、手荷物の確認、退室、採点をしてもらえない、受験資格の剥奪、スコアの無効化といった対応がされます。
その際の受験料の返金などもありません。
そのため、TOEICのルールは破ってしまわないように注意することが重要です。
TOEIC試験のルールまとめ
前項ではTOEICでルールを破るとどうなるのかを解説しました。この項目では、具体的に、どのような行為がTOEICでは禁止されているのかについて見ていきましょう。
TOEIC試験では、以下の行為が禁止されています。
- 撮影・録画・録音・複写
- 問題用紙・解答用紙の持ち出し
- 問題用紙への書き込み
- 解答用紙の所定欄以外への書き込み
- 試験教室内での食事
- 試験問題の漏えい
- 試験中に解答の援助を受ける(SNSやメール等)
- 試験開始前や終了後に問題を見る・解く
- リスニング中にリーディングの問題を見る・解く
- カンニング行為
- 電子機器類の使用
- 暴力行為・器物破損・他受験者への迷惑行為
これらのルールに違反した場合、前項で解説した対応を受けることになります。
TOEIC試験でルール違反をして失格になった事例
前項では、どのような行為がルール違反であるかを解説しました。
ここからは、実際のTOEIC試験でルール違反をして失格になった事例を紹介していきます。
- カンニング行為で失格
- アラームが鳴って失格
1.カンニング行為で失格
1つ目はカンニング行為が発覚し、その場ですぐに退場となった事例です。
受験者の英語力を適正に測るためにも、試験官もカンニング行為へは厳しく対応しており、発覚した時点で退場、スコアが無効化されました。
また、それだけではなく悪質な場合は今後のTOEIC受験が不可になるケースもあるようです。カンニングは必ず行わないようにしましょう。
2.アラームが鳴って失格
2つ目は、TOEIC試験でよくあるスマホや時計のアラームが鳴ってしまう事例です。
電子機器類の電源を切るのを忘れて音が鳴った場合、カンニング防止及び他受験者の迷惑行為として一発退場となってしまいます。この場合、回答したところまでしか採点してもらえないので、スコアが下がってしまう可能性が高いです。また、場合によってはスコアが無効になるケースもあります。
スマートフォンの電源を切っておくのはもちろん、アラームが鳴る腕時計なども電源を切る必要があるので注意しましょう。
TOEIC試験で特に気をつけたいルール【やりがちな例】
続いて、この項目ではTOEIC試験で特に気をつけたいルールについて解説をしていきます。
TOEICには他の英語試験とは異なる独自のルールが設定されているため、「気付かない間に違反してしまった」というケースも少なくありません。
事前にルールを知っておくことで、そうした事態を回避することができます。この項目では、「やってしまいがちなルール違反例」を一緒に確認していきましょう。
- 問題用紙への書き込み禁止
- リスニング中にリーディング問題を見るのは禁止
- 電子機器の電源をOFFにしておく
1.問題用紙への書き込み禁止
まず第一に挙げられるルールが、問題用紙への書き込み禁止です。
TOEIC試験では問題用紙への一切の書き込みを禁止しており、「リスニング中にメモをとる」「文章にスラッシュをいれる」「選択肢に◯や×をつける」といった行為は全て違反となってしまいます。
解答用紙の所定欄以外への書き込みも禁止されているため、受験の際は「解答欄以外に書き込みはしない」ことを注意しましょう。
2.リスニング中にリーディング問題を見るのは禁止
第二にTOEICで気をつけたいのが、リスニング試験中にリーディング問題を見るのは禁止である点です。
TOEICの問題用紙はリスニング問題とリーディング問題が1つの冊子になっていますが、「リスニング問題が早く解けたからリーディング問題を見ておこう」と問題を先読みする行為はルール違反とされています。
試験中は音声ガイドに従って、指示があるまでリーディング問題に進んではいけないので注意しましょう。
3.電子機器の電源をOFFにしておく
第三に、電子機器の電源をOFFにしておくことです。
前項の失格の事例でも触れましたが、試験中に電子機器がアラームなどの音を発した場合、失格となりスコアが無効化されてしまいます。
マナーモードのバイブレーションや、災害時の警報なども該当するため、スマホは必ず電源を切る、また所持品の中に音を発するものが入っていないかを必ず確認しましょう。
まとめ:TOEICはルールを把握した上で臨もう!
今回の記事では、TOEIC試験のルールについて徹底解説をしました。
TOEICで定められている違反行為を行った場合、注意・警告や退場、スコアの無効化、受験権利の剥奪といったペナルティを受けることになります。
また、記事の後半では、過去にTOEICで失格になった具体的な事例についても紹介しました。
- カンニング行為で失格
- アラームが鳴って失格
また、あわせてルールを知らないとやってしまいがちな注意事項に関して解説をしました。
- 問題用紙への書き込み禁止
- リスニング中にリーディング問題を見るのは禁止
- 電子機器の電源をOFFにしておく
このように厳しいルールが定められているからこそ、TOEICのスコアには信頼性があり、客観的な英語力の証明として活用することができます。ルールを守って受験をし、TOEIC試験を自分の英語学習やキャリアに活かしていきましょう。
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