今回の記事では「Versantの結果はいつ見れるのか?」という疑問についてお答えしていきます。
英語試験を受験した後、一番気になるのが結果ですよね。スマホやパソコンを使って自宅から受験ができるVersantでは、結果が出るまでどのくらいの時間がかかるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では「Versantの結果は受け取るまでどのくらいかかるのか?」という疑問に回答するとともに、結果の見方や日本人受験生の平均スコアなども合わせて解説をしていきます。
Versantについて知りたい方・受験を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
Versantの結果はどのくらいかかる?
結論から先にお伝えをすると、Versantは試験終了後、5分程度で結果を見ることが可能です。
結果が出るまでに時間がかかるTOEICなどに比べ、自分の英語力をリアルタイムでチェックすることができるのがVersantの魅力。
「現段階の自分の実力を測りたい」「定期的に英語力が伸びているか確認したい」という方にぴったりな英語テストです。
Versantの結果の見方
Versantの結果は、公式ホームページの上部に表示されている「テスト結果を見る」ボタンをクリックし、8桁の受験番号(TIN)を入力することで確認できます。
また、Versantスピーキングテストであれば、Versantのアプリで結果を見ることも可能。アプリのトップページから「Test Status」をタップし、対象テストの「VIEW SCORE」を押して8桁の受験番号(TIN)を入力することで、スマホやタブレットから結果を閲覧できます。
すぐに結果が確認できるVersantですが、スコアは総合点だけではなく各スキルごとの点数が出るのが特徴。「語彙」「流暢さ」など、いくつかの採点基準ごとの点数を確認することができます。結果がすぐに確認できることに加え、自分の弱点を把握しやすい点もVersantテスト受験のメリットの1つだと言えるでしょう。
また、結果を確認する際には、問題ごとの詳しい解説やレベルアップに向けたアドバイスを見ることができます。「今後はどう英語学習をすればいいか」が分かるのもVersantの良い部分ですね。
Versantの日本人受講生の結果は?【平均値と目標スコア】
前項では、Versantの結果がいつ見れるのか、また見方について解説をしました。スコアレポートを活用することで、自分の現段階のレベルや、英語力を伸ばすために何が必要かを把握することができるでしょう。
ここからは、Versantの日本人受験生の平均値やビジネスや海外赴任をする上での目標スコアについて解説をしていきます。スコア毎に、どの程度の英語力であるかも詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
平均スコア
日本人受験者の、Versantスコアの平均値は38点です。
Versantにおける38点は「日常会話でも初級レベル」と定義されています。単純な文法構造は理解しているものの、途中で途切れることや言い直しが多々あり、基本的な間違いが目立つレベルです。
日本人受験者の平均値38点を含むCEFR A2に相当する36点〜46点の層に、日本人受験者の5割程度が位置しています。
CEFRとは正式名称を「ヨーロッパ言語共通参照枠」と言い、外国語の能力を測ることができる世界共通の指標です。
海外赴任のスコア
海外赴任に必要な英語レベルは、Versantスコアは47点以上が目安と言えるでしょう。
日本経済新聞と株式会社ALCが発表した「英語スピーキングスキルの解説」にでは、Versantスコア47〜52点を「海外赴任などで必要とされる基礎的スピーキング力がある。」としています。
英語スキルを自分のキャリアに生かしたい場合、まず目指すべきスコアと言えるでしょう。しかし、英語でビジネスをするにはスキルアップが必要であり、伸びしろのあるレベルでもあります。
参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表
日本人受験者の全体で見ると、47点以上を取得しているのは全体の3分の1程であり、ある程度の人が海外赴任に必要な英語力を持っていると言えるでしょう。
海外でビジネスできるスコア
海外でビジネスができるVersantスコアは、53点以上が目安です。
同じく、日本経済新聞と株式会社ALCが公表した「英語スピーキングスキルの解説」では、53点〜57点を「英語でビジネスができる中上級者」「英語を使いビジネスをするためには最低限達成したいレベル」と解説しています。
外資系企業への転職や、海外での就労を希望する場合、まずは53点以上に到達する必要があるでしょう。
参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表
日本人受験者で53点以上を取得しているのは上位16%程であり、ビジネスレベルに到達している人はそれほど多くないことが分かります。
ネイティブと同等のスコア
ここまでは海外赴任やビジネスで活かせるスコアの目安について解説しました。続いて、ネイティブと同等レベルのVersantスコアについて解説をしていきます。
先ほどと同じく、日本経済新聞と株式会社ALCが発表した「英語スピーキングスキルの解説」では、Versantでは58点〜62点を「ネイティブと議論できる上級者」、63〜68点を「ネイティブに匹敵する高い英語コミュニケーション力を持つ」と定義しています。
流暢かつ適切でほぼミスのない英語で会話を行う力があるレベルだと言えるでしょう。
さらに、69点以上は「最上級者レベルである」と定義されています。69点以上に到達すると、幅広いトピックスについて常に正確に受け答えすることができ、ネイティブの話す速度でも無理なく会話が可能です。
参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表
ここの項目で解説した通り、Versantで58点以上あればネイティブレベルだと言えますが、日本人受験者の中でこれ以上のスコアを取得しているのは全体のわずか8%程しかいません。日本人でネイティブと同等の英語力を持っている人は少ないと言えるでしょう。
まとめ:Versantの結果はすぐに確認が可能!
今回の記事では「Versantの結果はいつ見れるのか?」という疑問について詳しく回答をしました。
Versantでは、受験後5分程度でVersant公式ホームページ、もしくはアプリから結果を確認することが可能です。
時間がかからず、すぐに結果を見ることができるため、「今の英語の実力を測りたい」「定期的にテストを受けて学習進捗状況をチェックしたい」という方にとてもおすすめできます。
また、この記事では日本人受験生の平均スコアや海外赴任やビジネスに必要なスコアなども合わせて解説をしました。
- 平均スコア:38点
- 海外赴任できるスコア:47点以上
- 海外でビジネスができるスコア:53点以上
- ネイティブと同等のスコア:58点以上
各スコアがどの程度の英語レベルを指すのかを確認しておくことで、「自分のレベルを正確に把握することができる」「的確な目標設定がしやすくなる」といったメリットがあります。ぜひ今回の記事で解説したスコアの目安を参考にしてみてくださいね。
その他、English WithではVersantや英語学習に関する記事を多数ご用意しているので、こちらも合わせて参考になれば幸いです。