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海外赴任できるVersantスコアは何点?効果的な学習方法も解説

海外赴任できるVersantスコアは何点?効果的な学習方法も解説
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海外赴任にVersantのスコアはどのくらい必要なのだろう?学習方法も合わせて知りたい。
Tomomi
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こんにちは!English WithライターのTomomiです!海外で生活をしながら、英語に関する記事を書く仕事をしています。

この記事では「海外赴任できるVersantスコアは何点なのか?」という疑問について回答していきます。

ビジネスパーソンを中心に、受講者数が増えている英語テスト「Versant」はコミュニケーション能力を重点的に測ることのできる試験です。「今後のキャリアに英語力を生かしたい」という方の受験が多いと言われています。

そんなVersantについて、「どのくらいのスコアを取得できれば、海外赴任が可能なレベルなのだろう?」と、疑問をお持ちの方も少なくないはず。

そこで今回の記事では「海外赴任できるレベルのVersantスコア」がどれくらいなのか目安を解説するとともに、高スコアを取得するための学習方法について解説をしていきます。

海外赴任を目指している方・Versant受講を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

海外赴任できるVersantスコアは?【目安】

海外赴任できるVersantスコアは?【目安】ここからは、「海外赴任できるVersantスコア」の目安について、Versantの公式英語スピーキングスキルの解説を参考にしながら解説をしていきます。

あわせて、「英語でビジネスができるスコア」や「ネイティブと同等のスコア」についても解説していくので、参考にしてみてくださいね。

海外赴任が可能なスコア

海外赴任が可能なVersantスコアは47点以上が目安です。

日本経済新聞と株式会社ALCが行った調査では、47〜52点を「海外赴任などで必要とされる基礎的スピーキング力がある」と定義しています。

参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表

このことから、47点以上が海外赴任できるVersantスコアと言えるでしょう。

英語でビジネスができるスコア

続いて、英語でビジネスができるスコアについて解説をしていきます。

同じく日本経済新聞と株式会社ALCが行った調査では、53点〜57点を「英語でビジネスができる中上級者」「英語を使いビジネスをするためには最低限達成したいレベル。」と定義しています。

参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表

このことから、53点以上を取得している場合、「英語でビジネスができるレベル」と言うことができるでしょう。47点でもある海外赴任に必要な英語力はありますが、専門的な知識を活かした業務や顧客対応など、高い英語力が必要になる職種の場合は53点以上あることが望ましいです。

ネイティブと同等のスコア

同様に、日本経済新聞と株式会社ALCが行った調査では58点〜62点を「ネイティブと議論できる上級者」、63〜68点を「ネイティブに匹敵する高い英語コミュニケーション力を持つ」と解説しています。

さらに、トップスコアレベルである69点以上は「ネイティブレベル」とされており、ネイティブと話しても遜色ない英語力があると言えるでしょう。

参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表

63点以上のスコアがあれば、役員のマネジメントなどのかなり高度な英語力が求められる業務もスムーズに行うことが可能です。また、英語力がある分、就ける職種の幅もかなり広がることが期待できます。

参考:日本人の平均Versantスコア

日本人のVersant平均スコアは38点です。

Versantにおける38点は「日常会話でも初級レベル」とされており、「基本的な情報(仕事や経歴、家族、余暇など)について述べることができる」と位置付けられています。何とか日常会話はすることができると思いますが、ビジネスをする場合には不十分なレベルだと言えるでしょう。

また、ネイティブと同等のスコアと言われる58点以上を取得しているのは、日本人受験者の上位10%弱程です。このレベルに到達している方はとても少なく、海外で活躍できる英語力を持っている日本人はあまりいないと言えますね。

参照:VERSANT日経スコア活用

Versantのスコアを他試験と比較

Versantのスコアを他試験と比較前項では、海外赴任に必要なVersantのスコアについて詳しく解説しました。ここからは、Versantのスコアが他試験だとどの程度のスコアに相当するのかを解説していきます。

今回は、「TOEIC L&R」「TOEFL」「IELTS」の3つの英語試験と比較をしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

他試験と比較するにあたり、以下のサイトを参照しています。

参照:VERSANTホームページ|スコア活用法
参照:各試験・検定試験とCEFRとの対照表
参照:TOEIC Program各テストスコアとCEFRの対照法
参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表

Versantスコア:20~25

Versantスコア:20~25
  • TOEIC L&Rの場合:120点以下
  • TOEFLの場合:42点以下
  • IELTSの場合:4点以下

「Versantスコア 20~25」は、国際標準CEFRに換算するとA1以下の英語力です。

CEFRとは?

CEFRとは正式名称を「ヨーロッパ言語共通参照枠」と言い、外国語の能力を測ることができる世界共通の指標です。

基本的な挨拶や、直接かつゆっくり話されればいくつかの単語を理解することはできますが、語彙力が非常に限られている初級者レベルと言えるでしょう。

Versantスコア:26~35

Versantスコア:26~35
  • TOEIC L&Rの場合:120〜224点
  • TOEFLの場合:42点以下
  • IELTSの場合:4点以下

「 Versantスコア 26~35」は、国際標準CEFRに換算するとA1に相当するレベルです。

英語力については、「個人的なことや、よく知られたテーマについて簡単に述べることができる」と定義されており、簡単な日常会話ができるレベルと言えるでしょう。

日本人受験者の2割弱程度がこのレベルに該当します。

Versantスコア:36~46

Versantスコア:36~46
  • TOEIC L&Rの場合:225〜549点
  • TOEFLの場合:42点以下
  • IELTSの場合:4点以下

「 Versantスコア 36~46」は、国際標準CEFRに換算するとA2に相当します。

基本的な情報を英語で述べることができる初級者レベルのスピーキング力があると言えるでしょう。

日本人受験者の約5割が「36~46点」に位置しており、日本人の平均レベルに相当します。

Versantスコア:47~57

Versantスコア:47~57
  • TOEIC L&Rの場合:550〜784
  • TOEFLの場合:42-71
  • IELTSの場合:4.0-5.0

「 Versantスコア 47~57」は、国際標準CEFRに換算するとB1に相当するレベルです。

このレベルは「身近な事柄において伝えたいことの要点を包括的に述べることができる」と定義されています。

多少のミスがあるものの、海外赴任や英語でのビジネスが可能な中級者以上の英語力があると言えるでしょう。

Versantスコア:58~68

Versantスコア:58~68
  • TOEIC L&Rの場合:785〜944
  • TOEFLの場合:72-94
  • IELTSの場合:5.5-6.5

「 Versantスコア 58~68」は、国際標準CEFRに換算するとB2に相当します。

このレベルは、「一定のテンポで一定量話すことができる」「誤解を生むような間違いがない」と定義されており、コミュニケーションに困らない上級者レベルの英語力があると言えるでしょう。

Versantスコア:69~78

Versantスコア:69~78
  • TOEIC L&Rの場合:945〜990
  • TOEFLの場合:95-120
  • IELTSの場合:7.0-8.0

「 Versantスコア 69~78」は、国際標準CEFRに換算するとC1に相当します。

「ほとんど苦労なく流暢に自分の考えを表現できる」レベルと定義されており、ネイティブ並の英語力があると言えるでしょう。

Versantスコア:79~80

Versantスコア:79~80
  • TOEIC L&Rの場合:945〜990
  • TOEFLの場合:95-120
  • IELTSの場合:8.5-9.0

「 Versantスコア 79~80」は、国際標準CEFRに換算するとC2に相当します。

「ネイティブのような会話速度でも苦労なく相手の話を理解し、話すことができる」レベルと定義され、ネイティブ同様の高い英語力があると言えるでしょう。

日本人受験者の上位1%にあたります。

Versantスコアを海外赴任レベルまで上げる3つの勉強法

前項では、Versantのスコアが他英語試験と比較すると何点に相当するのかについて解説をしました。他試験と比較をすることで、Versantの点数がどの程度のレベルであるのかイメージが付きやすいのではないでしょうか。

ここからは、そんなVersantのスコアを海外赴任レベルである47点以上を取得するための勉強法について解説をしていきます。

Versant対策をしたい・効果的に点数を伸ばす方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Versantの勉強法
  1. リスニング力を上げる
  2. パート毎の対策をする
  3. 瞬発的に話す力を鍛える

順に解説をしていきます。

1.リスニング力を上げる

1.リスニング力を上げるまず、リスニング力を上げる学習を重点的に行うことがポイントです。

Versantはスピーキング力を重点的に測ることのできるテストですが、同等に「リスニング力」も求められる試験でもあります。

なぜなら、回答者は英語音声で流れる問題を正確に聞き取る必要があり、リスニング力が不十分の場合、スピーキング力や文章構成力があっても答えを導くことができないからです。

そのため、スピーキング力を伸ばす学習と並行して、「ネイティブの話す音声を多聴する」「語彙を学ぶ時は必ず発音も同時に確認する」などのリスニング学習を十分に行うことが大切です。

2.パートごとの対策をする

2.パートごとの対策をする次に、パートごとに対策学習をすることが大切です。

Versantはパートごとにどのような問題が何問出題されるかが決まっています。そのため、パート毎に対策をすることで、高スコアを効率よく狙うことができます。

パートAの音読問題対策としてシャドーイングを行う、パートEのストーリーテリング問題対策として、短い物語を要約して話す練習をするなど、各セクションに合わせた対策を行うことでスコアアップを狙うことができるでしょう。

また、パート毎にどのような評価基準で採点がされるのかもあらかじめ決まっているのがVersantの特徴です。例えば、パートDの文の構築問題では「文章構文」と「流暢さ」を診断すると決まっており、回答が正しいかだけではなく、抑揚やイントネーションを正しくつけて話せるかも採点されます。

そのような、各問題で採点される項目を意識しながら対策をすることで、高スコアを獲得しやすくなるでしょう。例えば、パートAでは音読問題では発音だけではなく「流暢さ」を意識して回答する、パートBの復唱問題では発音・流暢さに加えて「文章構文」も採点項目に入っているので、冠詞や前置詞などが抜けないよう意識するなどが挙げられます。

Versantの公式ホームページで採点基準についての情報が公開されていますので、学習前に一度チェックしておきましょう。

3.瞬発的に話す力を鍛える

3.瞬発的に話す力を鍛える最後に、瞬発的に話す力を鍛えることが挙げられます。

「ライティングはできるのに、会話になると文法ミスをしてしまう」「瞬発的に言葉が上手く出てこない」というお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

「話す力」にフォーカスをしているVersantでは、語彙力や文法力があっても、それを瞬時に発話することができなければスコアが下がってしまいます。

そのため、「瞬発的に英作文をする」ことに重点を置いたトレーニングが必要となります。

「瞬間英作文」に特化した参考書を使って練習するのも良いですし、オンライン英会話スクールなどを活用して実際に相手がいる状態で会話やディスカッションの練習を行うのも効果的です。

まとめ:海外赴任レベルのVersantスコアは47点以上が目安!

今回の記事では「海外赴任できるVersantスコアは何点なのか?」という疑問について回答をしました。

記事で解説をした通り、Versantでは47点以上のスコアを取得している場合、「海外赴任レベルの英語力がある」と言えるでしょう。

また、英語でビジネスをする場合に必要なスコアは53点以上が目安で、58点以上であればネイティブ同等の英語力があると言えます。行う業務や就く役職の幅を広げたい場合、53点以上を取得しておくことが望ましいです。

あわせて、この記事では「Versantスコアを海外赴任レベルまで上げる勉強法」についても解説をしました。

Versantの勉強法
  1. リスニング力を上げる
  2. パート毎の対策をする
  3. 瞬発的に話す力を鍛える

上記3点に注力して学習することで、海外赴任レベルである47点以上のスコアを狙うことができるでしょう。

今回の記事がVersantについて知りたい方・受講を検討している方の参考になれば幸いです。

その他、English Withでは英語学習に関する記事を多数ご用意しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

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執筆者
Tomomi
オンライン英会話で英会話を身につけ、日本企業の営業職からWebライターに転身。自身の学習経験をもとに英語関連の記事執筆をしています。2020年にメキシコシティに移住、現在スペイン語を勉強中です。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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