今回の記事では「絵本を使って英語を勉強したい」「大人の英語学習に効果的な絵本を知りたい」と思っている方に向けて、いくつかおすすめの絵本を紹介していきます。
英語学習者であれば「語彙力や文法上達のためにはリーディングが効果的」ということは聞いたことがあるかもしれませんが、いきなり洋書を読んで学習するのは抵抗がありますし、難しそうですよね。
英語の絵本を代用して使うのであれば、難しい単語は少なく絵も付いていることからある程度内容が推測ができます。そのため、わざわざ辞書を引かなくても読み進められやすいというメリットがあり、特に英語初心者におすすめです。
絵本は子供向けのものだというイメージを抱いている方もいると思いますが、実は大人が英語学習する上でも効果的。
そこで、ここでは「大人の英語学習に適したおすすめの絵本」を紹介いたします。
ぜひ英語学習を行う上で絵本を選ぶ際の参考にして下さいね。
目次
そもそも大人が絵本を使って英語力は上がるのか?
まず「そもそも大人が絵本を使って英語力は上がるのか?」という点について解説していきます。
先ほどもお伝えしている通り、絵本を読むことで英語力(特にリーディング)を伸ばすことは可能です。
まず、リーディングを学習する際には「多読」というものが欠かせません。英語の文章をたくさん読みインプットしていくことで、語彙力を上げて英語を読むことに慣れされていきます。
いきなり、大人向けの洋書だと分厚く、難しい単語や言い回し、ストーリーもややこしくなっていたりと洋書に挑戦する人にとっては気が引けて中々挑戦しにくいもの。
代わりに、リーディング学習の1つの方法として絵本を使うことで無理なく英語力を上げることができるので絵本の活用はおすすめなんですね。
次項で、絵本で英語学習することメリットについて見ていきましょう!
絵本を大人の英語学習で使う4つのメリット
では、絵本を大人の英語学習で使うメリットについて大事な4点をお伝えしていきます。
- 単語帳にはなかなか載らない単語を学習できる
- 身の回りの生活に関係ある実用的な英語フレーズを知れる
- ネイティブの文化を学べる
- ストーリーがシンプルでわかりやすい
順にチェックしてみてくださいね。
1.単語帳にはなかなか載らない単語を学習できる
まず1つ目は、単語帳にはなかなか載らない単語を学習できるという点。
絵本で使用される単語は基本的なものが多いですが、TOEICやTOEFLなどの試験に出てくるようなビジネス寄りの単語ではなく、ネイティブの日常会話で使用されるような単語や子供向けの擬音などが多く出てきます。
そのため「日常で使える英単語」を絵本を通じて自然と勉強する事が可能です。
2.身の回りの生活に関係ある実用的な英語フレーズを知れる
2つ目は、身の回りの生活に関係ある実用的な英語フレーズを知れるという事。
1つ目の英単語にも通じるところですが、絵本にはネイティブが日常的に使う口語フレーズがたくさん出てきます。
絵本を通じて日常的な英語表現に触れておくことで、ネイティブと会話する際や洋画などを見る時に役立てることができるでしょう。
3.ネイティブの文化を学べる
3つ目はネイティブの文化を学べるという点です。
元々、絵本というのは、大人がその国の子供たちに文化や迷信などを伝えるために使う方法の1つでした。
そのため、絵本の題材には描かれた国の伝統や時代背景が反映されているので、英語圏の生活やネイティブにとっては当たり前の文化をわかりやすく知ることができます。
4.ストーリーがシンプルでわかりやすい
4つ目はストーリーがシンプルでわかりやすいという点。
子供にもわかる様に書かれているという理由から、ストーリーがややこしくなく、シンプルで分かりやすいものが多いです。
また、絵を見ることでストーリーの理解を助けてくれるので、文章がわからなくてもイメージで話を読み進めることができます。
次の会話を想像するという練習は、実際に会話を行う上でも重要なスキルになるので絵本を通じて養えるのはメリットですね。
大人の英語学習に使えるおすすめの絵本【5選】
ここまで、絵本を活用するメリットについてお伝えしてきましたが大人にとっても使い勝手が良さそうですよね。
ここからは、実際に「大人の英語学習に使えるおすすめの絵本」を紹介していきます。
あらすじや内容をチェックして、ぜひお気に入りの絵本を見つけて下さいね。
- The Cat in the Hat
- A Bad Case of Stripes
- Curious George
- The Little Prince
- Frog and Toad Are Friends
1.The Cat in the Hat
「The Cat in the Hat」は、英語圏の子供たちの間で昔から読まれているDr. Seussの絵本シリーズの人気作品。アメリカで最も人気があり、Dr. Seussの作品のなかでも代表といえる絵本です。
絵本に出てくる文書は長いのですが、単語は比較的簡単なものが多く読みやすいのが特徴的。「現代のマザーグース」とも呼ばれる彼の作品には、独特な韻のリズムがあり、楽しく読むことができます。
また、この絵本は、ストーリーが思いもよらない方向にどんどん進んでいくのが醍醐味で、コミカルな挿絵も印象的で楽しめます。何度も同じフレーズが使われているので、繰り返し読んだり音読して自然とその言い回しを身につけられるでしょう。
ある雨の日、ふたりの兄妹が家で留守番をしながらつまらなそうに窓の外を眺めていました。すると急に、1匹の帽子を被ったネコが家にあがりこみます。ネコはふたりを楽しませようと勝手にあれこれやりはじめ、気がついたら家の中はめちゃくちゃに。そのとき窓の外に、ふたりの母親が帰ってくるのが見え…!?
2.A Bad Case of Stripes
「A Bad Case of Stripes」は、アメリカの現代作家であり子供向けのイラストレーターであるDavid Shannonによって2004年に刊行された絵本。
登場人物の表情が豊かで、まるでアニメを思わせるようなイラストが印象的で、全米教育協会で、教師用子供向けのトップ100に選ばれています。
単語や言い回し自体は、平易で読みやすく、何より大人も色々と考えさせられるテーマを扱っているのが特徴的。「人と同じであることばかりでなく、自分を持つことが大切である」というメッセージを元にストーリーが展開されていきます。
主人公のカメリアの肌の色や身体の変化をカラフルに描写した迫力あるイラストで、ストーリーにグングン引き込まれていき、話の内容的にも読みやすいでしょう。
カメリアはいつも人の目ばかり気にしている女の子。学校のみんなが嫌いなリマ豆が本当は好物なのも秘密にしています。新学期の朝、格好を気にして服をとっかえひっかえしていたカミラの体が、色とりどりのストライプに…!
3.Curious George
次に紹介するのは「ひとまねこざる(おさるのジョージ)」のタイトルで日本でも人気の「Curious George」シリーズ。「curious=好奇心旺盛(いたずら大好き、ひとまね大好き、なんでも知りたがりや)」なジョージのお話です。
ジョージの仕草や表情がとってもキュートで、ちょっとクラシックなイラストが優しくてほのぼのとした印象を与えてくれる絵本になります。
文章はシンプルなアメリカ英語でクセがないので、とても読みやすい内容。出てくる単語の種類が幅広いので、英語初心者でも単語力も増やしていけます。
また、さまざまなアメリカの社会や文化全般についても広く知ることができる点も魅力的。知らなかった世界への興味が広がり、新しいことを発見したり、挑戦したい気持ちにさせてくれる中身ですね。
主人公の好奇心旺盛で辛抱ができない子ザルのジョージが、毎回いろんなところでへまをやらかします。その度にさまざまなことに挑戦しながらジョージは成長していきます。ハチャメチャな騒ぎを起こしながら黄色い帽子のおじさんと、一緒に様々なことを乗り越えていく心温まるストーリー。
4.The Little Prince
「The Little Prince」は、パイロットとしても知られるフランス人作家のサン・テグジュペリによって書かれた1943年に発表された小説。257の言語に翻訳され、8,000万部発売されている世界的ベストセラーですので、知っている方も多いかと思います。
「人はなぜ孤独なのか」「絆はどうすれば築けるのか」「生きがいとは何か」など、生きる上で大切なことが説かれている内容。作品中に散りばめられている数々の名言や、作者自身が描いた愛らしい挿絵、そして切なくも温かいストーリーが世界中で愛されている理由です。
使われている英語そのものは難しくありませんが、読解力が必要となります。できるだけシンプルな単語が使用されており、会話文が適度に盛り込まれているので、リズムが生まれて読みやすいです。洋書多読の入門書には最適な難易度と言えるでしょう。
操縦士のぼくが操る飛行機が壊れてしまい、サハラ砂漠に不時着。整備士も乗客もいなく、飲み水は一週間分だけ。人の住んでいる土地から千マイル(約千六百キロ)離れた土地でぼくは一晩過ごします。すると翌朝、小さく奇妙な声で目が覚め、目の前に小さな男の子がいました。話をするうちに、男の子は地球とは違う小さな惑星からやって来た王子であることが判明します。王子は自分のいた惑星のこと、地球に辿り着くまでに立ち寄った六つの惑星のことを話し、その後は地球での出来事が描かれます。王子さまが地球で学ぶ大切なものとは…?
5.Frog and Toad Are Friends
日本でもおなじみ大人気絵本の「がまくんとかえるくん」シリーズである「Frog and Toad Are Friends(ふたりはともだち)」。日本では小学校で国語教科書にも採用されているので、子どもの頃に読んだことのある人も多いかもしれません。
主人公の「がまくん」と「かえるくん」の掛け合いが多く、主語述語などを省略せずにきちんと書かれているので、文法を復習したい方にもおすすめ。きれいな英語での日常会話を学ぶこともできます。
A List (よていひょう)・The Garden (はやくめをだせ)・Cookies (クッキー)・Dragons and Giants (こわくないやい)・The Dream (がまくんのゆめ)の5つのストーリーが収録されていますが、その中の一つ「A List 」のあらすじです。
がまくんは「一日にやることリスト」を作り、かえるくんの家に遊びに行きます。が、一緒に散歩に出かけたときに、リストが風で飛んでしまい、「リストがないから何もできない!」となってしまうストーリー。
大人向けのオンライン英会話で勉強するのもあり【スクール紹介】
ここまで、大人が英語を勉強する上でおすすめの絵本を紹介してきましたが、絵本で学ぶだけでは知識のインプットのみになってしまいます。
学んだ語彙やフレーズをアウトプットする事で、スピーキング能力の向上に繋がるものです。そこで、アウトプットする上でおすすめなのがオンライン英会話を使ってスピーキングの練習を行うこと。
以下におすすめのオンライン英会話スクールに関して簡単に紹介しておきますので、興味があれば、スクールの情報を詳しくみてみましょう!
各スクールの特徴を簡単に説明すると「ネイティブキャンプ」は月額6,480円という低価格で24時間365日、1日何度でもレッスンが受けられるというオンライン英会話スクール。
120ヶ国以上の講師と、レッスンを予約しなくても講師に空きがあれば「今すぐレッスン」をすることが可能ですので「気軽にたくさん英会話を行いたい人」におすすめ。
公式サイト:ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプについて詳しく知りたい人は以下をチェックしてみましょう!
「DMM英会話」は、120ヵ国以上の国籍の講師とレッスンを受講できるオンライン英会話スクール。ネイティブはもちろん、アジアや欧州など様々な国籍の講師が在籍しており、
フリートークなども可能。
教材数が業界トップクラスで充実しているのが大きなメリットです。絵本で学んだ知識をアウトプットするオリジナルのレッスンも受講できます。
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DMM英会話を体験した内容や口コミなどを通じてスクールを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
「レアジョブ英会話」は累計会員数90万人を超える業界最大大手のオンライン英会話スクール。
1回のレッスンは25分で、使用する教材は5,000以上と豊富に用意されています。日常英会話を学びたい方からビジネス英会話まで、幅広いニーズに対応。
講師はフィリピン人・日本人講師のみになりますが、子供向けレッスンで絵本を使っている講師が多いので、絵本で学んだ英語をアウトプットするにはおすすめできます。
公式サイト:レアジョブ英会話
レアジョブ英会話について詳しく知りたい人は以下をチェックしてみましょう!
まとめ:大人も英語の勉強に絵本をどんどん使用していこう!
今回の記事では、大人が英語を勉強するのに絵本は有効である理由についてと、学習に使えるおすすめの絵本を紹介してきました。
また、インプットした知識をアウトプットする上でおすすめのオンライン英会話スクールもまとめてお伝えいたしました。
絵本は、ページ数が少なくサクッと読めるメリットもあり、一から英語学習を始める方にもおすすめできます。
毎日読むこともハードルが高くないですし、たくさんの絵本に挑戦することも難しくありません。絵本の挿絵も魅力的なものが多く、辞書なしでも、想像してある程度内容の理解ができるので、楽しく英語学習を続けられるのではないでしょうか。
ぜひ絵本から語彙やフレーズ、海外の文化を積極的に学んでいきましょう!
その他、オンライン英会話に関する教材やドリルをまとめた記事はこちら!