この記事では、海外の大学院進学をするメリットをはじめ、デメリットについて詳しく紹介していきます。
大学院は、大学を卒業をした方がより専門分野について研究を重ねる際に入学する場所ですよね。
国内でも数多くの大学院がありますが、英語力を伸ばしておけば「海外大学院への進学」も視野に入ります。海外で学ぶということ自体に日本では経験できないことをたくさん学べますが、海外の大学院で研究を深くすることでよりアカデミックな知識や人脈などが身につくことでしょう。
今回は、海外の大学院進学を検討している方に向けてメリット・デメリットやどんな準備が必要なのかまで徹底して解説。
目次
海外の大学院進学をする4つのメリット
それでは早速、海外の大学院進学をするメリットについて解説していきます。
メリットはたくさんありますが、今回はその中でも4つを紹介していくので確認していきましょう。
- キャリアアップの可能性が上がる
- 海外大学院進学後は高い年収の仕事が見つかりやすい
- 海外大学院で得られる専門的知識を就職に活かせる
- 教授や博士との人脈形成などを通じて就職、移住をスムーズに進められる
1.キャリアアップの可能性が上がる
まず、海外の大学院進学をすることでキャリアアップできる可能性が高くなります。
就職先にもよりますが、学んだ専門知識を活かせる場所であれば、ベースとなる給与も高く周りより早くキャリアアップできることでしょう。
また、海外で働く場所を決めて就職する際にも大学院卒業(マスターディグリー)をしておくことは非常に有利になります。
大学院を卒業しておくことで、日本よりも海外のほうが給料やポジション面での優遇が高いです。さらに、就労ビザの取得が難しいとされる国(アメリカやカナダ、イギリスなど)でも、マスターディグリーを取得していれば審査が簡単に通りやすいのもポイントです。
このようなことからも、キャリアアップするだけでなく、働き場所の自由度が上がるのも大学院進学をするメリットと言えるでしょう。
2.海外大学院進学後は高い年収の仕事が見つかりやすい
先ほどのキャリアアップに関連しますが、海外大学院進学後は高い年収の仕事が見つかりやすいのもメリットです。
平均年収と就職率を出しているデータがあるのでここで紹介します。
参照:国際教育22号
年代別の平均年収のデータですが、 海外の大学院と日本の大学院を出た場合の差は「30歳代で1.38倍」「50歳代で1.43倍」とかなりの差があることがわかります。
全体で見ると以下の通り「239万円」の差と、生涯年収で比較すると1.2〜1.5倍の開きが出てくるほど。
- 国内大学院進学:553万円
- 海外大学院進学:792万円
年収面でみても、海外の大学院は非常に得られるリターンが大きいことがわかります。
3.海外大学院への進学で得られる専門的知識を就職に活かせる
専門知識や活動実績をアピール材料にして就職を有利に進められるのも海外大学院への進学で得られるメリットです。
もちろん、国内の大学院でも同じことが言えますが、海外での経験は日本では得られないことが多く、企業の人事部の目に留まりやすくなります。
特に理系の海外大学院の場合は、知識の深さだけでなく自分で仮説を立てて実験を行い、検証するにあたって必要な論理的思考能力なども身につきやすいです。また、仮説や実験の結果を伝えるプレゼンテーション能力なども海外で習得しやすく就職で有利になるでしょう。
文系の場合、学問の知識をはじめ理系と同じく伝える能力なども身につきやすいので理系ほどはっきりと何がメリットになるかはありませんが、国内の大学・大学院生に比べると有利に進められるでしょう。
4.教授や博士との人脈形成などを通じて就職、移住をスムーズに進められる
海外の大学院へ進学することで、その分野で世界的な権威を持つ教授・博士から学べる機会も増えます。また、課外活動でも日本では会うことが難しい海外での著名な研究者たちを初め、セミナーなどを通じて会う機会が増えたりすることもあるでしょう。
また、一緒に研究をする仲間やその周りの人脈を築くことで、就職や自分の人生そのものに良い変化をもたらせてくれる可能性が高まります。
このように、将来有望な人とのネットワークを作れるという事は大きなメリットの1つです。
また、海外移住を将来考えている人にとっても、現地で人脈形成ができていれば、助けてもらえる可能性もありますし、海外で研究をしていた実績を使ってビザの申請などもスムーズにできることでしょう。
海外の大学院進学をする3つのデメリット
続いて、海外の大学院進学をするデメリットと対策方法を紹介していきます。
デメリットとなるかは人次第の部分もあるため、留学前に知っておいた方が良いことをここではご紹介します。
- 大学院は語学力を伸ばすための場所ではない
- 事前に高い語学力や専門性が必要になる
- 自分を変えるような場所にならない可能性がある
1.大学院は語学力を伸ばすための場所ではない
海外で英語が学べると言っても大学院の本質は、専門分野の研究をする場所です。
そのため、授業や生活のなかで「英語を学ぶ」という意識が薄くなりやすく、語学学習のための大学院留学はおすすめしません。
また、大学院に在籍する期間は1〜2年という短い期間ということもあるので英語力は渡航前にある程度伸ばしておく必要があり、英語は二の次で研究に専念できるレベルの力を事前に身につけておきましょう。
そのため、大学院で英語力を伸ばしていくという目的では進学に向かないというのがデメリットとして挙げられます。
2.事前に高い語学力や専門性が必要になる
先ほどもお伝えしましたが、大学院は英語ができることを前提に研究する場所ですので入学前から高い英語力、専門知識が必要になります。
現地の授業を通して英語を学ぶこともできますが、そもそもついていける学力がないと海外の大学院で継続して学ぶことは厳しくなり、結果として挫折してしまうかもしれません。
特に、日本の大学ではそこまで研究結果としてのレポート(リサーチペーパー)を書かなかったり、ネイティブスピーカーとディスカッションする機会が少ないです。また日本人の性格的にシャイで積極的に議論に参加できないなどのデメリットもありますので、克服しておく必要があります。
そのためにも、海外大学の授業スタイルに近いスクールに通うなどの対策を取る必要があります。後ほど、おすすめのスクールを紹介するのでそちらもチェックしてみてください。
3.自分を変えるような場所にならない可能性がある
「海外大学への進学は、英語学習をはじめ、学校外の部分で友人を作ったり、様々なアクティビティに参加することで人生観を豊かにしていく・変えていく機会に触れることが多いですが、大学院の場合は研究がメインです。
「留学生活を謳歌したい!」という目的には向かず、時間の自由度も多くありません。
また、海外大学院への進学では年齢も大学留学とは異なり、若くても20代前半、遅い場合は社会人経験してからというケースがほとんど。高校を卒業してすぐである10代の年齢に比べると、人間的にも形成されていて成熟度や余裕が出てきますが、大きな変化があると受け身になりがちでもあります。
そういう意味だと「人生を変える留学」というよりも、大学院の場合は学びたい分野をはっきりとした上で留学することになるので「現実的で具体的な留学スタイル」で学ぶのが良いでしょう。
海外の大学院へ進学する際に必要な準備を解説
ここでは、 海外の大学院へ進学する際に必要な準備として4つの項目を紹介していきます。
ここで紹介していく内容を知っておくことで、準備をスムーズに進められるようになるのでみておきましょう。
- 語学力
- 大学の成績
- 学歴の提示
- 必要書類の提出
1.語学力
何度も繰り返しになりますが、語学力を留学前に身につけておくことは非常に大事です。
授業についていけるレベルの英語力に加えて、ディスカッションやプレゼンテーションができる度胸やスキルも身につけておく必要があるでしょう。また、イギリスやアメリカなどの英語圏の大学院に留学をする場合は、IELTSやTOEFLといったスコアが求められます。
留学する大学院のレベルや専攻により、求められるスコアの基準は変わりますが、平均してTOEFLは「70~100点」、IELTSは「6.5~7.5」が必要です。
TOEFLやIELTSは、短期間でスコアを伸ばすのが難しいと言われ、日本人が苦手とするスピーキングやリスニングなどの試験もあり、早めに対策をする事が大切。
スコア取得を目標にして試験対策や海外での授業に強いスクールで学ぶ必要があります。
2.大学の成績
海外の大学院に出願をする場合は、在籍している日本の大学の成績を提出する必要があります。
こちらも進学する海外の大学院によって出願に必要な成績は異なりますが、一般的には「GPA3.0以上」が求められます。
大学の成績の平均を表す指標。大学院の合否を決める際に重要視される。
加えて、GPAとは別に、個々の科目の成績も考慮されるのも特徴で、大学院の専攻分野と関係のある科目は優先的に評価されます。
3.学歴
海外の大学院への進学をするには、学士号を取得していなければなりません。
また、進学するコースによっては就労経験の有無や、特定の技能があるかどうかなどの基準を設けている場合もあるので注意が必要です。
それぞれ独自の入学基準があるため、自分が進学するコースがどのような基準を設定しているのかを把握した上で準備しましょう。
4.書類
海外の大学院へ入学する際に必要な書類は以下の通りです。
- 英語スコア
- 大学の成績証明書
- 志望動機書
- CV(Curriculum Vitae)※社会人のみ
- 大学の担当教授や職場の上司等からの推薦状
- GREやGMATといった学力試験のスコア など
イギリスの大学院に出願をする際は、英語力の証明書は必要なかったりなど、渡航先の国や学校によって変わるので、詳しい情報は学校の応募欄からしっかりと把握しましょう。
海外の大学院でも英語力は必須!渡航前に使える専門的な英語力を身につけよう!
ここまで大学院留学のメリット・デメリットや準備することについて深掘りしてお伝えしてきましたが、何よりも渡航前に英語力を伸ばしておくことが必須になります。
そのためにも、海外留学で実績のあるスクールに通い英語力の上達をはじめ情報収集をしておくのが大事です。
そこで、Liberty English Academyという受講生を海外大学院に送り込んできた実績のあるスクールがかなりおすすめできるのでここでは紹介していきます。
Liberty English Academyでは、独自のメソッドを用いて英語の核となる構造・基盤を体系的に学んでいけるため、最短距離で効率よく本物の英語力を身につけていけます。
また、Liberty English Academyでは、大学院進学に用いられるTOEFLやIELTSに特化したコースや、大学院に入学したことを見据えた「海外大学・大学院受験コース」があるのが特徴的です。
- TOEFL iBT/ITP対策コース
- IELTS対策コース
- 海外大学・大学院受験コース
LibertyのTOEFLやIELTSコースでは、目標達成期間が最短1ヶ月、平均でも4.5ヶ月〜6ヶ月と短期間に設定されているため、進学希望の大学院の出願期間までの時間が限られている場合などにもおすすめです。
また、実績では「約3ヶ月〜半年間でTOEFLが50点アップ」「IELTS2.5点以上スコアアップ」など大きく英語力を伸ばしています。
受講生の体験談は動画付きでLibertyの公式サイトから確認できるので、ぜひチェックしてみてください。加えて、Libetyでは無料カウンセリングも行っています。海外大学院への留学について詳しく知りたい、英語力の伸ばし方を知りたい方は参加してみましょう。
また、以下の記事ではLiberty English Academyついて詳しく紹介しています。レッスンの内容など詳細を知りたい方は、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
まとめ:海外大学院への進学はメリットが多い分、成功するためにも事前準備や英語力の底上げが重要!
今回は海外の大学院へ留学したいと思っている方向けに、大学院進学のメリット・デメリットから必要な準備を紹介しました。
海外の大学院に通うことで将来のキャリアアップや就活を成功に近づけることができ、結果として年収も大きく上げることが可能。また、国によっては大学院卒業後に在住ビザを取得できるところもあるため、海外移住をしたい方やその後のキャリアを海外で広げたいという方にもおすすめできる選択肢です。
他にも海外大学院に留学するメリットはたくさんあるため、英語力を伸ばしながら準備を進めてぜひチャレンジしてみましょう。
英語力を伸ばすには、先ほど紹介した「Liberty English Academy」に通うのがおすすめ。そこで最短距離で大学院留学に必要な英語スキルを身につけられるため、費用も最小限に抑えることができ、海外大学院へ留学して成功した先輩たちのノウハウを知ることが可能です。
Libertyでは、無料カウンセリングを受けられるので情報収集のためにも一度話を聞いてみてください。
以下の記事ではLiberty English Academyのプログラム内容について詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
english-with.com/liberty-english-academy-univ/
そのほか、海外大学進学に関する記事も用意しているので、情報収集のためにこちらもチェックしてみましょう。
また、留学前にできるだけ英会話力を上げたい場合は、コスパの良いオンライン英会話も検討してみましょう。