今回の記事では「日常英会話をマスターするための勉強法」をテーマに英語学習者がよく失敗する例を参考にしながら解説していきます。
英語をこれから学習しようとする方や、英語学習を始めた初心者の方は「まずは日常英会話ができる様になりたい!」という事を目標にするケースが多いのではないでしょうか?
しかし、いざ日常英会話ができる様になるためには「一体何から勉強したらいいのだろう?」「日常英会話をする為の学習方法が分からない…」という壁に突き当たる事も多いかと思います。
ぜひこの記事を参考にして「効果的な勉強法」を身に付け、日常英会話をマスターしていきましょう!
目次
日常英会話の英語レベルとは?
まず勉強法についてお伝えする前に、そもそも「日常英会話」はどの程度のレベルを指すのか?という疑問についてお答えしていきます。
一般的には「日常の英会話」という言葉の通り、専門的な事ではなく「日常生活に困らない最低限のコミュニケーションが取れる会話ができるレベル」の事を指します。
「中学レベルの英語で英会話はできる」という内容を聞いた事がある方もいるかもしれませんが、実は中学で習う英語レベルの「読む・書く・聞く・話す」ができれば、日常英会話は可能なんです。
TOEICのレベルでいうと、簡単なコミュニケーションが取れるとされるのは400点からで、そのスコアに達するのに必要な単語数は3,000語程程度と言われています。
日常英会話を学ぶ人の失敗例
次に、日常英会話を学ぶ上で失敗しやすい例を紹介します。英語を話せる様になるまでは簡単な道のりはありませんが、失敗例を知っておく事で対策を行うことは可能です。
しっかりと失敗例を見ておくことで間違った勉強法を行わずに最短の道で学習できますので、一度チェックしてみましょう!
- 目標がない
- 計画性がない
- インプットをせずにアウトプットだけをする
1. 目標がない
まず最初に「目標がない」ことでどう失敗していくのかの例を見ていきましょう。
英語を勉強する上で具体的な目標がなく、ただ「英語を喋れる様になりたい!」となると、何を学習するべきかが見えてきません。
やみくもに勉強をしてしまうと成果が見られずに挫折する…という事になり兼ねないのですね。小さな目標でも良いので設定しておかないと英語は目に見える成果が少ないので、成長がわからず辞める。ということにもなり兼ねません。
「一体英語が話せるようになって何をしたいのか?」「何を成し遂げたいのか?」という目標を明確にし、それに沿った学習を進めることが英語学習の上では大切になります。
2. 計画性がない
次に「計画性がない」という失敗例についてお伝えしていきます。
例えば「今日から英語の勉強をするぞ!」と具体的ではない目標を決めたときに最初はモチベーション高く学習できますが、学習していくと途中で迷うことになります。
理由としては、目標設定が具体的ではなく「1日の中で一体いつ行うのか?」「どれ位の量を日々こなすのか?」といった内容が決められていない為、急な予定が入った時に対応できなくなるからです。
急な予定でよくあるのは「今日は仕事が疲れたからやめておこう」だったり「友達から誘われて予定が入ったから今日は出来ないな」など、皆さんも経験があるかもしれませんね。
こうなってしまうと、日々起こる様々な事情により学習計画は崩れていき、結果として「時間がなくてレッスン受講・英語学習が出来なかった…」となってしまうのです。
3. インプットをせずにアウトプットだけをする
最後に、インプットをせずにアウトプットだけをしてしまう失敗例を解説します。
英語を話せる様になる為には「英会話レッスンでどんどん英語を話す事!」と思っている方は多いかと思います。
しかし、実際は外国人講師と話し、スピーキングの練習をするだけで英語が喋れる様になるというわけではありません。
まず必要な事は、英会話を行う上で必要となる英単語や英文法を学習してインプットを行うこと。これは、英単語や英文法の知識なしには、相手が言っている内容も理解できないからです。
このインプットを行わずにアウトプットから行ってしまうと結局は相手の言っていることを分からないまま聞いているだけになったり、分からなくても聞き返せなかったりということになってしまうのですね。
その結果「自分は英語が話せないんだ‥」と自信を失うことにも繋がってしまいます。
日常英会話をマスターするための勉強法とは?【5つ紹介】
では、お伝えした失敗例を踏まえた上で「どの様な勉強法が効果的であるのか?」ということについて、日頃英語を教えている私がその内容を順に沿って解説していきます。
- 目標・計画を立てる
- インプットとアウトプットの勉強法を知る
- 中学英語レベルの英単語・文法をマスターする
- 学習を継続させる
- 積極的に英語に触れる
1. 目標・計画を立てる
まずは「明確な目標を立てる事」が、英語学習において大切な第一歩となります。その目標は短期的な小さなものでも、長期的な大きなものでも構いません。
例えば、海外旅行が好きな方であれば「旅行に行った時に困らない旅行会話を話せる様になりたい!」でもいいですし、海外に友人が欲しいという方であれば「日本の友人と話す様な日常の出来事を英語で言える様になりたい!」などといった、具体的な内容を考えるのが良いでしょう。
それにより「では何を学べばその目標が達成できるのか?」という計画を立てることができ、達成に向かって学習を進めることができます。
具体的なものを例に挙げると「海外旅行などの際に使用する日常会話ができるようになりたい」という目標がある方であれば、会話に必要とされる中学英語の英文法の復習を行ったり、英検3級の合格レベルである2,100語程の英単語を覚えることが必要です。
また別の例としては「仕事で海外支社とのミーティングでやり取りをする為の英語を身に付けたい」という方であれば、ビジネスで使用する単語も頻出するTOEIC頻出単語や文法を、TOEICの公式参考書などで学習して習得する事が効果的。
この様に、まずは目標を明確にして「そのために必要となる学習は何か?」ということを調べ、その学習計画を自分の中で立ててみましょう。また、「毎日朝1時間単語の勉強をする」「毎日25分オンライン英会話のレッスンを受講する」といった具体的な学習計画を立てる事で実行に移しやすくなります。
この様な学習計画を自分で立てることが難しいという方は、目標に沿った学習計画を立ててく、継続支援を行ってくれる「英語コーチングサービス」を使用してみましょう。
2. インプットとアウトプットの勉強の方法を知る
失敗例でも挙げた様に、インプットをせずにアウトプットだけをする事は効果的な学習方法ではありません。
人は基本的にインプットしたものしかアウトプットできないので、効果的に英語力を伸ばす為には、適切なインプットを行いながら英語力を伸ばす事が大事です。
噛み砕いて説明をすると「インプット」とは、英単語や英文法の習得やリーディング、リスニングなど英語で情報を頭に入れるトレーニングのこと。そして「アウトプット」とは、英文作成などのライティングやスピーキングなど、自ら持っている知識やスキルを使用して発信をするトレーニングのことを指します。
このアウトプットの力を高める方法は、まずはインプットの量を増やし、その情報を引き出していく事です。そもそものインプット量が少ないと、いくら引き出す力を伸ばしてもアウトプットできる英語知識には限界があるもの。
語彙や文法といったインプット部分を伸ばしてから、発信するアウトプットという両方を必ず行っていきましょう。
3. 中学英語レベルの英単語・文法をマスターする
中学英語レベルの「読む・書く・聞く・話す」ができれば、日常英会話は可能です。そのため「中学で習った内容を忘れてしまった方」は、まず中学英語レベルの英単語・英文法をマスターする事から始めましょう。
中学で習う英単語の量は3年間で「1,200語程度」とされています。日常英会話で必要な語彙数は3,000語程度とされているので、つまり、中学で習う単語で半分ほどカバーできるという事になります。
例えば、こちらの会話の例文をみるとイメージしやすいかと思います。
いかがでしょうか?実は会話に出てくる文法や単語はいずれも、中学3年間の間に習う内容ばかりなんです。
その他、TOEICを例にすると簡単なコミュニケーションが取れるとされる400点で必要な単語数は3,000語程度とされており、英語力ゼロの初心者も2~3ヶ月、毎日勉強すれば到達できるレベルと言われています。
日本人は中学高校で約800時間の英語学習と1,200語程の英単語に触れていますので、一度習った内容でもありますし思い出しながら行ってみましょう。
4. 継続させる
最も大切な勉強法のポイントは、英語学習を継続させるという事。継続して習慣化させるには、2日連続してサボらずに66日間続ける事が大事と言われています。
また「if-then行動」と言われている「もし~だったら、◯◯をする」という内容を決めておくのが効果的です。
例えば、朝勉強をしようと思ってたところ寝坊してしまった場合は「もし寝坊したら、通勤の電車で単語学習を行う」であったり「もし寝坊したら、昼休憩の30分を英語学習に充てる」といった内容です。モチベーションを維持するためにもできなかった時の対処法を設定しておくようにしましょう。
また、学習を継続させるポイントとしては、毎日の自分の行動に紐づけていく事もおすすめ。
例えば「朝起きて顔を洗ったら机に座り、文法のテキストを開く」であったり「夕食を食べて片付けをしたら、オンライン英会話のレッスンを受講する」「お風呂から上がったら英単語のアプリを開く」という様に、具体的に計画を立てるようにしてみましょう。
5. 積極的に英語に触れる
英語学習の目標・計画を立てインプット・アウトプットを行える様になったら、日常の中で積極的に英語に触れる様にしていきましょう。
取り入れやすいおすすめの方法としては、英語の動画や映画を見ること。
もちろんただ見るだけではあまり効果がないので、日本語字幕で見て内容を理解したら、次は英語字幕にしてスペルと実際のネイティブの発音の違いを意識してみましょう。
また独り言を英語で言ってみたり、英語で日記を書いてみる事も「普段日本語で考えている事を英語にする練習」として効果的。
日常の中で可能な限り英語に触れ、少しづつでも頭の中で日本語ではなく英語で考える時間を増やしていく事は、日常会話の上達にも繋がります。ぜひ実践してみて下さい。
日常英会話が学べるおすすめのオンライン英会話【3選】
ここまで、日常英会話の失敗例や学習法についてお伝えしてきましたが、アウトプットする環境はご自身で用意しなければなりません。
そこで、日常英会話を学ぶ上で「オンライン英会話スクール」の利用は気軽に行える学習方法として1つおすすめですのでここで紹介していきます。
以下におすすめのオンライン英会話スクールに関して簡単に紹介しておきます。興味があれば公式サイトから無料体験レッスンを受けてみましょう!
各スクールの特徴を簡単に説明すると「レアジョブ英会話」は1回のレッスンは25分で、使用する教材は5,000以上と豊富。日常英会話を学びたい方からビジネス英会話まで、幅広いニーズに対応しています。
2回分の無料体験レッスンと日本人スタッフからのカウンセリングを受ける事ができます。詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
「ネイティブキャンプ」は、月額6,480円という低価格で24時間365日、1日何度でも英会話のレッスンが受けられるというサービスを展開しています。
レッスンは予約しなくても「今すぐレッスン」が可能なので、いつでも好きな時にレッスンを受講できるのが魅力です。
7日間無料でレッスンを受講でき、レッスン予約に使える500コインも付与されます。詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
「DMM英会話」はネイティブはもちろん、アジアや欧州など様々な国籍の講師が在籍しています。教材は独自に開発したオリジナルの物と、無料で使える出版社提携のものが用意されています。
特に「DMMデイリーニュース」は毎日更新されており、リーディング教材としても最適。
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DMM英会話を体験した内容や口コミなどを通じてスクールを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
日常英会話が学べるおすすめの英語学習アプリ【3選】
スマートフォンさえあればどこでも気軽に行える方法としておすすめなのがアプリを使った英語学習。日常英会話に関してはカジュアルな内容が多いのでスマホで気軽に学ぶのもおすすめです。
今は様々な英語学習アプリが開発されており、日常英会話習得に十分使用することが出来ます。
ここではEnglish With編集部がおすすめするアプリを3つ簡単に紹介していくので一度チェックしてみましょう!
各アプリの特徴を簡単に説明すると「スタディサプリENGLISH新日常英会話」はスタディサプリENGLISHの中の、日常会話に焦点を絞ったコースになります。
内容は人気ドラマ「ごくせん」「ナースのお仕事」などを手がけた有名脚本家・江頭美智留さんが作成したシナリオに沿ってテキストだけでなく視覚的にも楽しく学べるというのがポイントです。
月額1,280円と低価格で英語学習を始めたい人におすすめで、7日間は料金無料で全ての機能を利用可能。詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
「レシピー(旧Polyglots)」は日本人が英語を習得するために作られた、日本人向けの英語学習アプリです。
リスニングやリーディング、スピーキングレッスン、文法、ライティングと英語を習得するために必要な様々な内容がこのアプリ1つで完結するというのが人気の秘訣です。
利用プランは無料のものから月額8,800円まであり、全部で7コース用意されています。詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
「トーキングマラソン」は、提示された日本語に対応する英語をぱっと浮かべて発話するという、クイックレスポンス型のトレーニングアプリ。レスポンスまでの時間は6秒となっており、そのプレッシャーが英語で返せる瞬発力を鍛えてくれます。
月額3,980円からで、2週間無料で試す事が可能です。詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
日常英会話を短期間で学びたい人向け!おすすめの英語コーチング【3選】
日常英会話を学ぶためには、オンライン英会話・アプリの使用も良いですが「自分一人では続けられるかわからない…」「挫折することなく日常英会話を学びたい」という方は英語コーチングの受講がおすすめです。
英語コーチングサービスは、英語学習者一人ひとりの弱点に合った、生産性の高い学習法とはどのようなものかという「第二言語習得論」をベースに行う方法を提供しています。
コーチングを受講することで、独学で英語を学習するよりも圧倒的に効率の良い英語学習を行うことが可能です。
日常英会話を短期間で学びたい人こそ英語コーチングの受講がおすすめですので、いくつか有名な英語コーチングを紹介します。順に見てみましょう!
各英語コーチングの特徴を簡単に説明すると「プログリット」は3ヶ月の超短期間で英語力を飛躍的にアップし、かつ正しい英語学習が習慣化できるスクールです。
利用者の3割は初心者からスタートしており、わからないところはいつでもチャットを通して質問ができ、最短で英語力を高めることが可能。
詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
「ENGLISH COMPANY」では「6ヵ月完成 “脱・初心者” プログラム」という、中学・高校6年分の英文法を学び直し、そしてリーディングやリスニング、さらにスピーキングの土台まで鍛えるという6ヵ月間の初級者向け・超少人数制コースが用意されています。
レッスンを少人数制にすることで低価格を実現しており比較的通いやすい料金であるのが特徴的。詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
「トライズ」は専属の日本人バイリンガル講師のコーチングとマンツーマンレッスンを圧倒的コスパで提供しています。週20時間・1年間で1,000時間の学習をすることを通し、本物の英語を身に付けて英語を話せるようになることを目指すスクールです。
「大人のやり直し英語」という英語初心者向けに作られた、基礎固めを目的としたコースや、1年で英語が話せるようになることを目標とした「英語コーチング本科」という初心者が受けやすいコースを用意しています。詳しくは以下の記事に書いているのでチェックしてみてください。
まとめ:日常英会話を身につけるために効率的な勉強法を身に付けよう!
今回は、日常英会話を身につけるための効果的な勉強方法を紹介し、記事後半では「おすすめのオンライン英会話」「英語学習アプリ」「英語コーチングスクール」をいくつかピックアップしてお伝えしました。
日常英会話ができる様になれば海外の人々と英語で会話できるようになり、世界が広がりますよね。また、簡単なコミュニケーションが取れるようになると自信にも繋がり英語学習をより楽しく続けることができるようになるでしょう。
また、この記事では失敗しやすい勉強法に関しても例を上げて紹介したので、参考にして日常英会話を学んで行ってもらえればと思います。
そのためにも、自分自身の目標やゴールを定め、そこに向かって計画を立ててみてくださいね!
また「ご自身の目標の立て方や学習方法がわからない・学びたい方」は、学習サポートを徹底して行ってくれる英語コーチングがおすすめです。
学習法やスケジュールの計画を立てて欲しい方はぜひ、一度カウンセリングを受講してみてはいかがでしょうか?
語学の学習は何歳になってからでも可能です。この記事の内容を参考にして、英会話習得に向けて取り組んでいって下さいね!
その他、オンライン英会話に関する情報をまとめている記事はこちら!