フィリピンの物価は日本より安く、格安で留学や旅行ができる国として世代を問わず人気を集めています。しかし、「日本と比べてどのくらい安いの?」「1ヶ月の生活費はどのくらいかかるの?」など、詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フィリピンの物価を日本と比較しながら詳しく解説していきます。さらに、セブ島とマニラの地域差についても具体的にまとめました。
フィリピンへの旅行や留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
フィリピンの物価は日本と比べてどのくらい安い?
フィリピンの物価は日本の2分の1〜3分の1ほどです。
特に食料品や日用品、交通、家賃にかかる費用が日本よりも安く、コストを抑えて生活ができます。
詳しい物価の違いは以下の通りです。
フィリピンの価格 | 日本の価格 | |
水(1.5L) | 40フィリピンペソ(約106円) | 120円 |
米(1kg) | 52フィリピンペソ(約140円) | 470円 |
牛乳(1L) | 96フィリピンペソ(約254円) | 200円 |
レストランでの食事 | 200フィリピンペソ(約530円) | 1,000円 |
ジム会費 | 1,800フィリピンペソ(約4,800円) | 7,400円 |
タクシー初乗り料金 | 40フィリピンペソ(約106円) | 550円 |
1Rのアパート家賃(1ヶ月) | 9,900フィリピンペソ(約26,000円) 都市部:18,000フィリピンペソ(約48,000円) |
54,000円 都市部:79,000円 |
参考:Numbeo
フィリピンの平均月収は19,800フィリピンペソ、日本円換算で52,500円ほど。日本の平均月収は32万円ほどなので、フィリピンの平均月収は日本の15%ほどにあたります。
フィリピンのお金事情についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。現金の必要性や安全なお金の管理方法などについて詳しく解説しています。
フィリピンの物価は地域で異なる
フィリピンの物価は地域によって差があり、首都マニラの方がセブ島よりも物価が高いです。特に家賃や日用品の価格が、マニラの方がセブ島よりも高い傾向にあります。
また、マニラ・セブ島以外の地域はより物価が低く、バギオやバコロドなどの地方都市だと生活コストがグッと下がります。教育費も安いので、語学学校もリーズナブルな価格で通うことが可能です。
次の項で、マニラとセブ島の詳しい物価の違いを解説していきますね。
フィリピンの物価【セブ島編】
最初に、セブ島の物価を見ていきましょう。
生活費・食費・娯楽費・交通費の4つのカテゴリー別に、詳しく紹介していきますね。
- 生活費
- 食費
- 娯楽費
- 交通費
1.生活費
セブ島の1ヶ月の食費を抜いた生活費は、17,000〜34,000フィリピンペソほど(約45,000〜90,000円)です。
内訳は以下の通りです。
1Rのアパート家賃(1ヶ月) | 12,800フィリピンペソ(約34,000円) 都市部:27,860フィリピンペソ(約74,000円) |
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水道・光熱費 | 2,000〜4,000フィリピンペソ(約5,300円〜10,600円) |
通信費 | 2,000フィリピンペソ(約5,300円) |
参考:Numbeo
セブ島では水道代が安く、1ヶ月500円程度におさめることができます。ただし、フィリピンでは水道水は飲めないので、飲み水はもちろん、料理に使う水も飲料用の水を買わなければいけません。
水道代が安い一方で、高いのが電気代です。1kwhあたりの電気料金は日本よりやや高く、暑い日が続くセブ島では長時間クーラーを使用するため電気代が高くなる傾向があります。
2.食費
セブ島での生活で1ヶ月にかかる食費は、10,000フィリピンペソ(約26,000円)ほどです。
食品の物価は以下の通りです。
牛乳(1L) | 100フィリピンペソ(約265円) |
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米(1kg) | 53フィリピンペソ(約140円) |
バナナ(1kg) | 70フィリピンペソ(約186円) |
水(1.5L) | 40フィリピンペソ(約106円) |
ビール(500ml) | 70フィリピンペソ(約186円) |
参考:Numbeo
外食の場合にかかるお金は、ファーストフード店で130〜180フィリピンペソ(約350〜480円)、カジュアルなレストランで200〜500フィリピンペソ(約500〜1,400円)が目安です。
セブ島には現地のローカルフードだけではなく、イタリアンや韓国料理屋など多国籍なレストランが揃っています。日本食レストランもあり、刺身や寿司などを食べることもできますよ。
3.娯楽費
フィリピンでは映画館やマッサージを気軽な値段で楽しむことができます。
また、シュノーケリングやダイビングといったマリンアクティビティを楽しめる点もセブ島の大きな魅力。娯楽にかかる費用の相場は、以下の表の通りです。
映画館 | 250フィリピンペソ(約670円) |
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スポーツジムの月会費 | 1,720フィリピンペソ(約4,500円) |
マッサージ | 200フィリピンペソ(約530円) |
シュノーケリングツアー | 5,500フィリピンペソ(約15,000円) |
参考:Numbeo
4.交通費
セブ島ではタクシーの初乗り料金が安く、気軽に利用できます。
タクシー初乗り | 40フィリピンペソ(約106円) |
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ガソリン(1L) | 73フィリピンペソ(約190円) |
バス | 40フィリピンペソ(約106円) |
ジプニー | 13フィリピンペソ(約30円) |
また、フィリピンには「ジプニー」と呼ばれる公共交通機関があり、現地のフィリピン人は日常的に利用しています。ジプニーはジープを改良したもので、どこでも乗り降りできる便利な交通手段です。
フィリピンの物価【マニラ編】
次に、マニラの物価を見ていきましょう。
- 生活費
- 食費
- 娯楽費
- 交通費
順に詳しく解説していきますね。
1.生活費
マニラの1ヶ月の食費を抜いた生活費は、19,000〜35,000フィリピンペソ(約50,000〜93,000円)ほどです。セブ島と比べて若干高い傾向にあります。
内訳は以下の通りです。
1Rのアパート家賃(1ヶ月) | 15,200フィリピンペソ(約40,000円) 都市部:28,600フィリピンペソ(約76,000円) |
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水道・光熱費 | 2,000〜4,000フィリピンペソ(約5,300円〜10,600円) |
インターネット代 | 1,800フィリピンペソ(約4,700円) |
参考:Numbeo
家賃は住むエリアによって大きく異なります。相場よりも安い家賃のアパートも多いですが、防犯が不十分であったり治安が悪いエリアだったりとデメリットも大きいので注意しましょう。
留学や長期滞在で訪れる外国人は家具付きのコンドミニアムを利用する場合が多く、家賃の相場は15,000ペソ〜30,000ペソほど(約40,000円〜80,000円)です。
また、マニラも水道・ガス代が安く、電気代が高い傾向にあります。電気代は部屋の数や広さによって変動するので、居住先を決める際はかかる光熱費を考慮した上で決めると良いでしょう。
2.食費
マニラでの生活で1ヶ月にかかる食費の相場は、10,000〜20,000フィリピンペソ(約26,000円〜52,000円)ほどです。
カジュアルなレストランでの1食の目安は250フィリピンペソ(約670円)ほど。マニラにはレストランが多く、外食の選択肢が幅広いです。
1食100ペソ(約270円)ほどのリーズナブルな価格で美味しいお店がたくさんあるので、そうしたローカルな場所で食事をすると自炊よりも食費を抑えることができます。
食品の物価は以下の通りです。
牛乳(1L) | 100フィリピンペソ(約270円) |
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米(1kg) | 54フィリピンペソ(約140円) |
バナナ(1kg) | 93フィリピンペソ(約250円) |
水(1.5L) | 44フィリピンペソ(約120円) |
ビール(500ml) | 70フィリピンペソ(約180円) |
参考:Numbeo
マニラには日本食レストランや日系スーパーが充実しており、和食を食べることもできます。ただし価格は割高な場合が多いです。
3.娯楽費
セブ島よりも若干高いですが、マニラでは娯楽にかかる費用も安いです。
映画館 | 350フィリピンペソ(約930円) |
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スポーツジムの月会費 | 2,200フィリピンペソ(約5,800円) |
マッサージ | 350フィリピンペソ(約930円) |
マニラでは湖や火山、街並みを見る半日ツアーなどのアクティビティが多く催行されています。
フィリピンで人気のアクティビティについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
4.交通費
マニラもセブ島同様に交通費が安く、タクシーを気軽に利用できます。
また、バスや電車もあり、12フィリピンペソ〜という格安で利用が可能です。ジプニーも多く走っているので、防犯に気をつけながら利用してみると良いでしょう。
タクシー初乗り | 40フィリピンペソ(約106円) |
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ガソリン(1L) | 76フィリピンペソ(約200円) |
電車 | 15〜30フィリピンペソ(約40〜80円) |
バス | 12フィリピンペソ(約30円) |
ジプニー | 12フィリピンペソ(約30円) |
まとめ:フィリピンの物価は日本より安い!ただし地域差があるので渡航前に確認しておこう
今回の記事では、フィリピンの物価について詳しく解説しました。
フィリピンの物価は日本よりも安いため、「費用を抑えて留学したい」という方におすすめの渡航先です。特に食費と交通費が安く、現地であまりお金をかけずに滞在することができます。なお、フィリピン国内でも地域によって物価が異なり、首都のマニラは他の地域に比べてやや高い傾向があります。
マニラやセブ島以外の地域は物価がより低いことが一般的なので、その他の地域への渡航を考えている場合は、事前にリサーチしておくと良いでしょう。
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