TOEFLは総合的な英語力を測る試験であり、高スコアを取るためには英語4技能(話す・聞く・読む・書く)をまんべんなく伸ばす必要があります。学校の試験のように出題範囲が決まっているわけではないので、「対策が難しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなTOEFLで高スコアを取るための要となるのが、文法対策です。文法は英語4技能全ての基礎となる知識であり、強化することで全体スコアの底上げに繋がります。
「何から学習していいか分からない」「スコアが伸び悩んでいる」という方は、まずは文法を重点的に学ぶことがおすすめです。
そこで今回の記事では、TOEFLの文法対策に役立つおすすめのアプリを紹介していきます。アプリを使った効果的な勉強法もあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
TOEFLの文法対策ができるアプリ【5選】
早速、TOEFLの文法対策ができるアプリを紹介していきます。
各アプリの特徴や料金などをまとめているので、ぜひ比較しながら自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
1.TOEFL iBT® Free Practice Test
「TOEFL iBT® Free Practice Test」は、模擬試験を体験できるTOEFL iBT公式の学習教材です。
TOEFLの4セクション分過去問が収録されており、パソコン上で本番さながらのTOEFLトレーニングができるのが特徴。実践的な問題での文法や語彙、読解トレーニングでスコアアップに繋がる力を身につけられます。
TOEFLは試験本番もパソコン上で回答をするので、出題形式や操作方法にあらかじめ慣れておけるのも「TOEFL iBT® Free Practice Test」の大きなメリットです。あらかじめパソコンを使った模擬問題でリハーサルをしておくことで、本番でも落ち着いて回答することができるでしょう。
会員登録やダウンロードなども不要でWebサイト上ですぐに取り組むことが可能なので、ぜひ上手に活用してスコアアップに役立ててみてくださいね。
2.キクタン ALL-in-One版
「キクタン ALL-in-One版」は、人気英単語帳「キクタンシリーズ」のアプリです。
このアプリにはキクタン英単語シリーズの「Basic 4000」「Advanced 6000」「Super 12000」の3つのコンテンツが全て収録されており、初級者から上級者まで自分のレベルに合わせて段階的な単語学習ができます。
このアプリの「単語学習モード」では、単語の音声と意味が確認できるのはもちろん、フレーズや例文も確認しながら覚えることが可能。単語の品詞や前置詞や副詞を組み合わせた句動詞表現など文法事項もチェックできるので、効率よく英語表現力を磨けます。
TOEFL対策に特化したものではありませんが、基本単語から高難度の単語まで幅広くカバーしているので、繰り返し取り組むことでTOEFL高スコアに繋がる語彙力を身につけられるでしょう。
3.TEDICT
「TEDICT」は、世界中の著名人によるスピーチ「TED Talks」を使ってディクテーションができるアプリです。
- TED(Technology Entertainment Design)は様々な専門家による講演会を運営するNPO団体です。「TED Talks」は、TED主催の講演会でのプレゼンテーションを無料配信しているプロジェクトで、公開されている動画は公式HPやYouTube、アプリを通して視聴することができます。
「TEDICT」ではそんなTEDの良質なプレゼンテーションを使って、聞き取った音声の書き取りをするディクテーショントレーニングができます。
ディクテーショントレーニングには様々な効果がありますが、1番のメリットは聞き取れていない音や文法ミスを明確に把握できる点です。
特に前置詞や動詞の活用など聞き逃しやすい点も一語一句チェックできるので、「リスニングで大体内容は掴めるけど細かいミスをしてしまう」という方におすすめ。丁寧に取り組むことで文法力、語彙力、リスニング力、発音力など総合的にレベルアップでき、TOEFL高スコアに繋がる英語力をつけれます。
また、「TEDICT」では動画の再生速度の調節や字幕機能もついているので、音読練習や英語表現のインプットにも最適です。動画をあらかじめダウンロードしておけばオフラインでも使えるので、外出先でも気軽にリスニングに取り組めます。
「TEDICT」の簡易版で無料で使える「TEDICT LITE」もあるので、「まずは無料で使ってみたい」という方はそちらから試してみるのもおすすめです。
4.TOEFL 英単語3800
料金 | 2,200円(税込) |
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学習内容 | 英単語 |
対応OS | iPhone |
「TOEFL 英単語3800」は、ベストセラー参考書「TOEFLテスト大戦略シリーズ」のアプリ版単語帳です。
このアプリにはTOEFL対策に必要な3800語が厳選して収録されており、効率的に語彙力を増やせるのが特徴。語彙の難易度ごとにカテゴリー分けされているので、自分のレベルに合わせて優先順位をつけながら学べます。
単語を覚えているかチェックする確認テスト機能もついているので、「覚える→確認テスト」を繰り返すことで効果的に語彙を定着させることができるでしょう。
「TOEFL 英単語3800」は、まず無料アプリの「英単語 by 物書堂」をダウンロードし、そこから購入が可能です。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
5.mikan
「mikan」は、ゲーム感覚で英単語が学べる学習アプリです。
TOEFL対策や大学受験など、様々な試験の単語学習に対応しており、140冊以上の書籍と63,000単語以上が収録されています。
このアプリでは、まず自分の目標TOEFLスコアと現状レベルを設定し、自分に合わせた単語トレーニングで語彙を学ぶのが特徴。「毎日20語」など1日に学ぶ語彙数も設定でき、学習成果が目で見て分かるようになっているので楽しく単語学習を続けられます。
「TOEFL TEST必須英単語5600」や「学術語彙データベース」など、TOEFL対策に役立つ有名書籍を選んでトレーニングができるので、語彙力や文法力、表現力を効果的に伸ばすことができるでしょう。
TOEFLの文法対策をするための勉強法【3つ】
今回紹介したアプリはどれもTOEFL文法対策に役立つものばかりです。ぜひ学習に取り入れて、TOEFLスコアアップに役立ててみてくださいね。
ここからは、そんなアプリを使った学習の効果を高めるためのポイントを解説していきます。
アプリを活用して効率よくTOEFLスコアを伸ばすために、ぜひ以下の3つのポイントを意識してみましょう。
- 毎日取り組む
- 疑問点があれば調べる
- アウトプットする
1.毎日取り組む
アプリを使って効果的にTOEFL対策をするためには、毎日継続して取り組むことが大切です。
英語力は一朝一夕で伸びるものではないため、TOEFLで高スコアを達成するためには学習の継続が欠かせません。特に文法や語彙は何度も繰り返し触れることで定着していくため、毎日短時間でもアプリで学習を続けることが英語力アップの近道です。
アプリであればスマホひとつで場所を問わず取り組めるので、通勤時間や待ち時間などのスキマ時間を使いながら効率良く学習を進められます。
リマインダーを設定したり、ホーム画面の目につきやすいところにアプリを置いたりなど工夫をしながら、毎日取り組んで学習を習慣化させてみましょう。
2.疑問点があれば調べる
次に、アプリを使って学習をしていて分からない点があれば、その都度必ず調べることが大切です。
分からない箇所をそのままにしてしまうと、同じ間違いをしてしまったり、誤解して覚えてしまったりと、せっかくの学習効果が半減してしまいます。特に文法に関する間違いは、誤解して覚えてしまうと後での修正が大変です。
分からない箇所があればその辞書で調べたり、ノートにまとめて後日誰かに質問をしたりと、その都度解決することが英語力アップの鍵。これを繰り返していくことで、着実に英語力は伸びていきます。
3.アウトプットする
最後に、アプリを使って知識をインプットした後は、英作文や会話練習といったアウトプットトレーニングを行いましょう。
TOEFLのスピーキングセクションとライティングセクションでは、知識を使って自分で正しい英文を構築する力が求められるため、「知っている」だけではなく「使える」レベルにまで理解を深めておくことが重要です。
アプリで学んだ文法や語彙を使って自分で例文を作ってみたり、声に出して話してみたりとアウトプットをしながら、知識を記憶に定着させていきましょう。
実際に自分で文章を作ってみると、「ここはどの前置詞がくるんだっけ?」など、自分が曖昧に覚えている箇所が明確になります。そうした自分の苦手箇所や文法間違いを把握し適切に修正するためにも、知識のインプットをした後はアウトプットまでセットで行うことが大切です。
TOEFL対策のアプリを使いながらオンライン英会話の受講も検討しよう!
アプリを使った独学でのTOEFL対策に加えて、オンライン英会話の活用も効果的です。
TOEFL対策に特化したレッスンを受けることで、スコアアップに必要な英語力を効率良く身につけることができます。
オンライン英会話には様々なものがありますが、TOEFL対策に特におすすめなのがLiberty English Academyとバークレーハウスです。
Liberty English Academyは、高いレベルの英語力取得を目指す方向けの英会話スクールです。東京都港区(田町駅・三田駅から徒歩5分)に通学可能な校舎がある他、オンラインレッスンも提供しています。
このスクールのTOEFL対策コースは、「グラマーテーブル」と呼ばれる独自メソッドで英語を体系的に学ぶのが特徴。英語の根幹となる動詞に着目し、文法の基礎を丁寧に学ぶことでTOEFL試験にも英会話にも通用する高レベルの英語運用力を身につけます。
すでに多くの卒業生がLiberty English AcademyでTOEFL100点超えやスコアアップを叶えており、確かな実績があるスクールです。結果に満足できない場合は無料でレッスン受講期間を延長できるスコア保証制度もあるので、初めての方でも安心してスタートできます。
Liberty English Academyでは無料カウンセリングを実施しているので、まずは一度学習相談をしてみるのがおすすめです。
こちらの記事ではLiberty English AcademyのTOEFL対策コースについて詳しくレビューしています。興味のある方はぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
また、TOEFL対策にもうひとつのおすすめなのがバークレーハウスです。
バークレーハウスはマンツーマンレッスンでTOEFL対策ができる英会話スクールです。東京都新宿区にある校舎への通学クラスと、パソコン上で受講するオンラインクラスの両方を提供しています。
このスクールのTOEFL対策コースでは、TOEFLの出題傾向を熟知した専門講師がレッスンを担当。文法や語彙の知識はもちろん、TOEFLの回答テクニックやセクションごとの対策方法など、スコアアップに繋がるアドバイスをもらうことができます。
レッスンはマンツーマンで行われるため、自分のレベルや目標スコアに合わせて学べるのも嬉しいポイントです。「文法を重点的に学びたい」「分からない箇所を詳しく解説してほしい」など、レッスン内容は柔軟にリクエストが可能なので、自分に合った指導で効果的に英語力を伸ばせます。
バークレーハウスでは無料体験レッスンを実施しているので、興味がある方はぜひ一度お試し受講をしてみるのがおすすめです。
バークレーハウスのTOEFL対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
まとめ:TOEFL文法対策ができるアプリで英語力を伸ばそう!
今回の記事では、TOEFLの文法対策におすすめの学習アプリを紹介しました。
どのアプリもTOEFLの文法対策にとても効果的です。ぜひ自分に合ったアプリを見つけて、対策学習に役立ててみてくださいね。
また、アプリを使った自主学習に加えて、オンライン英会話でのTOEFL対策もおすすめです。Liberty English AcademyとバークレーハウスではTOEFL対策に特化したコースを提供しており、スコアアップに必要な英語力を効率よく身につけることができます。
どちらのスクールも無料学習相談や体験レッスンを実施しているので、まずは一度お試しをして比較・検討してみると良いでしょう。
その他、English WithではTOEFL対策に関する記事を多数ご用意しています。ぜひこちらもあわせて参考にしてみてくださいね。
TOEFLの学習や準備に関する記事はこちら!