TOEFLのリスニングは内容が複雑なうえ、1問の音声が長く、対策が難しいと感じている方も多いのではないでしょうか?
私もTOEFL受験の経験があるので、TOEFLリスニングの難しさはよくわかります。最初受けた時は音声が速すぎてまったくついていくことができませんでしたが、しっかりと対策をして留学の夢を叶えることができました。
そこでこの記事では、TOEFL経験者の私がすぐに実施できるTOEFLリスニング対策のコツや、具体的な勉強法をわかりやすく解説します。記事の最後では、TOEFL対策におすすめのオンライン英会話も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
TOEFLリスニング対策を効果的に行う3つのコツ
ここでは、TOEFLリスニング対策を効果的に行う3つのコツを紹介します。どれも得点に繋がる大切なポイントなので、必ず意識しましょう。
- メモの取り方を学ぶ
- 集中力を高める
- 楽しみながら問題を解く
1.メモの取り方を学ぶ
TOEFLのリスニングでは、いかに効果的にメモを取るかが得点を左右します。
学校の試験やTOEICでは、メモを取らずにリスニングに集中する方も多いでしょう。しかし、TOEFLのリスニングは1問が3分程と長いうえ、音声は1度しか流れません。さらに、複数の話者が登場したり、トピックが頻繁に切り替わったりと、複雑な内容も多くあります。
効果的にメモを取れれば、内容を整理しながら聞くことができ、暗記に頼らず正確な答えを導き出せるでしょう。
ただし、メモの取り方にはコツがあります。普段からメモを取りながら聞く練習をしていなければ、効果的なメモ取りができず、得点にうまく結びつかない可能性があります。
TOEFLのリスニング対策をする際は、メモを取る練習を重ね、自分に合ったメモのスタイルを見つけることが重要です。
メモの取り方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
2.集中力を高める
TOEFLリスニングに臨む際は、集中力を高めることも重要です。
TOEFLのリスニングは、1問あたり3分と長いことが特徴です。英文の読み上げスピードが速く、音声は1度しか流れません。集中力が途切れてしまうと、どんどん聞き逃してしまう可能性があります。
また、設問が先に見れないことも難点です。一般的なテストのように、設問から重要ポイントを予測できないため、集中力を切らさずに聞き続けることが欠かせません。
集中力を保つには、次の方法を試してみてください。
- メモを取ることでリスニングに集中する
- 普段からアカデミックな内容の英語を聞いて慣れておく
- 試験前には脳のエネルギーとなるブドウ糖を摂取し、ベストな状態で臨む
TOEFLリスニングにおいて、注意力が途切れることは致命的です。集中力を保って落ち着いて問題に取り組みましょう。
3.楽しみながら問題を解く
最後のコツは、楽しみながら問題を解くことです。学習を楽しむことで脳内にドーパミン(快感ホルモン)が放出され、モチベーションが高まったり、学んだことがより定着しやすくなったりします。
とはいっても「難しすぎて楽しくない」「学習がストレスになっている」方もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、加点方式を取り入れること。「単語を一個覚えた」「前回より1問多く正解した」など、ちょっとした成長にも目を向けて学習しましょう。新しい問題に取り組む際は「次はどんな問題かな?」とワクワク感を作り出すこともポイントです。
もし独学だと挫折してしまいそうだと感じる方は、TOEFL対策できるオンライン英会話をおすすめします。記事の後半で紹介するので、参考にしてみてください。
TOEFLリスニング対策のおすすめ勉強法【5選】
ここからは、TOEFLリスニングにおすすめの勉強法を5選紹介します。
どの方法も初心者から中・上級者までが対象です。自宅ですぐに取り組めるので活用してください。
- 語彙・文法を強化する
- ディクテーションを実施する
- シャドーイングを実施する
- スラッシュリーディングする
- 過去問・模擬試験を受ける
1.語彙力を強化する
TOEFLリスニングには、日常会話ではあまり使われない学術的な語彙が多く登場します。
知らない単語ばかりでは聞き取ることも内容を理解することも難しいため、まずは、必要な語彙力を強化することを優先しましょう。
また、聞き取れる単語を増やすには、正しい発音で覚えることが必要不可欠です。音声付きの単語帳やアプリが便利ですので活用することをおすすめします。
TOEFL対策におすすめの単語帳を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
2.ディクテーションを実施する
リスニング対策にはディクテーションも効果的です。
ディクテーションとは、聞こえた通りに英文を書き出す訓練で、自分の聞き取れていない箇所を明確にできる利点があります。
ディクテーションの実施手順は次の通りです。
- 音声を聞く
- 聞き取った音声を書き出す
- 書き出した英文とスクリプトを照らし合わせ、間違いをチェックする
- 間違えた原因を分析・対策する
聞き取れなかった箇所は「なぜ聞き取れなかったのか」を考えることがとても重要です。
例えば、次のようなパターンが挙げられます。
- 単語が聞き取れなかった → 対象の単語を覚える
- 正しい発音を知らなくて聞き取れなかった → 正しい発音で単語を覚え直す
- 音声変化が聞き取れなかった → 音声変化のルールを学ぶ
続けることで、自分の苦手なポイントが着実に改善され、リスニングがスムーズになります。
ディクテーションにおすすめのアプリについて詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
3.シャドーイングを実施する
シャドーイングも効果的なリスニングの勉強法です。
シャドーイングとは、聞こえてきた音声を影のように模倣して音読する訓練で、発音やリズム、イントネーション、音声変化の習得に効果的です。
この勉強法は「スクリプトを読めば理解できるのに、音声だと聞き取れない」という方に特におすすめできます。このような場合は、英語特有の音声変化やアクセントが身に付いていない可能性があるので、シャドーイングを実施して、英語の音を体感的に理解することが近道です。
シャドーイングの詳しい実施方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
初心者でも取り組めるよう、具体的な手順を詳しく解説しています。シャドーイングにおすすめの教材も紹介しています
4.スラッシュリーディングする
「長文になると文の前半を忘れてしまう」「和訳しなければ意味が分からない」などの悩みを抱えている方に効果的なのが、スラッシュリーディングです。
スラッシュリーディングとは、英文を頭から読み進めるテクニックで、英語の語順のまま意味を理解できるようになることがメリットです。リーディングだけでなく、リスニングにも応用できます。
次の例を参考にみてみましょう。
It is important to develop good study skills. (よい学習スキルを身につけることは大切です。)
上の英文をスラッシュリーディングすると、この通りになります。
It is important / to develop / good study skills.(それは重要だ / 発展させること/ よい学習スキル)
※“to”の前で区切ることで文の構造が明確になり(この場合は「to不定詞」)、意味を捉えやすくなる
一方、スラッシュリーディングしていない場合は、英語を単語ごとに和訳した後、日本語の語順に並べ替えてから意味を予測する傾向にあります。
日本語の語順に並べ替える作業に時間がかかるため、TOEFLのような長文のリスニングには対応できなくなってしまうでしょう。
トレーニングする際は、次の箇所を区切りの参考にしてください。
- 前置詞の前
- 接続詞の前
- 不定詞の前
- 関係代名詞の前
始めは細かく区切り、慣れてきたら徐々に長いフレーズで区切ることがコツです。
5.過去問・模擬試験を解いて問題形式に慣れる
過去問や模擬試験を解いて、問題形式や解答パターンに慣れることも重要です。TOEFLはアカデミックな内容なので、一般的な参考書ではなく、TOEFLの問題形式に特化した教材を使いましょう。
また、過去問に取り組む際は、本番同様にメモを取ることも忘れずに行ってください。誤答した問題はディクテーションやシャドーイングでしっかりと復習して、着実にリスニング対策をしていきましょう。
TOEFLリスニング試験の概要・問題形式
ここからは、TOEFLリスニング試験の概要や問題形式について紹介します。
TOEFLは、全セクションをコンピュータで受験することが特徴で、リスニングはリーディングセクションの後に行われます。
試験概要は次の通りです。
試験時間 | 36分 |
---|---|
項目名 | 【講義】 3題(各3-5分、6問) 【会話】 2題(各約3分、5問) |
点数 | 0 – 30 |
問題形式は「講義」と「会話」の2つです。
「講義」では生物学や人類学の授業などアカデミックな内容の英語を聞いて問題に答え、「会話」ではキャンパス内の学生同士の会話や、学校スタッフと生徒の会話など日常に近い会話を聞きます。
このようにTOEFLでは日常会話から学術的な話まで、幅広い英語を理解する力が得点に繋がります。
TOEFLリスニング対策はオンライン英会話の受講もおすすめ!
TOEFLリスニングで高スコアを取るためには、聞く練習に加えて話す練習も取り入れることが近道です。実際に話す訓練をすることで、英語の音声変化を体系的に理解できるようになり、英語を聞き取る力が向上します。
また、TOEFLリスニングでは、語彙や文法などの総合的な英語力も必要です。
「独学でなかなかスコアが上がらない」「最短距離で目標点に届きたい」と考えている方は、TOEFL対策ができるオンライン英会話の受講がおすすめ。
TOEFL対策に特化したレッスンで、効率よく英語力を伸ばすことができます。
数ある英会話スクールの中でも、TOEFL対策に特におすすめなのが「Liberty English Academy」と「バークレーハウス」です。
Liberty English Academyは、ハイスコアを目指す方におすすめのスクールです。通学(都内)とオンラインコースの両方で高品質な授業を提供しています。
このスクールでは「グラマーテーブル」という独自メソッドで、英語の構造や規則を体系的にわかりやすく学び直すことが特徴。TOEFLに必要な四技能を総合的に伸ばし、高スコアに結び付けます。定期的な面談やコーチングを取り入れたサポートで、モチベーションを維持しやすいことも魅力です。
実際に多くの受講生がTOEFL100点超えを実現し、最短1ヶ月(平均4.5~6ヶ月)で目標を達成しています。自信があるからこその成果保証(成果に満足できない場合は授業をもらわない)も特徴です。
Liberty English Academyでは無料カウンセリングを実施しているので、まずは一度学習相談をしてみるのがおすすめです。興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
また、以下の記事ではLiberty English AcademyのTOEFL対策コースについて詳しく紹介しています。レッスンの内容など詳細を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
もう一つのおすすめは、バークレーハウスです。
バークレーハウスは、TOEFLを熟知した講師とマンツーマンで対策ができるスクールです。一人ひとりに合った学習プランで効率よく対策できることが特徴です。通学(都内)とオンラインの両方を提供しており、自分に最適な受講スタイルを選べます。
95%の受講生が目標スコアを達成している、実績も十分のスクールです。
バークレーハウスでは無料体験レッスンを実施中です。興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
また、以下の記事ではバークレーハウスのTOEFL対策コースについて詳しく紹介しています。レッスンの内容など詳細を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
まとめ:TOEFLリスニングは効果的に対策を!オンライン英会話の活用もおすすめ!
今回の記事では、TOEFLのリスニング対策のコツや具体的な勉強方法について解説しました。
TOEFLリスニングでは、長く難しい英語を1度で聞き取るスキルが試されるので、ただ聞くだけの練習ではなく「素早くメモを取って内容を整理する」「シャドーイングで音声変化を理解する」などの高度なトレーニングが欠かせません。
「なかなかリスニング力が上がらない」「TOEFLリスニング対策で困っている」という方には、TOEFL対策スクールを活用することをおすすめします。
今回紹介した「Liberty English Academy」と「バークレーハウス」は、どちらも質の高いTOEFL対策コースを提供しており、ハイスコアを目指す方にピッタリなスクールです。
両校とも無料カウンセリングや体験レッスンを実施しているので、まずは一度お試しをしてみて、レッスンの質や続けやすさなどをチェックしてみるとよいでしょう。
English Withでは、他にもTOEFL対策や英会話スクールに関する記事を多数用意しています。ぜひこちらもあわせてチェックしてみてください。