今回の記事では、独学で効果的にTOEIC対策をする方法を解説します。
TOEICは、日本でよく知られた英語試験のうちのひとつ。主に日常生活やビジネスの場における会話や文書の理解度を測る試験です。TOEICには読む力と聞く力を測る「Listening&Readingテスト」と、話す力と書く力を測る「Speaking&Writingテスト」があります。
TOEIC対策として、一番手軽にできるのは独学での学習です。独学であれば、自分のペースで勉強を進めることができるのがメリット。
しかし、独学の場合は勉強の仕方が合っているか、効果があるかが気になりますよね。
そこで今回は、効果的な独学でのTOEIC対策法やおすすめのTOEIC対策アプリを解説します。TOEIC対策を独学でしたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
▼English With編集部がまとめた「独学におすすめのTOEIC対策のできる学習アプリ」を紹介!先にチェックしたい方は以下を参考にしてください!
- TOEICの演習をたくさんしたいなら!スタディサプリENGLISH TOEIC TEST
- AIで苦手分野の分析をしてTOEIC対策したいなら!SANTA TOEIC
目次
TOEIC対策は独学でも可能か?
結論、TOEIC対策は独学でも可能です。
TOEIC対策の教材は、数多く出版されています。自分に合った教材を使えば、独学でもTOEICの対策ができますよね。
また、もし周りに独学でTOEICの高スコアを取得した人がいれば、勉強法などを聞いて参考にしてみましょう。
独学でTOEICの勉強をする際は、弱点を分析してくれる講師がいないため、自分で課題を見つける必要があります。学習の進捗をしっかり管理して、客観的に自分のレベルを把握できると良いですね。
TOEIC対策を独学で効果的に行うためのコツ
ここでは、独学でTOEIC対策を効果的に行うためのコツを紹介します。
すぐに実践できるものばかりなので、TOEICを独学で対策したい方は早速試してみてくださいね。
- 自分のレベルを知る
- 試験の流れを把握する
- 苦手な箇所を見つける
- 苦手を克服する
- 繰り返し問題を解く
1.自分のレベルを知る
TOEICの対策を独学でする前に、現時点の自分のレベルを知っておきましょう。
TOEICは、公式の問題集を出版しています。公式問題集は実際の試験と同じ構成になっているので、まずは時間を測って問題を解いてみましょう。
答え合わせをしてスコア換算をすることで、自分のおおよそのスコアを把握できます。自分の現在の想定スコアが分かったら、目標スコアを設定をして学習を始めると効果的です。
TOEIC対策ができる教材は、スコア目標別に作られているものが多くあります。独学でTOEIC対策をする際は、自分の目標スコアに合った教材を用意するのがおすすめです。
2.試験問題を把握する
独学でTOEIC対策を始める際、どういった問題がTOEICに出題されるか知っておくことが大切です。
TOEICのListening&Readingテストでは、リスニング問題はPart1~4でリーディング問題はPart5~7の7つのパートに分かれています。また、Speaking&Writingテストのスピーキング問題はPart1~5、ライティング問題はPart6~8の8パートです。
パート別で設問形式や出題内容の傾向が異なるため、それぞれの特徴を事前に把握しておくとスムーズに問題を解くことができます。
独学でTOEIC対策をするには、まずそれぞれのテストのパートでどんな問題が出るのかを確認しましょう。TOEICの公式サイトや教材などでチェック可能です。
3.苦手な箇所を見つける
TOEIC対策用の教材やアプリなどを使って、問題を実際に解いてみましょう。
独学でTOEICの対策をする場合は、苦手だと感じる部分や正答率が低い部分を自分でしっかり把握する必要があります。
問題を解いている際は「分からない単語が多い」「リスニングのこのパートが聞き取れない」というように、苦手なところを意識するように心がけてみてくださいね。
4.苦手を克服する
TOEICの勉強をして苦手な分野を見つけたら、弱点を克服できるように苦手分野に集中して勉強しましょう。
例えば単語が分からなくて問題が読み進められない場合は単語学習の強化、文法問題で間違えることが多いのであれば文法の勉強に力を入れると良いですよね。
TOEIC対策ができる教材やアプリには解き方のコツが紹介されているものが多いです。独学でTOEIC対策をする場合は、自分の苦手なパートの解説が掲載されているものを選ぶことをおすすめします。
5.繰り返し問題を解く
TOEICでは、試験の形式に慣れておくことが良い対策になります。どんな問題が出るか、どうやって解くのがよいかを知るために、何度も演習して感覚を身につけるのがおすすめです。
独学でTOEICの対策をしたい場合は、自分で問題を用意する必要があります。複数の教材やアプリで繰り返し問題を解くと良いでしょう。
TOEIC対策を独学で行う際のおすすめ学習方法
次に、TOEIC対策を独学で行う方におすすめの学習方法を紹介します。
- 公式問題集を解く
- シャドーイングと音読
- TOEIC対策のアプリを使う
1.公式問題集を解く
TOEIC関連の教材は多々ありますが、独学でTOEIC対策をするのであれば公式問題集での演習は取り入れるようにしましょう。
公式問題集は、実際のTOEICと同じ構成で作られているので、本番さながらの練習ができます。また、解答集の解説が充実しているので、独学でTOEIC対策をする場合に特におすすめです。
問題に苦手な箇所がある場合は、まずは分野別の対策をしましょう。試験の1~2ヵ月前には、TOEICの公式問題集で実践練習が繰り返しできると良いですね。
2.シャドーイングと音読
シャドーイングと音読は、独学でできるおすすめの学習法で、TOEICのリスニングとリーディングのどちらにも有効的です。
シャドーイングは、音声を聞き、聞こえた音を追いかけて音読する勉強法。特に、リスニング対策に効果的。リスニング問題の会話が聞き取れない方は、シャドーイングをすることで英語独特のリズムや発音に慣れることができます。シャドーイングが難しいと感じる場合は、まずは文章を見ながら音読してみましょう。
また、リーディング問題の文章を音読することもおすすめです。一単語ずつしっかり発音しながら読むことで、文章の理解がスムーズになります。英文の流れに慣れると、速読力のアップにも繋がりますよ。
シャドーイングや音読を欠かさず続けることで、TOEICの英語に慣れることができます。耳が慣れれば、スムーズにリスニングを聞き取れるようになるので、ぜひ対策に取り入れてみてくださいね。
詳しくシャドーイングのやり方を知りたい方は以下の記事を参考に!
3.TOEIC対策のアプリを使う
TOEIC対策の教材は、参考書や問題集だけではありません。アプリでもTOEICの対策が可能です。
アプリであれば、スキマ時間を使って手軽にTOEICの学習ができるので、独学でTOEIC対策がしたい忙しい方にぴったりです。また、たくさん問題を解いておきたい方にもおすすめ。
TOEIC対策のアプリは、アプリごとに学習内容が異なります。総合的にTOEIC対策ができるものもあれば、分野別に対策ができるアプリも。リスニングはこのアプリ、単語はこのアプリといったように、自分に合ったアプリを複数組み合わせてTOEIC対策に役立てるのも良いでしょう。
TOEIC対策におすすめのアプリは、以下の記事で紹介していますので、チェックしてみてください。
TOEIC対策におすすめの学習アプリ【5選】
ここからは、TOEIC対策におすすめの学習アプリを紹介します。
独学でのTOEIC対策に役立ててみてくださいね!
- スタディサプリENGLISH TOEIC TEST
- SANTA TOEIC
- abceed
- TOEIC 公式コンテンツ by IIBC
- iKnow!
1.スタディサプリENGLISH TOEIC TEST
対応OS | iPhone/Android/ブラウザ対応 |
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価格 | 無料 |
有料課金 | 2,728円(税込)〜/月 |
スタディサプリENGLISH TOEIC TESTは、リクルートが提供している英語学習アプリ「スタディサプリ」のTOEICに特化したアプリです。
このアプリでは、TOEICの演習問題を約20回分解くことができます。また、単語テストの機能が付いているので、TOEIC頻出の単語を学ぶことが可能です。手軽にTOEIC対策ができるのはうれしいですね。詳しい解説も付いているので、独学でTOEIC対策をしたい方にぴったりです。
問題演習だけでなく、ディクテーションやシャドーイングの機能も便利です。音声を聞いて英語を書き起こしたり追いかけて発音することで、リスニング力アップが期待できます。
また、5分程度で見れる解説動画も豊富です。文法や単語、出題傾向に関する動画が約580本視聴可能。独学でもしっかり学習できるサポートが整っています。
スタディサプリENGLISH TOEIC TESTは、独学でTOEICの演習を行いたい方におすすめの学習アプリです。
2.SANTA TOEIC
対応OS | iPhone/Android |
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価格 | 無料 |
有料課金 | 4,900円(税込)/月 ※プラン・キャンペーンにより異なる |
SANTA TOEICは、世界で400万人が利用しているAIを活用した学習アプリです。
このアプリでは、AIが学習者の苦手な分野を見つけて、一人ひとりに合わせた学習内容を提供してくれます。無料でレベルチェックを受けることができるので、現時点でのTOEIC予想スコアの算出も可能です。
レベルチェックを基に、AIが苦手な単語問題や、役立つ解説動画を提案してくれます。演習問題は、実際のTOEICの試験形式と同じでPart1~7に分かれているので、パートごとの演習が可能。AI予測による模擬試験の受講もできるので、独学でもしっかりTOEIC対策ができます。
また、このアプリでは苦手項目の分析が細かいのがポイントです。項目がリスニング、単語、構造、文法、読解に分かれており、グラフで自分のレベルを確認できます。リスニングでは、苦手なアクセントの分析までしてくれるので、独学でも具体的にどこを勉強すれば効率的か分かりやすいのがうれしいですね。
SANTA TOEICは、TOEICの苦手分野を細かく分析して独学で効率よく学習したい方におすすめの学習アプリです。
3.abceed
対応OS | iPhone/Android/ブラウザ対応 |
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価格 | 無料 |
有料課金 | 1,650円(税込)~ |
abceedは、TOEIC対策と英検対策ができるAIを活用した学習アプリです。
このアプリでは、AIが学習者のレベルに合わせた問題を出題してくれます。問題は1回あたり3~5分で完了することができるので、スキマ時間に独学でTOEICの演習をしたい方におすすめです。
また、間違えた問題や気になる問題にはメモを付けることができたり、もう一度学びたい単語は単語帳に登録ができます。振り返って学習する時に役立つ機能がうれしいですね。
さらに、このアプリではTOEIC関連の教材をダウンロードすることが可能です。参考書や単語帳を持ち運ぶとかさばってしまいますが、アプリ内で閲覧ができるのは便利ですよね。英語の音声コンテンツも130以上収録されているので、リスニングの練習もアプリで手軽にできます。
このアプリは、スマホだけでなくパソコンでの利用も可能。外出時はスマホ、自宅で問題演習をする際はパソコンでといったように、使い分けるのもおすすめです。
abceedは、独学でスキマ時間にTOEICの演習をしたい方におすすめの学習アプリです。
公式サイト:abceed(iPhone版)
公式サイト:abceed(Android版)
4.TOEIC公式コンテンツ by IIBC
対応OS | iPhone/Android |
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価格 | 無料 |
有料課金 | 無料 |
TOEIC公式コンテンツ by IIBCは、TOEIC協会が提供している学習アプリです。
このアプリには、TOEICに出題されるような会話が多数収録されているので、独学でリスニング練習をしたい方にぴったり。会話には日本語での解説や日本語訳が付くので、TOEICのリスニングにまだ慣れていない場合でも安心ですね。
また、会話に登場したフレーズは、一覧からチェックすることができます。フレーズの意味だけでなく、文中での使い方を確認することも可能。TOEICの重要フレーズは、リスニング問題だけでなく、リーディング問題でも出題されます。文章を見てフレーズを覚えることができるので、良いTOEIC対策になりそうですね。
また、会話を聞くだけではなく、クイズの機能も付いています。会話の後の質問に答えることで、リスニングの練習が可能です。聞き取れない問題があっても、会話の内容は書き起こしがされているので確認できます。間違えた問題は、会話文を見ながら音読をしたり、シャドーイングして復習しましょう。
TOEIC公式コンテンツ by IIBCは、TOEICのリスニング問題の練習を独学でしたい方におすすめの学習アプリです。
公式サイト:TOEIC公式コンテンツ by IIBC(iPhone版)
公式サイト:TOEIC公式コンテンツ by IIBC(Android版)
5.iKnow!
対応OS | iPhone/Android/ブラウザ対応 |
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価格 | 無料 |
有料課金 | 794円(税込)~/月 |
iKnowは、オンライン英会話スクールのDMM英会話が提供している学習アプリです。
このアプリのTOEICコースでは、470点、600点、800点、900点の目標スコア別の単語学習ができます。全ての単語は、発音と日本語が確認でき、例文が3文収録されているので単語の使い方も学ぶことが可能です。
さらに、クイズモードにして単語を学ぶと効果的。文の穴埋め問題や並べ替え問題などを通して単語を覚えているかチェックができるので、独学でも飽きずに続けることができるのがメリットです。
また、TOEICコース以外のコースも充実しています。中でもTOEIC学習者におすすめなのがビジネス英会話コース。TOEICではビジネスシーンでよく使われるフレーズが出題されるので、TOEICの頻出単語とあわせて学習すると良いでしょう。
iKnow!は、独学でTOEICの頻出単語やフレーズをたくさん学びたい方におすすめの学習アプリです。
ちなみに、DMM英会話の有料会員になることでiKnow!を無料で利用することができます。オンライン英会話レッスンも検討している方は、DMM英会話で受講することでiKnow!も使えるようになるので検討してみましょう。
公式サイト:iKnow!(iPhone版)
公式サイト:iKnow!(Android版)
まとめ:TOEICを独学で対策して高スコアを目指そう!
今回の記事では、独学で効果的にTOEIC対策をする方法を解説しました。
TOEIC対策は独学でも可能です。まずは問題を解いて、現時点でのレベルを確認しましょう。苦手なパートを集中的に学習したり、繰り返し問題演習を行うことで独学でのTOEIC対策が効果的にできます。
また、独学のTOEIC対策には学習アプリを活用することもおすすめです。
- TOEICの演習をたくさんしたいなら!スタディサプリENGLISH TOEIC TEST
- AIで苦手分野の分析をしてTOEIC対策したいなら!SANTA TOEIC
気になるアプリがあった方は、早速ダウンロードして使ってみてくださいね。
今回紹介したTOEICの学習法やアプリを、独学でのTOEIC学習に役立てて効率的に学習しましょう!
また、アプリでの独学でインプットした知識をアウトプットする機会があるのより効果的に学ぶことができます。
アウトプットの機会として、TOEIC対策ができる英会話スクールの受講を検討してみてはいかがでしょうか。無料体験レッスンも受講可能なので、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね!