今回の記事では「Versant試験を目的に発音を良くするためのコツ」について解説していきます。
総合的なスピーキング力を測ることのできるVersant試験では、「発音」そして「流暢さ」が高スコア取得には欠かせない要素です。そんなVersant試験で「具体的に発音を良くするコツがあれば知りたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、Versant試験を目的に発音を良くするための改善方法を詳しく解説していきます。
後半では、Versant対策におすすめのオンライン英会話スクールも紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
Versant試験と発音の関係性
まず最初に、Versant試験のスコアと発音がどのように関係しているのかについて解説をしていきます。
Versantスピーキングテスト、及びプレイスメントテストでは、文法知識や語彙力が問われるのはもちろん、「発音」と「流暢さ」が採点基準に含まれているのが特徴。
そのため、単語を発音記号通りに正しく発音し、強弱や抑揚をつけた流暢な英語で話せるかどうかが、スコアに大きく影響します。高得点を狙うには正しく発音する力やイントネーション、アクセントなどの総合的なスキルが必要となるでしょう。
Versant試験で発音を良くするためのコツ
前項で解説したように、Versant試験では「発音」そして「流暢さ」がスコアを左右する重要な採点基準です。そのため、高スコアを目指すためには発音良く回答することが求められます。
ここからは、 そんなVersant試験で発音を良くするためのコツを5つ解説していきます。
- 母音と子音を正しく発音する
- アクセントを意識する
- 音声変化のルールを知る
- 強弱をつける
- イントネーションを意識する
順に1つずつ解説をしていきますね。
1.母音と子音を正しく発音する
まず最初に、英語の母音と子音を正しく発音することが大切です。
英語は日本語よりも母音と子音の数が多く、それらの発音を正しく覚えて使い分ける必要があります。
例えば、「apple」と「about」という英単語、日本語では「アップル」「アバウト」とどちらも最初の「a」の音を「ア」と発音しますよね。しかし、実はこの2つの「a」は発音記号が異なり、同じ「a」の音でも「æpl(apple)」と「əbάʊt(about)」のように、「æ」と「ə」と分けて発音することが必要です。
Versant試験では、単語一つひとつを正確に発音できているかが測定されるため、似ている母音や子音も区別することが重要なポイントになるでしょう。
特に、日本語を母国語とする私たちは、母音や子音「RとL」や「SとSH」などの響きが似ている発音が曖昧になりやすい傾向があります。それらの違いを区別することで、カタカナ発音を脱却し、Versant試験でも「発音」のスコアを大きく伸ばすことができるでしょう。
2.アクセントを意識する
次に、アクセントを意識することがコツの1つです。
英語には、特定の音節を強く発音して強弱をつける「アクセント」があります。例えば、日本語では「apple」を「アップル」と、どの音も同じ強さで読みますが、英語らしく読むと「アッポー」という発音になりますよね。これは、「apple」はアクセントがついている最初の「a」を強く読み、語末を弱く発音するためです。
このように、英語では全ての音を同じ強さで読むのではなく、強弱をつけて読むという特徴があります。そのため、スピーキングの際には単語のアクセントを意識することで、ネイティブらしい自然な英語発音に近づき、スコアアップに繋がるでしょう。
3.音声変化のルールを知る
そして、音声変化のルールを知ることも、英語を流暢に話すための大切なポイントです。
英語では、話す時に単語と単語を繋げて読んだり、特定の音を省略したりなどの、「音声変化」があります。例えば、「Can I 〜?(〜してもいいですか?)」という文章であれば、2つの単語が繋がり、「キャナイ」と発音します。
また、別の例として、「Good bye」と挨拶をする時、「グッドバイ」とは言わずに「グッバイ」と発音しますよね。これは、「Good」の「d」が脱落する音声変化が起きているため「グッバイ」という発音になります。
このような音声変化にはルールがあり、それを覚えておくことで、文章を読んだ時に「流暢さ」を出すことが可能です。また、音声変化を知っておくことで、英語が聞き取りやすくなり、問題文を理解しやすくなるというメリットもあります。
4.強弱をつける
その次に、文章に強弱をつけて発話することもコツの1つです。
前項では英単語にはアクセントがあり、強弱をつけて発音するのが大切だと解説をしました。ですが、英語には英単語だけではなく、文章の中でも強弱をつけて発話する特徴があります。
リスニングをしていて、動詞は聞き取れるけれど、前置詞や冠詞が聞き取れないという経験がある方も多いのではないでしょうか。
これは、文章中で内容に関わる動詞や形容詞などの「内容語」は強く読み、冠詞や前置詞などの「機能語」は弱く読む傾向があるためです。
例えば、「She gave him a book.(彼女は彼に本をあげた。)」という文章の、強弱のつけ方を見ていきましょう。この文では、「本をあげた」ということを伝えたいので、動詞である「gave」そして、何をくれたかを指す「book」を強く読むという強弱をつけます。
このように、英語では内容語を強く、機能語を弱く読むという強弱があるのが特徴です。しかし、常にこのルールで話すわけではなく、「何を伝えたいか」で強弱の付け方が変わります。
文章中で伝えたい内容に関わる単語は強く、そこまで重要ではない単語は弱く読むことを意識することで、Versantの採点基準の1つである「流暢さ」のスコアを高めることができるでしょう。
5.イントネーションを意識する
最後に、イントネーションを意識することが挙げられます。
正しいイントネーションで話すことで、意味が正確に伝わりますし、ネイティブらしい流暢さを出すことが可能です。
例えば、「I’m from Japan.(私は日本出身です。)」や、「What are you doing?(何をしているの?)」など疑問詞がついている文章は文末が下がり調子になりますし、「Is it OK?(これで大丈夫?)」などYes/Noで答えられる質問は文末を上げて発音をします。
また、文中で「and」や「or」の前にある単語は上がり調子で読み、最後の単語は下がり調子で読むというのも特徴です。
このような、正しいイントネーションで話すことを意識すると、相手に感情や意図が正確に伝わりやすくなりますし、英語の流暢さを上げることができます。結果、本番の試験でもスコアアップに繋がるでしょう。
英語の発音やイントネーションなどを詳しく学びたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
Versant試験で発音を良くするための音声環境
前項では、Versant試験で発音を良くするための5つのコツを解説しました。この5つを意識することで、発音・流暢さのスコアを大きく伸ばすことができるでしょう。苦手な部分はぜひ重点的にトレーニングを行い、身につけてみてくださいね。
ここからは、そんなVersant試験でより発音を正確に認識してもらうための音声環境について解説をしていきます。
Versant試験では機械で音声を読み取り採点をするため、受験環境がとても大切です。雑音が入らない静かな場所で受験をするのはもちろん、スピーキングに適したマイクを使用するのが良いでしょう。
使用するマイクは、口元に固定することができるヘッドセットタイプがおすすめです。PCの内臓マイクやイヤフォンのマイク機能では、どうしても音を拾いにくくなってしまったり、逆に周囲の音を拾ってしまったりというデメリットがあります。
ヘッドセットでマイクが口元に近い状態で固定ができると、発音も正確に認識されやすくなり、より精度の高い採点に繋がるでしょう。
また、ヘッドセットを使って問題音声をリスニングすることで、受験者側も周囲の音が気になりづらく、問題文が聞き取りやすくなるというメリットもあります。
英会話を行う際におすすめのヘッドセットは以下で紹介しています。
Versant対策におすすめのオンライン英会話【2選】
前項まででは、Versant試験で発音を良くするための具体的な改善策について、音声環境も含めて詳しく解説をしました。
発音を良くするコツを5つ紹介をしましたが、「独学だと発音ができているか分からない」「自分の発音で相手に正確に伝わるのか不安」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ここからは、そんなVersant対策におすすめのオンライン英会話スクールを2つご紹介していきます。どちらのスクールも、発音に特化したレッスンを受けることができるので、Versant対策をしたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- ネイティブキャンプ
- QQ English
1.ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは24時間予約不要でレッスン受け放題のオンライン英会話スクールです。
ネイティブキャンプには「発音実践コース」があり、カタカナ英語を抜けだし、正しい発音を身につけたい方を対象とした教材が揃っているのが特徴。教材に沿って講師が丁寧に発音指導をしてくれるので、「独学だと自分の発音が正しいか分からない」「講師に発音方法を教えてもらいたい」という方におすすめのコースです。
また、発音だけではなく、リンキングなどの音声変化やイントネーションについて学ぶことも可能。英語の「流暢さ」を身につけることもできるでしょう。また、発音実践コースは初級・中級・上級に分かれているので、自分のレベルに合わせて基礎から応用まで発音方法を学ぶことができます。
さらに、ネイティブキャンプではレッスンは受け放題なので、何度でも回数を気にせず講師と発音トレーニングができるのも魅力です。発音の練習をたくさんしたい人におすすめできるスクールだと言えるでしょう。
入学金 | 0円 |
授業料 | ライトプラン: 5,450円 (税込)/月 プレミアムプラン: 7,480円 (税込)/月 ファミリープラン: 1,980 円 (税込)/月 ネイティブ受け放題オプション: 9,800円(税込) |
レッスン単価 | レッスン回数無制限 |
教材費 | 0円 ※下記レッスンは別途教材の購入が必要 ・Callan Method (カランメソッド) ・Callan for Business (ビジネスカラン) ・Callan for Kids (カランキッズ) |
レッスン体系 | マンツーマン |
備考 | 予約レッスン保証制度あり |
ネイティブキャンプでは7日間の無料体験が可能。無料期間中もレッスンを回数無制限で受講することができるので、興味のある方は一度お試し受講をしてみましょう。
ネイティブキャンプのスクール情報
レッスン可能時間 | 24時間 |
---|---|
講師 | ネイティブ講師 外国人講師 日本人講師 |
無料体験情報 | 7日間無料 |
ネイティブキャンプの無料体験は、以下の公式サイトから申し込みをしましょう!
プレミアムプラン(6,480円)に新規登録でAmazonギフト券5,000円分をプレゼント!
【キャンペーン期間:2024年11月1日〜2024年11月30日】
ネイティブキャンプを体験した内容を通じてスクールを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
2.QQ English
QQ Englishは高い英語指導力を持つフィリピン人講師から、マンツーマンレッスンを受けることができるオンライン英会話スクールです。
このスクールでは、英語力や身につけたい英語力に合わせたカリキュラムが豊富に揃っていますが、中でも綺麗な発音を身につけたい方におすすめなのが「Magic Phonicsコース」です。
このコースでは発音を基礎から丁寧に学べるのが特徴。英語の文字と音声の関係性を学ぶ「フォニックス学習」を通して、正しい発音をマスターできます。具体的には、アルファベットの発音方法から始まり、短母音や長母音、二重母音などレベルに合わせて段階的に発音知識を学ぶことが可能。
初めて見た単語でもスペルのみで正しく発音できるようになったり、長い文章でも流暢に音読することができるようになったりなど、発音力を底上げすることができるでしょう。
入会金 | 0円 |
授業料 | 2,980円(税込)~/月 |
レッスン単価 | 399円~/1レッスン |
教材費 | 0円 ※カランメソッドは教材費が発生 |
レッスン体系 | マンツーマン |
備考 | 2週間先まで自由に予約可能 1ヶ月の有効期限で利用 追加レッスン可能 |
QQ Englishでは、無料体験レッスンを2回受講することが可能。興味のある方はぜひお試し受講をしてみましょう。
QQ Englishのスクール情報
レッスン可能時間 | 24時間 |
---|---|
講師 | 外国人講師 |
無料体験情報 | 2回分レッスン無料 |
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最大30回(12,980円相当)のレッスンがお得に試せます!
QQ Englishを体験した内容や口コミなどを通じてスクールを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ:Versant試験は発音が大事!発音を良くするコツを実践して高スコアを目指そう
今回の記事では、「Versant試験で発音を良くするためのコツ」について解説をしました。
Versant試験では「発音」そして「流暢さ」が採点項目に入っており、文法知識や語彙力だけではなく、正しく英語を発音できているかがスコアに大きく影響します。そのため、今回紹介した5つの「発音を良くするコツ」を意識しながら回答することが、Versantでスコアアップするためのポイントです。
- 母音と子音を正しく発音する
- アクセントを意識する
- 音声変化のルールを知る
- 強弱をつける
- イントネーションを意識する
加えて、受験前は音声環境を整えておきましょう。ヘッドセットタイプのマイクを使うことで、音声が認識されやすくなり、より採点が正確になります。
合わせて、Versant対策におすすめのオンライン英会話スクールを2つ紹介しました。
どちらのオンライン英会話スクールも無料体験レッスンが受講可能です。気になるスクールは一度お試し受講をしてみて、教材の内容や講師の質をチェックしてみましょう。
その他、English WithではVersantテストや、英語学習に関する記事を多数ご用意しているので、こちらもあわせて参考になれば幸いです。