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高校の成績が悪いと海外進学は無理?海外進学に必要となるGPAの目安を紹介

高校の成績が悪いと海外進学は無理?海外進学に必要となるGPAの目安を紹介
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海外の大学に進学したいけど、高校時代の成績が悪いと海外大学に進学できないのかな…。目安となるGPAのスコアなんかも教えて欲しい。
Ryo
Ryo
こんにちは!大学時代にアイルランドで1年間のワーキングホリデー留学をしていました、English WithライターのRyoです。English Withでは英語学習や英会話スクールに関するお役立ちになる記事の執筆や編集を行っています。

今回は、海外大学進学に高校の成績が必要になるのかをはじめ、海外進学に必要となるGPAの目安スコアなどについて解説します。

海外の大学には日本の大学のような入学試験が存在しないため、進学の際には高校の成績やエッセイなどが重視されるのが特徴です。。

そのため、できるだけ多くの選択肢の中から大学を選びたい場合は、高校時代に良い成績をおさめておくのが重要になります。

しかし、高校の成績が悪ければ絶対に海外大学に進学できないのかと言われると、そんなことはありません。本記事では、高校の成績の算出方法や海外大学進学に必要となる成績の目安、また高校の成績以外に必要となるものなどを詳しく解説していきます。

海外大学への進学で重視される高校の成績(GPA)の算出方法

海外大学への進学で重視される高校の成績(GPA)の算出方法

まずは、高校の成績の算出方法から確認しておきましょう。

高校の成績はGPA(Grade Point Average)と呼ばれる指標を用いて評価されるのが一般的ですが、GPAは以下の計算式で求められます。

GPAの算出方法

GPA = (履修科目のグレートポイント×履修科目の単位数)の総和 / 履修科目の単位数の総和

この式におけるグレートポイントとは、各科目に与えられた得点評価から置き換えられた0〜4のスコアのことで、アメリカの5段階評価(A・B・C・D・F)の学校の場合では、下のテーブルのように換算されます。

アメリカの5段階評価の場合
成績評価(Letter Grade) 得点率(Percentage) 評価点(Grade Point)
A(excellent) 90 – 100 4ポイント
B(good) 80 – 89 3ポイント
C(average) 70 – 79 2ポイント
D(passing) 60 – 69 1ポイント
F(failing) 0 – 59 0ポイント

引用:留学準備スケジュール|アメリカ留学情報(Steps)|EducationUSA Tokyo

  • 英語(3単位):A → 4(ポイント) x 3 (単位) = 16
  • 国語(4単位):A → 4 x 4 = 16
  • 数学(4単位):C → 2 x 4 = 8
  • 化学(2単位):B → 3 x 2 = 6
  • 物理(2単位):C → 2 x 2 = 4

GPA:(16 + 16 + 8 + 6 + 4) / (3 + 4 + 4 + 2 + 2)= 3.33

しかし、GPAには世界共通の基準がある訳ではありません。

そのため、学校によっては4段階評価(A・B・C・D)でGPAが算出されたり、グレートポイントの最高値を5(最低値を1)としている学校もあったりします。

海外大学進学に必要となるGPAの目安

海外大学進学に必要となるGPAの目安

次に海外大学進学に必要となるGPAの目安を解説します。

求められるGPAは大学や学部によって異なるものの、一般的な大学であれば2.0〜3.0程度必要とされることが多いです。

ただし、これはあくまでも一般的なスクールの場合で、名門スクールの場合は3.0以上のGPAが求められます。

また、GPAが大学の定めた基準値を下回っていたとしても、進学できないという訳ではありません。たとえば、高校1年の頃の成績が悪くても、2年3年になるにつれて大幅に改善されている場合などは、評価の対象となることがあるようです。

高校の成績が悪いと海外大学に進学できない?【結論:進学できる】

高校の成績が悪いと海外大学に進学できない?【結論:進学できる】

それでは本題の「高校の成績が悪いと海外大学に進学できないのか?」について解説します。

結論から言うと、国や大学によっては、高校の成績が悪い場合でも海外大学に進学することが可能です。

たとえば、アメリカやカナダでは公立の2年制大学「コミュニティカレッジ」が存在しています。

コミュニティカレッジでは入学時にTOEFLやIELTSが必要となるものの高校のGPAは確認程度でしか見られないため、成績が悪い場合でも入学することができるのが特徴です。さらに、コミュニティカレッジでの成績が良い場合は、4年生大学への編入が可能なため、ワンクッションおいて4年生大学への進学ができます。

また、フィンランドの大学などではSATやACTなどのテスト結果を重視しているところもあり、たとえばアアルト大学のAalto Bachelor’s Programme in Science and Technology(科学技術学士プログラム)の公式サイトには以下のように記載されています。

▼原文
Admission is based on either the SAT or the ACT test results or grades obtained in Finnish Matriculation Examination, IB, EB or DIA/RP diploma.

▼日本語訳
入学は、SATまたはACTテストの結果、またはフィンランドの高卒資格試験で取得した成績、IB、EB、またはDIA/RPディプロマに基づいて行われます。

引用:Admission to Aalto Bachelor’s Programme in Science and Technology, Bachelor and Master of Science in Technology (3 yrs + 2 yrs)

そのため、高校の成績が悪くても海外大学進学を諦める必要はないと言えるでしょう。

高校の成績のほかに海外進学に必要となるもの【3点】

ここまでで高校の成績(GPA)の重要性を理解してもらえたと思いますが、海外大学に進学するには他にも必要となるものがいくつかあります。

GPAを少し下回っていたとしても、以下で紹介する資料でカバーすることは可能なため、海外大学への進学に興味がある方は1つひとつ確認しておきましょう。

海外大学進学に必要なもの【3点】
  1. 志望理由書
  2. 推薦状
  3. 語学力の証明書

1. 志望理由書

志望理由書

1つ目は、志望理由書です。

志望理由書は、高校の成績(GPA)と同じくらい入学可否を左右する重要な書類の1つで、「なぜその大学を選んだのか?」や「在学中にどんなことを学びたいのか?」といったことを記載します。

志望理由書に書く内容
  • 自分に関する簡単な紹介
  • 高校時代に熱意を持って取り組んだこと
  • なぜその大学でないとダメなのか
  • 大学卒業後のキャリアプラン など

また、志望理由書は長々と書くのではなく、A4サイズの用紙1〜2枚(英単語500〜1,000程度)にうまくまとめるのが重要です。

加えて、カジュアルな表現はさけ、フォーマルな書き言葉を使うことを意識しましょう。

Ryo
Ryo
よく会話では「It’s」や「wanna」といった短縮系を使いますが、これらはカジュアルな表現なので使わない方が良いです。

2. 推薦状

推薦状

2つ目は、推薦状です。

高校を卒業した後すぐ海外の大学に進学しようと考えている方であれば、高校の担任講師などに英語の推薦状を書いてもらう必要があります。

推薦状には、出願者の人柄やどのようなスキルを有しているかなどの客観的な内容が書かれていなければなりません。

また、大学によっては複数枚の推薦状が求められる場合があり、「主要科目(英語・数学・国語など)の担任の先生」といったような指定がある場合もあります。

3. 語学力の証明書

語学力の証明書

3つ目は、語学力の証明書です。

海外の大学に進学する際は、大学の講義についていけることを証明するために語学力のスコア証明書が求められます。

日本では英語力をはかる能力試験としてTOEICが有名ですが、海外の大学では証明書として認められることが少なく、代わりにTOEFLやIELTSのスコア証明が必要になることが一般的。

なお、一般的な大学ではTOEFだと60点以上(もしくは70点以上)、IELTSだと6.5以上(最低6.0)が基準ラインとなることが多いようです。

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海外大学への進学に必要な英語力を身につける4つの方法

前章で海外大学に必要となるものを詳しく紹介しましたが、このうち日本人にとって大きなハードルとなるのは高校の成績を除くと英語力ではないでしょうか?

特にTOEFLやIELTSは他の英語能力試験と比べても難易度が高いと言われており、やみくもに勉強していても必要な英語力を身につけることは困難です。

そこで、以下では海外大学進学に必要な英語力を身につける方法を4つ紹介します。

必要な英語力を身につける方法【4つ】
  1. 自分の弱点を知る
  2. 志望校で求められる英語力とのギャップから必要な学習時間を逆算する
  3. 英語の学習を習慣化する
  4. 海外大学の合格実績があるスクールに通う

1. 自分の弱点を知る

自分の弱点を知る

1つ目は、自分の弱点を知るという方法です。

海外大学への進学に必要な英語能力試験であるTOEFLやIELTSのスコアを上げるには、自分の苦手なスキルを重点的に学習するのが効率的です。

そのため、まずは模擬試験を受けてみて4技能(Reading・Writing・Speaking・Listening)のうち特に弱いところがどこなのかを把握しておきましょう。

2. 志望校で求められる英語力とのギャップから必要な学習時間を逆算する

志望校で求められる英語力とのギャップから必要な学習時間を逆算する

2つ目は、志望校で求められる英語力とのギャップから必要な学習時間を逆算するという方法です。

英語力を身につけるのにかかる時間は人によって個人差がありますが、一般的にTOEFLスコアを10点あげるのに必要な時間は200時間程度(※)と言われています。

※日本国内の英会話スクール、オンライン英会話の公式サイトに記載の情報を参照しています。

そのため、たとえば3ヶ月間の間にTOEFLスコアを10点伸ばしたい場合に必要な時間は、1日2〜3時間程度と逆算することが可能です。

目標達成に向けた必要な時間がわかれば学習計画が立てやすくなるため、学習をスタートする前に目標スコアとのギャップを把握しておくと良いでしょう。

3. 英語の学習を習慣化する

英語の学習を習慣化する

3つ目は、英語の学習を習慣化するという方法です。

学習した内容を記憶として定着させるには「反復学習」が効果的だと言われています。

東京大学薬学部の池谷 裕二教授によると、生き死ににかかわらない情報でも、何度も繰り返し脳に情報を送り続けると、「これは生きるのに必要な情報に違いない」と勘違いし、記憶に定着させやすくなるようです。

参考記事:こうすれば記憶力は高まる!~脳の仕組みから考える学習法(東京大学・池谷教授)2014/6/6 | WAOサイエンスパーク

そのため、毎日のルーティンの中に英語学習の時間を加えて、少しでも英語に触れるようにすると良いでしょう。

スマホの言語設定を英語に変えたりするのも、英単語を覚える上で役に立ちます。

4. 海外大学の合格実績があるスクールに通う

海外大学の合格実績があるスクールに通う

4つ目は、海外大学の合格実績があるスクールに通うという方法です。

海外大学の合格実績が豊富なスクールだと、その経験から各大学に合格するのに必要な英語力や、効果的な学習方法を熟知していると考えられます。

また、出願の際に必要な志望理由書の書き方などのアドバイスを受けることもできるため、最短距離で海外進学の対策がしたい方は、こういったスクールに通うのが良いでしょう。

なお、English WithがおすすめするスクールはLiberty English Academyです。

アメリカ式のメソッドでTOEIC対策ができる「Liberty」Liberty English Academyの「海外大学/大学院受験コース」では、TOEFLのスコア達成だけでなく、出願時に必要とされる英語力、エッセイ力を身につけられます。

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まとめ・高校の成績(GPA)が悪くても海外大学への進学は可能!しかし、選択肢を増やすためには一定水準以上のGPAや高い英語力が求められる!

今回は海外大学進学に必要な高校の成績(GPA)の目安や、成績が悪くても海外大学へ進学する方法、出願時に必要な英語力の身につけ方などを紹介しました。

再度まとめると、高校時代に良い成績を残しておくことは海外大学に進学する上で非常に重要です。

しかし、高校の成績が悪くてもコミュニティカレッジを利用するなどの方法で海外大学進学を目指すことはできます。

また、高校の成績(GPA)が志望大学のGPA基準ラインを下回っている場合でも、志望理由書や英語力などでカバーできることもあるため、高い英語力は身につけておきましょう。

海外大学への合格実績が豊富なLiberty English Academyなら、最短距離で必要な英語を身につけられるため、ぜひ検討してみてください。

Liberty English Academyの海外大学/大学院受験コースのプログラム内容については以下記事で詳しくまとめています。興味がある方は、ぜひ参考にしてみましょう。

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執筆者
Ryo
大学時代にアイルランドで1年間のワーキングホリデー留学をしていました。大学卒業後はフィリピンで日本語教師としてのキャリアを始め、現在はフリーランスWebデザイナー・ライターとして活動しながらジョージア(旧グルジア)に滞在中。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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