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日商ビジネス英語検定の難易度・合格率は?各級ごとに解説

日商ビジネス英語検定の難易度・合格率


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日商ビジネス英語検定を受けてみたいけど、難易度がよくわからない。自分は何級を受けたらいいのだろう…?
Imai
Imai
ライターのImaiです。大学時代に4年間、学習塾で英語講師として働いた経験があります。現在は起業をして、ライター、ライティングセミナー講師、編集者、校閲者として活動中です。

仕事で英語を扱う方や、外資系企業への転勤を希望している方のなかには、日商ビジネス英語検定の受験を検討している人もいるでしょう。

英検やTOEICなどと比較すると、知名度は低いとされる試験で、難易度や合格率が気になりますよね。自分の英語レベルであれば、何級を受ければいいのかわからないこともあるかと思います。

そこで今回は、日商ビジネス英語検定の難易度や合格率を各級ごとに解説いたします。

日商ビジネス英語検定の受験を検討している方は参考にしてみてください。

日商ビジネス英語検定の難易度や合格率【各級別】

日商ビジネス英語検定は書く能力を重視した試験で、一般企業で日常的に使用される英語が具体的な場面設定に基づいて出題されています。

そのため、ビジネスの場で求められる英語力の習熟度を知りたい方に適した試験と言ってよいでしょう。

また、日商ビジネス英語検定には、難易度別に1級から3級までのレベルがあります。以下では、級ごとの難易度や合格率をチェックしてください。

日商ビジネス英語検定3級

日商ビジネス英語検定の勉強をする人まずは、日商ビジネス英語検定3級の難易度や合格率についてです。

日商ビジネス英語検定3級では、英語でのビジネス文書(企画書、契約書、報告書、メールなど)作成や海外取引を行う上で最低限覚えておくべき内容が出題されます。

また、日商ビジネス英語検定3級の試験時間は30分で、70点が合格ライン。テストは記述式と選択式の問題が出題され、試験終了後にその場ですぐに結果が分かるのが特徴です。

英語のライティング知識を問うものが多く、スピーキングやリスニングといったスキルは重視されていないので、話すのが苦手な方や、聞き取りが苦手な方でもチャレンジしやすいでしょう。

なお、日商ビジネス英語検定3級のレベルをTOEIC、英検、Versantに換算した目安は次のとおり。

TOEIC 600~630点
英検 英検準2級~2級
Versant 57~63点

※上記のスコアはあくまで目安であり、該当レベルであれば必ず合格するという保証はありません。

上の表を見るとわかるように、日商ビジネス英語検定3級は英検準2級〜2級に相当します。

これは日商ビジネス英語検定では、ビジネス英語に関する内容が出題され、英検よりも難易度が高くなっているためです。このことから、日商ビジネス英語検定を受ける方は中学・高校で習うような英語ではなく、ビジネスで必要になる単語(会議や打ち合わせで使うような単語)を中心に覚えていくと良いでしょう。

なお、日商ビジネス英語検定3級の合格率は、公表されていません。ただし、公式テキストに記載されている内容が中心に出題され、公式テキストを十分に学習しておけば合格率は80%前後となると考えられます。

ですので、3級の合格を目指す方は公式テキストを購入することをおすすめします。

日商ビジネス英語検定2級

日商ビジネス英語検定の勉強をする人次は、日商ビジネス英語検定2級についてです。

日商ビジネス英語検定2級は、就職前や就職後1~2年以内に身につけるとよいとされるコミュニケーション能力を有するレベルの試験とされており、具体的には海外企業・外資系企業との取引で必要となる英文メール、英文レター、企画書・報告書の作成、海外マーケティングに関する問題が出題されます。

また、試験時間は40分で、70点が合格ライン。日商ビジネス英語検定2級も、テスト終了後にすぐに合否がわかるのが特徴です。

日商ビジネス英語検定2級のレベルをTOEIC、英検、Versantに換算した目安は次のとおり。

TOEIC 650~700点
英検 英検2級
Versant 55~68点

※上記のスコアはあくまで目安であり、該当レベルであれば必ず合格するという保証はありません。

日商ビジネス英語検定2級合格には、TOEICスコア650〜700、英検2級等に相当する英語能力が求められます。

なお、日商ビジネス英語検定2級も、合格率は非公表なので、正確な数値は不明。ただし、2級は3級よりもレベルが高いため、想定される日商ビジネス英語検定2級の合格率は、50%から70%と、3級よりもやや低くなると考えられます。

日商ビジネス英語検定2級は、3級と同様に公式テキストに記載されている内容を中心に出題されるので、合格するめには公式テキストを使ってしっかりと勉強をするとよいでしょう。

日商ビジネス英語検定1級

日商ビジネス英語検定の勉強をする人最後は、日商ビジネス英語検定1級についてです。

日商ビジネス英語検定1級は、海外取引の豊富な実務経験と、英語による十分なビジネスコミュニケーション能力が求められ、具体的には、市況レポートに基づく状況分析、契約書の作成、プレゼンテーションや交渉方法などといった問題が出題されます。

テスト時間は90分で、70点が合格ライン。また、日商ビジネス英語検定1級は記述問題が中心で、採点は複数の専門家による中央採点方式を採用しているのが特徴です。

選択問題がほぼないことから、運任せというわけにはいかないテストで、合格のためにはしっかりとした対策を取る必要があると言えます。

日商ビジネス英語検定1級のレベルをTOEIC、英検、Versantに換算した目安は次のとおり。

TOEIC 750~800点
英検 英検準1級~1級
Versant 61~70点

※上記のスコアはあくまで目安であり、該当レベルであれば必ず合格するという保証はありません。

上の表を見るとわかるように、日商ビジネス英語検定1級は、TOEIC750~800点、英検準1級~1級、Versant61~70に相当する英語力が求められます。

なお、1級の合格率も他の級と同様に公表されていません。また、公式テキストがなく試験の準備がしにくいため、合格率は20%から40%とかなり低くなると考えられます。

ただし、公式サイトに参考としてサンプル問題が用意されているので、一度サンプル問題を解いてレベルを確認することが可能です。1級のテストには長文読解もあるので、日頃から英字新聞を読むなど英語の文章に触れておくことを心がけると良いでしょう。

独自にテキストなどを使用して学習する場合は、ビジネス向けのものを選ぶことをおすすめします。

まとめ:日商ビジネス英語検定2・3級の合格を目指すなら公式テキストで学習を!

今回は日商ビジネス英語検定の難易度や合格率を各級ごとに解説しました

日商ビジネス英語検定はビジネス英語を扱うため、英語が得意な方でも問題が解けない可能性があります。

そのため、2・3級の合格を目指す場合は、公式テキストを購入してしっかりと学習しておきましょうまた、1級はテキストがないので、公式サイトにあるサンプル問題を解いて、出題される内容を事前にシミュレーションしておくと安心です。

日商ビジネス英語検定は英検、TOEIC、Versantと比較して知名度が低いですが、合格しておくと英語を日常的に扱う職種への転職には有利です。興味がある方はぜひ受験してみると良いでしょう。

なお、English Withでは他にもビジネスや転職活動で有利になる英語資格や必要となる英語レベルに関する記事を掲載しています。興味がある方はこちらもあわせてご覧頂ください。

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執筆者
Imai
Imaiです。大学時代に4年間、進学塾で英語講師をしていました。異文化について興味があり、ボランティアで国内案内をしたことも。現在は起業をしてライター、編集者、校閲者として活動中。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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