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フィリピンの英語教育事情を徹底解説【英語がペラペラな理由】

フィリピンの英語教育事情を徹底解説【英語がペラペラな理由】
※記事内にプロモーションを含みます。
フィリピン人はみんな英語が話せるけど英語教育事情はどうなってるんだろう?日本との違いも教えて欲しいな。
Ryo
Ryo
こんにちは!大学時代にアイルランドで1年間のワーキングホリデー留学をしていました、English WithライターのRyoです。大学卒業後はフィリピンの首都マニラに滞在し、日本語教師として約1年半働いていた経験があります。

今回はフィリピンの英語教育事情を詳しく解説します。

フィリピンに一度でも行ったことがある人なら、フィリピン人の英語の堪能さに驚いたことがある方も多いかもしれません。

ただし、フィリピンの第一言語は英語ではないため「どうやって英語を学んでいるんだろう?」と気になりませんか。

そこで本記事では、フィリピン人が英語を話せる理由を英語教育事情から探っていきます。

フィリピンの英語教育事情を知ることは、効率的な英語学習方法を確立する上で参考になるところも多いはずです。ぜひ読み進み進めてみてくださいね。

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フィリピンの英語教育は幼稚園から始まる?【日本との違い】

フィリピンの英語教育は幼稚園から始まる?【日本との違い】まずはフィリピンと日本の英語教育の違いについて解説します。

人口や島国であることなど共通点の多いフィリピンと日本。第二言語として英語を学ぶという点も同じですが、英語能力指数ランキングでは大きく差をつけられています。

アジア内での英語能力指数ランキング 参照EF EPI 2022 – EF 英語能力指数

理由としてはいくつか挙げられますが、最も大きな違いは英語教育の違いによるものと考えられます。

フィリピン 日本
英語学習の開始時期 幼稚園 小学3年生
小学校での英語レッスンのコマ数 5コマ/週 1コマ/週(3・4年生)
2コマ/週(5・6年生)

上記の表からわかるように、フィリピンでは幼稚園に入ったときから英語学習が開始されます。また、1コマ60分のレッスンが週5日程度行われるので、幼いときからみっちり英語を学ぶことが可能です。

一方、日本では小学3年生から英語教育が開始されます。また、3・4年生の間は1コマあたり45分〜50分のレッスンが週1日行われる程度と少なめです。

以上のことから、フィリピンは英語能力指数ランキングにおいてアジア2位と好成績を収めています。

フィリピンの英語教育に関する3つの特徴

フィリピンの英語教育に関する3つの特徴

ここまででフィリピンと日本の英語教育の違いをざっと解説しましたが、次にフィリピンの英語教育に関する特徴をより詳しく解説します。

ここにもフィリピン人の英語がペラペラな理由が隠されているので、1つひとつ見ていきましょう。

フィリピンの英語教育に関する3つの特徴
  1. 義務教育の期間が長い
  2. レッスン時間が長い
  3. 他教科を英語で学んでいる

1. 義務教育の期間が長い

1つ目は、義務教育の期間が長いという点です。

フィリピンでは幼稚園から高校卒業までの13年間を義務教育期間としています。また、英語教育は幼稚園のときから始まるので、早いうちから英語に触れておくことが可能です。

一方、日本では、義務教育が小学生〜中学生の9年となっています。また、英語教育は小学3年生まで行われないので、差がつくのも仕方がないと言えます。

フィリピンと日本の義務教育期間の比較
  • フィリピンの義務教育期間:幼稚園(1年)・小学校(6年)・中学校(4年)・高校(2年)
  • 日本の義務教育期間:小学校(6年)・中学校(3年)

2. レッスン時間が長い

2つ目は、レッスン時間が長いという点です。

フィリピンの英語レッスンは、短い場合で60分、長い場合で90分に及びます。

また、授業は週5日行われ、毎日英語を練習することが可能。これによって前回の授業で学んだことを忘れる心配がほとんどないため、効率的に英語が学べます。

フィリピンの英語レッスンのカリキュラム参照:Curriculum models (Philippines’ Curriculum Models)

3. 他教科を英語で学んでいる

3つ目は、他教科を英語で学んでいるという点です。

フィリピンでは、小学生の段階で、英語を使用して算数などの教科を学ぶ「イマージョンプログラム」と呼ばれる制度が導入されています。

このプログラムにより、英語をコミュニケーションの手段として使用することに慣れることが可能。そのため、学習科目としてではない、実践で使える英語を自然と身につけられます。

フィリピンの英語教育のキーポイント【講師の特徴】

フィリピンの英語教育のキーポイント【講師の特徴】

英語教育の成功は、英語講師の質にも大きく依存します。

そこでフィリピン人英語講師の特徴を知り、フィリピンの英語教育が成功している理由を探ってみましょう。

フィリピンの英語講師の3つの特徴
  1. 発音がアメリカ英語に近い
  2. スピーキングに慣れている
  3. 明るくフレンドリーな講師が多い
Ryo
Ryo
なお、以下の内容はオンライン英会話などでフィリピン人講師を選択しようか迷っている方にも役に立つはずです。

1. 発音がアメリカ英語に近い

1つ目は、発音がアメリカ英語に近いという点です。

フィリピンは1898年から1946年の約50年の間アメリカによって統治されていました。このことから、講師を始めフィリピン人はアメリカ寄りの英語を話すことが多く、アメリカ英語の発音に慣れ親しんでいます。

アメリカ英語は、イギリス英語と並んでグローバルスタンダードの1つです。そのため、フィリピン人講師からは世界で最も理解されやすい英語が学べると言えます。

2. スピーキングに慣れている

2つ目は、スピーキングに慣れているという点です。

フィリピンでは英語教育の歴史が古く、日常生活にも英語が浸透しています。

特に、ビジネスシーンでは現地語よりも英語の方が丁寧で好ましいとされるため、フィリピンの英語講師はほぼネイティブレベルで英語を話すことができます。

Ryo
Ryo
イマージョンプログラムでは講師が英語で授業をしなければならないので当然ですね。

3. 明るくフレンドリーな講師が多い

3つ目は、明るくフレンドリーな講師が多いという点です。

もちろん全員がそうとは言えませんが、一般的にフィリピン人は、その陽気なキャラクターで知られています。

そのため、フィリピン人講師は、生徒や学生たちと楽しくコミュニケーションをとることができ、英語学習のモチベーションを高めることが可能です。

Ryo
Ryo
フィリピンの英語教育が成功した背景には、楽しみながら学習できる環境があったことも1つの理由としてあるのかもしれません。

フィリピンと英語教育に関する質問【Q&A】

フィリピンと英語教育に関する質問【Q&A】最後にフィリピンと英語教育に関する質問をいくつか紹介します。

気になる質問があればみてみましょう。

フィリピンと英語教育に関する質問
  1. フィリピンの英語のレベルは高いですか?
  2. フィリピンと日本における英語教育の最大の違いは何ですか?
  3. 田舎の方に行っても英語を話せる人が多いですか?
  4. フィリピンでは日常的に英語が話されていますか?
  5. フィリピンに英語教育が浸透したきっかけは何ですか?

1. フィリピンの英語のレベルは高いですか?

Ryo
Ryo
英語レベルをはかる指標である「英語能力指数」の世界ランキングにおいて、フィリピンは第22位を記録しています。またアジアだけに絞るとシンガポールに次いで2位となっているので、英語レベルは高いと言えます。
英語能力指数ランキング

引用:EF EPI 2022 – EF 英語能力指数

2. フィリピンと日本における英語教育の最大の違いは何ですか?

Ryo
Ryo
フィリピンでは初等教育の段階から英語「で」学習する制度を採用しています。そのため、英語をコミュニケーションの手段として使用することに早い段階で慣れており、実践で使える英語を身につけています。

3. 田舎の方に行っても英語を話せる人が多いですか?

Ryo
Ryo
フィリピンでは田舎に行けば行くほど貧しい家庭が多く、そもそも学校に通えていない(通えなかった)方が多いため、あまり通じないことが多いです。ただし、マニラやセブなど観光客が多いエリアでは、問題なく英語が通じます。

4. フィリピンでは日常的に英語が話されていますか?

Ryo
Ryo
フィリピンでは、特にビジネスシーンにおいて英語がよく使われます。また、日常会話の際もタガログ言語(フィリピン現地の標準語)と英語をごちゃ混ぜで使うことが多く、これをタグリッシュ(Taglish)と呼んだりします。

5. フィリピンに英語教育が浸透したきっかけは何ですか?

Ryo
Ryo
フィリピンは1898年から1946年の約50年の間アメリカによって統治されていました。 この頃に、小学校から大学までの授業をすべて英語で行うようになったため、英語教育が徐々に浸透したとされています。

まとめ:フィリピンの英語教育はアジアトップ!特徴を知って自分の英語学習の参考にしよう!

今回はフィリピンの英語教育事情や日本との違い、フィリピン人講師の特徴などについて詳しく解説しました。

前述したように、フィリピンの英語教育は非常に高い水準にあり、ある調査によると、アジアではシンガポールに次いで2番目に英語能力指数が高いとされています。

そのため、フィリピンの英語教育が成功した要因を探ることで、効率的な英語の学習方法を見つけることができるかもしれません。

なお、フィリピン人講師は非常にフレンドリーでアメリカ寄りの英語が学べるといった特徴があります。

加えて、ほぼネイティブのレベルで英語を話すことができるので「アメリカ英語が学びたい方」や「楽しいレッスンが受けたい」といった方は、フィリピン人の講師から英会話を学ぶことをおすすめします。

以下の記事ではフィリピン人講師が在籍しているオンライン英会話をいくつか紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

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執筆者
Ryo
大学時代にアイルランドで1年間のワーキングホリデー留学をしていました。大学卒業後はフィリピンで日本語教師としてのキャリアを始め、現在はフリーランスWebデザイナー・ライターとして活動しながらジョージア(旧グルジア)に滞在中。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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