今回は、約1年半フィリピンに住んでいた経験のある私が、フィリピンの治安事情やフィリピンでトラブルに巻き込まれないための対策方法などを詳しく解説します。
昨今、英語留学の渡航先として人気を集めているフィリピンですが、素晴らしい留学経験をしたという方が多くいる反面、スリや強盗などの被害にあってしまった方々もいます。
そこでフィリピンに行かれる予定のある方は、フィリピンの治安事情を事前に把握して、治安が悪いと言われるエリアには近寄らないようにするのがおすすめです。
本記事ではフィリピンでトラブルに巻き込まれないようにするための対策方法などを解説しているので、楽しく安全にフィリピン留学・旅行をするために、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
フィリピンの治安事情を解説【基本情報】
まずは、フィリピンの治安事情を簡単に紹介します。
世界の人口推移や治安に関するデータを提供しているオンラインデータプラットフォーム「World Population Review」によると、フィリピンは2023年における安全な国ランキングにおいて、第125位にランクインされています。
引用:Safest Countries in the World 2023
日本はこのランキングにおいて、第10位にランクインしているので、結論から言うと治安が悪い方だと言えるかもしれません。
ただし、フィリピンには約7,000を超える島々が存在するとされており、その全域で治安が悪いという訳ではありません。
以下は外務省が発表しているフィリピンのエリア別危険情報ですが、首都マニラのあるルソン島や、英語留学に人気のセブ島周辺の治安は、危険レベルが「レベル1」と設定されています。
レベル1 | ルソン島、セブ島、ミンドロ島、パラワン島北部など |
---|---|
レベル2 | パラワン島南部、ミンダナオ島東部など |
レベル3 | ミンダナオ島西部、バシラン島など |
レベル4 | – – – |
フィリピン留学の人気渡航先はルソン島やセブ島にあるため、基本的には治安の悪いエリアに足を踏み入れることはないかもしれません。
ただし、スリや置き引きなどの軽犯罪は危険レベル1とされている場所でも起こり得ます。
そのため、留学や旅行などでフィリピンに訪れる際は、最低限の警戒心を常に持っておくのが良いでしょう。
フィリピンの治安が悪いと言われる5つの理由
ここまででフィリピンの治安事情について解説しましたが、フィリピンの治安が悪いと言われる理由はいくつかあります。
以下で1つひとつ見ていきましょう。
- 経済的に貧しい人が多いから
- 銃の規制が緩いから
- ドラッグが広く普及していたから
- 犯罪者の逃亡先となることが多かったから
- 日本の治安が良すぎるから
1. 経済的に貧しい人が多いから
1つ目は、経済的に貧しい人が多いからです。
フィリピンでは、貧困層と富裕層の社会的格差が顕著で、日銭を稼ぐためにスリや置き引きなどの犯罪に手を染めてしまう人が少なくありません。
また、首都マニラでも観光客を相手にお金をせびるストリートチルドレンが多いため、治安が悪いと言われるようになったと考えられます。
2. 銃の規制が緩いから
2つ目は、銃の規制が緩いからです。
フィリピンでは銃規制が緩く、一般市民でも警察に登録し許可を得ることで容易に銃が手に入ります。
そのため、過去にも拳銃を突きつけられて金品を要求された事件が過去にもいくつかありました。
参考:在フィリピン日本国大使館
日本では日常生活で銃を目にすることがおそらくないので、こういった背景からフィリピンの治安が悪いと言われるようになったのでしょう。
3. ドラッグが広く普及していたから
3つ目は、ドラッグが広く普及していたからです。
フィリピンでは、少し前までドラッグが広く蔓延しており、一般市民でも比較的簡単に手に入るものでした。
日本では、ときどきドラッグの所持・使用で逮捕される事件が起きたりしますが、身近なものではなく、普段目にすることはありません。
以上の理由から、「フィリピン = ドラッグが身近に存在するところ」というイメージが強くなり、治安が悪いと言われるようになったと考えられます。
なお、2016年〜2022年のドゥテルテ政権下で、ドラッグの取り締まりが非常に厳しく行われたため、現在はかなり改善しているようです。
4. 犯罪者の逃亡先となることが多かったから
4つ目は、犯罪者の逃亡先となることが多かったからです。
過去に、日本で犯罪を犯した犯罪人がフィリピンに国外逃亡するといった事件がいくつかありました。フィリピンは物価が安く、日本と犯罪者引渡し条約が結ばれていないため、逃亡先として選ばれることが多いようです。
こういった事件がテレビやメディアで放送される度に、フィリピンに対してネガティブなイメージを持つ人が増え、治安が悪い国と言われるようになったと考えられます。
5. 日本の治安が良すぎるから
5つ目は、日本の治安が良すぎるからです。
普段、日本だけで生活していると気が付くことはありませんが、世界的に見てかなり安全な国として知られています。
実際、世界の安全な国ランキングにおいて、日本は第10位にランクインされており、スリ・置き引きにあうこともほぼありません。
参考:Safest Countries in the World 2023
一方、フィリピンでは、ある程度警戒心を持っていないと、スリ・置き引きの被害にあう可能性があります。
そのため、相対的に見てフィリピンの治安は悪いと言われるのかもしれません。
フィリピンで治安が悪いと言われる場所を紹介
フィリピンは治安が悪いと言われがちですが、全ての場所が悪いわけではありません。
そのため、あらかじめ治安が悪いとされている場所を把握しておくことで、トラブルを避けることができます。
以下では、スリや置き引きなどのトラブルに巻き込まれやすいとされている場所をいくつか紹介しているので、参考にしてみてください。
- スラム街
- バー・ナイトクラブ
- カジノ
- ショッピングモール
- 現地の人が使う交通機関の中
1. スラム街
1つ目は、スラム街です。
フィリピンには、首都マニラやセブ島などの都市部の近郊に数多くのスラム街が存在しています。
スラムでは子供達が楽しそうに遊んでいるため、興味本位で内部の生活を覗き見てみたくなることもあるかもしれません。
しかし、目のつきにくい路地に迷い込んでしまうと事件に巻き込まれる可能性もあり得ます。
そのため、興味本位でこのようなエリアを訪れないようにしましょう。
2. バー・ナイトクラブ
2つ目は、バー・ナイトクラブです。
フィリピンの比較的観光客が訪れる街には多くのバー・ナイトクラブがあります。
現地の知り合いを作るために出かけることもあるかもしれませんが、ときおり外国人だとぼったくられたり、料金の支払いに使ったカードがスキミングされたりする事件が発生しているようです。
そのため、現地でバー・ナイトクラブを訪れる場合は、必ずお店のレビュー・口コミを確認したり、1人ではなく現地の友達と訪れるようにしましょう。
3. カジノ
3つ目は、カジノです。
フィリピンでは、多くの高級ホテルでカジノが併設されており、セキュリティもしっかりしているため、物乞いやストリートチルドレンが入ってこれないようになっています。
それでも、こういった場所で大金を持ち歩いているとスリや置き引きにあう可能性があるため、最低限の警戒心は持っておくと良いでしょう。
4. ショッピングモール
4つ目は、ショッピングモールです。
フィリピンには巨大なショッピングモールが多数存在します。
モールの中には多くの洋服ブランドやレストラン、ボウリング場や映画館などが入っていることが多いので、ほぼ毎日利用する方もいるかもしれませんが、こういった場所でもスリ・置き引きは絶えません。
5. 現地の人が使う交通機関の中
5つ目は、現地の人が使う交通機関の中です。
フィリピンでは、ジプニーやLRT・MRT・PNR(電車)など、現地の人が使う交通機関がいくつかあります。
これらを利用するとタクシーに乗るより断然安く移動できますが、混んでいる時間帯にはスリ・置き引きの被害に合うことが多々あるようです。
また、流しのタクシーやトライシクル(三輪車)などもありますが、現地の相場を知らない外国人が利用するとぼったくりの被害にあってしまう可能性もあります。
そのため、なるべくGrabなどの配車アプリを使うようにしましょう。
- Grab(タクシーが呼べる配車アプリ)
- Angkas(バイクタクシーが呼べる配車アプリ)
フィリピンでトラブルに合わないための対策方法
フィリピンの治安は良いとは言えないですが、以下の対策をすることでトラブルなく滞在を楽しめます。
これからフィリピンに留学や旅行でいく予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
- スラム街や歓楽街には近寄らない
- たくさんの現金を持ち歩かない
- 金品や財布を見せびらかさない
- 常に貴重品に意識を向けておく
- 移動の際は配車アプリを利用する
1. スラム街や歓楽街には近寄らない
1つ目は、スラム街や歓楽街には近寄らないということです。
首都マニラやセブ島などの都市部では、郊外にいくつかスラム街が存在します。
日本ではスラムが珍しいため、好奇心で訪れてみたくなる方もいるかもしれませんが、人目の付かない路地に迷い込んでしまうと、恐喝事件に巻き込まれてしまうこともあり得るでしょう。
また、フィリピンにはバーやナイトクラブなどが集まった歓楽街がいくつか存在しますが、ときどき見知らぬ人が近づいてきて睡眠薬入りの飲み物を飲ませた後で、金品・財布などを盗む「睡眠薬強盗」事件が発生しています。
そのため、スラム街やよく知らないバー・ナイトクラブには近寄らないのがおすすめです。
2. たくさんの現金を持ち歩かない
2つ目は、たくさんの現金を持ち歩かないということです。
フィリピンでは、治安の良いエリアでもスリや置き引きが起こる可能性が0とは言えません。
そのため、あらかじめ盗まれても痛くない程度の現金を持ち歩いておくのが良いでしょう。
3. 金品や財布を見せびらかさない
3つ目は、金品や財布を見せびらかさないということです。
フィリピンには、経済的に貧しい人が多いため、金品や財布を見せびらかしていると、スリの常習犯からターゲットにされやすくなります。
そのため、なるべく高価なものや財布はポケットにしまっておくようにすると良いでしょう。
4. 常に貴重品に意識を向けておく
4つ目は、常に貴重品に意識を向けておくということです。
フィリピンで治安が悪い場所については前述しましたが、スリや置き引きであれば、毎日利用するショッピングモールなどでも起こり得ます。
そのため、どこに行くとしても常に貴重品への警戒を怠らないようにしましょう。
フィリピンに限らず、海外では公共の場で貴重品を置きっぱなしにしたまま、どこかへ行ってしまうことはNGです。
5. 移動の際は配車アプリを利用する
5つ目は、移動の際は配車アプリを利用するということです。
ジプニーなど、現地の乗り物を利用すると移動コストを抑えられますが、外国人が乗っていると目立つため、スリのターゲットになってしまう可能性があります。
そのため、現地の友達が同伴でない場合は、配車アプリを使って移動するのがおすすめです。
配車アプリでは、ドライバーに対するレビューも確認できるようになっているので、ぼったくりなどの被害に合うこともないでしょう。
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フィリピンの治安を知る上でも留学する際はエージェントを経由するのがおすすめ
ここまででフィリピンの治安の悪い場所(スラム、バー・ナイトクラブなど)を紹介しましたが、治安の良し悪しは留学する都市によっても大きく異なります。
そのため、これからフィリピン留学に行く予定のある方は、留学先の治安事情を必ず調べておくようにしましょう。なお、インターネット上で見つけられる現地の留学情報は、場合によっては古くなってしまっていることもあり得ます。
そのため、最新の情報を知りたい方は、フィリピン留学に強い留学エージェントを利用するのがおすすめです。
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また、フィリピン留学に強い留学エージェントやおすすめの都市をいくつか紹介しているので、興味がある方はあわせてご覧ください。
まとめ:フィリピンの治安はエリアによって様々!旅行や留学に行く際は、訪れる場所の治安を確認しておこう!
今回は、記事の前半でフィリピンの治安事情を実際のデータとともに紹介し、後半では治安の悪い場所やトラブルに合わないための対策方法なども紹介しました。
フィリピンと聞くと「治安が悪い」といったイメージを抱く方が多いかもしれませんが、治安の良し悪しは都市や訪れる場所によって異なります。そのため、まずはこういった都市や場所に極力訪れないことで、トラブルに巻き込まれないように対策しましょう。
レベル1 | ルソン島、セブ島、ミンドロ島、パラワン島北部など |
---|---|
レベル2 | パラワン島南部、ミンダナオ島東部など |
レベル3 | ミンダナオ島西部、バシラン島など |
レベル4 | – – – |
- スラム街
- バー・ナイトクラブ
- カジノ
- ショッピングモール
- 現地の人が使う交通機関の中
なお、フィリピン留学に行くなら、語学学校の申し込みをしたり、海外旅行保険に加入したりと事前にしておくべきことがいくつかあります。これらの手続きは自分で行っても問題ありませんが、ミスなくスムーズに留学準備を進めるには、留学エージェントを利用するのがおすすめです。
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