この記事では、TOEICのリーディング対策が可能な初心者向け参考書を紹介します。
「TOEICのリーディング対策の参考書ってどれを選べばいいんだろう?」と迷ったことがある方は意外と多いのではないでしょうか。特にTOEIC受験が初めての初心者の場合「まず何をどう勉強したらいいのかよくわからない…」という方もいるはずです。
ここでは、おすすめの参考書とその選び方についても紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
TOEICリーディング対策ができる参考書の選び方
まずは、TOEICのリーディング対策が可能な参考書の選び方から紹介します。
参考書選びに迷っているTOEIC初心者の方は、参考にしてみてください。
- 解説が載っているものを選ぶ
- 単語力を強化できるものを選ぶ
- 文法力を強化できるものを選ぶ
1.解説が載っているものを選ぶ
TOEIC初心者がリーディング対策参考書を選ぶ時におすすめしたいのが、「解説が載っているものを選ぶ」ということです。
問題をどんどん解いていくことも大切ですが、不正解だった時になぜ間違ったのかを知ることも重要です。解説があると、その場で学び直すことができて非常に便利ですよね。
また、解説を読むことによって記憶に残りやすくなるというメリットもあるので、参考書選びに迷った時は、解説付きのものを選ぶと良いでしょう。
2.単語力を強化できるものを選ぶ
TOEIC初心者で単語力が十分でない場合は、単語力を強化できる参考書を選ぶことをおすすめします。
TOEICのリーディングパートに欠かせないのが単語力です。単語力が備わっていないと、リーディングパートの攻略は容易ではありません。
語彙力に不安がある場合は、単語帳やフレーズ集などを使って基礎の単語力をつけておきましょう。もし、ある程度の単語力がある場合は、TOEICの頻出単語を効率よく学べる参考書で勉強すると良いでしょう。
3.文法力を強化できるものを選ぶ
英語初心者で文法に苦手意識がある場合は、英文法を強化できる参考書を選ぶと良いでしょう。
リーディングがスムーズにできない理由として考えられるのが、文法の知識不足です。たとえ英文内の単語を知っていたとしても、文法力が不足していると文章を正確に理解することはできません。
きちんと英文を理解するためには、ある程度の文法力は必要です。文法力は、TOEICのリーディングパートの長文読解でも必要になるので、ぜひ対策しておくことをおすすめします。
TOEIC参考書の中には、文法にフォーカスしたものがあるので、そういったものを利用すると効果的に学習できるはずです。文法力がつくとリーディングが楽にできるようになるので、早速取り組んでみてくださいね。
初心者向け!TOEICのリーディング対策でおすすめの参考書【10選】
それでは早速、TOEICのリーディング対策参考書を紹介していきます。
それぞれ特徴が異なるので、1つずつ見ていきましょう。
- TOEIC L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- 1駅1題!TOEIC L&R TEST 文法特急
- TOEIC L&Rテスト 文法問題でる 1000問
- ゼロからのTOEIC L&Rテスト600点
- TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集
- TOEICテスト新形式精選模試リーディング2
- 新形式問題対応 世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part 7 読解]
- はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略
1.TOEIC L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+
「TOEIC L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+」は、TOEICの頻出単語を素早く学ぶための参考書です。
TOEICのリーディングには単語力が必要不可欠ですが、「実は英単語を覚えるのが苦手!」という英語初心者の方は多いのではないでしょうか。この参考書には、英単語をスピーディーに覚えられる工夫がたくさん仕掛けられています。
例えば、1つの例文の中に3つの頻出単語、重要単語を盛り込み、効率的に学習できるよう工夫されています。単語を1つずつ覚えるのは大変ですが、このように例文と一緒に学習できるとすぐにマスターできそうですね。
必須語彙に関しては、TOEICテストスコアアップ指導者養成講座(TTT)の講師陣が必修レベルを判定しています。目標スコアに応じてレベル表示されているので、自分が覚えるべき単語が一目で分かり、とても便利です。
また、各例文には音声講義を、そして各見出し語には解説が添えられている他、よくある出題パターンや用例など、TOEIC本番で役立つ知識が満載です。
例文と見出し語の音声は、それぞれ日本語と英語で収録。これは「ながら学習」をしている時に、英語だけだと意味が理解できないという初心者の声に応えたものです。また全見出し語をリズムに乗せて総復習できる「チャンツ音声」も用意されているので、楽しく単語学習ができるはず。
TOEICのリーディング対策に取り組むにあたって、まずは単語力をつけたいと思っている英語初心者は「TOEIC L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+」で学んでみてはいかがでしょうか。
2.TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」は、英語学習者から「金フレ」という呼び名で親しまれているTOEIC対策単語帳。著者は、TOEICの講師で有名なTEX加藤氏です。
この参考書では、TOEICで必要な単語を1,000個以上学ぶことが可能。英単語は、600点、730点、860点、990点の目標スコアごとに学習できるようになっているため、初心者から上級者まで使えるのが良いですね。
見開きページの左側にフレーズ、右側に英単語と日本語訳、そして解説が載っています。フレーズは空所補充になっているので、TOEICリーディングパート5の学習にぴったりですね。
また、解説が充実しているところも、この参考書の魅力。著者のTEX加藤氏自身、TOEICで100回以上満点を獲得しているので、解説を読むだけでも勉強になるはずです。
音声は、AI英語教材アプリのabceedで聞くことができます。英単語、フレーズの日本語訳、英単語フレーズの順番で流れるので、ながら学習にもおすすめ。再生速度の変更も可能なので、ぜひ色々なスピードで聞いて英単語に慣れていきましょう!
人気のTOEIC参考書でリーディング対策の学習をしたい方、特に単語力をつけたい方は、この参考書で勉強してみてはいかがでしょうか。
3.1駅1題!TOEIC L&R TEST 文法特急
「1駅1題!TOEIC L&R TEST 文法特急」は、TOEICのリーディング対策に必要な文法学習ができる参考書。著者は、TOEIC特化型スクールの運営をしている花田徹也氏です。
この参考書は、TOEICのリーディングパート5、6に必要な文法事項を網羅しているのが特徴。優先順位の高い順に掲載されているため、自分のレベルに合った学習を行うことができてとても便利です。
また、学べるのは正解の回答だけではありません。この参考書では、正解以外の選択肢など、周辺情報についても触れられています。
解いていた問題が不正解だった時、「なぜこの解答ではダメなんだろう」と思うことがありますよね。そんな時に正解以外の選択肢にも解説があると、より理解しやすいですし、次に同じような問題が出た時に迷わず正解できるようになります。こういった学習者目線の配慮がありがたいですね。
問題の音声は、先ほど紹介したabceedで聞くことができます。著者による解説の朗読音声も聞くことができるので、より理解を深められるでしょう。
「1駅1題!TOEIC L&R TEST 文法特急」は、学習者目線で作られた参考書でTOEICのリーディング学習をしたい方におすすめです。
4.TOEIC L&Rテスト 文法問題でる 1000問
「TOEIC L&Rテスト 文法問題でる 1000問」は、TOEICのリーディングパート5で出題される文法事項を網羅した参考書です。TOEICで500点を取得済みレベルの方が対象なので、初心者の中でもある程度の単語力がある方におすすめです。
この参考書の特徴は、収録問題が1,049もあるということ。問題をたくさん解きたい方にぴったりのボリュームですね。
見開きの左ページに問題、右ページに解説という構成なので、解答後すぐに正解と解説をチェックすることができ便利です。また、解説には正解以外の選択肢についても言及されています。その選択肢がなぜ間違いであるかまで説明されているため、納得しながら学んでいくことが可能。
音声はダウンロードができます。参考書内でも推奨されているように、音読やシャドーイングにも活用すると、より効果的に学べるでしょう。
TOEICのリーディング対策に英文法の強化が必要だと思っている方は、「TOEIC L&Rテスト 文法問題でる 1000問」で勉強してみてはいかがでしょうか。
5.ゼロからのTOEIC L&Rテスト600点
「ゼロからのTOEICL&Rテスト600点」は、TOEICを初めて受ける人、受けたことはあるけれど難しいと感じた人のための参考書。対象はTOEICスコア600点を目指す英語初心者です。
この参考書の特徴は、TOEICについて詳しい説明が載っているという点です。TOEICの申し込み方法や支払い、当日の持ち物や試験スケジュールまで詳しく紹介されているため、初心者でもイメージしやすくなっています。
レッスンは、パート1から7まで順番に掲載されており、それぞれ問題形式や時間、解答方法までわかりやすく載っているので、TOEICが初めての場合でもテスト内容がしっかり把握できるはずです。リーディングを強化したい方は、パート5から重点的に取り組むと良いですね。
「ゼロからのTOEICL&Rテスト600点」は、TOEICについて詳しく知りたい方や、スコア600点を目指している方におすすめの参考書です。
6.TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
「TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問」は、人気参考書「TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問」に、新たに模試を追加した増補版です。
模試は、本番そっくりの内容のものが3セット・600問収録されています。TOEIC公開テストのスコアが予想できる換算点表付きなので、自分の大まかなレベルを把握することができて便利です。
また、この参考書は解説が充実していることも特徴の一つ。リーディング問題では、選択問題を解くタイミングや、速く解く決め手など、TOEIC初心者にはうれしい情報がたくさん載っています。
その他、リスニング、リーディングの各パートに関する出題形式や時間配分の目安なども記されているので、解答にかける時間を意識しながら勉強できる点もありがたいですね。
「3回チャレンジ法」という、この参考書の活用方法も紹介されているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
この参考書は、模試に挑戦してTOEIC本番に備えたいと思っている方におすすめです。
7.公式TOEIC Listening & Reading 問題集
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は、ETSが制作したCD付属のTOEIC公式問題集。ETSとは、TOEICやTOEFL等のテストの開発機関で、教員認定や英語学習に向けた様々なサービスを行っているアメリカの非営利団体のことです。
ETSが実際のテストと同じプロセスで作成した問題を収録したこの参考書は、初心者をはじめ、多くのTOEIC学習者から支持されています。収録問題数は、テスト2回分の計400問とかなりの量。TOEICと同じ形式の問題に慣れることができるので、初心者にもおすすめです。
音声は、付属CDに加え、リーディングパートの一部の音声を特典としてダウンロードすることが可能。スマートフォンやPCで聞けるので、外出先でも勉強できます。
TOEICの開発機関が作った問題集でトレーニングしたいと思っている方には、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」がおすすめです。
8.TOEICテスト新形式精選模試リーディング2
「TOEICテスト新形式精選模試リーディング2」は、TOEICのリーディング対策参考書。難度が高めなので、「ある程度のリーディングスキルはあるけれど、TOEICに関しては初心者」という方におすすめです。
この参考書は、TOEIC990点獲得の講師陣が厳選したリーディングパートの模試5回分(100問)が収録されています。制限時間を意識しながら挑戦すると、より効果的な学習ができるので、ぜひ時間をチェックしながらスピーディーに解く訓練をしてみてください。
すべての設問に、正解を導き出すための詳しい解説が載っています。解説の「ボキャブラリー」で紹介されている語句はTOEIC頻出語彙なので、しっかり覚えておくと良いでしょう。
またこの参考書は、コラム欄が充実していることでも知られています。スコアアップのための戦略や、学習ポイントなどについて詳しく解説されているので、ぜひ目を通しておいてくださいね。
さらに、ダウンロード特典として、頻出語彙リスト、スラッシュリーディング用テキスト、本番形式マークシートが付いています。リーディング学習に役立つものばかりなので、活用すると勉強がはかどりますよ!
TOEIC本番を意識したリーディング対策学習をしたい方は、この参考書を使ってみてはいかがでしょうか。
9.新形式問題対応 世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part 7 読解]
「新形式問題対応 世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part 7 読解]」は、人気の参考書「世界一わかりやすい」シリーズの読解版です。著者は、英語学習アプリ「スタディサプリ」で知られている関正生氏。
対象者は、TOEICスコア600点~700点を狙っている英語初級者や、知識やスキルのすきまを埋めて800点以上を狙っている中~上級者です。
英語学習者の中には、「英文を読むのが苦手」という方がたくさんいるのではないでしょうか。「ボキャブラリーが少ない」「そもそも長文を読むのが苦手」など、様々な理由がありますよね。
この参考書では、リーディングが苦手な方でもステップごとに攻略法を学ぶことが可能。出題タイプ別に、英文を読む際のキーポイントが分かりやすく解説されており、これらを実践するだけでリーディングスキルの向上が期待できるようになります。
リーディングのポイントを押さえた後は、TOEIC本番を想定した演習問題に挑戦してみましょう。初心者でも、何度も解いているうちにリーディングに慣れることができますよ!
著者の関氏は、TOEICのリーディング対策でよく聞く「スキャニング」に対し、「スキャニングに頼っていると伸び悩む」という考え方の持ち主です。スキャニングとは、ザッと文章を読みながら必要な部分だけ抜き出すスキルのこと。スピードが求められるTOEICでは便利なスキルですが、これだけに頼っているとリーディングスキルの向上が望みにくいと述べています。
この参考書で学習すると、「英文全体を理解して解く」技術が身につきます。
正確にリーディングできるようになりたい方は、ぜひ「新形式問題対応 世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part 7 読解]」で学んでみてくださいね。
10.はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略
「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略」は、TOEIC初心者を対象にした参考書。著者は、英語参考書でお馴染みの小石裕子氏です。
この参考書の特徴は、TOEICのスコアアップに必要なすべてが揃った一冊完結型であるという点。TOEIC初心者で、何から始めたらいいか分からないという方に向けてのアドバイスから始まり、この参考書の使い方やTOEICの概要、各パートのトレーニングなど、盛りだくさんな内容になっています。
攻略法はパート別に紹介されており、勉強しやすい点が魅力です。攻略ポイントは「600点クリア」と「700点狙い」の二段階で表されているので自分のレベルに応じて使うことができます。
また、この参考書では、TOEICのスコアアップだけでなく、本物の英語力をつけるために必要な学習法やトレーニング法が紹介されています。
1冊でリスニングとリーディングの両方を効率よく学びたいと思っている方は、この参考書で勉強してみてはいかがでしょうか。
まとめ:初心者向け!TOEICのリーディング対策参考書で勉強しよう!
今回は、TOEIC初心者向けのリーディング対策に役立つ参考書を紹介しました。
単語力を強化できるものから文法を中心に学べるものまでありましたが、気になる参考書はありましたか?
様々な参考書があって迷ってしまった時は、解説が載っているものがおすすめです。また、文法や単語に苦手意識がある場合はそれらのスキルを強化できるものを選ぶと良いでしょう。
ぜひ自分にぴったりの参考書を見つけて、効率的に学習していきましょう!
また、TOEIC対策ができる英会話スクールで学べば、短期間でのスコアアップが期待できます。参考書では、疑問に思った点をすぐに解消できませんが、講師に直接聞けばすぐに解決することが可能です。
日本人講師のサポート付きで受講できるスクールもあるので、無料体験をまずは受けてみて検討してみましょう!
その他、English Withでは参考書情報をはじめ、初心者向けのTOEIC学習に関する記事を多数用意。文法や単語学習を考えている方におすすめの記事になっています。あわせて読んでみましょう。