TOEIC試験ではリスニングパート問題が45分間で100問、リーディングパート問題が75分間で100問出題されます。短時間に多くの問題を解く必要があるため、受験者の中には最後の方の問題を解く時間がなくなってしまうことも…。
しかし、800点以上のハイスコアを目指す場合には、効率的に試験時間を使い、全問を解く必要があります。
そこで、この記事ではTOEIC試験のパート別に適切な時間配分について解説。
これからTOEICを受験する方にも、すでに複数回受験した方にも、目標スコアを獲得するために役立つ内容です。ぜひ参考にしてスコアアップにお役立てください。
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目次
TOEICで時間配分を考えて試験を受ける3つのメリット
TOEICテストで時間配分を考えて試験を受けることには、以下の3つのメリットがあります。
- 効率的に問題解決を促す
- テスト中のストレスを軽減できる
- 解答の精度を向上できる
1.効率的に問題解決を促す
時間配分を考えながらテストを受けることは、効率的な問題解決を促進します。TOEICテストは一定時間内に多くの問題を解かなければならないため、時間を適切に配分することが重要です。
問題ごとに適切な時間を割り当てることで、過度に1つの問題に時間を費やすことなく、問題全体に対処できます。すべての問題を解く時間を確保することにより、試験をより効果的に受けることが可能になるでしょう。
2.テスト中のストレスを軽減できる
時間配分を考えながらテストを受けることは、試験中のストレスを軽減する助けとなります。ハイスコアを狙うには時間内に、すべての問題を解くことが必要です。
試験中に適切な時間配分を実践することでプレッシャーや不安が軽減され、より試験への集中力が高まります。適切な時間配分を実践することで十分な時間が確保されていることを認識でき、心に余裕を持って問題に取り組むことができるでしょう。
3.解答の精度を向上できる
TOEICテストの適切な時間配分を考慮しながら問題を解くことは、解答の精度向上につながります。適切な時間内に各問題を解くことを心がけると、焦った気持ちで問題に取り組むことなく、正確に答える余裕が生まれるためです。試験時間切れへの心配が減少するので、プレッシャーを感じずに問題を解くことは、結果的にスコア向上にもつながるでしょう。
また、適切な時間配分は、誤答を減らすことにも役立ちます。テスト中に時間配分を考えることで試験の効率性・ストレス軽減・精度向上といった効果をもたらすためです。時間を適切に管理し、自身の英語能力を最大限に発揮するためには、時間配分の重要性を認識しておくことをおすすめします。
TOEICの時間配分【リスニングパート別】
TOEICテストのリスニングパート全体の時間は45分間です。100問出題され、音声は1度ずつしか放送されません。そのため、かなりの集中力が必要です。
適切な時間配分は、各パートの性質によって異なります。以下に、一般的なリスニングパートごとのガイドラインを示します。
- Part1.写真描写問題 (約3分)
- Part2.応答問題 (約9分)
- Part3.会話問題 (約17分)
- Part4.説明文問題 (約16分)
Part1.写真描写問題 (6問・約3分)
TOEICリスニング問題のパート1は、写真描写問題です。
1つの写真を説明する4つの文章が読まれます。その4つの選択肢を正しく聞き取り、最も的確に写真の内容を描写しているものを選ぶ問題です。1問あたり約30秒ほどの時間を使うことができます。
問題文を聞いて写真に関する情報を理解するためには、問題が始まる前の説明時間やインターバルの時間を使って、写真の内容と写真から連想される英語表現をイメージしておくことがおすすめです。全体的に3分の解答時間配分を目指します。
Part2.応答問題 (25問・約9分)
TOEICリスニング問題のパート2は、応答問題です。
1つの文章または質問が流れた後、対応する3つの文章が読まれます。それぞれを正しく聞き取り、最も適した選択肢を選ぶ問題です。1問あたり約21.6秒ほどの時間で答えましょう。
パート2は問題用紙に選択肢A・B・Cしか記載がありません。パート1のように、事前に問題予想ができないため、問題が始まる前の説明時間やインターバルの時間は目を閉じたり、静かに深呼吸をしたりといった休憩時間に充てましょう。全体的に9分の解答時間配分を目指します。
Part3.会話問題(39問・約17分)
TOEICリスニング問題のパート3は、会話問題です。
数名のナレーターによる会話文が放送されます。1つの会話文に対して3問ずつ出題され、答えを4つの選択肢の中から選ぶ問題です。1問あたり約26.1秒程度の時間で問題を解いていきましょう。
パート3の選択肢は記載されているので、問題が始まる前の説明時間やインターバルの時間に先読みしておき、どんな会話文が展開されるかを予測しておくことがおすすめです。さらに、英文の放送が終わる前には3つの設問すべてに答えておくようにしましょう。
「1問先を読んで、英文放送中に全3問を答えておく」この作業を繰り返すことが、パート3を効率的に解いていく方法だとされています。全体としては、17分の解答時間配分を目指しましょう。
Part4.説明文問題 (30問・約16分)
.TOEICリスニング問題のパート4は、説明文問題です。
1人のナレーターによるアナウンスまたは説明文が放送されます。1つのトークにつき、3問ずつ正しい選択肢を選ぶ問題です。1問あたり約32秒ほどの時間で解答していきましょう。
パート4は、パート3と同様に3問の選択肢が記載されているので、放送が始まる前に選択肢を読んで内容を予測し、放送を聞き取りながら3問すべてに解凍しておくことがおすすめです。パート4は合計で約16分の解答時間を目指します。
TOEICの時間配分【リーディングパート別】
TOEICテストのリーディングパート全体の時間は75分間です。リスニングパートと同じく100問出題されますが、リーディングパートでは音声に沿って問題を進める必要がないため、時間配分は個人の能力に委ねられる部分が大きくなります。
まずは、全問を解き切ることを目標にTOEICテストを受けてみましょう。
- Part5.短文穴埋め問題 (約10分)
- Part6.長文穴埋め問題(約10分)
- Part7.1つの文書・複数の文書(約55分)
Part5.短文穴埋め問題 (30問・約10分)
TOEICリーディング問題のパート5は、短文穴埋め問題です。
空欄に入る正しい語彙・品詞・文法のいずれかを選択肢から選ぶ問題です。1問あたり約20秒ほどの時間で解答していきましょう。
品詞や文法を選ぶ問題では、慣れてくると1問5秒程度で解けるようになるため、パート5を早く正確に解く練習をしておき、後半の長文問題に時間を残せるようにしておくことがおすすめです。パート5の問題は、全体で約10分までに解くことを目標にします。
Part6.Part6.長文穴埋め問題 (16問・約10分)
TOEICリーディング問題のパート6は、長文穴埋め問題です。
パート5とほぼ同じ問題形式ですが、パート6では長文で出題されるので、文章を読み込む時間が必要となります。しかし、問題数は16問に減るため、1問あたり約37.5秒ほどの時間をかけることが可能です。
パート6では早く解こうとして空欄の前後の文だけを読む人がいますが、文頭から文末まで読まないと正しい答えを導けない問題も含まれるので、空欄の前後の文だけを読むことはおすすめしません。パート5の問題も全部で約10分間以内に解くことを心がけてください。
Part7.1つの文書・複数の文書 (54問・約55分)
TOEICリーディング問題のパート7は、1つの文書と複数の文書に関する読解問題です。
1問あたり約60秒程度の時間をかけられます。しかし、パート7に至るまでに脳が疲弊のピークを迎えようとしている時間帯に当たるため、もっとも予定時間配分通りに解答することが難しいパートでもあります。
長文読解問題は、新聞記事・雑誌・広告・テキスト・Eメールなどから出題されることが多いです。また、長文の前半に関する問題を設問1で、長文の中盤に関する問題を設問2で、長文の後半に関する問題を設問3といった順に設問が並べられています。
そのため、長文を読み込む際には、全体の内容を忘れないようにメモ書きや下線を引きながら、3つの設問を解くまでは内容を忘れないようにする工夫をすることをおすすめします。
メモを書き残しておくことで、長文を1回読むだけで3問を解き切ることができ、時間を無駄にすることがありません。パート7は約55分を使って、全54問を解くようにしましょう。
TOEICで時間配分を掴むためにおすすめできる学習アプリ【3選】
TOEICで時間配分を掴むためにおすすめできる学習アプリは、以下の3つです。学習アプリを利用することで、スキマ時間にも学習を進めることができます。積極的に取り組んでみましょう。
1.スタディサプリENGLISH TOEIC L&R対策
スタディサプリENGLISH TOEIC L&R対策は、リクルートが運営する英語学習アプリです。TOEIC対策のほかにも、日常英会話コースやビジネス英語コースも開講しています。そのため、TOEIC対策の学習にプラスして、英会話スキルの習得も同時に目指すことが可能です。
TOEICスコア990点取得した講師が監修したカリキュラムを使用でき、新形式に対応したオリジナル演習問題も完備。英単語からリスニング対策に至るまでスマホでも受講できるので、通勤・通学時間を利用してスキマ時間に学習を進めることができます。
TOEICスコアアップと英会話レベルアップを目指す方におすすめの英語学習アプリです。
以下の記事では、スタディサプリENGLISH TOEIC TESTの情報をまとめています。より詳しく内容を知りたい方はチェックしてみてください。
2.SANTA TOEIC
対応OS | iPhone/Android |
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料金 | 月額4,900円(税込)〜 |
無料体験 | 無料版は1日10問まで |
SANTA TOEICは世界で125万人以上の利用者を獲得した英語学習アプリです。テクノロジーを使った教育事業を主体に運営している「株式会社Langoo」によって開発されました。
過去の受講生から得た膨大なデータベースと学習AIを用いて、受講生一人ひとりに適したカリキュラムが作成されます。そのため、個々の英語レベルや苦手とする問題が分析され、スコアアップに向かって最適化された英語学習を受講することが可能です。
アプリ内で精度の高いTOEIC模擬試験を受けられたり、苦手とする分野を分析して練習問題を抽出してくれたりといった効率化された学習方法で、時短学習をしたい方におすすめのアプリです。
以下の記事では、SANTA TOEICを利用した内容をまとめています。より詳しくサービスを知りたい方はチェックしてみてください。
3.abceed
対応OS | iPhone/Android |
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料金 | 月額1,650円(税込)〜 |
無料体験 | 3日間 |
abceedは利用者数300万人を突破した英語学習アプリです。学習量×学習効率を最大化するサービスを提供する株式会社Globeeによって開発されました。
このアプリの特徴は200種類以上の人気市販教材が使い放題、130以上の映画やドラマコンテンツが見放題、TOEIC・英検の模擬試験も受け放題できることです。また、AIが膨大なTOEIC演習問題データから受講者に最適な問題を選んでくれるので、問題を選ぶ手間もありません。
コスパよく、たくさん問題を解いて、動画コンテンツでリスニングスキルもアップさせたいという方におすすめの英語学習アプリです。
まとめ:TOEIC試験では各パートの適切な時間配分で解いて、目標スコアを狙おう!
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この記事では、TOEIC試験で時間配分を考えて問題を解き進むメリットや各パート別の適切な時間配分、時間配分を掴むためにおすすめの学習アプリについて解説しました。
TOEIC試験ではリスニングパートに45分・リーディングパートに75分間の解答時間が与えられています。試験時間内で各パートごとに適切な時間配分を実践し、焦らずに問題を解答できるかが目標スコアを達成できるかのキーポイントです。
適切な時間配分で本番を見据えたTOEIC模擬テストを繰り返し練習することで、テスト時間をコントロールする力を身につけることができるでしょう。また、英語学習アプリでTOEIC対策の基礎学力や、パート別の時間管理スキルを向上させることはスコアアップの一助となります。
ぜひ、今回紹介した記事を参考に適切な時間配分でTOEIC試験を解き進めて、目標スコアを達成しましょう。
また、アプリで学びながらオンライン英会話を並行して活用するのもおすすめ。English Withでは他にも英語学習やオンライン英会話に関する記事を多数ご用意しているので、ぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね。