今回は、外資系への就職・転職を考えている方に向けてどの程度の英語力が必要なのか?についてお伝えできればと思います。
仕事面で英語が必要になる場面はどの業界でも増えてきており英語力のある人材は重宝されることも多々あります。
そのなかで、将来的に「外資系企業」へ就職・転職をし英語を使って働きたいと思う方も多くいらっしゃることでしょう。
English Withで編集長をしている僕も以前は、アメリカの大学に進学し英語力を活かした就職やキャリアアップを実現したこともあり、現場で実際に採用担当がどのくらいの英語力を求めているのかを肌で感じてきました。
そこでこの記事では、様々な観点から「外資系で働くための英語力」についてお伝えできればと思うので、就職・転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください!
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目次
外資系企業ではどんなケースで英語力が必要とされるのか?
まず最初に、どのようなケースで外資系企業では英語力を求められるのかについて説明していこうと思います。
僕の外資系企業での経験談も含めてお伝えしていくので参考にしてみてください。
同僚や上司が外国人のケース
業務内容の中に、海外本社との定期的なやりとりが頻繁に行われたり、同じ場所で働く同僚・上司が外国人の場合はもちろんメール・Web会議などをはじめ英語を使うケースは多くなります。
僕の場合も新卒で入社した外資系企業での基本的な業務は「英文のメールのチェック・作成」や海外部署との「Web会議」を行うことでした。
そのため、求められる英語力は、上司への仕事の報告・連絡・相談ができ意思疎通ができるレベルになります。
マーケティング・経理・人事などの職種のケース
外資系企業で英語力が求められるケースとしてよくあるのが「マーケティング・経理・人事」など、海外本社や支社との連絡を頻繁に行う必要のある仕事です。
これらの職種では、業務内容自体がミスできないような内容であったり、自発的な提案力などを行うこともあるので「ビジネス英語レベル以上」のハイレベルな英語力が必要です。
営業・コンサルタントなどの職種のケース
外資系企業で働く方の中で「営業」「コンサルタント」などの職種で働くケースも存在します。
営業力やプレゼンテーション力などのスキルも必要ですが、英語で提案するといった内容が多いので「スキル×英語力」で高いレベルのものが求められます。
マネージャー・ディレクターを目指すケース
外資系企業でキャリアアップしたいと考えているのであれば「マネージャー」や「ディレクター」といったポジションで求められる英語力が必要になります。
海外本社や上司・役員などの上層部とのやりとりをはじめ、会議への出席も増えることを想定すると、ハイレベルな英語力が必要とされるでしょう。
勤める企業では、さまざまな国籍の人が在籍しておりアクセントの異なる英語を耳にする機会もあるかもしれませんし、チームメンバーに英語で指示したり相談に乗ったりすることもあります。
そのため、ビジネスで使える基本的な英語力をはじめ「コミュニーケション能力」もしっかりと身につけておくことが大事ですね。
外資系企業でも日本支社の社員数が少ないケース
外資系企業でも日本進出が間もない場合は、海外本部とのコミュニケーションも増え英語で業務を進めるケースがあります。
日本でのルールに基づいて支社を拡大していくため、スタートアップに近い業務内容である可能性も高いです。
そのため、役職や職種に関係なく相応の英語力やコミュニケーション能力が求められるでしょう。
外資系企業ではどの程度の英語力が必要か?【目的】
ここからは、この記事の本題でもある「外資系企業で求められている英語力とはどの程度なのか?」を項目別に紹介していきます。
「英語力」は資格など目に見える形で企業から求められる場合もありますし、実践的な英語力を過去の経歴から判断されるケースもあります。
例えば、TOEICのスコアである場合や、過去の経歴から英語を使ったコミュニケーションを同僚や上司と行ってきたかなどです。
ここで外資系企業がどんな英語力を欲しているのか理解し、準備に励みましょう。
- TOEIC700点以上のスコア取得
- ビジネスメールや資料作成時のライティングスキル
- 社内ミーティングや取引先とのやり取りで使われる英語力
TOEIC700点以上のスコア取得
外資系の企業では上司が外国人で英語でのコミュニケーションを求められるケースは多くあります。
特に、キャリアアップを目指すには、彼らとの意思疎通をスムーズに行える英語力が必要になり、一定の英語力を測る指標を就職・転職時には提示する場合が多いです。
その指標となるものが「TOEICのスコア」です。TOEICは日本で最も有名な英語力測定テストと言っても過言ではなく、多くの外資系企業が採用基準として設けています。
そして、外資系への就職・転職を視野に入れた時に基準となるTOEICスコアはおおよそ「700点以上」とされています。
上記の写真では、外資系企業と同等の海外部門で働く社員に求められるTOEICスコアは690点とされています。
あくまでも点数だけの話ですし、日本でメジャーなテストである「TOEIC L&R」だけではスピーキング・ライティング力は計られません。
そのため、完全英語オンリーで仕事するような外資系企業では、スピーキング力なども必要とされます。ただ、その前提として「TOEIC L&Rで700点以上のスコア」は取得しておきたいところですね。
まだ、満足のいくTOEICスコアを取得できていない方は以下の記事で「TOEIC対策ができるオンライン英会話スクール」をまとめているので参考にしてみてください。

ビジネスメールや資料作成時のライティングスキル
僕自身の経験ですが、外資系企業で最も英語を使う機会が多いのは、プレゼンや交渉で使う英語力ではなく「関係者とのメールのやり取り」が多いです。
一般的な社会人の仕事でもメールチェックや返信は毎日のように行われるので想像がつきやすいかと思いますが、外資系企業の場合でも「ビジネスライティング」というものは大事。
ここでのレスポンスに過ちがあったり時間がかかってしまうと、仕事そのものに影響が出てしまいます。また、自身の読解力や英作文のスキルが低く相手に意思疎通してもらえないケースも良くありません。
また、レポートを作成する際にも英語力が必要になります。相手に理解してもらえやすいレポートを作成するために、資料を理解できる読解力をはじめ、論理的に組み立てる方法を英語で説明できるスキルが必要です。
そのため、ビジネスの現場でよく使われるライティングスキルを身につけておき、自分の言葉で文章が作れる英語力を習得しておきましょう。
英文作成や文法力に自信のない方は以下の記事で紹介しているオンライン英会話スクールで学ぶのもおすすめです。

社内ミーティングや取引先とのやり取りで使われる英語力
外資系の企業によっては、定例ミーティングや他社とのやり取りの際に英語力が必要とされるケースがあります。
つまり、相手の話を聞いて汲み取った上で話をする「リスニング・スピーキング力」が必要です。これは、ただ話せる英語力があるだけでなく「自信を持って英語を使っている」姿勢なども重要。そのため、英語を自然に使えるレベルにしておくことが大事です。
社内で行われるミーティングであれば、まだフランクに会話できますが取引先やお客様が外国の方という場合には「丁寧なビジネス英会話」が求められます。
高い英語力を持っている場合は、このようにミーティングやクライアントに対しての英語力が求められる場合もあるので、そのレベルで仕事をしたい方は学習しておきましょう。
リスニング・スピーキングをメインに高い英語力が習得できる英語コーチングスクールを以下の記事で紹介しています。気になる方は参考に学習を進めてください。

英語力を活かして外資系企業で働きたい方へおすすめの転職エージェント【目的別】
ここまでは、外資系企業で英語を求められるケースや必要な英語力についてお伝えしてきました。
英語力があっても実際に海外転職する際には「自発的に求人情報をリサーチしなければいけない」ので、ここからは「おすすめの転職エージェント」をまとめて紹介。
「英語力がすでに備わっている方」でも「外資系企業に興味のある方」でも、まずは自分の転職目的にあったエージェントを知っておくことで、求人情報を確認したり準備に励めるのでチェックしてみましょう。
転職エージェントはかなり数が多いのでここでは目的別に分けてお伝えします。
※各転職エージェントの特徴について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

多くの求人数から外資系企業をリサーチしたい方向け
外資系への転職を視野に入れている方の中では間口広く多くの求人からリサーチしたいと考える場合はよくあります。
まだ英語力に自信のない方でも、多くの求人の中には徐々に英語を使った業務ができる求人情報なども用意されているので、できるだけ多い内容から探してみるのもおすすめ。
多くの外資系求人情報を扱っている転職エージェントは以下になるので、まずは登録をしておくのが良いでしょう。
僕が転職活動を行なっていた際にも「リクルートエージェント」「doda(デューダ)」は登録して多くの求人情報を参考にできたのでおすすめ。掲載数は業界トップクラスを誇るエージェントです。
外資系企業の日本支社で働きたい方向け
外資系企業といっても働き先は国内であるケースは多いです。
国内に支店を構える外資系企業であれば「日本人の上司や同僚」が在籍していたり、英語と日本語もバランスをうまく保ちながら業務を覚えていけるなどのメリットがあります。
そのような環境で仕事を始めたいと考える方は「国内の外資系企業に強い転職エージェント」を利用するのがおすすめです。
特に「JACリクルートメント」は外資系転職エージェントでは知名度が高く「年収600~1000万円」のハイクラス向けの求人も多く掲載。
その他の転職エージェントも比較的国内にある外資系企業への情報や知識を持っているので、登録してみてアドバイザーにじっくり相談してみるのも良いでしょう。
外資系企業で海外勤務を考えている
外資系の企業への転職を希望しているか方の中ですでに英語力を持っている場合は「海外就職」を視野にいれるのもおすすめ。
日本とは全く異なる環境下で、英語を使う海外の同僚や上司と英語でコミュニケーションを取りながら仕事ができるので良いキャリアアップに繋がります。
そんな方には「外資系企業との取引が多い転職エージェント」から求人情報をチェックしていきましょう。専門性の高いアドバイザーから海外勤務についての情報やノウハウなども教えてもらえるので良い転職活動が行えます。
特に、先ほど紹介した掲載数No.1の「リクルートエージェント」やヘッドハンティング型の「ロバートウォルターズ」は、外資系の求人情報をはじめ、海外経験豊富なアドバイザーも多く在籍しているのでおすすめ。
最後に:外資系企業で働きたい方は英語力の向上は必須!
今回は、外資系企業で求められる英語力や転職エージェントについて紹介しました。
僕が外資系に就職した当時も「TOEIC700以上」であることや英語でのコミュニケーション能力は問われていました。外資系の企業であれば英語を使うことは当たり前ですので、よりキャリアアップを目指すのであれば「英語学習」は必須です。
特に、現在の仕事を行いながらの転職活動であれば学習に割く時間も限られてくるかと思うので「オンライン英会話」や「オンライン英語コーチング」で効率的に英語力を上げていきくのがおすすめです。
英語力を高めながら、自分に適した転職エージェントから外資系企業に関する求人情報を探していきましょう。